コインベースのL2「Base」の概要や特徴、使い方を徹底解説

2023/09/01・

airutosena

コインベースのL2「Base」の概要や特徴、使い方を徹底解説
ct analysis

本記事では、米大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が開発を主導するレイヤー2 「Base」について解説します。

記事執筆時はメインネットのローンチから間もない状態でありながら、既にTVL(Total Valued Locked)は3.5億ドル以上を記録しており、L2全体ではトップ5位にランクインしています。

この記事では、そんな急成長中のBaseについて以下のポイントから解説しています。

この記事のまとめ

・BaseはCoinbase発のロールアップ
・OP Stackで構築されている
・Coinbaseとの高いシナジーが期待できる
・UniswapやCompoundなどが展開

Baseとは?= Coinbaseのレイヤー2

Baseは、Coinbaseが主導するレイヤー2(以下:L2)のオプティミスティック・ロールアップ(ORU)です。

これから、BaseとL2やロールアップの概要について、以下の観点から解説していきます。

・L2とORU
・Baseの概要
・BaseのTVL

Baseについて大枠を把握していきましょう。

L2とORU

rollups

Baseは、ORUのL2です。

ORUとは、イーサリアムなどのL1(Layer 1)を土台に構築されているL2のロールアップを指します。

L2は、L1のセキュリティを一定引き継ぎながら、別の場所・方法でトランザクションを処理可能です。

ベースとなっているL1とは別の場所でトランザクションを処理することで、手数料の低下・処理性能の向上といった効果が期待できます。

L2の中でも、ロールアップはL1と強い関係で構築されているので、L1のセキュリティを高いレベルで引き継ぐことが可能です。

ロールアップの中にも、トランザクションの処理方法によって大きく分けて2種類があります。

不正証明で楽観的な処理を行うロールアップ(ORU)と、ゼロ知識証明を活用したロールアップ(ZKRU)が存在します。

Baseは前者のORUに該当し、類似のロールアップには、同じORUのOP MainnetArbitrum oneなどが挙げられます。

Baseの概要

Baseは、Coinbaseが開発したORUです。Coinbaseは、アメリカの代表的な仮想通貨取引所(CEX)です。

CoinMarketCapによると、現物の取引量ではBinanceに次いで第2位の規模を持っています。

(引用元:CoinMarketCap)

そんなCoinbaseによって、主導されているプロジェクトのため注目が集まっています。

一方、詳細は後述しますがOPスタックによって構築されており、概ね全体的な設計や仕様は他のORUと仕様は変わりません。

BaseのTVL

(引用元:L2BEAT)

Baseは、7月に開発者向けにメインネットを公開し、8月上旬に全ユーザーを対象にしたメインネットの公開を行いました。

まだ、本格的な稼働から1ヶ月も経っていない状況ですが、L2BEATによるとTVLは2億ドル以上で第5位に位置しています。

1週間平均の推移では40%以上の伸びとなっており、資金が集まりつつあります。

Arbitrum oneやOP Mainnetほどの規模ではないものの、TVLの伸び率だけで見ると勢いのあるL2プロジェクトです。

ちなみにBaseはCoinbaseによるサポートや勢いから注目されているものの、現時点では独自トークンを発行する予定は無いと明言されています。

Baseの3つの特徴

これから、Baseの特徴について以下の3点から解説していきます。

・ロールアップに付随する恩恵
・OP Stack関連のプロジェクト
・Coinbaseとのシナジー

Baseの特別なポイントをチェックしていきましょう。

ロールアップに付随する恩恵

BaseはORUのため、ロールアップが持っている基本的な特徴を持っています。

具体的にはガス代の低下、処理性能の向上、L1チェーンによる高いセキュリティといったポイントです。

Baseの利用者は、イーサリアムの高いセキュリティを引き継ぎながら、利便性の高い環境でさまざまなアプリケーションを触ることが可能です。

また、Baseではオンチェーンの利用に伴う諸問題を解決するアカウント抽象化をサポートしています。

OP Stack関連のプロジェクト

Baseは、OP Stack関連のプロジェクトの1つです。

OP Stackとは、L2を立ち上げる際のさまざまな要素が揃ったツールで、OP Mainnetを開発するOptimismが主導して提供しています。

Optimismは現在、OP Stackを元に構築されたさまざまなL2チェーンが利便性の高い状態で集まるスーパーチェーンというムーブメントを志向しています。

OP Stackはそんなスーパーチェーンというムーブメントの土台となる存在です。

CoinbaseはOP Stack・スーパーチェーンの構想に賛同し、OP Mainnetに次ぐスーパーチェーンとしてローンチされました。

OP Stack・スーパーチェーン共にまだまだ発展途上のトピックではあるものの、OptimismやCoinbaseが推進しているため注目したいトピックの1つと言えます。

Coinbaseとのシナジーが期待できる

Baseが注目されているポイントの1つがCoinbaseとのシナジーです。

前述した通りCoinbaseは世界トップクラスの仮想通貨取引所であり、多数の認証済のユーザーを抱えています

Base上のプロジェクトとCoinbaseに関連する数百億ドル規模の資産や製品との統合が期待できます。

CoinbaseはBaseを自社のオンチェーン製品の拠点として利用する旨を明らかにしています。

ただし、あくまでCoinbaseが主導していくのは初期段階のみで、今後成熟していくに伴って分散化される可能性についても発信されています。

Baseへのブリッジ方法を解説

これから、Baseのブリッジの使い方を解説していきます。

BaseはL2のため、Ethereumにある資金をそのまま利用することはできません。

一度、EthereumからBaseに資金をブリッジによって転送することで、Base上でトークンの購入やDeFiの利用が可能です。

以下のポイントから、ブリッジの方法と注意点について解説していきます。

・ブリッジの手順
・ブリッジの注意点と出金

ブリッジの手順

Baseに興味がある方は、以下の手順でBaseにブリッジしましょう。

  1. 公式のブリッジサイトにアクセスしウォレットを接続
  2. 金額と資産を選択
  3. 承認を行う
    (DEPOSITをクリック後、ウォレットが起動します)

他のブリッジと利用方法は、大きく変わりません。

Baseのdocで推奨されているネットワーク設定は以下のとおりです。(ネットワークのやり方)

  • Network Name:Base Mainnet
  • Description:The public mainnet for Base.
  • RPC Endpoint:https://mainnet.base.org
  • Chain ID:8453
  • Currency Symbol:ETH
  • Block Explorer:https://basescan.org

前述したのはイーサリアム To Baseの手順で数分程度で完了し反映されていきますが、タイミングなどによって変動します。

ブリッジの注意点と出金

一方、注意点としてBase からEthereumといった出金の際には、1週間程度かかります。

これは他のORU全体を通して見られる現象で、ORUにて不正やトラブルが発生しないためのクールタイムのようなものです。

この撤退時間をショートカットしたい場合は、Baseによって提供されている以外の方法(サードパーティの製品)でブリッジすることで、クールタイムが圧縮される可能性があります。

Base公式のものであれば、入金と同じような手順で、以下の箇所から可能です。

「1週間も待てない」という方は分散型クロスロールアップブリッジの「Orbiter Finance」なども活用してみましょう。

Baseで利用可能・展開するかもしれないプロジェクト

これから、Baseへの転送が完了したら利用できる・利用できるかもしれないプロジェクトを、既に他のチェーンで一定の支持を受けているものを中心に、以下の3点から解説していきます。

・Uniswap
・Compound
・GMX

Baseで使えるものをチェックしていきましょう。

Uniswap

Uniswapが、Baseで利用可能です。

8月上旬にUniswapは、Baseをサポートすることを発表しており、現時点で既に利用可能になっています。

Uniswapを利用することで、仮想通貨の交換が可能です。

Uniswapとは、AMMを実装している著名な分散型取引所(DEX)で、もっとも著名なプロジェクトの1つです。

Uniswapの利用方法などはコチラ

Compound

Compoundも、Baseに展開されています。

Compoundはレンディングを提供しているプロジェクトで、仮想通貨の貸し借りが可能です。

Compoundについても、Uniswap同様に著名なプロジェクトです。

Baseにおいて対応している通貨は限定的ですが、Compoundについても早期の段階でBaseへのサポートを発表しました。

Compoundの使い方についてはコチラ

GMX

GMXについては現時点で、Baseをサポートしていません。

そのため、確定的なものではありませんが、今後Baseに展開される可能性があります。

過去にGMXのコミュニティにおいて、Baseへの展開を提案する旨が提案されました。

そのため、GMXがBaseにおいて展開されることもあるかもしれません。

Baseについてまとめ

この記事では、Baseについて解説しました。

Baseは、Coinbaseが主導していることなどから大きな注目を受けています。

TVLの伸びなども顕著なので、今後注目したいロールアップの1つであると言えるでしょう。

Base 公式リンク


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