ビットコインとソラナを繋ぐ次世代通信レイヤー「Zeus Network」AMA レポート

ビットコインとソラナを繋ぐ次世代通信レイヤー「Zeus Network」AMA レポート

ビットコインとソラナ (Solana) をシームレスに繋ぐZeus NetworkのAMAをCryptoTimes公式コミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。

今回のAMAでは、Zeus Networkが目指す目標や競合との差別化、提供されるサービスなどについて詳しく伺いました。

以下はAMAの内容を要約したものです。

目次

AMA概要

  • 日時:8月17日(土)21:00
  • 場所:bb Discord AMA-Voice/Chat
  • 賞品:$100相当の$ZEUS × 5名

スピーカー

AMAの内容

自己紹介とZeusの概要

私はピーターです。Zeus Networkのコアチームのメンバーです。現在、Zeusの最初のdAppであるApolloをリードしています。

Zeus NetworkはSVM (Solana Virtual Machine) 上に構築されたパーミッションレスの通信レイヤーです。私たちはソラナに外部流動性をもたらすことを目指しており、現在はビットコインをソラナに導入し、ソラナDeFiエコシステムにおいてその流動性を利用可能にすることに注力しています。

Zeus Networkの最終的な目標は何でしょうか?

ソラナはエコシステムとして、またチェーンとして大規模な採用が可能であり、将来的にはクリプト全体のアプリケーションレイヤーになり得ると考えています。

また、ビットコインについて長期的にはより多くの国、組織、企業で採用されるようになると考えています。そして、ビットコインは仮想通貨分野におけるフラッグシップとなるデジタル資産であると信じています。

Zeus Networkは、高速で手数料が安く、使いやすくてユーザーフレンドリーなユーザー体験を活かし、あらゆるブロックチェーンにとってのプレミアムなレイヤーソリューションとなることを目指しています。

私たちはソラナの外部に流動性をもたらし、すでに強固なエコシステムが存在するソラナにその流動性を引き入れたいと考えています。そして私たちはこれらの活動を通して、ソラナがエコシステムとして成長するよう支援しています。

現在、Zeus Network以外にもBitlayer、Merlin chainなど多くのビットコインスケーリングソリューションが登場しています。Zeusが現在持っている優位性や独自の強みはなんですか?

それは非常に良い質問です。この1年で、多くの新しいプロジェクトがビットコインエコシステム、特にビットコインL2ソリューションに進出しているのを目にしました。彼らの課題はチェーン上で日々やり取りをしている実際のユーザーを獲得することだと思います。

その点、ソラナでは需要の増加、新しいユーザー、そして多くの新しい地域ユーザー、特にアジア太平洋地域からの参加が見られます。香港、台湾、日本、韓国、ベトナム、シンガポール、マレーシアといった国々です。開発者も増えており、Superteam Japanが最近立ち上がり、Superteam Vietnamとも協力して取り組んでいます。

Superteamとは
Superteamは、各国の代表者がソラナ財団からの助成金を受けて、自国のソラナエコシステムの成長を促進するためのコミュニティ

つまり、ソラナコミュニティには実際に活動するユーザーと開発者が存在し、多くの企業やプロジェクトがソラナをより良いエコシステムにするために協力して開発を進めているのです。

私たちにとっての利点は、他のプロジェクトと比較して許可制ではなくすべてが透明性がありチェーン上で可視化されていることです。私たちは分散型でパーミッションレスなアプローチでソラナ上に構築することでクロスチェーン資産と相互運用性において革命を起こそうとしています。

ソラナにはすでに多くのユーザーが存在し、近年目覚ましい成長を遂げているブロックチェーンです。私たちはソラナを断片化された流動性を統合するハブとして確立したいと考えています。ソラナレイヤー自体がすべての人が頼りとするレイヤーとなりオールインワンのエコシステムになることを目指しているのです。流動性はすべてソラナ上にあり多くのサイドチェーンやL2、さまざまな場所に分散しているわけではありません。

Zeus Networkが目指すのは、流動性を直接ソラナに持ち込み人々が簡単に利用できるようにすることです。ビットコインの利用やzBTCの保有がよりシンプルになります。ユーザーはzBTCを使って流動性を提供することでDeFi戦略から利回りを得たり、セルフカストディのもとでzBTCを利用したりできます。

私たちZeus Networkと他のネットワークとの違いはまさにここにあります。私たちは許可制ではなく、透明性を重視しすべてをチェーン上で管理しています。ビットコインの取引はビットコイン上で行われますが、ソラナのバリデータによって検証されます。

少額のビットコイン保有者でもzBTCの発行は可能でしょうか?

zBTCはソラナ上の1対1でペグされるビットコインと同等の資産です。誰でもApolloにビットコインを入金することで発行できます。現在、私たちはApolloの最終テストネットを実施中です。

皆さんにテストネットを試してみることをお勧めします。毎日5BTC分のテスト用ビットコインを無料で請求でき、テスト用ビットコインの入金とzBTCの受け取りのプロセスを練習できます。そして、入金、出金などのユーザー体験が得られます。

ソラナチェーン上の他のビットコインスケーリングソリューションと比較してZeus Networkはどのような点が異なるのでしょうか?

Zeus NetworkのビジョンはzBTCに限定されるものではなく、外部の流動性をソラナにもたらすことです。

私たちは「ZPL (Zeusプログラムライブラリの略称) 」と呼ばれるプログラムを持っています。これはオープンソースとしておそらく年末か来年には公開予定です。

そして、私たちは他のラッピングされたビットコインとも協力していく予定です。例えば、私たちはStacks、Stacks Foundationと緊密に協力していきます。Nakamotoアップグレードにより彼らはsBTCを持つことになります。

基本的に、これらの種類のビットコインのラッピングバージョンは、zBTCを通じてソラナに載せられます。Zeusノード、Zeusトークノミクス、そしてZPLアーキテクチャという私たちの設計思想により、Zeusネットワークを通じてソラナに流入する取引量はネットワーク自体によって価値が捕捉され、その収益はZeusノードに還元される仕組みになっています。これが、zBTCやZeus Network、ZPLアセットと単なるビットコインのラップバージョンとの決定的な違いです。

Zeus Networkは、単なるラップバージョンを提供するのではなく、ソラナに多様な流動性をもたらすエコシステムです。zBTCだけでなく他のあらゆる資産もソラナに歓迎します。

Zeus Networkは私たちのzBTCに限定されず、他のものも歓迎するエコシステムです。

また、私たちはソラナのDeFiプロジェクトとも積極的に協力しています。例えば、Kamino、Raydium、Orca、Driftなどが挙げられます。これらのプロジェクトはzBTC、sBTC、あるいはZPLによってソラナに持ち込まれたその他あらゆるBTCのラップバージョンなど、その形態を問わずソラナ上のビットコイン流動性を活用できる可能性を秘めています。ソラナのDeFiは私たちがもたらす流動性によってさらに発展していくでしょう。

Apolloについて詳しく教えてください

ApolloはZPLを使ったZeus Network上に構築された最初のDAppです。

Apolloは「Zeus Networkが動作している」ことを示すデモンストレーションとも言えます。私たちが解決しようとしている最初の問題はビットコインをソラナにもたらすことです。

APOLLO と Zeus Network の概要

Zeus Networkを基盤となるレイヤーと考え、Apolloはその上に構築された最初のDAppと考えてください。ビットコイン保有者はビットコインをブロックチェーン上で安全にロックしたまま、ビットコインのネイティブ通貨で利回りを獲得できるようになります。Apolloはソラナ上で1対1のペグzBTCを発行し、預金者は2つの方法で管理できます。

1つはApolloのDeFi戦略を通して金利を得るためのカストディアン方式での管理です。そしてもう1つは自身でzBTCを完全にコントロールする方法です。

– Apolloのサービスは、顧客に利回りを提供するためのポートフォリオとして選択できるものというイメージでしょうか?

つまり、利回りを稼ぐには2つの方法があるということです。1つはApolloのVaultです。このVaultはまだ正式に発表されていませんがセキュリティのために7人の署名者がいて分散化されています。

私たちは皆さんのビットコインを直接保有することはありません。ビットコインは信頼できる署名者によって保管されます。また、私たちは大手の保管機関とも提携しておりこれらの詳細はサービス開始前に発表される予定ですのでどうぞお楽しみに。これが私たちの最初の戦略です。ビットコインを預ける際に、最適な利回り戦略を提供し、皆さんが最高の利回りを見つけられるよう努めます。

2つ目の戦略はユーザーが自分で取引したい、もしくはビットコインのポジションを維持したいと考える場合に対応するものです。例えば、ソラナがビットコインを上回る可能性があると予想した際、zBTCを使ってSOLに交換できます。もしSOLがより大きな利益を生んだ場合、再度zBTCに戻すことが可能です。これにより、ソラナを通じてビットコインのポジションを柔軟に取引する機会が提供されます。

将来的にZeus Network上にどのようなdAppsが構築されるのでしょうか?

過去6か月間にわたって私たちが見てきたことについてお話ししたいと思います。

私たちの目標は、ビットコインとソラナのエコシステムをサポートすることです。ビットコインの時価総額は1兆ドル、もしくは2兆~3兆ドルに達することもありますが、その歴史を振り返ると保有者はビットコインを単に保持しているだけでその流動性を活用できていない部分があります。今年はビットコインとソラナのエコシステムにとって非常にエキサイティングな年になると考えています。なぜなら、様々なラップドビットコインのバージョンが登場し、保有者はビットコインで利回りを生み出せるようになるからです。

私たちはビットコインのセキュリティに焦点を当て、保有者がソラナのDeFi上で許可不要かつ匿名でやり取りできる環境を提供したいと考えています。私たちは中央集権的な存在ではなくKYC(本人確認)は必要ありません。検閲を心配せず自分の戦略を実行することができます。そのためビットコインの成長には大きな可能性があると考えています。

ソラナにはすでに堅固なエコシステムがあり多くのDeFiプロトコルや企業が存在していますが、流動性の需要は非常に高いです。例えば、KaminoのUSDCやPayPal USDの借入市場を見ても、流動性を提供する資産に応じて10~19%の利回りが得られます。私たちはビットコインエコシステムのパートナーと協力し、Stacking DAOのリステーキングモデルやsBTCのロードマップについて話し合いを進めています。具体的なパートナーはまだ発表していませんが、Kamino、Orca、Raydium、Driftなどのアクティブな企業が協力しています。また、Ethenaもソラナに参加しており彼らも今後のパートナーとして考えています。

私たちは、流動性を提供することでさまざまなDeFiプロトコルや企業に貢献し、ソラナのエコシステム全体でその流動性を共有できるようにすることを目指しています。

一方、ビットコインのエコシステムにおいては、ビットコインL2、Runes、Ordinalsがあります。これらの資産はZPLアセットに分類され、ソラナにブリッジすることが可能です。ソラナユーザーやRunes、Ordinalsに参加している多くのDegenたちがコミュニティの一員となり、ビットコイナーもDeFiについてより深く学んでいます。

こうした背景から、Zeus Networkとしてはビットコイン保有者が利回りを得られるようサポートし、エコシステム間のギャップを埋める中心的な存在を目指しています。

暗号通貨に関するTwitterやオフラインコミュニティ、テレグラムグループでは、ビットコイン以外の知識も学ばれています。これらの人々は基本的にビットコインを保有しているだけで、何もアクションを起こしていませんでした。しかし、新しいイノベーションやプロジェクトが次々と登場し彼らの関心を引きつけています。その結果、他のエコシステムについても少しずつ学び始めています。ソラナはビットコインエコシステムに初めて関わる人々やビットコイン保有者にとって非常に注目される存在です。

Zeus Networkとしては、ソラナの成功を期待しており、ビットコイン保有者が利回りを得られる仕組みを提供したいと考えています。また、異なるエコシステムやチェーン間のギャップを埋める中心的な役割を果たすことを目指しています。しかし、まずはビットコインのエコシステムに注力して取り組んでいく予定です。

Zeus Network上でdAppsを開発するプロジェクトが出てくる予定ですか?

私たちはすでに厳選したパートナーと協議を進めています。

これらのプロジェクトはDeFi戦略、ステーブルコインの利回り、取引などにおいて、zBTCの流動性を活用したいと考えています。

これらは非常に重要で需要が高いと考えています。なぜなら多くの機会がそこにあるからです。流動性が確保されると開発者がそれを活用し構築を進めることでしょう。

その結果、ユーザーはその流動性を活用し戦略から利益を得る可能性があります。開発者は手数料収入を得られ、流動性を提供する人々も利回りを生み出せるようになります。このように健全ですべての関係者が利益を得られる状況が生まれると考えています。

今後、日本のコミュニティをどのように巻き込んでいくつもりですか?

私たちの計画では日本のコミュニティと関わる方法は多くあります。私たちはIVSを通じて日本のコミュニティとの初期的なつながりを築きました。京都でSuperteam Tokyoのメンバーと会い、CryptoTimesの皆さんにもお会いしました。その結果、日本のエコシステム内のビルダーたちと強固なネットワークを形成できました。Solana Super TokyoとWebXにも参加予定で、2回東京に行くことになります。非常に忙しい月ではありますが、日本での事業拡大に大きな期待を抱いています。もしコミュニティリーダーや、もっと深く関わりたいと考えている方がいれば、ZWG(ゼウス・ワーキング・グループ)というプログラムがあります。

ZWGには2つの役割があります。1つ目はワーキンググループメンバーとして、チームと協力して情報を共有し、TwitterやDiscordでの日本語コミュニティの構築を支援する役割です。2つ目はアンバサダーとして、翻訳やスレッドの作成を通じてZeus Networkに関する正確な情報を広め、認知度を高める役割です。ここで、感動的なエピソードを1つ共有したいと思います。あるメンバー、AJさんの話です。彼は私たちの最初のアンバサダーとして参加してくれ、日本語コミュニティの構築やスレッドの作成に大いに貢献してくれました。そして最近、彼はSuperteam Japanの初期メンバーの1人に選ばれました。これは私たちが目指していたものであり、コミュニティに参加した人たちが私たちとともに学び、成長し、Web3の世界で活躍する姿は非常に誇らしいことです。

また、ZEUS保有者の方々にはノード参加の機会もあります。ノードの設計と要件については、9月か10月に発表予定で、参加者はその詳細を知ることができるでしょう。これによりどの程度の利回りやインセンティブが得られるのかも明確になります。

私たちは成長に貢献できるさまざまな方法を常に探しています。プロダクト面でもコミュニティ面でも、成長に繋がる機会を見つけたいと考えています。テストネットへの参加もその一つの方法です。過去のZeusキャンペーンでは、テストネット参加者に対してエアドロップを行いました。今回も同様の可能性があるのでぜひテストネットに参加してください。何かしらの報酬が期待できるかもしれません。

ただし、テストネットに参加する際は定期的に繰り返し参加し、本物のユーザーとして貢献することが重要です。一度きりのロボットのような振る舞いではなく、忠実なコミュニティメンバーとしてフィードバックを提供し、サポートをしてくれる方々に報酬を与えたいと考えています。これがテストネット参加のコツです。一貫して本物のユーザーとして関わり続けてください。

ユーザーやコミュニティがZeus Networkに参加するにはどうすればいいですか??

私たちのコミュニティでは興味をお持ちの方からのご連絡をお待ちしています。

応募には、Discord IDやTwitter ID、過去に手掛けた作品や投稿スレッドなどの情報を記入する申請プロセスが必要です。これらの情報を確認した上で、毎期ごとに優秀な新規応募者を選定しています。また、非活動的なメンバーを排除するための定期的な審査も行っており、コミュニティ全体の活性化を図っています。

私たちはこのプロセスを非常に重要視しており、全メンバーが努力し、最善を尽くして貢献していることを確認したいと考えています。応募に興味がある方は、ぜひご連絡ください。

このポジションは有給であり、報酬はZeusトークンにてお支払いします。私たちと共に成長し、成功を分かち合いながら、この素晴らしい旅の一部となっていただければ幸いです。

Zeus Networkのセキュリティモデルについて詳しく説明してください。具体的には、マルチシグウォレット、バリデータの二重化、潜在的な攻撃ベクトルに対する防御策について教えてほしいです

次回のコール会議では、より技術的な詳細に踏み込むために、開発者を招くことが可能です。基本的に、私が言及したマルチシグウォレットには6〜7人の署名者が必要であり、各投票には3人の署名者が関与します。

正式な発表が行われるまで詳細はお伝えできませんが、マルチシグウォレットの設計は7つあり、業界の主要プレイヤーと協力して流動性を支えています。業界標準を採用するとともに、エコシステムにおける信頼できるパートナーと提携し、署名者プログラムの一環として運用します。

バリデータに関しては、Zeusトークンのしきい値が異なる複数のバリデータが存在する予定で、今後さらに増加する見込みです。現在は、堅実なバリデータグループからスタートし、段階的に拡大する方針です。

また、潜在的な攻撃に対する防御策についてですが、質問の攻撃内容が不明ですがDeFiに関する部分とすると、私たちのメカニズムはバーン&ミントによるもので、預け入れた分だけzBTCがミントされます。zBTCのミントがバックエンドで行われることはなく、すべてが透明なチェーン上で管理されています。これは、透明性が十分でないWBTCとは異なり、zBTCでは全プロセスがZeus scanで確認可能です。そのため、過剰発行やペッグの問題はありません。

Zeus Networkの経済モデルについて教えて下さい。プロトコル手数料はどのように発生し、分配されるのでしょうか?

Zeus Networkの経済モデルですが、これは非常に重要です。ZPLアセットについてお話しましたよね?ZPLアセットとは、ビットコイン、ルーム、オーディナルのことです。そして、ビットコインは、最初はzBTCで構成され、その後、ソラナに来るビットコインのレッドバージョンが加わります。

これはZPLとしてカウントされます。つまり、ZPLはZeus Networkを出入りしたり、ビットコインとソラナの間を行ったり来たりします。手数料が発生します。この手数料の一部は、ステーキングプログラムに参加しているZeusノードの保有者、つまりステーカーに還元されます。

ステーキングについて質問している人も見かけます。ノードを実行している人は、この手数料を分配されます。それが1つです。2つ目は、ZPL (Zeus program library) です。これはプラグ可能なプログラムで、流動性を活用してスマートコントラクトを使用し、追加料金を請求したいと考えているサードパーティやプロジェクト、プロトコルが対象です。

報酬と収益設計

彼らの製品や開発者にとっては、持続可能性のために、追加料金を請求することができます。しかし、このプログラムを経由するすべてのトランザクションには、ZPL手数料、Zeusノード保有者のための手数料が発生します。

これは、人々が私たちの上に構築し、自分たちで手数料を設定し、持続可能なビジネスを展開できるという、win-winの関係です。ユーザーは、誰が誰に支払うのでしょうか?Zeusノードに還元される部分があります。

流動性プロバイダーや検証者に対するインセンティブはどのようなものがあるのでしょうか?

流動性プロバイダーとバリデーターのインセンティブについて説明します。

ユーザーが流動性を提供する方法はたくさんあります。1つは、例えば、RaydiumやOrcaプールで、SolペアにzBTCの流動性を提供することです。彼らのプログラムを使えば、おそらく追加の報酬も得られるかと思います。

そして、もう1つのインセンティブを得る方法は、zBTCを担保に借り入れを行いステーブルコインを得ることです。そして、そのステーブルコインをKaminoに預ければ、USDCで約10%、PayPal USDで約17%の利回りが得られます。

基本的に、これらは、ビットコインの流動性提供者が、Apolloで得ている既存の利回り以上の収益を得ることができるインセンティブです。ApolloにはApolloポイントがあり手数料が発生します。最終的にはさまざまなプラットフォームでキャンペーン、ブーストがある場合にインセンティブが得られる可能性があります。

2024年のロードマップを見ると第2四半期にMusesのアップグレードが予定されています。今後含めてどのようなプロモーションを計画しているのでしょうか?

Musesのアップグレードはすでに完了しています。

現在は「Prophecy of Light」と呼ばれる段階に進んでいます。これは、Apolloの最終テストネットの一つです。

技術レポートでは、開発に関する最新のアップデートも確認できます。プロモーション活動については、さまざまな地域との協力を進めており、今後も日本を含めた地域で露出を増やしていく計画です。(AMA実施時から)数週間後には日本を訪れる予定もあり、オンライン・オフライン双方で多彩なプロモーションを展開していきます。皆さんとの時間を大切にしながら、プロジェクトの発展に尽力していきます。

ZEUSトークンの価格を上げるための対策はありますか?

私たちは日々このことについて考えています。まず、ここ数か月間、市場は最良の状況ではなく、不安定な状態が続いているためトークンの価格があまり芳しくないかもしれません。しかし、価格を上げるための計画は進行中です。

市場がオープンである以上、価格を直接コントロールすることはできませんが私たちが保証できるのはトークンを投げ売りすることは一度もなかったという点です。チームトークンは(AMA実施時)現在ロックされており、透明性を持って運営されています。

もしトークン価格の低迷について疑問に思う方がいれば、それはチームが販売しているからではなく、市場参加者がリスクを取って売却しているためです。このリスクを踏まえた上で価格を上げるための具体的な計画として、Zeusノードの要件やApolloメインネットの稼働開始に伴うトークン利用の発表が予定されています。これらの発表は間もなく行われ、ロードマップにも記載されています。

市場やコミュニティもこれらの発表を待ち望んでおり、市場が整いプロダクトが準備できれば、ZEUSトークンの価格はそれらを反映することになるでしょう。

私たちはBTCに対するコミットメントに懸命に取り組んできました。これは単なる言葉ではなく、すでに数千BTCの準備が整っています。プロダクトが完成しTVL(Total Value Locked)が構築されれば、さらに多くのトラクションが期待できるでしょう。

なぜプロジェクトに神に関する名前をつけたのですか?

ブレインストーミングの過程で、「ゼウス」という名前にとても惹かれました。ゼウスは非常に強力な神であり、神々の中でも頂点に立つ存在です。そして、ビットコインのシンボルである稲妻も、この名前にぴったりでした。

強力でありながら、コミュニティに相応しいイメージを持っていたため「ゼウス」を私たちの名前に選びました。多くの人々にもこの名前が簡単に覚えられ、親しまれているようです。これからも、ゼウスがビットコインやソラナにとって強力な存在であることを確実にしていきたいと考えています。

Dappie NFTについてまだコミュニティ内で言及されているのを見かけますが、アップデートや今後何か計画があるのでしょうか?

アルファ情報としてDappie NFTは保持しておくことをお勧めします。メリットがあります。

以前のZeusエアドロップを覚えているでしょうか?人々は再びエアドロップを期待していますが、現時点では確約できません。しかし、Dappie NFTを保持していれば、今後私たちが公開する際に、コミュニティレベルで何か新しい展開が始まる可能性があります。

近いうちに最新の進捗状況をお伝えし、再び皆さんとお会いできることを楽しみにしています。Zeusについてコミュニティがより深く理解し、Apolloテストネットへの参加を通じてインセンティブを得ていただけることを願っています。

また、最後にお知らせですが、私たちは現在、人材を募集しています。皆さんのコミュニティからアンバサダーが誕生し、一緒に素晴らしい日本のコミュニティを築けることを期待しています。

まとめ

今回のAMAでは、Zeus Networkのビジョンや競合との差別化、提供されるサービスについて詳しく解説されました。ビットコインとソラナのエコシステムを繋ぐZeus Networkの役割やzBTCを活用した流動性提供の可能性が窺える内容でしたね。

また、Dappie NFTの保有メリットや今後のプロモーション活動についても触れられ、コミュニティのさらなる成長に向けた期待が示されました。今後もZeus Networkは、日本を含むグローバルなコミュニティとともに、革新的なソリューションを提供し続ける可能性があるでしょう。

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