BraveブラウザがURLへ入力された検索ワードの一部をアフィリエイトリンクへオートコンプリートしていることが発覚

BraveブラウザがURLへ入力された検索ワードの一部をアフィリエイトリンクへオートコンプリートしていることが発覚

プライバシー保護に焦点を当て、広告ブロッカーとしても人気ブラウザであるBraveが、Binanceやその他複数のサイトでURLを入力した際、各サイトの招待リンクへオートコンプリートしていることがユーザーの指摘によりわかりました。

オートコンプリートとは、過去に入力した文字を記憶し、次に入力される内容を予想して表示するいわゆるサジェスト機能で、対象のサイトをURLで入力した際、Braveが持つアフィリエイトリンク付きのURLでサジェストをしていました。

ユーザーの一人がTwitterにて「binance.usと入力するとbinance.us/en?ref=35089877という招待コード付きのURLへ自動変換される」ことをTwitterでツイートしています。

https://twitter.com/cryptonator1337/status/1269201480105578496?s=20

これに対してBraveのCo-FounderでありCEOであるBrendan Eich氏は「Braveブラウザの欠陥である。BraveはBinanceのアフィリエイトであるが、ユーザーが入力した文字列の自動変換はされるべきではない。」とコメントしています。さらに、アップデートにより自動変換機能を次回のVerでデフォルトでOFFになるよう修正する旨も発表していますが、期日は明言していません。

今回の件に関して、Githubに掲載されたBraveのソースコードを参照すると、Binance以外にもLedgerやTrezor,Coinbaseなどの他の複数のサイトに対しても同様の自動変換を行っていることがわかっています。

Braveは先日よりe-sportsや韓国のアイドルグループBTSとの日本での連携もスタートしているため、今回のアフィリエイトリンクのオートコンプリート機能を無断で実施したことは日本でも勿論ですが海外でも波紋を呼んだようです。

Braveについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

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