ビットコイン、今後4~6週間で本領発揮か|専門家が強気姿勢

ビットコイン、今後4~6週間で本領発揮か|専門家が強気姿勢

2024年9月、ビットコインが約8%の上昇を見せるなど、比較的好調な動きを見せました。この背景には、米国連邦準備制度理事会(FRB)による50ベーシスポイントの利下げが大きく影響していると考えられています。

暗号資産運用会社AbraのCEOであるビル・バーハイド氏は、今後のビットコイン価格について強気の見通しを示しており、年末に向けてさらなる上昇の可能性もあると発言しています。

バーハイド氏は、FRBの利下げに加えて、世界的な金融緩和政策が本格化していることを指摘。中国が十数年ぶりの大規模な経済対策を発表するなど、各国が協調して市場に資金を供給する動きが見られます。この流動性の高まりはリスク資産であるビットコインにとって追い風となる可能性が高いとバーハイド氏は分析しています。

過去の傾向では、ビットコイン価格は金融緩和策の影響を受けるまでに6~10週間程度のタイムラグがあるとされています。そのため、今回の世界的な金融緩和策の効果が本格的に表れるのは10月以降になると同氏は予想しています。バーハイド氏は「ビットコインは時間の経過とともにデフレになる傾向にあるため、(経済政策の導入やそれに伴う流動性の高まり時には)レバレッジの効いた賭けであると考えられる。今後数か月で、ビットコインが従来の資産と比較して大幅に上昇すると予想される」とコメントし、自身の強気な見方を示しています。

ビットコインの現在の価格は63,556ドルを記録しており前日比で3.1%下落しています。ビットコインドミナンスは過去数ヶ月間で上昇傾向にあり57.22%を記録。依然としてビットコイン優位な市場状況が続いています。

バーハイド氏は、ビットコインを「健全な通貨のヘッジ」と位置づけており、インフレヘッジに加えて政府の政策が暴走するのを防ぐヘッジとしての役割を強調しています。世界的に金融不安が高まる中、ビットコインへの注目は今後ますます高まっていくことが予想されます。

記事ソース:CNBC

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