Ripple(リップル)社の国際送金システムxViaによる初送金をマレーシアのスタートアップが成功させる
Crypto Times 編集部
マレーシアのスタートアップである「MoneyMatch(マネーマッチ)」が、リップル社の国際送金システムxViaを使いスペインへの送金に成功したことが発表されました。
xViaとは、RippleNetを活用した国際送金システムに接続するためのAPIソリューションのことをいいます。xViaを利用することで、RippleNetに参加していない企業もRippleNetの送金網に接続でき、シームレスな国際送金を行うことが可能です。
今回のスペインへの送金は、マレーシアの通貨であるリンギットをユーロに交換する形で行われたといい、送金後さらにドイツ、ラトビア、アイルランドへの送金も成功したと報告されています。
また、従来の送金手段である「SWIFT」であれば何日もかかる送金が、「xVia」を用いることで2時間足らずで完了したことも分かっています。
今回の送金の成功に対して、マネーマッチのエイドリアン・ヤップ氏は以下のように述べました。
「若いマレーシア人が設立したフィンテックスタートアップがリップルのブロックチェーンと結びつき、マレーシアからヨーロッパへの国際送金が可能であると示せたことを誇りに思います。
リップル社のxViaの導入は、今回のマネーマッチの他に、ロンドンに本拠を構えるフィンテックスタートアップのPlatoも発表しています。
同社のCEOは今年8月にプレスリリースで、「Platioは暗号通貨とフィアットの両方の特色を引き出すことを目指す」と発表しており、リップル社のシステムの導入には多くの注目が集まっています。
記事ソース:Ripple’s xVia used by MoneyMatch to conduct cross-border transactions from Malaysia