Binance Savings(セービング)の特徴や使い方を徹底解説!
Crypto Times 編集部
「仮想通貨の運用をしてみたいけどよくわからない」
あなたはこんな風に思ったことはありませんか?
本記事では、大手取引所”Binance”が提供するセービングサービスについて解説していきます。
具体的には下記です。
- ・Flexible Savings(フレキシブルセービング)の特徴や使い方
・Locked Savings(定期セービング)の特徴や使い方
・知っておきたい「Activities」
・まとめ
「長期保有してる仮想通貨を運用したい」
「Binanceの運用サービスは複雑でよくわからない」
といった方々は是非最後まで読んでみてください。
目次
Flexible Savings(フレキシブルセービング)の特徴・使い方
・仮想通貨を預ける対象はBinance
・預けている仮想通貨はいつでも引き出せる
・リスティングされてる通貨の種類が豊富(約50種類)
・利率が低め
上記がFlexible Savingの概要と特徴です。
次に実際の画面を見ながら使い方を紹介していきます。
まずは各項目を確認しよう
- ①7-Day APY
②Yesterday’s Flexible APY & Trend
③Flexible Interest Per Thousand
④自動振替
①7-Day APY
7-Day APYは「過去7日間の年利率の平均」を表しています。
フレキシブルセービングのAPY (年利率)は日々変化します。
そのため、7-Day APYでは、
・対象通貨の年利率
・年利率のばらつき具合
の2つのチェックに利用しましょう。
②Yesterday’s Flexible APY
Yesterday’s Flexible APY & Trendは、
・対象通貨の昨日のAPY(年利率)
・トレンド(グラフ)
の2つを確認できます。
トレンドが大きく変わっている通貨は利率の変動が激しいため注意が必要です。
③Flexible Interest Per Thousand
Flexible Interest Per Thousandは、対象通貨1000枚を預けた時に1日どれくらいの利息が出るかを表した数字です。
例えば上記のBTCを例に取ると、
1000BTCを預けた場合、年利率は1.20%なので、
・1年の利息=1000×0.012=12BTC
・1日の利息=12÷365=0.03288(小数点5以下四捨五入)
となります。
短期でのセービングを行う人にとってはFlexible Interest Per Thousandはわかりやすい指標になります。
④自動振替
自動振替にチェックを入れると、BinanceのSpot(現物)ウォレットから自動で全額をセービングウォレットに移すことができます。
自動振替を使えば細かい数字を入力する必要なく通貨を移動させられるため便利です。
ここの詳しい使い方については後述しています。
実際の使い方を見てみよう!
まずは、Binanceにログインした状態でFinanceタブから「Binance Earn」を選択します。
画面を下にスクロールしてFlexibleの中の「Invest Flexible」か「View More」をクリックします。
するとFlexible Savingの画面に切り替わるので下部の「Expand all 52 Flexible Savings products」をクリックしましょう。
クリックするとリスティングされている全ての通貨が表示されます。
自分がセービングしたい通貨のAPYやトレンドをチェックして問題がなければ「Auto Transfer」か「Transfer」をクリックします。
両者の違いは、
- Auto Transfer→Spot(現物)ウォレットにある対象通貨を全てセービングする
Transfer→Spot(現物)ウォレットにある対象通貨を入力した数字分だけセービングする
といった感じです。(よく分からなかったら「Transfer」をクリックすればOKです。)
Transferを押すとセービングしたい量を入力できる画面が出るので、数字を入力し問題がなければ「Transfer confirmed」をクリックすればセービングは完了です。
(ちなみに、セービングするための手数料はかからないので安心してください。)
セービング完了後に預けた仮想通貨と利息を引き出したい場合は、画面上部にある
・Account
・History
・Redeem
のどれかをクリックします。
管理画面で、右側にある「Redeem」をクリックすると預けた仮想通貨が利息と共にSpot(現物)ウォレットへ返却されます。
スマホアプリの使い方
Flexible Savingsはアプリ版Binanceでも利用できるので、使い方をかんたんに説明します。
まず、ログインした状態でホームタブを開き「アーニング」をタップしましょう。
Binance Earn(アーン)のページが表示されるのでフレキシブルセービングの「もっと」をタップします。
後は、自分がセービングしたい通貨の場所で「振替」をクリックすればセービングが可能です。
Locked Savings(定期セービング)の特徴・使い方
・仮想通貨を預ける対象はBinance
・一度預けたら一定期間は引き出せない
・リスティングされてる通貨は4種類
・利率が高め
上記がLocked Savingの概要と特徴です。
先程紹介したFlexible Savings(フレキシブルセービング)とLocked Savingsは、
- ・一度預けたら一定期間仮想通貨が引き出せない
・リスティングされてる通貨が少ない
・利率が高い
の3つの点で異なります。
では、こちらも実際の画面を見ながら使い方を解説していきましょう。
各項目を解説
- ①Annualized Interest Rate
②Duration(days)
③Interest Per Lot
①Annualized Interest Rate
Annualized Interest Rateは年利を表す数字です。
先程紹介したFlexible Savingsの年利と比べてみると、
・Flexible SavingでのUSDTの年利→5.46%
・Locked SavingでのUSDTの年利→6.31%
と、Locked Savingの方が年利が高いことが分かります。
②Duration(days)
Duration(days)は、仮想通貨を預ける期間を示しています。
Locked Savingでは、預ける期間が長ければ長くなるほど年利が上がります。
例えば、USDTだと
・7日間→6.31%
・14日間→6.48%
・30日間→6.66%
といった具合です。
Duration(days)は日付と年利を確認したい時に役立つ重要な指標となります。
③Interest Per Lot
Interest Per Lotは、100通貨分預けた場合の利子が表示されます。
上記のようにUSDTを7日間セービングする場合、
・1年の利息=100(USDT)×6.31(%)=6.31USDT
・1日の利息=6.31(USDT)÷365(日)=0.017USDT
・7日の利息=0.017(USDT)×7(日)=0.12USDT
と表示されてるInterest Per Lotの数字が100USDTを7日間預けた場合の利息であることが分かります。
Interest Per Lotは実際にどれくらいの報酬がもらえるかを確認したい時に見るべき指標となります。
使い方を解説
まずは、Binanceにログインした状態でFinanceタブから「Binance Earn」を選択します。
画面を下にスクロールしてFixedの中の「Fixed Saving」の中の「View More」をクリックします。
Locked Savingの画面まで下スクロールし、自分が預けたい通貨を選び「Transfer」をクリックします。
・預ける期間
・預ける量
を入力し、問題がなければ「Transfer confirmed」をクリックすれば完了です。
スマホアプリで使いたい方はこちらを参照
知っておきたい「Activities(アクティビティズ)」
Binanceのセービングページには「Activities」と呼ばれるサービスがあります。
Activitiesの概要と特徴は下記。
- ・Binanceが運営する仮想通貨運用サービス
・不定期で募集され上限に達し次第終了する
・預けた仮想通貨は一定期間引き出せない
・これまで扱われた通貨は140種以上
・利率は高め
Activitiesではこれまで、Filecoin(年利88%)など高利率のセービングイベントが開催されてきました。
他のセービングサービスと同じ流れでかんたんに利用できるので資金に余裕がある方は是非チェックしてみましょう。
まとめ
・Binanceが運営する仮想通貨運用サービス
・預けている仮想通貨はいつでも引き出せる
・リスティングされてる通貨の種類が豊富(約50種類)
・利率が低め
– Locked Savings –
・Binanceが運営するサービス
・一度預けたら一定期間は引き出せない
・リスティングされてる通貨は4種類
・利率が高め
– Activities –
・Binanceが運営する仮想通貨運用サービス
・不定期で募集され上限に達し次第終了する
・預けた仮想通貨は一定期間引き出せない
・これまで扱われた通貨は140種以上
・利率は高め
Binanceには今回紹介したセービング系のサービス以外にも、様々な仮想通貨運用サービスがあります。
下記の記事で他のサービスについて解説しているので、気になった方は目を通しておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。