分散型取引所「NowSwap」、ハッキングで約1億2000万円分の通貨が盗まれる
Crypto Times 編集部
分散型取引所(DEX)の「NowSwap」がハッキング攻撃を受け、約1億2000万円程の仮想通貨が盗まれていたことが分かりました。
ブロックチェーンセキュリティサービスの提供とデータ分析を行うPeckShield社によると、今回のハッキングで、535,000USDT(約5800万円)と158WETH(約5900万円)が盗まれたことが発表されています。
Indeed, the current implementation only enforces 1/10 of K! The hacker grabs 535K USDTs and 158 WETHs. The USDTs have been swapped into ETH via @1inch and then washed via @TornadoCash https://t.co/IFXySRn1kV
— PeckShield Inc. (@peckshield) September 15, 2021
現在、盗まれたUSDTは1inchを介してETHと交換され、イーサリアムの匿名取引プラットフォームであるTornadoCashに転送されている点から、犯人側は盗んだ仮想通貨の換金を試みていると推察できます。
Nowswapサイト上のデータ(上記参照)では、取引所内にあった約106万ドル程のLiquidityが9月14日から15日にかけて、急遽0に近い数字になっていることが確認できます。
USDTとETHペアのみに対応している小規模DEXであるNowSwapは、今回の事件についての具体的な発言は現段階ではしていません。
DeFiは2020年から急激に市場規模を拡大させましたが、これまでにも多くのプロジェクトがフラッシュローンやハッキングによる資金の流出を起こしています。
昔から運営されているプロジェクト、新規で出てきたプロジェクトに関わらず、DeFiはまだまだリスクもあるプロダクトであることを理解した上で資金を入れることをおすすめいたします。
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