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2020/02/05【重要】仮想通貨の盗難がヤバイ理由【対策すべき】
仮想通貨はこれまでMt.GOX事件やCoincheck事件など様々な盗難事件が起きています。 これから仮想通貨を始めたいと思っている方は不安ですよね。 本記事では、そんな方を対象に仮想通貨の盗難事情について正しい知識を説明していきます。 具体的な内容は下記です。 ・仮想通貨の盗難はなぜヤバい? ・仮想通貨の盗難ケースを紹介 ・あなたがすべき3つの対策 「仮想通貨始めてみたいけど、なんか怖い」 「どれくらいのリスクがあるか知りたい」 といった方は是非最後まで読んでみてください! 仮想通貨の盗難はなぜヤバい? ①盗まれる時は「一瞬で」「大量に」盗むことができるから ②一度盗まれたら取り返せないから ①盗まれる時は「一瞬で」「大量に」盗むことができるから 仮想通貨には下記のような特徴があります。 ・物質的な「量」や「重さ」がない ・少ない手数料で瞬時の送金が可能 これらの特徴は盗む側からすると「莫大な額のお金を少ない労力で運べる」と捉えることができます。 みなさんの記憶に新しい「Coincheckハッキング事件」では約560億円分の仮想通貨が盗み出されました。 これと同じ額を銀行強盗で盗もうと思ったら、ものすごく大変だしおそらく不可能に近いと考えますよね。 ですが、仮想通貨ならばこれができてしまうわけです。 本来メリットであるはずの特徴が、皮肉なことに悪い人達からすると大きなデメリットになってしまうのです。 ②一度盗まれたら取り返せないから 仮想通貨には下記のような特徴もあります。 ・誰のアドレスか第三者からは特定が難しい ハッキングで盗まれた仮想通貨は無数のアドレスに分散して送られれてしまい足取りを追うのが難しくなります。 仮想通貨は瞬時の送金が可能ですが、上述しているように手数料も安いため、複数のアドレスにも簡単かつ瞬時に送金ができてしまうということに繋がります。 また、仮想通貨ではブロックチェーン上のアドレスが誰のものなのか第三者には分かりません。 ブロックチェーン上には、 「アドレスAからアドレスBに100BTC送金した」 といった情報が全て記載されているのですが、アドレスと個人を結びつけることは出来ないのです。 取引所のアドレスに送られた場合は個人とアドレスをリンクさせることができるのですが、ほとんどが取引所ではなくダークウェブで出金されてしまいます。 ここまでのまとめ-仮想通貨の盗難はなぜヤバい?- ①盗まれる時は「一瞬で」「大量に」盗まれるから -仮想通貨には量や重さが無いので、大量に盗んでも運ぶコストがあまりかからない -少ない手数料で瞬時に送金できる ②盗まれたら取り戻すのが難しいから -誰のアドレスなのか第三者は分からない 仮想通貨の盗難ケースを紹介 ・フィッシングサイトでユーザー情報が盗まれるケース ・取引所がハッキングされるケース フィッシングサイトでユーザー情報が盗まれるケース フィッシングサイトとは、取引所の公式サイトになりすました偽物のサイトのことです。 もしあなたが自分のIDやパスワードをフィッシングサイト上で入力してしまうと、その情報を元に本物の取引所に不正アクセスされ仮想通貨が盗難される恐れがあります。 実際にフィッシングサイトは頻繁に現れており、先日もZaifという日本の取引所を騙ったフィッシングサイトが登場しました。 このようなフィッシングサイトは公式サイトとデザインが酷似していることが多いため、見分けるのはとても難しいです。 そのため下記のような対策をとりましょう。 ・公式サイトをブックマークしておく ・Twitterの公式アカウントからサイトにアクセスする 取引所がハッキングされるケース 取引所がハッキングされると、預けていた仮想通貨が盗難されてしまいます。 世間を騒がせた「Coincheck(コインチェック)ハッキング事件」では、なんと約560億円分の仮想通貨が盗難されました。 Coincheck以外にも、BinanceやBitfinexなど大手の仮想通貨取引所もハッキング被害にあっていることなどから、ハッキングの問題は仮想通貨業界全体の課題といえます。 この問題に対する対策は下記です。 ・できるだけ大手の取引所を使う ・取引しない時はコールドウォレットで保管する 大手の取引所であれば、たとえハッキング被害にあったとしても補償される可能性が高くなります。 また、コールドウォレット(=インターネットに常時接続していないオフラインの仮想通貨ウォレット)で保管している時は、ハッキングのリスクは無くなります。 おすすめのコールドウォレットは下記です。 ・Ledger Nano S ・CoolWallet S どんな取引所にも常にハッキングリスクはあるということは頭に入れておきましょう。 他にあなたがすべき3つの対策 ①取引所専用のアドレスを用意する ②パスワードを使いまわさない ③2段階認証をする ①取引所専用のアドレスを用意する メールアドレスは結構かんたんに流出するものです。 メールアドレスが流出し「メールアカウントハッキング→取引所から資金を盗まれる」という流れになる事例も起きているので、必ず普段使いのアドレスとは分けましょう。 「複数のメールアドレスを作るとごっちゃになりそう...」 という方は、iCloudキーチェーンを使うなどして管理するとよいでしょう。 ②パスワードを使いまわさない 知っているような内容が続いているかもしれませんがもう少しお付き合いください。 同じパスワードを使い回していると、どこかで一箇所で流出したパスワードですべてのサービスに侵入されてしまいます。 例えばあなたが、 ・Googleアカウント ・Coincheckのアカウント ・Binanceのアカウント ・bitFlyerのアカウント のすべてで同じパスワードを使っていた場合、一箇所で流出したパスワードによってすべてのアカウントに不正アクセスされてしまう可能性があります。 「でも全部分けるのはめんどくさいな...」 と思った方は、同じパスワードの語尾に数字を入れるなどして少しでも良いのでパスワードを変えましょう。 ③2段階認証をする 二段階認証とは、ID/パスワードの他に、外部のアプリでさらにもう一つのパスワードを入力する仕組みです。 二段階認証を設定しておくと、たとえIDやパスワードが漏れたとしても第三者があなたのアカウントにログインするのは難しくなります。 下の画像は実際の二段階認証アプリの画面です。 登録しているサイト毎にパスワードが表示されており、これらは数十秒毎に一回新しいものが生成されます。(パスワードに賞味期限があるイメージです) 二段階認証アプリは下記がおすすめ。 ・Google Authenticator(iOS/Android) ・Authy(iOS/Android) ほとんどの取引所では、アカウント画面から二段階認証の設定ができるので必ず行っておきましょう。 CHECK! 個人ができる仮想通貨のセキュリティ対策とは?BTCなどの資産を安全に管理【2020年最新版】 まとめ -仮想通貨の盗難のヤバいのはなぜ?- ①一気に大量に盗まれるから ②盗まれたら取り返すがほぼ不可能だから -仮想通貨の盗難ケース- ・フィッシングサイトでIDやパスワードが盗まれるケース ・取引所がハッキングされるケース -あなたがすべき3つの対策- ①取引所専用のアドレスを用意する ②パスワードを使い回さない ③二段階認証をする 本記事では仮想通貨の悪い面に注目してきました。 しかし、当然ながら仮想通貨には世界が注目するほどのポテンシャルを持っています。 「仮想通貨って結局何がすごいの?」 と思った方は、以下の記事を読んでみるといいです。 詳しくはこちら! >仮想通貨の5つのメリットとは|決済だけじゃないって知ってた?< 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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2020/02/04仮想通貨とマネーロンダリングの関係【その対策で大丈夫?】
仮想通貨には「誰も信用せずに使える」というメリットがあります。 しかしその反面、大きなデメリットがあることはご存知でしょうか。 それは「仮想通貨はマネーロンダリングに利用されている」ということ。 本記事ではそんな仮想通貨のマネーロンダリング事情について詳しく解説していきます。 具体的には下記です。 ・仮想通貨とマネーロンダリングの関係 ・どのように対策されているのか ・「仮想通貨×マネーロンダリング」の今後の課題 「仮想通貨についてもっと深い知識をつけたい」 といった方は是非最後まで読んでみてください! *本記事はマネーロンダリングを推奨する記事ではなく、仮想通貨の実態を正しく伝えることを目的としています 仮想通貨とマネーロンダリングの関係〜2つのケース〜 2つのケース①マネーロンダリングの"手段"として仮想通貨が使われるケース ②仮想通貨"自体"がマネーロンダリングされるケース 仮想通貨におけるマネーロンダリングには上記の2つのケースがあります。 順を追って説明していきます。 ①マネーロンダリングの"手段"として仮想通貨が使われるケース まず最初に紹介するのが「マネーロンダリングの"手段"として仮想通貨が使われるケース」です。 犯罪者たちは"汚い"お金の足がつかないように、現金を仮想通貨に変えようとすることがあります。 というのも仮想通貨には以下のような2つの特徴があるからです。 ・物質的な量や重さが存在しない ・国をまたいで瞬時に送金が可能 上記のように仮想通貨には物質的な量や重さがなく、どこへでも送金することが可能です。 米データセキュリティ会社のCiphertraceが公開したデータによると、 2009年1月〜2018年9月の期間でビットコインを介した犯罪関連の送金額は判明分だけで38万BTCにものぼるとされています。 仮想通貨の「いつでもどこにでも送金できる」というメリットは、時としてデメリットにもなってしまうのです。 ②仮想通貨''自体''がマネーロンダリングされるケース もう1つが「仮想通貨"自体"がマネーロンダリングされるケース」です。 ハッキング事件により取引所から流出した仮想通貨は、追跡ができないように様々な仮想通貨に換金されます。 そして、盗まれた仮想通貨は最終的にGoogleに表示されないダークウェブの中で現金に換金されてしまうのです。 みなさんご存知の「Coincheckハッキング事件」で盗まれた約580億円分の仮想通貨の一部が、すでにダークウェブを通じて出金されてしまっています。 仮想通貨は"手段"としてだけでなく"仮想通貨自体"もマネーロンダリングされてしまうのです。 ここまでのまとめ-仮想通貨×マネーロンダリングの2つのケース- ①マネーロンダリングの"手段"として仮想通貨が使われるケース ②盗まれた仮想通貨"自体"がマネーロンダリングされるケース どのように対策されているのか 仮想通貨とマネーロンダリングに関する対策は、以下のように進んでいきます。 FATF(金融活動作業部会)がガイドラインを発表 ↓ ガイドラインを元に各国政府が法律を作る ↓ 法律を元に取引所が対策を実施 マネーロンダリング対策は、国際機関のFATFがガイドラインを発表するところから始まります。 FATFはこれまで、 ・取引記録を最低5年間記録する ・怪しい取引がないか監視する などと記したガイドラインを発表してきました。 そしてこのガイドラインを元に各国政府は法律を作ってきました。 そうして各国政府が法律を作った後、最後に取引所が仮想通貨のマネーロンダリングへの具体的な対策を実施していくのです。 仮想通貨のマネーロンダリングを監視しているのは「警察や政府ではなく取引所である」というポイントを抑えておきましょう。 仮想通貨×マネーロンダリングの今後の課題 課題①FATFの最新ガイドラインに懸念点がある ②取引所が監視すべき情報が限られている ③国によって法整備のスピードが異なる 仮想通貨とマネーロンダリングに対する規制には上記の3つの課題があります。 順を追って説明していきます。 ①FATFの最新ガイドラインに懸念点がある 最初に紹介するのが「FATFの最新ガイドラインに懸念点がある」という課題です。 その懸念点とは"結局ビットコインの代わりに匿名通貨が使われるだけしょ?"というもの。 FATFが2019年6月に公開したガイドラインには「取引所は、利用者の取引情報を互いに共有するべきである」という内容が記されています。 ここで言及されている共有されるべき情報には、 ・氏名 ・口座番号 ・住所 などが含まれています。 取引所の監視が厳しくなる訳なので一見有効そうに思えるこのガイドラインですが、犯罪者達が"匿名通貨"でマネーロンダリングしてしまうとこの対策はあまり意味がありません。 匿名通貨とはMoneroなどを代表とする仮想通貨の一種で、「アドレスや送金した数量がわからない」という特徴を持っています。 仮にFATFのガイドライン通りに、取引所間で情報を共有させたとしても、ビットコインの代わりに匿名通貨でマネーロンダリングされるようになるだけの可能性があるのです。 前述の通り、仮想通貨のマネーロンダリング対策はFATFのガイドラインからスタートするため、根幹であるFATFのガイドラインについてさらなる議論が必要でしょう。 ②取引所が監視すべき情報が限られている 次に挙げるのは「取引所が監視すべき情報が限られている」という課題です。 現在、取引所が監視すべきとされている範囲は「取引所内の取引のみ」です。 そのため、ウォレットアプリやハードウェアウォレット間での送受金に関して常時監視を行う公的機関が存在しません。 仮想通貨はウォレットアプリやハードウェアウォレット間でも送金ができてしまうため、監視する組織がないというのはマネーロンダリング問題の大きな課題であると言えます。 ③国によって規制スピードやレベルが異なる 最後は「国によって規制スピードやレベルが異なる」という課題です。 仮想通貨のマネロン対策は、 FATFがガイドラインを発表 ↓ 政府がガイドラインを元に法律を作る という流れで進むと前述しましたが、国によって規制スピードや内容に差があります。 なぜなら「規制しすぎるとイノベーションが起きない」ということをみんな知っているからです。 石油も出ない、目立った技術もない、というような国にとっては仮想通貨関連業は大きなチャンスになりますよね。 そのため「できるだけ規制を緩くして色んな企業を呼び込みたい」という力がどうしても働いてしまうのです。 仮想通貨のマネーロンダリング対策は、仮想通貨がどこへでも瞬時に送金できるという特徴を持っているため、各国が同じタイミング、レベルで規制を行わないといけません。 しかし、上記のような「規制とイノベーションの関係」から、国ごとに規制スピードやレベルに差が出てきてしまうのです。 まとめ 本記事のまとめ-仮想通貨とマネーロンダリングの種類- ・マネーロンダリングの"手段"としての仮想通貨 ・仮想通貨"自体"がマネーロンダリング -3つの課題- ①FATFの最新ガイドラインに懸念点がある ②取引所が監視すべき情報が限られている ③国によって規制スピードやレベルが異なる 仮想通貨やブロックチェーン技術は「AI、5G、VR、ARなどと並ぶ偉大な発明」と言われています。 今回は仮想通貨の悪い面に注目して話してきましたが、当然ながら仮想通貨が世界で注目されているのには理由があります。 以下の記事では、仮想通貨の"凄さ"について説明しているので「なぜ仮想通貨が注目されているのか知りたい」という方はしっかりと目を通しておきましょう。 詳しくはこちら! >仮想通貨の5つのメリットとは|決済だけじゃないって知ってた?< 以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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2020/02/03仮想通貨投資はいくらから?【結論:1500円で可能】
「仮想通貨っていくらから始められるの?」 このような疑問を持っている方は多いと思います。 仮想通貨は少額からでも始めることができます。 本記事では、仮想通貨投資にかかる費用について詳しく解説していきます。 具体的には下記です。 ・まずは仮想通貨を始める流れを確認しよう! ・仮想通貨投資は1500円程でできる ・仮想通貨投資にかかる手数料 ・少額投資でも儲けられる2つの方法 ・初心者におすすめの取引所を紹介! 「仮想通貨ってそもそもいくらから買えるの?」 「少ない資金でも儲ける方法を知りたい」 といった方は是非最後まで読んでみてください! まずは仮想通貨を始める流れを確認しよう! 1. 仮想通貨取引所に自分の口座をつくる ↓ 2. 口座に日本円を振り込む ↓ 3. 仮想通貨を購入する あわせて読みたい 仮想通貨の始め方 | 今日からできる!【完全ガイド】 仮想通貨投資は1500円程でできる 仮想通貨は1500円程の少額から始めることができます。 というのも仮想通貨には以下の2つの特徴があるからです。 ・小数点以下で購入できる ・単価が安い通貨がある 例えば1BTC(ビットコイン)=100万円だった場合、0.001BTC=1000円から購入することができます。 また、単価が安いXEM(ネム)などの通貨では、1XEM=4円程から購入することができます。 仮想通貨を試しに買ってみたいと思っている方は「手数料を含めて1500円程準備すれば始められる」と思ってもらえればと思います。 仮想通貨投資にかかる手数料 ①入金手数料:平均約300円 ②取引手数料:ばらつきあり ③出金手数料:平均約500円 *仮想通貨は取引所によって手数料に差があるので「平均」という表現をしています。 ①入金手数料:平均約300円 仮想通貨を購入するにあたりまず最初にかかるのが入金手数料です。 入金手数料とは、取引所の口座に日本円を入金する際にかかる手数料で、入金方法には「銀行振込」「コンビニ振込」「インターネットバンク振込」などがあります。 入金手数料に関して、銀行振込やコンビニ振込では振込手数料を取られてしまうので、できるだけネット経由の振込方法を選択しましょう。 取引所によって入金手数料は異なりますが、平均で約300円程かかると思っておいてください。 ②取引手数料:0円〜 次にかかってくる手数料は、仮想通貨の売買の度にかかる取引手数料です。 取引手数料は、入金手数料と違い取引所によって大きく差があります。 「儲かったと思ったら取引手数料をいれると実は損していた」という初心者がやりがちなミスをしないようにしっかりと手数料を考えて取引をしましょう。 ③出金手数料:平均約500円 仮想通貨取引所の口座に入っている日本円を、自分の銀行口座にお金を変えて、自分の銀行口座にお金を戻す時にかかってくるのが出金手数料です。 こちらも取引所によって差はありますが、平均約500円程かかると思っていただければと思います。 国内取引所の手数料まとめ 国内主要取引所の手数料比較表 入金手数料(銀行振込) 入金手数料(即時入金) 取引手数料 出金手数料 bitbank 無料*1 無料 メイカー*2:-0.02% テイカー*3:0.12% 550円〜770円 Coincheck 無料*1 770円〜1018円 無料 407円 GMOコイン 無料*1 無料 メイカー*2:-0.01% テイカー*3:0.05% 無料 bitFlyer 無料*1 無料~330円 0.01%〜0.15%(*4) 220円〜770円 BITMAX 110円 110円 無料 110円 DMM bitcon 無料*1 無料 無料 無料 *1 「銀行」には振込の手数料を取られます。あくまで「取引所がとる手数料が無料」という意味です。 *2 メイカーとは取引板にない価格で注文を出した時にかかる手数料です *3 テイカーとは取引板に掲載されている価格で注文を出した時にかかる手数料です *4「10万円未満=0.15%」「200万〜500万円未満=0.10%」と金額が上がるにつれて下がっていきます。 少額投資でも儲けられる2つの方法 ①レバレッジ取引 ②アルトコイン投資 ①レバレッジ取引 投資資金が少ない方におすすめなのが「FXでレバレッジをかけてトレードする」という方法です。 FXでレバレッジをかけることで少ない資金でより高いリターンを期待することができます。 FXトレードを行う際には以下の2つのポイントを守る必要があります。 ・追証がない取引所を使う ・余裕のある範囲内でトレードを行う 投資した額以上は損しない「追証無し」の取引所で、余裕のある資金の範囲内で仮想通貨FXを行いましょう。 追証がない取引所ってどこ? GMOコイン、DMMビットコイン、Liquid、BitMEX(英語)、CryptoGT アルトコイン投資 投資資金が少ない方にオススメのもう1つの方法が「アルトコインに投資する方法」です。 アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨のことでその種類は2000種以上にものぼります。 投資対象がビットコイン以外に広がればその分チャンスを広げることができます。 アルトコインは海外取引所の方が取扱通貨が多いので、慣れてきたら「Binance」などの海外取引所でアルトコイン投資にチャレンジしてみましょう。 あわせて読みたい【最新版】取引所Binance(バイナンス)の登録方法・使い方まとめ! アルトコイン投資の注意点 2000種類以上もあるアルトコインですが、その中には詐欺(スキャム)コインや、最初から売り抜けを狙ったものもあるので投資対象はしっかり精査しましょう。 初心者におすすめの取引所を紹介! ①bitbank(ビットバンク) ②Coincheck(コインチェック) 国内最大級の取引所「bitbank(ビットバンク)」 人気・知名度 [star rating="5"] 特徴 ・取引量が多い ・通貨の種類が豊富 ・スマホアプリが使いやすい 取扱通貨 BTC(ビットコイン)、XRP(リップル)、MONA(モナコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ) →日本円で購入可能 ETH(イーサ)、LTC(ライトコイン)、MONA(モナコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ) →ビットコインで購入可能 国内最大級規模の取引所であるbitbankには以下の3つの特徴があります。 ・取引量が多い ・通貨の種類が豊富 ・スマホアプリが使いやすい bitbankでは、取引手数料や出金手数料はかかりますが、セキュリティや使いやすさなどの総合的な観点でおすすめ取引所となります。 スマホアプリは他の取引所と比べても使いやすいため少額投資を始めたい初心者の方におすすめの取引所となっています。 1つ欠点を挙げるとすると、bitbankは板取引にしか対応していないということです。 板取引に慣れていない方は他の取引所を使うことをおすすめします。 登録方法を確認する 公式HPを見る 板取引とは? 板取引とは仮想通貨を売ってくれるユーザーとそれを買いたいユーザー同士が取引を行う方法。一方、取引所が持っている仮想通貨を買う方法は「販売所方式」と呼ばれる。 2. 見やすいデザイン「Coincheck(コインチェック)」 人気・知名度 [star rating="5"] 特徴 ・アプリが見やすい ・仮想通貨の種類が豊富 取扱通貨 BTC(ビットコイン)、XRP(リップル)、ETH(イーサリアム)、BCH(ビットコインキャッシュ)、LTC(ライトコイン)、NEM(ネム)、ETC(イーサリアムクラシック)、LSK(リスク)、FCT(ファクトム)、MONA(モナコイン) 国内知名度No.1のCoincheck(コインチェック)には以下の2つの特徴があります。 ・アプリが見やすい ・仮想通貨の種類が豊富 こちらも使いやすさや流動性などの総合的な観点からのおすすめとなります。 Coincheckのアプリデザインや操作性はとても使いやすいものとなっています。 [caption id="attachment_44179" align="aligncenter" width="384"] 画像引用元:coincheck[/caption] また、Coincheckではビットコイン以外にも9種類の仮想通貨を扱っているというのも魅力の1つです。 この9種類の仮想通貨の全てが、割高な代わりに売買が簡単に行える「販売所方式」で取り扱われています。 そのため、Coincheckは「色んな種類の仮想通貨をカンタンに売買したい」という初心者の方におすすめの取引所となっています。 *Coincheckは昨年の流出事件で一時サービスを中止していましたが、金融庁の厳しい業務改善命令を受けてセキュリティ面を改善し、現在は通常どおり運営しています。 登録方法を確認する 公式HPを見る まとめ ・仮想通貨は1500円ぐらい準備すれば始められる ・おすすめ取引所は「bitbank」と「Coincheck」 ・少額投資で儲けたい人はFXやアルトコイン投資 仮想通貨は少額からでも始められることが分かったわけですが、次に気になるのはずばりこれですよね。 「仮想通貨は今後上がるのかどうか」 2017年末にバブルが来た仮想通貨ですが、今も着々と世界中の企業や政府が開発を進めており「もう一度バブルが起こるのではないか」という声も一部ではあがっています。 以下の記事では、仮想通貨市場の現在状況や今後の将来性について紹介しているので、気になった方はしっかりと読んでおきましょう。 詳しくはこちら!>【初心者向け】参入はまだ遅くない?仮想通貨の将来性を徹底解説< 最後まで読んでくださってありがとうございました。
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2020/02/02長期保有が一番?仮想通貨の投資スタイルをわかりやすく解説
「結局、長期保有が一番儲かるの?」 ビットコインに投資している方でこのように思ったことはありませんか? 年間を通して価格の上下が激しい仮想通貨は投資スタイルを決めるのが難しいですよね。 「短い期間にあれこれやるよりも、放置しておくのが結局一番儲かった」なんて話もよく聞きます。 本記事では、仮想通貨投資のそれぞれのスタイルのメリット・デメリットについて解説していきます。 具体的には下記です。 ・短期トレードの種類 ・長期トレードの種類 ・短期、長期トレードのメリット・デメリット ・初心者には長期がおすすめ? ・長期保有におすすめ取引所3選 「どんな投資スタイルがあるのか分からない」 「それぞれのスタイルのメリット・デメリットを知りたい」 という方は、是非最後まで読んでみてください! 短期トレード 短期トレードは短い期間で売買を行うスタイルです。 投資機会を見計らって、トレード画面を前に相場とにらみ合いをする投資スタイルと言えるでしょう。 そのため、短期トレードは瞬時に判断を下すことが得意な人に合っている手法です。 そんな短期トレードには、 ・スキャルピング ・デイトレード の2つの種類があります。それぞれ説明していきます! スキャルピング スキャルピングとは、長期トレードと比べるとわずかな利益を狙って何分・何秒という幅で取引を繰り返す投資スタイルです。 早い時には数秒単位で、長くても数分の間で売買を完了させ利益を積み上げていきます。 そのため瞬時の判断が求められます。ゆっくり考えている間にも激しく価格が動いているからです。 デイトレード スキャルピングが数秒から数分でポジションを閉じるのに対して、デイトレードでは数分から数時間単位で取引を行います。 時間幅がスキャルピングに比べて少し長いですが、デイトレードでも瞬時の判断が必要とされます。 スキャルピングとデイトレードの共通点として、どちらもその日のポジションを次の日に持ち越さない特徴があります。 長期トレード 短期保有と反対に、長期トレード(長期保有)は目先の値動きにこだわらず長期的な保有で利益を得る投資スタイルです。 長期トレードにも、 ・スイングトレード ・ガチホ の2つの種類があります。 スイングトレード 分け方によっては中期トレードに入ることもあるスイングトレードは、数日から数週間ほどポジションを持つスタイルです。 デイトレードなどの短期売買に比べて取引回数が減るため、目先の値動きに一喜一憂しない精神力を持つ必要があると言えるでしょう。 ガチホ/ガチでホールド(保有) 長期保有の中でも特に長期的視点で資産を捉えるのがガチホ(ガチでホールド)と言われる投資スタイルです。 話題を呼ぶニュースや短期的な値動きにとらわれず数ヶ月から数年、長い場合数十年と資産を保有します。 ガチホは短期的な、投機的目的ではなく、ビットコインなど仮想通貨全般に希望を持つ投資家に合っているスタイルと言えます。 仮想通貨の将来性が気になる方は以下の記事をどうぞ!! 「仮想通貨の始め方」に関する詳しい記事はこちら!【初心者向け】参入はまだ遅くない?仮想通貨の将来性を徹底解説 短期トレード・長期トレードのメリット・デメリット 短期トレード、長期トレードの双方にメリット・デメリットがあります。 それぞれのメリットとデメリットをしっかりと把握して投資を始めてください。 短期トレードのメリット・デメリット 短期のメリットは何と言ってもすぐに結果を得られる点です。 利益が出てしまえば数分、あるいは数秒でトレードが終わります。 そのため利益が出るまでの時間が短いことが長期トレードと大きく異なる点でしょう。 あまりオススメしませんが、リスクを承知で高いレバレッジでトレードを重ねれば、短期で多くの利益を生む可能性もゼロではありません。反対にデメリットは、高い技量が求められる点です。 しっかりと1分後の値動きを分析し予測しなければ大きな損失を生むことになるのです。 しかもそれを瞬時に行えなければいけません。刻々と変化し形成されるロウソク足を前に冷静に正しい判断を、瞬時に下す必要があります。 一般に短い時間にすればするほどトレンドがわかりにくくなります。 1ヶ月単位で見て全体として上昇トレンドだと判断できても、目先の1分後や5分後は大きく下げる可能性が多々あるのです。 時間軸が短ければ短いほど値動きがランダムに動き予測が難しくなります。 もう一点気を配らなければいけないのがスプレッドです。 スプレッドとは、取引毎に取引所に支払わなければいけない手数料のことです。 取引所によって投資資金の何%が手数料となると決まってますが、短期売買の場合小さな利幅を繰り返すので複数の注文を出した分だけ手数料が重なってしまうことがあります。 値動きから利益は生み出せても、手数料を差し引いたとき全体の収支がマイナスだったということがないように気をつけましょう。 そのため短期投資の方が長期よりも資金管理が難しいと言えるでしょう。 長期トレードのメリット・デメリット 反対に長期的な投資のメリットは目先のトレンドに一喜一憂しなくてすむことです。 これから1年単位で価格が上がると踏んだなら、5分後の多少の下落など気に留める必要がありません。 また何度も取引しないため取引手数料がかからないという点も短期投資と異なると言えます。 デメリットとしては何と言っても利益が出るまでに時間がかかることです。 気長に待つ必要があります。 長期保有する時に仮想通貨の将来性は気になるところです! 「仮想通貨の始め方」に関する詳しい記事はこちら!【初心者向け】参入はまだ遅くない?仮想通貨の将来性を徹底解説 初心者には長期がオススメ?? 結論から言えば、投資を始めようとする初心者の方には長期保有をお勧めします。 短期売買には多くの技量が必要とされます。 テクニカル分析を駆使し技量・情報量共に勝る機関投資家と戦わなければならないため、あまりおすすめできません。 多くの投資家が夢を見てハイレバレッジで一攫千金を狙う中、実際勝てている投資家は全体の1割程度だと言われています。 かの有名な日本のバブル期でさえも、2、3割の投資家しか勝てなかったようです。 それは以下の図にもあるように、相場全体が上げ相場にも関わらず多くの投資家が資金を枯らせ市場から退出しなければいけなくなるのです。これが相場の現実です。 [caption id="attachment_44600" align="aligncenter" width="579"] (ビットコイン登場初期からの価格推移)[/caption] このような上げ相場でも多くの人が利益を上げらていない状況がありました。 しかし、目先の利益に惑わされずに長期保有すれば多くの利益を得られる可能性が残ってるでしょう。 2017年以前からビットコインを長期保有していれば一体いくらになったでしょうか。 長期保有におすすめな取引所3選 そこで今回は、初心者にオススメの取引所3選をご紹介します。 これらの取引所を使いこなして仮想通貨で利益を得ましょう!! GMOコイン-レバレッジ最大水準の国内取引所 アプリが使いやすいレバレッジ対応取引所 GMOコインではビットコインの現物・レバレッジ取引だけでなく、リップルやイーサリアムなどの売買もできる取引所です。すぐに取引ができるスピード注文や、見やすいチャートが表示できるアプリの評判が高くなっています。国内では最大倍率のレバレッジ10倍での取引が可能です。 人気・知名度 [star rating="5"] 取引の種類 現物取引(取引所・販売所) レバレッジ取引 取引手数料 BTC現物…Taker:0.1%, Maker:無料 BTCFX…無料 販売所…無料 【運営のコメント】 GMOコインはBTCFX(レバレッジ取引)を行うユーザーが多く利用しています。スマホでチャートを見るときはGMOコインのアプリ(ビットレ君)を使うという人も多いです。BTCFXは10倍固定と高めに設定されています。国内取引所では最高水準の倍率で取引が液るので、大きく利益を上げたい人におすすめです。 登録方法を確認する 公式HPを見る Coincheck(コインチェック)-初心者はまずはここからがおすすめ 初心者向けの入門取引所 Coincheck(コインチェック)は初心者でも使いやすい仮想通貨取引所です。販売所で簡単に取引ができるほか、中級車へのステップアップに最適な取引所機能やレバレッジ取引の機能も用意されています。ビットコインはもちろん、イーサリアムやリップルなどのメジャーなアルトコインも売買可能です。2018年の仮想通貨流出事件後、セキュリティや運営体制を強化して稼働再開しています。 人気・知名度 [star rating="5"] 取引の種類 現物取引 レバレッジ取引 取引手数料 無料 ※建玉管理料やスワップは別 【運営のコメント】 とにかくシンプルなUI/UXで使いやすい初心者向けの取引所です。仮想通貨に難しそうなイメージを持っている人はCoincheck(コインチェック)に登録して、まずは仮想通貨に触れてみるのがおすすめです。初心者からステップアップしたい場合、取引所での取引やレバレッジをかけての信用取引ができます。初心者から中・上級者まで長く使える取引所になっています。 登録方法を確認する 公式HPを見る bitbank(ビットバンク)-アルトコインの取引ならココ アルトコインの板取引ができる取引所 bitbank(ビットバンク)は最も人気な国内取引所の1つです。ビットコインだけでなく、アルトコイン代表のイーサリアム、人気のリップルも板取引(取引所形式)で取引することができます。アルトコインが取引所形式で取引できる数少ない国内取引所なので、bitbankに登録しておけば仮想通貨投資の幅が広がります。 人気・知名度 [star rating="5"] 取引の種類 現物取引 取引手数料 Maker:-0.05% Taker:0.15% 【運営のコメント】 ビットコインやアルトコインの「販売所」が用意されていないので、取引所の仕組みを理解するまでは使い方に少し戸惑うかもしれません。ただ、中~上級者になるためには取引所を使えるようになることが必須なので、仮想通貨投資の幅を広げるならぜひ登録しておきたいですね。また、レバレッジ取引はできないので、レバレッジ取引・ビットコインFXをしたい人は別の取引所にも登録しておきましょう。 登録方法を確認する 公式HPを見る まとめ まとめ・短期のメリットは短期で利益を得られるところ ・しかし、短期トレードには技術が必要 ・長期保有のメリットは短期のトレンドに一喜一憂しなくてすむところ ・その分長期で利益を上げるには時間がかかる ・初心者には長期保有がおすすめ! 自分の投資スタイルを決めるのに役立ちそうな情報はあったでしょうか? 短期トレードでいくら儲けたなどとうまい話をたまに聞きますが、長期的に利益を出せる人はほんの一握りです。 これからますます仮想通貨が話題に取り上げられ注目を集めると思いますが、自分の長期的目標を持って気長に待ちましょう! それが、最後に利益を上げられる人たちです。 「仮想通貨の始め方」に関する詳しい記事はこちら!【初心者向け】参入はまだ遅くない?仮想通貨の将来性を徹底解説 最後まで読んでいただきありがとうございました!
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2020/02/02XRP(リップル)の今後とは?【結論:自分で考えましょう】
「XRP(リップル)の今後は自分で考えましょう。」 これが結論なのですが、そうなると「じゃあこの記事を読む意味が無いじゃん」となってしまいますよね。 本記事では"XRP(リップル)がどのようなシナリオで作られたのか"という事実のみを紹介しています。 インターネットには「この通貨は期待できる!」などと主観的な根拠だけに頼った記事が多くあります。 しかし、投資は自分で情報収集をし、自分の頭で考えないと負けるものです。 「自分の頭で考えて投資で勝ちたい」という方は、是非最後まで読んでみてください。 まずはXRPやRipple(リップル)社について知ろう 本題に入る前に、まずはXRPがどのような通貨なのかを確認しましょう。(説明を飛ばす↓) XRPはRipple社が管理するRTXP(リップル・トランザクション・プロトコル)という、国際送金の問題を解決することを目的とした送金システムで利用されている通貨です。 このRXTPは通貨と通貨を繋げるシステム「ILP」と分散型台帳技術の「XRPLedger」という2つの技術に支えらています。 (イメージ図) Ripple社はこれらの技術を元に、3つの主力製品を自社ネットワークの中で提供しています。 その3つが銀行向けの「xCurrent」、送金業者向けの「xRapid」、一般企業向けの「xVia」です。 いくつか新しい単語が出てきたので一旦サービスの関係を図で整理してみましょう。 (画像引用元:仮想通貨?儲かるのか? by BK) この図では、企業や銀行間での国際送金をXRPで仲介する様子が表されています。xRapid、xCurrent、xViaの3つサービスが連携することでこのRipple社のネットワークは成り立っています。 そしてXRPはこの図のオレンジ色の中心部分(=xRapid)で利用されています。 XRPと各サービスの関係が整理できたでしょうか。それでは全体像がつかめたところで本題に入っていきます。 Ripple社が思い描くXRPの計画とは? では、本題に入りましょう。 シュワルツ氏は投稿の中で以下のようにXRPが価格上昇していくと述べています。 ①銀行がRipple社のソフトウェアを利用する ↓ ②銀行がXRPの決済ルートを利用する ↓ ③国際送金をする必要がある企業がXRPを保有する ↓ ④Appleのような大企業も需要が高まったXRPを保有する どういうことなのでしょうか。1つずつ確認していきましょう。 (*これから紹介する内容は同社CTOのデイビット・シュワルツ氏が以前「XRP Chat」というサイトに投稿したものをまとめています。これが絶対正しいというわけではないので注意してください。) ①銀行がRipple社の「ソフトウェア」を利用する シュワルツ氏はまず、第一段階として多くの銀行がRipple社のソフトウェアを導入していくだろうと述べています(←2019年現在実際に導入は進んでいます)。 Ripple社はxCurrentという取引処理ソフトウェアを開発していると前項で説明しました。 銀行はxCurrentを利用することで全てのコンプライアンス情報や手数料を取引開始時点で正確に知ることができます。 いろいろと勝手が違う海外の銀行とやり取りする際に、これらが正確に把握できていると安全性の向上や処理の不備などを防ぐことが可能になります。 さらに、xCurrentはXRPやブロックチェーン技術を用いなくても利用することができるため、新技術に懐疑的な銀行でも問題なくxCurrentを導入することができるとされています。 (↓xRapidとxCurrentの詳しい仕組みはこちらの記事でも解説しています↓) Ripple(リップル)社のプロダクト『xCurrent』と『xRapid』を徹底解説! - CRYPTO TIMES ②銀行が「XRPの決済ルート」を利用する そしてシュワルツ氏が考える次の段階では、銀行がXRPの決済ルートを利用し始めます。 xCurrentを利用するだけで取引の信頼性の問題などが解決するのですが国際送金にはまだ問題があります。 それは「非効率な決済ルートの種類が多すぎる」ということ。 例えば日本の銀行が世界各国の銀行に送金する場合「日本円⇔ドル、日本円⇔ユーロ、日本円⇔ウォン・・・」と何十通りもの決済ルートを確保しなければなりません。 さらに、日本からA国の銀行に送金する場合「日本円⇛ドル⇛ペソ⇛A国の通貨」といくつも通貨を間に挟む必要があります。(当然手数料や時間がその分かかります) これらの国際送金の問題を解決するために作られたのが前項でも登場したRipple社のxRapidです。 xRapidを利用することで何通りも用意しなければならなかった決済ルートを1つにまとめることが可能になります。 銀行は国際送金のコストを抑えるためにxRapidとその中で使われる通貨XRPを導入していくことが考えられます。 また、Ripple社はガバナンス、コンプライアンス、銀行システムへの統合など新技術の実装に関して幅広く対応しているため、新技術に懐疑的な銀行もカバーしていくことが可能であるとされています。 ③国際送金をする必要がある企業がXRPを保有する 銀行がRipple社のソフトウェアやXRPの決済ルートを導入した次の段階として、シュワルツ氏は「国際送金をする必要がある企業がXRPを保有する」と述べています。 銀行のように直接お金を取り扱っていない企業がXRPを保有し、XRPの決済ルートを導入するメリットはなんなのでしょうか。 例えばアメリカでスマホの半導体を開発している企業を例にとって考えてみましょう。 半導体を作るには様々な部品が必要になるので、自国よりも人件費などのコストが抑えられるタイやインドなどの会社から部品を輸入します。 これらの国へ支払いを行う場合、それぞれの国の通貨で支払う必要があり、米ドルを一度両替しなければなりません。 両替には手数料がかかり、さらにこれは企業レベルでの支払いの話なので無視できる数字ではありません。そこが、XRPへの両替であれば割安で済むというわけです。 このように、直接的に国際送金に関係していない企業でもXRPを保有し、XRPの決済ルートを利用するメリットはあるとシュワルツ氏は言います。 ④Appleのような大企業が需要の高まったXRPを保有する 仮に世界中の中小企業がXRPを保有しその決済ルートを利用していくと、今度はAppleのようなユニコーン企業もXRPを保有するようになるとシュワルツ氏は述べています。 Appleも世界中からスマートフォンの部品などを輸入し、そこから世界中に製品を売り出しています。 もし③のステージが実現して、世界中の中小企業がXRPの決済ルートを利用しているとすると、AppleもXRPの決済ルートを利用するためにXRPを保有しようとします。 なぜならAppleも世界中の会社に支払いをしているからです。 もしこの話が実現すると、XRPに対して莫大な需要が生まれそれと共に価格が上昇することが予測されます。 ここまでがRipple社CTOのシュワルツ氏が描いているXRPの価格上昇シナリオです。 ⑤注意点 これまで紹介してきたものはあくまでRipple社の人間が考えている理想のシナリオです。 「将来値段が上がるからXRPを買え!」というわけではありません。 あくまでこれらのシナリオは「こうなったらいいよね」ぐらいに捉えていただけたらと思います。 XRP(リップル)の価格推移は? これまでRipple社が思い描くXRP(リップル)の価格上昇シナリオを紹介してきましたが、現在のXRPの市場はどのようになっているのでしょうか。 2017年末から2018年初の仮想通貨バブルが弾けてから、XRPは25〜35円の間を行ったり来たりしています。(記事執筆現在:2020年2月) 現在の状況は、先程あげたシナリオの段階で言うとRipple社のソフトウェアが利用され始めた段階なので、Ripple社が目指すXRPの利用方法はまだ実現されていません。 ①銀行がRipple社のソフトウェアを利用する←いまここの最中! ↓ ②銀行がXRPの決済ルートを利用する ↓ ③国際送金をする必要がある企業がXRPを保有する ↓ ④Appleのような大企業も需要が高まったXRPを保有する 「数年かけてやっと1つ目の段階を達成できるかどうか」という現状を考えると、このシナリオを通りすべていったとしてもそれには長い時間がかかりそうです。 XRPを買うならここ!おすすめ取引所を紹介 今後に期待が集まるXRPを購入できるおすすめの取引所を紹介していきます。 使いやすさや手数料のやすさなど、自分に合った取引所を利用してみてください。 各取引所の登録方法や使い方もリンク先の記事で紹介しています。 (↓こちらの記事ではさらに詳しくXRPの買い方について紹介しています。↓) Ripple(リップル)の仮想通貨「XRP」の買い方とおすすめ取引所を徹底解説! bitbank(ビットバンク) 人気・知名度 [star rating="5"] 取引手数料 無料 XRPの取扱い 現物取引 取引所(板取引)形式 XRPの取引量 多い 取引手数料無料の国内最大級の取引所「bitbank(ビットバンク)」 bitbank(ビットバンク)はXRPの取引量が世界一位になったこともある国内取引所です。 bitabankの特徴として取引手数料無料でXRPを購入できることがあげられます。PCサイトとスマホアプリの両方でトレードを行うことができるのでスマホで手軽に購入したい方におすすめです。 ただし注意点として、bitbankの取引所(板取引)方式でのみXRPを購入できるので「板取引に不安がある」という方は他の取引所をおすすめします。 登録方法を確認する Coincheck(コインチェック) 人気・知名度 [star rating="4"] 取引手数料 無料 ※建玉管理料やスワップは別 XRPの取扱い 現物取引 販売所方式 XRPの取引量 普通 アプリの使いやすさ・見やすさは業界No.1「Coincheck(コインチェック)」 Coincheck(コインチェック)は国内知名度No.1仮想通貨取引所です。「販売所方式」でXRPを購入できるため初心者でも簡単にXRPを購入することができます。 昨年の流出事件で一時はサービスを中止していましたが、金融庁の厳しい業務改善命令を受けてセキュリティ面を改善し、現在は通常どおり運営しています。 取引所(板取引)方式でXRPを購入するよりも多少値段が高くなりますが、スマホアプリなども使いやすいため初心者におすすめの取引所です。 登録方法を確認する まとめ Ripple社が思い描くXRPの価格上昇シナリオを紹介してきましたが、今後の投資の判断材料に役立ちそうな情報はあったでしょうか。 投資はポジショントーク(発信者が自分に有利になるような意見を言うこと)やスキャム情報に惑わされず、自分で判断材料を蓄積していくことが重要になります。 Rippleは今年も11月に自社カンファレンス「SWELL」を開催します。こちらのイベントでも、同社が展開する事業状況や新たな計画が発表されるかもしれません。 Ripple(リップル)主催カンファレンス「SWELL 2019」の登壇イベントが一部公開済 - CRYPTO TIMES 画像協力 : 仮想通貨?儲かるのか? by ビケルマンさん
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2020/02/02【厳選】仮想通貨を無料で始める方法【かんたんです】
「仮想通貨を無料でもらうことはできないだろうか、、、、?」 と考えている方は多いのではないでしょうか。 実は仮想通貨は無料でも始めることができるんです。 ただし、適切な情報を持っていないと「時間と労力をかけたのにほとんどもらえなかった」という事態になってしまいます。 そこで本記事では無料で仮想通貨がほしいという方向けに、 ・ある程度の金額がもらえる ・おもしろい という2つのポイントでおすすめの方法を紹介してみました。 後半には、少額でも儲ける方法についても紹介しているので是非最後まで読んでみてください! 仮想通貨を無料でもらうおすすめの2つの方法 ①DMM Bitcoinで口座開設をする ③ゲームでカードを集める ①DMM Bitcoinで口座開設をする おもしろさ [star rating="1"] 難易度 かんたん 金額 1000円 方法 取引所で口座開設する 必要なもの ・スマホ、タブレット、PC ・メールアドレス ・電話番号 ・本人確認書類 最初に紹介するのが、DMMが運営している国内取引所「DMM Bitcoin」で口座開設を行う方法です。 DMM Bitcoinで口座開設をすると1000円をもらうことができます。 この1000円は開設したトレード口座に入金されるため、そのままビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨を購入することが可能となります。 口座開設の手順は以下のような流れです。 1.個人情報を入力して登録申請をする ↓ 2.申請を待つ(約1週間ぐらい) ↓ 3.口座開設完了 このようにかんたんな3ステップで口座開設をすることができます。 ただし、登録申請の際はパスポートや運転免許証などの本人確認書類が必要となってくるのでそこだけ注意しましょう。 今後仮想通貨の購入を検討している方も、是非この機会に取引所口座を作っておきましょう。 登録方法を確認する ③ブロックチェーンゲームでカードを集める おもしろさ [star rating="5"] 難易度 難しい 金額 未知数 方法 ブロックチェーンゲーム「クリプトスペルズ」でカードを集める 必要なもの ・スマホ、タブレット、PC ・メールアドレス or Twitterアカウント ・イーサリアムのアドレス 最後に紹介するのが「Crypto Spells」というブロックチェーンゲームで仮想通貨を集める方法です。 Crypto Spellsとは、ブロックチェーンを利用したTCG(トレーディングカードゲーム)です。 [caption id="attachment_45481" align="aligncenter" width="483"] Crypto Spellsのカード[/caption] ゲームを進める中でイーサリアム(ETH)に交換できる「SPL」というポイントを貯めることができます。 上手くSPLを稼ぐことができれば、コミットメント次第で数千円〜数万円分の仮想通貨をゲットすることができます。 唯一の欠点として挙げられるのが、SPLポイントをイーサリアムに変えるのが少しややこしいということです。 Crypto Spellsはゲームとしてもかなりおもしろいので「楽しみながら仮想通貨がほしい」という方には大変おすすめの方法となります。 少ない資金で儲ける方法 FXでレバレッジをかける 上記で説明してきた通り仮想通貨は無料で始めることができることが分かりました。 しかし、無料でもらえる量の仮想通貨なので、それだけで大きな儲けを出すことはやはり難しいです。 ただし「FXでレバレッジをかけてトレードする」という方法を使えば、少ない資金でもある程度のリターンを期待することができます。 高リスク高リターンのFXトレードを行う際には以下の2つのポイントを守る必要があります。 ・追証(借金のリスク)がない取引所を使う ・余裕のある範囲内でトレードを行う 先ほど紹介した方法で仮想通貨を集めることができたら、是非レバレッジトレードに挑戦してみましょう! 「Bitmex」という取引所は証拠金以上に損をしない(借金がない)システムでFXトレードができるのでおすすめです。 登録はこちら! 追証がない取引所ってどこ? GMOコイン、DMMビットコイン、Liquid、BitMEX(英語)、CryptoGT まとめ まとめ・仮想通貨は無料でも始められる ・「DMM Bitcoin」の口座を開設する ・コイン相場の「エアドロップQ」でクイズに答える ・「CryptoSpells」でカードを集める ・もっと儲けたい人は集めた仮想通貨でレバレッジ取引 2017年末の仮想通貨バブル時には、Airdrop(=仮想通貨の無料配布)で集めた仮想通貨の合計が数万円以上になるケースもありました。 仮想通貨は例え無料でもらえるほどの量でも結構馬鹿にならない金額になったりするものです。 そんな仮想通貨ですが「もう一度バブルが起こるのではないか」という声も一部ではあがっています。 以下の記事では、仮想通貨の今後の将来性について紹介しているので、気になった方はしっかりと読んでおきましょう。 詳しくはこちら!【初心者向け】参入はまだ遅くない?仮想通貨の将来性を徹底解説< 最後まで読んでくださってありがとうございました!!
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2020/02/01仮想通貨の現物取引とは?【レバレッジ取引と比較】
「現物取引って何?」 仮想通貨をやっているとこのような疑問を持つことがあるかと思います。 仮想通貨には3つの取引タイプがあり、上手に使いこなすことがとても重要です。 本記事では、現物取引やその他の取引方法の特徴について詳しく解説しています。 具体的には下記です。 ・仮想通貨の現物取引とは? ・他にはどんな取引方法がある? ・まとめ 「現物取引って何?」 「現物取引とレバレッジ取引はどう使い分けるの?」 といった方は是非最後まで読んでみてください! 仮想通貨の現物取引とは? 現物取引とは仮想通貨を「実際に」売ったり買ったりする取引方法です。 そのため、現物取引では自己資金の範囲内でのみ取引が可能となります。 つまり「10万円しか持っていない場合、10万円分のビットコインしか買えない」というのが現物取引ということになります。 そんな現物取引には下記の2種類があります。 ・取引所方式(板取引) ・販売所方式 取引所方式(板取引)とは「仮想通貨を売りたい人と買いたい人が希望価格を決めて、マッチングしたら売買が成立する」という取引方法です。 株取引などをやったことがある方は馴染みある方法だと思いますが、わからない方はユーザー同士が価格を決めて売買を行う「メルカリ」をイメージするといいかもしれません。 一方、販売所方式とは「企業が売ってる仮想通貨を買ったり、買い取ってもらう」という取引方法です。 こちらは、売られている漫画を買ったり自分の漫画を買い取ってもらえる「ブックオフ」をイメージするとわかりやすいでしょう。 「販売所方式」はユーザー同士で売買を行う取引所方式よりかんたんに仮想通貨の売買が行える代わりに割高となることが多いです。 現物取引のメリット・デメリット メリット 「投資した額以上は失う可能性がない」 デメリット 「資金が少ないとリターンが少ない」 「ショート(=空売り)ができない」 現物取引のメリットは「投資した額以上は失う可能性がない」という点です。 現物取引では、自己資金内で取引を行うため投資した額以上を失う可能性がありません。 現物取引のデメリットは下記の2つです。 ・資金が少ないとリターンが少ない ・ショート(=空売り)ができない という2つの点です。 自己資金内でしか取引できないということはメリットでもありますが、言い換えると「資金が少ないと十分なリターンを期待することができない」ということにもなります。 また、現物取引では売りから入る取引方法である「ショート(=空売り)」ができないため、取引の幅が狭くなってしまうというデメリットもあります。 他にはどんな取引方法がある? ①レバレッジ取引 ②先物取引 ①レバレッジ取引 レバレッジ取引とは、自分が持っている資金の何倍もの金額で売買ができる取引方法です。 レバレッジ取引を行う場合、まず最初に証拠金を取引所に預けてトレード専用のお金を借ります。 そして、この預けた証拠金に対して2倍、3倍とレバレッジ(=てこの原理)をかけて取引を行います。 例えば200倍までレバレッジをかけられる取引所に10万円の証拠金を預けた場合、レバレッジ200倍の2000万円分のトレードができるようになります。 このようにレバレッジ取引は自分の資金にレバレッジをかけて大きなリターンを狙うことができる手法となります。 レバレッジ取引のメリット・デメリット レバレッジ取引のメリット下記の2つです・ ・少ない資金で大きなリターンを期待できる ・ショートを行うことができる レバレッジ取引は現物取引と違い、少ない資金で大きなリターンを期待することができます。 また、現物取引ではできないショート(=空売り)という取引を行うことができます。 ちなみにショートとは、売りからスタートする取引方法で「価格が下がったら儲かる」という手法です。 レバレッジ取引のデメリットは下記の2つです。 ・損失リスクが高くなる ・借金を負う可能性がある レバレッジ取引では、自己資金にレバレッジをかけて高リターンを狙うことができますが、当然ながら損失が大きくなる可能性も高まります。 また、取引所によっては損失が証拠金を越えた場合「追証」と呼ばれる借金を背負うことになります。 ②先物取引 先物取引とは、将来する予定の売買を前もって約束する取引方法のことです。 先物取引は少し分かりづらいので例を出して考えてみましょう。 例えば、Aさんが「100万円のサファイアの指輪がほしい」と思ったとします。 しかし、Aさんは来月の給料が入らないとこの指輪は買うことができません。 そこでAさんは「1ヶ月後にこのサファイアの指輪を100万円で購入します」と取引の約束をしました。これが先物取引です。 なぜ、Aさんが先物取引をしたかと言うと、サファイアのような宝石は価格が変動するため1ヶ月後には100万円では買えなくなっている可能性があるからです。 このように先物取引とは、将来起こりうる価格変動のリスクをヘッジ(回避)することができる取引方法となります。 先物取引のメリット・デメリット 先物取引は決済する期限を決める取引であると説明しましたが、実は先物取引では期限前でも利益が出ていた時点で決済を完了させることができます。 これを「差金決済」といい、これが先物取引のメリットとなります。 例えば「12/31に1BTCを100万円で買う」と決めていた場合でも、11月の時点で80万円ぐらいになっていたら早めに買ってしまうことができるというわけです。 デメリットとしては、レバレッジ取引と同様に「レバレッジをかけた際に資金管理が難しくなる」ということが挙げられます。 そのため先物取引においても資金管理をしっかり行う必要があります。 3つの取引方法について表で再確認しよう 概要 メリット デメリット 現物取引 「実際に」仮想通貨を売ったり買ったりする方法 ・投資した額以上は損しない ・買いから入ることしかできない ・少ない資金ではリターンが小さい レバレッジ取引 自分資金の何倍もの金額で売買ができる方法 ・少ない資金で大きなリターンが得られる ・売りから入ることができる ・損失が大きくなる可能性が高くなる ・借金を負う可能性がある(取引所によっては) 先物取引 将来に行う売買を前もって約束する方法 ・差金決済ができる ・損失が大きくなる可能性がある ・借金を負う可能性がある(取引所によっては) まとめ 仮想通貨取引には「現物取引」「先物取引」「レバレッジ取引」の3つの種類があることが分かりました。 仮想通貨投資を行う際はこれら3つの取引方法を使い分けて無駄なリスクを最小限にすることが重要です。 また、仮想通貨投資をやるうえで重要な知っておくべきことがもう一つあります。 それは仮想通貨の「現状」や「将来性」についてしっかりと知っておくことです。 これらをしっかりと把握して良いタイミングで投資を行わないとみなさんの大事な資産を失う可能性が高まってしまいます。 以下の記事では、仮想通貨の現在の市場や将来性などについて詳しく解説しているので仮想通貨投資を考えてる方はしっかりと読んでおきましょう。 詳しくはこちら!>【初心者向け】参入はまだ遅くない?仮想通貨の将来性を徹底解説< 以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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2020/02/01仮想通貨のメリット・デメリットを紹介【電子マネーと違う】
「すべての物事にはメリットとデメリットがある」 これは何事にも当てはまることで仮想通貨も例外ではありません。 仮想通貨には世間に注目されがちなメリットだけでなく、デメリットも存在します。 本記事では仮想通貨の深い知識を得るためにも仮想通貨の良い面と悪い面の両方について詳しく説明していきます。 具体的には下記です。 ・そもそも仮想通貨とは何か ・仮想通貨のメリット・デメリット ・今後予想されるのユースケース 仮想通貨はあなたのお金に直接関わるものだからこそ、正しい知識を持っている必要があります。 「仮想通貨のメリットとデメリットを知りたい」 「仮想通貨ってどんな使われ方があるの?」 といった方は是非最後まで読んでみてください! そもそも仮想通貨とは? 仮想通貨とはブロックチェーン技術が支えているインターネット上のお金です。 2009年のサトシ・ナカモトの論文発表により生まれた仮想通貨ですが、2019年になってもまだまだ話題が尽きません。 そんな仮想通貨は以下の5つに分類できます。 -ネットワークトークン- ブロックチェーンに直接紐付けられており、各ブロックチェーンの仕組みを維持している仮想通貨。(例、BTC、ETH、EOS) -ユーティリティトークン- ブロックチェーン上で成り立つ通貨。Ethereum(イーサリアム)上で作られるものが多い。(例:TRON、BNB) -ノンファンジブルトークン- ゲーム上のアイテムやキャラクターをトークン化したもの。Ethereum上で発行されることが多い。(例:マイクリプトヒーローズのキャラクター、クリプトスペルズのカード) -セキュリティトークン- 株式や債権、ストックオプションなどをトークン化したもの。 -リアルアセットトークン- ドルやユーロなどの法定通貨に価値が紐付けられている通貨。(例:USDT) (ユースケース:資産のトークン化、価値の付与) これらすべてを覚える必要はありませんが「仮想通貨と一口に言っても様々な種類がある」ということは抑えておきましょう。 では、次に本題である仮想通貨のメリット・デメリットについて見ていきましょう。 仮想通貨の5つのメリット 5つのメリット①送金が早い、安い、いつでも可能 ②国や機関を頼らなくて良い ③ブロックチェーンを維持できる ④少額から投資できる ⑤ボラティリティが高い ①送金が早い、安い、いつでも可能 仮想通貨は日本円などの法定通貨と比べて送金を早く、安く、いつでも行うことができます。 仮想通貨の送金はスマホなどで以下の2点を入力するだけで出来てしまいます。 ・送り先のウォレットアドレス ・パスワード 仮に海外にいる友だちから夜中の3時に「いますぐ仮想通貨を送ってほしい」と頼まれた場合でも、仮想通貨であればすぐに対応することができるんですね。 もし日本円を海外に送らなければいけないとしたら、多額の手数料と時間がかかってしまうことは容易に想像できると思います。 このように、インターネット上のお金である仮想通貨はこれまでのお金よりもスピーディな送金を手軽に行えるのです。 ②国や機関を信頼しなくてもいい 次に紹介するのが「国や機関を信頼しなくてもいい」というメリットです。 ビットコインのような仮想通貨は、特定の国や機関を信頼せずに(=トラストレスで)使うことができます。 なぜなら仮想通貨を支えているブロックチェーン技術は、特定の国や機関ではなく全員で管理するシステムだからです。 人類が誕生してから今まで、誰も信頼しなくても使えるお金は存在しませんでした。 私達が普段使っている日本円も、わたしたちが日本銀行や日本政府を信頼しているから機能しています。 これに対して仮想通貨は特定の機関や政府を信頼する必要がありません。 仮想通貨はこれまでの通貨の概念を越えたトラストレスなお金なのです。 ③ブロックチェーンを維持できる 次に紹介するのが「ブロックチェーンを維持できる」というメリットです。 BTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)などの仮想通貨はブロックチェーンの維持に関して大きな役割を担っています。 ブロックチェーンではマイナーと呼ばれる人達がデータ承認を行っているわけですが、その作業に対するインセンティブ(報酬)として仮想通貨が支払われています。 これは言い換えると「インセンティブとしての仮想通貨がなければブロックチェーンの維持は難しい」とすることもできます。 どちらかが一方的に支えているわけではなく「仮想通貨とブロックチェーンはお互いで支え合っている」ということを覚えておきましょう。 ④少額から投資できる 仮想通貨の投資的観点でのメリットも紹介していきましょう。 仮想通貨は1000円ほどの少額からでも投資を始めることができます。 なぜなら、仮想通貨には以下の2つの特徴があるからです。 ・小数点以下で購入できる ・単価が安い通貨がある 例えば 、1BTC(ビットコイン)=100万円だった場合でも、0.001BTC=1000円から購入することができます。 また、単価が安いXEM(ネム)などの通貨では、1XEM=4円程で購入することも可能です。 上場企業の株を買う場合、最低でも数十万〜数百万円が必要ですが、仮想通貨はビットコインのような人気通貨でも少額から購入することができます。 ⑤ボラティリティが高い もう一つ、投資的な面のでメリットとして「ボラティリティが高い」という点が挙げられます。 仮想通貨は価格変動性(=ボラティリティ)が大きい投資対象として知られています。 下の画像のように仮想通貨の価格は数時間で約50%程で価格が動くこともあります。 「ボラティリティが高い=チャンスが大きい」ということなので、仮想通貨は他の投資対象よりもチャンスが大きいと言えるでしょう。 coin360.com 仮想通貨の4つのデメリット 4つのデメリット①電子機器やITリテラシーが必要 ②ハッキングリスクがある ③ボラティリティが激しい ④市場が不安定 電子機器やITリテラシーが必要 仮想通貨を利用するには「スマホやPCなどの電子機器」や「最低限のITリテラシー」が必要です。 これは、仮想通貨にとって最大のデメリットと言えるでしょう。 仮想通貨の送金や売買にはスマホやPCが必要ですし、パスワード管理などのITリテラシーも必要です。 一方で、私達が普段使っているお金は老若男女、どこの国の人でも直感的に使えますよね。 仮想通貨の場合、ITリテラシーが低い老人や子供、通信設備が普及していない国の人には仮想通貨を使うのは難しいでしょう。 仮想通貨は最先端のお金ですが、利用できる人が限定されてしまうのです。 ハッキングリスクがある 仮想通貨には取引所に預けている限り、ハッキングリスクが存在します。 仮想通貨はインターネット上のお金なので、盗まれる時は銀行強盗ではなくハッキングによって盗み出されます。 みなさんの記憶にも新しい「Coincheckハッキング事件」では、約560億円もの仮想通貨が盗み出されてしまいました。 仮想通貨には現金と違い、物質的な重さが存在しないため盗まれる時は一気に盗まれます。 仮想通貨はインターネット上で使える反面「ハッキング」という新たなリスクが生じてしまうのです。 *「取引所」がハッキングされる可能性があるのであって、仮想通貨の仕組みそのものはこれまでハッキングされたことはありません ボラティリティが激しい 仮想通貨はボラティリティ(=価格変動性)が激しいため、 ・投資対象として高リスク ・普段の買い物には使えない というデメリットが生じます。 ボラティリティが高いということは、高リターンが期待できる反面、高リスクでもあるいうことです。 また、ボラティリティが高い仮想通貨は、日常の買い物などの決済手段には向いていません。 「昨日は1BTCで買えたテレビが、今日になったら2BTC必要になっていた」なんていうお金は使い物にならないですよね。 仮想通貨は価格が安定していないがために「投資対象として高リスク」「決済手段として向いていない」というデメリットが生まれてしまうのです。 市場が不安定 最後に挙げる仮想通貨のデメリットは「市場が不安定」という点です。 仮想通貨市場は大口トレーダーが操作しやすい市場とされています。 というのも仮想通貨市場はまだまだ未成熟なため、資金力を持った人が仮想通貨に参入すると大きな力を持てるのです。 仮想通貨市場は株や為替と比べると「クセがある市場である」ということを覚えておきましょう。 今後予想される5つのユースケース 5つのユースケースケース①:資産のトークン化 ケース②:IDや所有権の証明 ケース③:サプライチェーン ケース④:価値の付与 ケース⑤:分散型マーケットプレイス ケース①:資産のトークン化 最初に紹介するのが「資産のトークン化」というユースケースです。 こちらはセキュリティトークンに当てはまる活用事例で、株式などのトークン化することで「未上場企業株の流動性向上」が期待できるとされています。 未上場企業とはNASDAQなどの証券取引所で株式が取り扱われていない企業のことを指します。 実はこの未上場企業の株式市場はとても大きいのです。 もし「Airbnb」のような未上場企業の株式がトークン化されると、これまで一部の人しかアクセスできなかった株式が市場に出回ることになります。 仮想通貨(セキュリティトークン)が実現・普及すればこれまで眠っていた株などにより多くの人がアクセスできるようになります。 価値の付与 次に紹介するのが「価値の付与」というユースケースです。 仮想通貨(主にノンファンジブルトークン)を用いることで、これまで価値をつけられなかったものに価値を付与することができます。 これだけでは、抽象的すぎるので一つ例を出します。 「クリプトスペルズ」というブロックチェーンゲームでは、カードの1枚1枚がトークン化されています。 トークン化されたカードはブロックチェーンに情報が刻まれているので「このカードは世界に一つしかない」と証明することが可能です。 これにより、これまでただのデータに過ぎなかったカードに価値が付与されることになります。 現在、ノンファンジブルトークンに最も適しているのは「ゲーム」の分野とされ、ブロックチェーンゲームと呼ばれるものが注目を集めています。 今後は、仮想通貨によってこれまで価値が付けられなかったような経験や能力などにも価値が付与される時代が来るかもしれません。 IDや所有権の証明 次に紹介するのが「IDや所有権の証明」というユースケースです。 ブロックチェーンとそれを維持する仮想通貨を使うことで、絶対に偽造されない身分証明データや権利証明書を作ることができます。 なぜならブロックチェーンには「一度刻まれた情報の改ざんはほぼ不可能」という特徴があるからです。 自分の経歴、土地や財産の所有権をブロックチェーン・仮想通貨で証明できるようになれば、詐称や証明にかかるコストなどを大幅に減らすことができるでしょう。 分散型マーケットの誕生 次に紹介するのが「分散型マーケットの誕生」というユースケースです。 分かりづらいので少し言い換えると「仮想通貨を使うことでブロックチェーン技術が搭載されたアプリケーションを誰でも作り出すことができるようになる」ということです。 Ethereum(イーサリアム)がその例で、Etehreum上でアプリケーションを作ることで、ブロックチェーンの特徴をもったアプリをかんたんに作ることができます。 ちなみにこのEthereumを支えているのが、ネットワークトークンのETH(イーサ)という仮想通貨です。 仮想通貨とブロックチェーン技術が普及することで分散型アプリケーションを作るコストが減り、これまでなかった新しい分散型のマーケットが誕生するのです。 サプライチェーン 最後に紹介するのがサプライチェーンとしてのユースケースです。 サプライチェーンとは、商品が生産者から消費者に渡るまでの一連の流れを表します。 ブロックチェーン技術をサプライチェーンに組み込むことで、よりクリアな流通を可能にすることができます。 例えば、ブランドバックは高価であるが故に、偽造品などが大量に市場に出回りやすいという特徴を持っていますよね。 そこで、生産者から消費者に届くまでの情報を改ざんができないブロックチェーン上で管理することにより、消費者は安心して本物を手にすることができるようになります。 このようにブロックチェーンや仮想通貨を使うことにより、クリアな流通を行えるようになるのです。 まとめ 本記事のまとめ-仮想通貨のメリット- ①送金が早い、安い、いつでも可能 ②国や機関を頼らなくて良い ③ブロックチェーンを維持できる ④少額から投資できる ⑤ボラティリティが高い -仮想通貨のデメリット- ①電子機器やITリテラシーが必要 ②ハッキングのリスク ③ボラティリティが激しい(高リスク、決済に使えない) ④市場が不安定 -ユースケース- 「IDや所有権の証明」「価値の付与」「分散型マーケットの誕生」など 仮想通貨は始めるまでの難易度が少々高いです。 以下の記事では仮想通貨の始め方について詳しく解説しているので「これから仮想通貨を始めたい」と思っている方は読んでおくとよいでしょう。 あわせて読みたい仮想通貨の始め方 | 今日からできる!【完全ガイド】 以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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2020/01/26兼業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【1月26日】
みなさん、こんにちは!えむけん(@BinaryMkent)です。 年始から続いていた難易度調整によるボラティリティもひと段落し、現状「ここからもう1段上げるのか?」といった状況ですね。 出来高も萎みつつあるため、売買を急ぐ必要はありませんが、以降上目線が継続した際のことを考え、今のうちに具体的な買い場・損切りポイントを決めておきましょう!今回もぜひ最後までお付き合いくださいませ! それでは早速、BTCの分析から進めていきましょう。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) こちらが、現在のBTC(日足)になります。まずは、ここまでの流れをおさらいしてみましょう。 年末に黄色チャネル下限に接触後、二番底を形成し、年始には黄色チャネルを大きく上抜けてきました。そしてその後、9400ドルの抵抗帯・200SMA(赤)に接触し、現在は下落に転じております。 長期チャネル(黄)を上抜けている点からも、長期上目線なのは明白ですが、9400ドルの抵抗帯、加えて日足の200SMAと上値が目に見えて重いため、なんだかこのままずるずると下落してしまいそうにも見えますね。 しかし、この後押し目さえ固めることができれば、9400ドルをネックラインとした逆三尊の形成・成立、その後の高値更新も望める状況です。 長期チャネルを上抜けている点も踏まえると、ここはRR的にも中期上昇トレンド継続を前提に、あらかじめ押し目候補をピックアップし、局所的に買いに回るのが最も妥当でしょう。 では、次に中期足(4時間足)を元に、押し目となりうるポイントを考察してみましょう。 BTCチャート(中期) こちらが中期チャート(4時間足)になります。 注目すべきは、「チャネル(橙)下限」と「支持帯(7700ドル)」ですね。それぞれ、詳しく解説していきましょう。 まずは、「チャネル(橙)下限」。このチャネル自体は、底形成の際に形成したもので、年末から現在まで続く、中期トレンドを支えるサポートラインです。つい先日の高値からの折り返しを見ても、現状このチャネルに対する信頼度は高く、依然判断材料としても有効だと思われます。 次に、「支持帯(7700ドル)」。この価格帯は、昨年10月5日の「ダブルボトム形成失敗⇒安値更新⇒突っ込み売りを燃料にした急上昇」以降、何度も意識させられた節目のようなポイントです。 当然、意識された価格帯ということは、この価格をきっかけにした既存ポジションも多いわけであり、それらを利用してダマシが発生する可能性も大いにあり得ます。しかし、ラインの注目度としては先ほどのチャネル同様、非常に高く、信頼度も高いものだと思われます。 現在、個人的には上記2点の押し目を基準に、現物を追加で買い下がっています。(もちろん、上記ラインを下抜けた場合には損切り予定です。) では、これらを元に現状から考えられる今後のシナリオ、その考察に移りましょう。 BTCチャートの総評 さて、それではBTCチャートについてまとめていきましょう。今回想定されるシナリオはざっくり2通りです。 7700ドル下抜け ⇒6700ドルまで下落 7700ドル上で押し目形成 ⇒再度高値更新へ 現状から考えられるシナリオとしては、以上2通りでしょう。 もちろん、どちらにも動きうる状況ですが、黄色チャネルを上抜けているので、どちらかといえば上目線優勢でしょう。その点を踏まえると、やはり「7700ドルまでに押し目を作れるか?」というのは非常に重要ですね。 恐らく、7700ドルを下抜けなかった場合には、じわじわと下げてくる200SMA(赤)とチャネル下限(橙)とでペナント形成に向かい、そのブレイクをもって今後の方向を決める流れになるのでは?と見ています。 では、次にアルト市場を分析していきましょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/) 特段、BTCドミナンスに大きな変化はありませんが、1月18日(直近高値9400ドル)時点の「価格↑ドミナンス↓」が気になりますね。 では少し拡大して、アルトコインのドミナンス推移を見てみましょう。 こちらを見てみますと、BTCドミナンスの下落とほぼ同時期に、「BCHABC(黄)」、「BCHSV(赤)」、「ETH(橙)」、「Others(緑)」の4種のドミナンス上昇が確認できますね。 変動時期とBTCフォークコインであるBCHABC・BCHSVの動向を踏まえると、恐らくBTC採掘難易度上昇による資金移動(マイナー層)に起因したものでしょう。 以降は、これら2通貨に流れた資金がどう動くのか?そして、この動きに乗じたETH・Othersに引き続き資金が集まるのか?に注目ですね。 ということで、今回は中でも最も出来高が大きく、資金が集まる可能性の高い「ETH(イーサリアム)」の動向を分析・考察していこうと思います。 主要アルトの動向 ETHUSD(日足) このように、現状300ドル周辺から大きく下げておりますが、BTC同様チャネル下限(橙)周辺にてダイバージェンス(上昇転換示唆)を発生させ、その後同チャネル上限を綺麗に上抜けております。 このため、長期的な目線は「上優勢」といった状況ですが、こちらもBTC同様にすぐ頭上に200SMAを控えており、上値も若干重そうですね。 個人的には、長期上目線を踏まえると、155ドルの支持帯(黄)と200SMA(赤)とで保ち合い(白ゾーン)を形成する展開になるのでは?と見ています。 では次に、中期足を元により細かい分析を進めていきましょう。 ETHUSD(4時間足) 現在、直近高値周辺にて三尊を形成・成立させ、そのネックラインでのリターンムーブを終えた状態になります。これを踏まえると、どちらかといえば短期的には下目線ですね。 そのため、むやみに買いに突っ込むのではなく、長期支持帯である155ドル(黄)もしくは、直近三尊のネックライン否定(白点線上抜け)を機にした買いがRR的にも妥当でしょう。(個人的には、4時間足200SMAの反応がいいと見ているので、200SMAの下抜けまでをめどに買い下がってもいいかなと思ってます) 総評(まとめ) さて、それでは最後にまとめに入りましょう。 【BTC】7700ドルに注目! ⇒抜けたら6700ドル 【アルト】BTC→主要アルト ⇒ETHチャートに注目 このように、BTC・アルトは引き続き上目線ですが、再度高値に向かうのか?はここから押し目を作れるかどうか?次第・・・、といった状況です。 当然押し目を作れなければ、これまで溜まってきたロングポジションが手放され、その分大きな下落に繋がる可能性もありますので油断は禁物ですね。 こういった長期目線を左右するようなポイントは、一歩間違えば長期間の塩漬けに繋がってしまいます。引き続き、適切なポイントで買って、妥当なポイントにて機械的に損切りを行うよう、心がけていきましょう! 少し短いですが、今回は以上とさせていただきます。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 現在、私えむけんが制作した動画教材『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』、好評販売中です! 今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)
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2020/01/22推定1000万人が騙された「プラストークン」儲かるが謳い文句の高配当型ウォレットの闇
※本記事は速報的な情報を多く含んでいるため、今後も追記・修正をしていきます。 AIを活用した自動裁定取引ツールで月利10%を約束する「Plus Token (プラストークン)」において、利用者が出金ができず資産を引き出せなくなっている事件が話題になっています。 ポンジスキームで30億ドル相当のBTCやETH、EOSを騙し取ったプラストークンの資産は複数ウォレットに流れ出ており、多数機関によるアドレス追跡が続いています。 被害者数は同スキャム発祥の中国や、日本・韓国を中心に1000万人にものぼり、そのうち多くは暗号資産やブロックチェーンに関する知識のない人たちであると推定されています。 「500ドルからの出資で月利10%」を謳うプラストークン [caption id="" align="aligncenter" width="577"] 問題となっているサービスの謳い文句[/caption] 2018年中旬ごろに登場したプラストークンは、AIを用いて暗号資産取引所間の裁定取引を自動で行い、「500ドルからの出資で月利10%」が稼げると謳っています。 配当額はプラストークンと呼ばれる仲介単位で配布され、利用者はそれをビットコインやイーサリアム、EOSなどに換金するか、複利で運用を続けるかを選べるという仕組みになっています。 また、紹介した人の運用額の9.5%に加え、そこから連鎖して招待されたユーザー9人までの運用額の1%の還元する「勧誘・アフィリエイト報酬」制度も設けられています。 [caption id="" align="aligncenter" width="556"] このようなうまい話があるのだろうか...[/caption] ウェブサイトが提示する例では、100万円の原資がアフィリエイトの数次第で140万〜1610万円にまで膨らむとされています。 プラストークンのランディングページにはこういった投資情報が詳しく記載されており、終わりにはサービスへの登録方法やウォレットの使用方法などへのリンクも載せられています。 推定1000万人が資産引出し不可に!?被害額は30億ドル相当 今年7月に入り、運営者とみられる中国人6人がバヌアツで逮捕されたことが判明し、以降中国を中心に資産が引き出せないという利用客の声が目立ち始めました。 被害総額は現在30億ドル相当のBTCやETH、EOSで、中・日・韓を中心に推定1000万人が被害に遭っているとみられています。 SNS上では「運営ウォレットの資産がブロックチェーンエクスプローラで確認できない」ことが指摘されており、さらに、イーサリアムのエクスプローラ「Etherscan」では対象アドレスが「プラストークン・ポンジスキャムに使用されているアドレス」としてフラグされています。 [caption id="" align="aligncenter" width="340"] 運営アドレスはEtherscan上で「注意!このアドレスはプラストークン・ポンジスキャムに使われたアドレスとして報告されています」と表示される。[/caption] 運営関係者は他にもまだいる?顧客資産の行方 運営者とみられる6人がバヌアツで逮捕されているものの、記事執筆時点(2019年8月16日)もプラストークン運営のものとみられるウォレットから大量の暗号資産が送金されています。 [caption id="" align="aligncenter" width="501"] PeckShield Inc.が公開したデータ[/caption] 新興ブロックチェーンセキュリティ企業のPeckShield Inc.が公開したデータによれば、プラストークンのウォレットから送金された資産は現在複数のウォレットに分散され、一部は取引所にも送られています。 また、プラストークンで実際に出金ができたケース(運営者逮捕前)のうち、ETH出金先アドレスの50%近くがHuobiのものであったことがElementusの調査から発覚しています。 こういった状況から、逮捕された6人以外にもプラストークン運営のウォレットにアクセスできる者が存在すると考えられます。 「儲かる」や「資産が増える」などの美味しい話は要注意!? 投資機会において、必ず儲かる・資産が増える・利益が出るものは存在せず、このようなうまい話を謳うプロダクトやサービスはスキャムである可能性がとても高いと言えます。 こういった「投資案件」は大体、友人の招待で固定・変動報酬がもらえるアフィリエイト制度を設けています。 アフィリエイトを設けた仕組みは、新規ユーザーの資産を初期ユーザーに「健全な資産運用(今回であれば自動裁定取引)の配当」として配布する、「ポンジスキーム(ねずみ講)」で成り立っているケースが多くあります。 また、今回のプラストークンの被害者の多くは、暗号資産やブロックチェーン技術に関する知識のない人々であると推測されています。 「人気の投機」へのFOMO(見逃すことへの恐怖)から、下調べをせずにこのような情報を鵜呑みにしてしまうケースが、今回も多くあったのではないかと考えられます。 プラストークン以外にも高配当型ウォレットは類似のものが多く出てきているため、注意が必要です。 ポンジスキームに関しては下記の記事で解説しているので併せてお読みください。 CHECK!ポンジスキームとは?3つの事例を紹介【甘い言葉には要注意】 過去の事例: Bitconnect 新ユーザー流入により得られる収入を古参ユーザーに回すことで非現実的なリターンを謳っていたプロジェクトは過去にも存在しました。 その中でも特に有名なのは、暗号通貨レンディングと称して高リターンのビットコイン投機を装っていたBitconnectがあります。 Bitconnectは、BCCと呼ばれる独自トークンをプラットフォームに貸し出すことで高報酬が得られるというもので、ユーザーに専用の取引所を介してビットコインをBCCと交換するよう促していました。 このようにポンジ系スキャムは、顧客資産を報酬獲得の権利を表すものと交換させ、新規ユーザーの資産を正当な事業で得た配当と装ってピラミッド型に再配分するため、初期ユーザーは実際に配当が出るものと錯覚してしまう構造になっています。 2016年にサービスを開始したBitconnectは、2018年に米テキサス州から業務停止命令を受けプラットフォームを閉鎖し、以降BCCの価格は92%暴落しました。 閉鎖直後の調査ではBitconnectが法人として正式に存在しなかったことも明らかになり、関係者とみられるひとりが逮捕されています。 まとめ プラストークン問題のより正確な被害統計や顧客資産の行方は、未だ詳しい調査を待つ段階となっています。現段階では中国系ソースを中心に、資産の追跡や実情の確認が進んでいます。 「儲かる高配当型ウォレット」は近頃多く登場しており、今後似たような事例が起こってしまう可能性も大いに考えられるため、入念な下調べに基づいた投資の必要性が求められます。 日本では、国民生活センターのような独立行政法人もマルチ商法や関連する勧誘などへの注意を呼びかけています。 参考リンク: PeckShield Twitter Dovey Wan Twitter $3B Ponzi Scheme Is Now Allegedly Dumping Bitcoin by the Hundreds - CoinTelegraph Weibo ChainNews SIX CHINESE FACE DEPORTATION - DAILYPOST Etherscan - Plustoken(Ponzi)