NHL アイスホッケーチーム「San Jose Sharks」が暗号通貨決済を採用へ
Crypto Times 編集部
カリフォルニア州のホッケーチームであるSan Jose Sharksは、National Hockey League (NHL)のチームの中で初めて特定の大口購入時に暗号通貨の支払いを受け入れることになりました。
購入対象はシーズンチケット、企業スポンサーシップ、アリーナのスイートルームのリースなどです。
NEWS: San Jose Sharks will begin accepting crypto payments starting with 2021-22. More details in @sbjsbd. https://t.co/0TL2m2KrLr pic.twitter.com/s88kHigi1b
— Mark J. Burns (@markjburns88) June 7, 2021
今回の施策は、Sharksの親会社であるSharks Sports and Entertainmentがアメリカの決済サービスプロバイダーのBitPayと提携したため、暗号通貨による支払いが可能になりました。
ユーザーは今後、BitPayで以下のもので支払うことができます。
- Bitcoin
- Bitcoin Cash
- Ethereum
- Wrapped Bitcoin
- Dogecoin
- GUSD
- BUSD
- DAI
- PAX
- USDC
※ステーブルコインは現時点でEthereumネットワークのERC-20のみを受け付け予定。
Sports Business Journalによると、Sharksのアリーナで購入できる商品をチームのアプリ内での暗号通貨支払いオプションを検討しているとのことです。
Initially we'll accept cryptocurrency for season tickets, suite leases, and partnerships. Other use cases – including single-game tickets, F&B, and merch – will be evaluated over time #SJsharks https://t.co/EobIiv3buo
— Jonathan Becher (@jbecher) June 7, 2021
さらにSharksのプレジデントJonathan Becher氏によると、一試合づつのチケット、飲食物、商品などが購入できることを検討しています。
Sharksは、暗号通貨の受け入れを開始したPayPalでの支払いを受け付けていますが、Jonathan Becher氏はSports Business Journalに対し「我々はPayPalを受け入れているので、定義上、暗号通貨を受け入れていることになります。ただ第三者を介して行うのではなく、暗号通貨を受け入れてより明確にしてたらどうだろうか」と発言しています。
BitPayは暗号通貨を法定通貨に変換するPaypalとは異なり、サービスを提供している側が暗号通貨を直接受け取ることができます。Sharksが暗号通貨の使用を増やしていることから、NHLの他のチームでも暗号通貨の支払いを受け付けるチームが増えてくるかもしれません。
BitPayは2011年に設立された、米国ジョージア州アトランタにあるビットコイン決済サービスであります。BitPayの立ち上げ以来、総額7,250万ドルの資金を獲得し、個人またはビジネス向けのサービスを提供しています。
記事ソース:Decrypto、Sports Business Journal
画像:shutterstock