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2019/05/06専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【5月6日】
みなさん、こんにちは!えむけん(@BinaryMkent)です。 GWも最終日となってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか?次回の連休まで2ヶ月近くあるそうですが、トレードしながら次の連休まで凌いでいきましょう!笑 さて、BTCは前回更新から一時下を試すも、底硬く依然チャネル内にて推移していますね。上下どちらも硬いため、難解な状況ですが、今回もじっくり分析を進めていこうと思います。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) 特にこれといった変化はありませんが、白チャネルやオレンジライン、6100ドルライン(水色)は依然要注目でしょう。 とはいえ、いまだ高値圏にて推移しておりますから、長期足基準でポジションを取るのではなく、中期チャートや短期チャートベースでポジション取りを行い、それらを状況次第では引き伸ばしてホールドしていく・・・という戦い方がベストでしょうね。 では次に、中期チャートの分析に移りましょう。 BTCチャート(中期) こちらも、依然チャネル(緑)推移ですね。このままこのチャネルを維持して上昇していく可能性もありますが、6100ドルに近づくにつれ、上値は重くなっていくと思われます。 また万が一、緑チャネルを下抜けた場合には、長期チャートのチャネル下限や半値(4850ドル)等を参考に押し目買いを狙っていくのが妥当でしょう。 BTCチャートの総評 現状のチャートから想定できる推移は以下の2パターン。 ①中期チャネルで押し目を作り、6100ドルに到達。のち調整開始。 ②中期チャネルを下抜け、調整開始。 恐らくこの2パターンでしょう。 当然、6100ドルを上抜け、チャネル上限まで上昇してくれたほうが展開としては綺麗なんですが、6100ドルは過去何度も意識させられたサポートライン。恐らく、現状の中期チャネル推移を維持している限り、この上抜けは困難でしょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/) 前回更新時から、ビットコインは大きく上昇、それに対してアルト市場は全体的に下降に転じていましたが、依然その流れは継続しているようです。 では次に、アルトコインのドミナンスを拡大してみましょう。ETHやBNB、XRPなどの主要アルトコインのドミナンスもジワジワとではありますが、確実に減少してきていますね。 そんな中ですが、USDT(テザー)だけは上昇傾向にあります。前回もお話視した、現物BTCに対する利益確定の動きでしょう。また、USDTドミナンスの増減に関しては、今後アルト市場の上方転換を見切る際にも活用できますから、引き続き要チェックですね。 では次に、主要アルトの値動きを見ていきましょう。 主要アルトコインの動向 BTCの高騰(黄色ライン)を機に、アルト市場からの資金抜け(アルトドレイン)が発生し、現在も継続中です。 全体的下落ムードですから、無理してアルトコインを触るべきではありません。ですが今後、「どういったときにアルトを買いに動くか?」を考え、先手を打っておくのは大きな利益にもつながりますし、非常に重要です。 つまり今現状、最も考えるべきは、「今後、アルトに資金が流れるのはどういったシチュエーションか?」というわけです。 アルト市場の活性化は、大抵影響力の大きい主要アルトコインの上昇を機に始まります。まだまだ下落の余地もありますが、今回は「その火種になる可能性」に重きを置いて分析を進めていこうと思います。 EOS 現在、直近トレンドのサポートラインを下抜け、リターンムーブの下落中ですが、過去Cフォークラインがサポートとして機能しうるポイントです。 さらに半値や200SMAなどのサポートも存在するため、ここらで一旦買われる可能性が高いのでは?と見ています。 LTC 前回のアルト市場活性化の火種となったLTCですが、現状EOS同様、半値周辺にて推移しております。 もちろんこれを否定となれば、さらなる下落の可能性が出てきます。しかしEOS同様、損切り幅も少ないため、ここらでお試し買いしてみる期待値も十分かと思います。 BNB LTC同様、前回のアルト市場を牽引してきたBNB。前回記事では、ダイバージェンスの成立から、利食い転換の可能性をお話ししましたが、近日長期サポートラインへの到達が予想されます。 通貨自身のポテンシャルも高く、出来高も安定的ですから、こちらについても引き続き要チェックしておくべきです。 総評(まとめ) 最後にまとめに入りましょう。 BTCは中期チャネル(緑)に注目 →下抜けで本格調整開始 アルトへの資金出戻りを要監視 →特に前回優秀な推移を見せた通貨のリバに期待 BTCもアルトも長期ポジションを仕込めるようなポイントではありませんから、中期チャートを基準にポジションを取り、それらを状況に合わせて引き伸ばしていく・・・、そんな戦い方がベターだと思います。 特に、アルトについては「依然、流れは下」という前提の元、ポイントを絞った上で、逃げ足早く動いていくべきでしょう。 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 現在、私えむけんが制作した初心者~中級者向けの有料note、『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』、好評販売中です! 今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)
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2019/04/26専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【4月26日】
みなさん、こんにちは!えむけん(@BinaryMkent)です。 前回の更新時から、BTCはジワジワと上昇、それに伴ってアルト市場は全体的に下落してしまいました。「アルト市場からBTCに資金が流れた」、ということですね。 個人的に、この推移は少し想定外だったのですが、ここで素直に資金が抜けなかったのは、仮想通貨市場にとってはプラス要因でしょう。 ですが今朝、ニューヨーク州の司法長官によるビットフィネックス、ならびにUSDT(テザー社)に対する訴追報道を機に、大きく下落をしてしまいました。 今回はその下落も踏まえて、分析を進めていきましょう。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) 現在、黄色ラインと水色ライン、2本のレジスタンスラインを上抜け、流れとしては依然上。しかし、いまだ調整に入っていない点もあり、今から短期以外で買い方に回るのはややリスキーです。 ここまでビットコインを押し上げてきていた楽観ムードも、今朝の報道を機に一転した様子ですし、今は無理して買い方に回らず、利益が出ているのであれば、その確保を優先するのが妥当だと思われます。 また、現在このような白チャネルが機能している可能性も考えられます。今後短期で買い方に回る場合には、この白チャネルと水平ライン(水色)を踏まえて利食い判断をしていくのが妥当でしょう。 では次に、中期チャートの分析に移りましょう。 BTCチャート(中期) 前回からラインを一部修正しましたが、やはりこちらも、依然チャネル推移ですね。 そして個人的に注目すべきだと思うのは、黄色□。ここで一度チャネルを下抜け、その後直近安値を下抜けるも、再度買われていきました。 しかし、そうやって買い支えられてきたからこそ、再度安値を更新した際にそれらのポジション決済が行われ、今回のような大きな下落の引き金になってしまいました。俗に言う「梯子外し」ですね。 ここから先は、その大きな下落が一段楽したポイント(緑□)、ここを基準にしたチャネルを元に、本格的な調整移行判断を進めていくのが妥当だと思われます。 BTCチャートの総評 現状のチャートから想定できる推移は以下の2パターン。 ①中期チャネルで押し目を作り、再度長期チャネル(白)まで上昇 ②中期チャネルを下抜け、本格調整開始 この2パターンでしょう。ファンダ悪材料が出てきた面からも、個人的には本格的な調整開始が本筋だとは思います。また、その場合は「4300ドル周辺」での値動きを要注目しておくべきですね。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/) 前回更新以降、ビットコインは大きく上昇、それに対してアルト市場は全体的に下降に転じました。ドミナンスから見ても、資金がアルト市場からビットコインへと流れている様子が伺えますね。 ここで、ここまでの流れを整理してみましょう。 ①アルト活発化(アルト+BTC、共に上昇) ②アルト→BTC(アルト下落、BTC上昇) となっています。つまり現状から、②でBTCに流れた資金がその後FiatやUSDTにて利食いされる展開が想定されるわけです。 個人的には、先ほどお話ししたファンダ悪材料や中期チャネルの下抜けが、そのトリガーになるのでは・・・?と考えています。 含み益が出ているのであれば、悪材料が出てきた時点で利益を確定させたいでしょうし、そういったトレーダーが増えてこれば、市場も次第に弱気相場へと転じてしまいます。故に、個人的には、先ほどお話ししたシナリオ②が本筋だと考えています。 アルトコインのドミナンスを拡大してみましょう。 気になる動きをしているのは、Binance Coin(BNB)とBitcoin Cash(BCHABC)、Tether(USDT)の3つでしょうか。 BTC並びにUSDTのドミナンスが、主要アルトコインのドミナンス下落に伴って上昇しているのは、恐らくアルトコイントレードで発生した利益確定による動きでしょう。ですから、今後もUSDTドミナンスは要注目ですね。 では次に、主要アルトの値動きを見ていきましょう。 主要アルトコインの動向 やはり、BTCが高値圏でチャネル推移を始めたあたりから、主要アルトコインは全体的に縮小規模に向かっていますね。前回もお話しした「アルトドレイン」です。 今回は先ほどお話ししたように、BCHABC、並びにBNBをピックアップして分析してみようと思います。 BCHABC 前回記事でお話しした半値+サポートラインを下抜け、現在リターンムーブ後で「再度直近安値を下抜けるかどうか?」といったポイントです。 USDT建てであれば、まだサポート周辺にて推移をしていますが、BTC建てではこのように、下優勢の推移をしています。資金が抜けていくのも時間の問題・・・といった状況でしょうね。 BNB 先日の好ファンダを機に、再度大きく上昇しましたが、このまま高値を更新しないようであれば、再度ダイバージェンスを成立させる形となります(水色ライン)。 よって、今から買いに向かうのはリスクが高く、むしろ一旦りぐって様子を伺うのが妥当だと思われます。ですが、今回のBinance Launchpad(IEO)、「Matic」抽選のためのスナップショットを終えたにもかかわらず、売り浴びせられていないのが若干気がかりではありますね。 総評(まとめ) 最後にまとめに入りましょう。 BTCは中期チャネル(緑)に注目 →下抜けで本格調整開始 BCHABC、BNBも天井気配 →更なる資金抜けに警戒 大体こんな感じでしょうか。 用意されたようなタイミングでファンダが出てきたり、仮想通貨においてはファンダに対して疑心暗鬼にもなってしまいますが、個人的にはファンダは予備知識程度で、チャートに素直に立ち回っていくのが良いと思います。 ファンダを踏まえた上で売買が進み、それらの軌跡がチャートですからね。 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 現在、私えむけんが制作した初心者~中級者向けの有料note、『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』、好評販売中です!今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)
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2019/04/16専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【4月16日】
どうも、みなさん、こんにちは。えむけん@BinaryMkent です。 前回の更新からBTCも一時形を崩してきましたね。しかし、そんな中でも比較的底硬そうな推移をしています。 前回の盛り上がりから若干ひと段落したところではありますが、次の大きな動きに備えるべく、今回もじっくり分析していきましょう! BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) 今回も、前回同様ログスケールを利用して分析を進めていきます。 前回記事では、白ラインを想定シナリオとしてお話しさせていただきましたが、その後底固い推移をしながら、高値周辺のチャネルを守りながら上昇していきました。 専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【4月6日】 - CRYPTO TIMES さて、前回更新後から一部ラインの修正などを行いましたが、依然ここからのロング(短期以外)については、RRもさほど優秀でないため、買い方に回るのであればもう少し様子を伺うべきでしょう。 具体的に言うと、スイング目線でのLを持つのであれば、白シナリオのような押し目(黄色レジスタンスのリターン)を作りにいってから・・・、が最も無難だと思われます。 ではこれらを前提に、中期チャートの分析に移りましょう。 BTCチャート(中期) 前回記事更新時には、4時間足でのパターン形成が確認できませんでしたが、前回記事でお話しした緑チャネル下抜け後の下げ止まりポイントから、このようなチャネルを形成していることが分かりました。 ですから、まずは「この4時間足のチャネルを下抜けるのかどうか?」に注目し、下抜けるようであれば、先ほどの長期分析でお話しした押し目(黄色レジスタンスのリターン)でスイング買い、下抜けないのであればそのまま再度高値トライ・・・という形で立ち回っていくのが妥当だと思われます。 さて、今回はこれらを踏まえた上で短期(1時間足)の流れについても確認してみましょう。 前回記事でお話ししたチャネル(緑)を下抜け、大きく下落するも再度持ち直しました。そして、この時の下げ止まりポイントから大きなチャネル(太)を基準に推移していることが分かりましたね。 つまり、現状4時間足のチャネル(太)を基準に推移しており、その中にさらに小さなチャネル(細)を2つ形成して推移しているわけです。 一つ目はチャネルを形成した後、チャネル上限を無視して高値を更新、そして徐々に白ウェッジへと転換していきました。 そしてその下抜け後、一気に下落。しかし、比較的早い段階で切り返し、現状大きなチャネルの下限周辺にて、比較的緩い角度のチャネルを形成して推移しています。 今回は、前回のシナリオ考察を引き継いで、具体的にどうやって立ち回っていくか?を考察してみました。 BTCチャートの総評 現状、この緑チャネル(太)を押しのけて再上昇していく可能性もありますし、これを下抜け、当初予想していた黄色ゾーンまで押し目を作りにいく可能性もあります。つまり、売りであれ買いであれ、比較的長期のポジションが取りづらい状況です。 ですから、1時間足の小さなチャネルを参考に短期トレードをしつつ、「4時間足の大きなチャネルを抜けるのか?それとも守るのか?」を観察、状況次第では短期ポジションをスイングまで引き伸ばして立ち回る・・・という動き方がベストだと思われます。 少し長くなってしまいましたが、次に仮想通貨市場のドミナンス分析を行いましょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。 前回から大きく変わった点としては、「Others(その他)」のドミナンスが下落し、BTCならびにTetherのドミナンスが上昇している点でしょうか。 これだけで断定することは出来ませんが、全体的に一部アルトが利食いに向かっており、それらの利食いに伴ってBTC、もしくはTetherのドミナンスが上昇している可能性が高いと思われます。 特にOthersにまとめられるようなマイナー通貨には、リスクオン、リスクオフの動きが顕著に現れます。その前提を踏まえて考えると、現状はマイナーアルトの利確期(BTCorUSDT)、もしくは比較的出来高が安定しているメジャーアルトに資金が流れていると思われます。 ですから、ここから「さらに資金が抜けるかどうか?」はこの間にドミナンスが上昇しているETH、ADA、BCH(BCHABC)の推移がキーになると見ています。 当然、BTCの状況にもよりますが、ここで上記3通貨の状況が好転すれば、逃げていた資金が出戻りする可能性も考えられますし、そうなればBTCも再度高値トライする可能性が高くなってきます。 では、次に主要アルトコインの分析に移りましょう。 主要アルトコインの動向 特に気になるのはADA、BCHABC、EOS、LTCといったところでしょうか。どれもBTCと連動して動いている様子が伺えますね。 では早速、これらの主要アルトコインの推移を分析しながら、「ここからさらに資金が抜ける可能性はあるのか?」について分析していこうと思います。 ADA 2月頃に記事内にてご紹介して以降、かなり大きく上昇しましたね。そして現状は、大きく上昇した後の調整段階です。 恐らく、調整波内でパターン形成をしていないため、ざっくり「半値を守るかどうか?」というのが節目になってくると思われます。ここを守れず・・・となると、再度逆三尊ネックライン(1350sats)までは売り優勢の展開になってくるでしょう。 BCHABC 黄色ラインの直近高値を上抜け、BTC建てでの最高値を更新しました。その後、調整に入るも、「守るべきラインを守りつつ、レジスタンス上抜け」と、チャートとしては依然高値更新にも期待出来る展開です。 不安要素としては出来高の衰退ですね。BTCもどっちつかずな状況ですから、恐らく、まだしばらくは現在の価格帯にて停滞すると思われます。 つい、焦ってしまうような展開ですが、ここからの手出しはリスクも高いため、無理に飛び乗らず、ここからのパターン形成などを元に売買判断するのが妥当でしょう。 EOS 今回、BTCの上昇と一緒に上昇してきたEOSですが、ここ最近の推移を見た所、アルト市場におけるEOSの立ち位置が以前にも増して大きくなってきたように思います。 チャート的には、安値を基点としたチャネルを基準に推移しており、現状チャネル上限周辺にて、上ヒゲを複数回つけた後の高値更新できずといった状況で、若干の「上げ疲れ」が伺えますね。 総評(まとめ) 今回は、以前よりも若干深堀りしたため、少し長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?それでは最後にまとめに移りましょう。 BTCは大チャネルと小チャネルに注目 大チャネル下抜けで本格調整 →レジスタンスのリターン期待 EOS、ADA、BCHABCに注目 →資金抜けの参考に 今回はここまでにさせていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 現在、私えむけんが制作した初心者~中級者向けの有料note、『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』、好評販売中です!今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)
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2019/04/06専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【4月6日】
どうも、みなさん、こんにちは。えむけん@BinaryMkent です。 前回の更新からBTCが急激に上昇しましたね。市場の空気を一変するような上昇でしたから、さまざまなメディアにも取り上げられ、Twitterでもお祭り騒ぎになっていました。 さて、久しぶりに活気に満ちた仮想通貨市場ですが、今回もじっくり分析していこうと思います。ぜひ最後までお付き合いくださいね。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) まずは、BTCの長期チャートを分析していきましょう。今回もログスケールにて分析して参ります。 前回記事でもお話ししていたトレンド転換となりうる岐路、4200ドルを上抜けた後、 5000ドル周辺まで跳ね上げ、現在は黄色ライン、白ラインのレジスタンスライン周辺にて推移しています。 現在差し掛かっているレジスタンスラインをいずれ上抜けるとしても、急上昇を見せた直後ですから、長期チャートを見た限りでは、このように一時調整に転じると判断するのが妥当でしょう。 とはいえ、これだけでは情報量が足りません。これらの分析を元に、中期チャートも同様に分析していきましょう。 BTCチャート(中期) 4時間足で見てしまうと、ローソク足の少なさから分析がやや困難になってしまいます。ですから今回は1時間足にてお話しさせていただきます。 現状、日足基準のレジスタンスライン(黄色)周辺の白□にて推移しています。つまり、「上げるにしてもここで一度調整を挟むのでは?」というようなポイントです。 であれば、一時この価格帯でのパターン形成が濃厚になると判断し、このようなチャネルライン(緑)を引いてみました。 チャネル上限が三尊の肩部分として参考にされており、チャネル下限が三尊のネックラインとなっていますね。 恐らく今週末においては、この2本のラインを基準に推移していくと思われます。ですから、ここからはこの2本のラインを元に押し引きしていくのが妥当でしょう。 例えば、右肩でSが溜まりすぎていれば、その否定に伴って再度推進波に移行する可能性もありますし、ネックラインを下抜けたとしても現在の状況下であれば、「押し目待ちに押し目なし」のような、大きな下ひげをつけて再上昇してくる可能性も考えられます。 これらを元に、現状から考えられる展開を考察してみました。 BTCチャートの総評 今回も前回同様、こちらの1パターンのみのご紹介とさせていただきます。 もちろん、「現状の価格帯(白□)で一度調整転換する」という前提ではありますが、この前提通りに事が進んだ場合、恐らく押し目を待っているトレーダーも多いでしょうから、「黄色□周辺にて大きな下ひげをつけて、再上昇していくのでは?」と見ています。 下ひげをつけた後、日足チャートの節目でもある5900ドルを目指して上昇・・・。そして恐らく、多くのトレーダーがこの5900ドル到達を機に、現物などを一気に処分してくると思われます。 昨年11月から今日に至るまで、特に現物をメインに触ってきた方々にとってはかなり辛い期間だったことでしょう。ですから5900ドル到達以降はこの節目で売りたい人も多く、その分上値も重たくなってしまうのでは?と思われます。 つまり、「5900ドル到達後に押し目を作れるか?こそ、今後の仮想通貨市場における岐路である」というのが私なりの見解になります。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。 それでは、次にドミナンス分析に移りましょう。少しアップデートされてそれぞれの数値が見やすくなりましたね。 さて、4月に入ってからの大きな変化としては、BTCとBCH(BCHABC)が急上昇している点でしょうか。そしてそれらの上昇とは逆に、OthersやETH、XRPのドミナンスが下降しています。 これは、BTCがアルト市場から資金を吸い上げている状態であることを指し、またこのような状態を「アルトドレイン」と呼びます。過去、BTCが急上昇を見せた際にも、同様のアルトドレインが見られました。 そして現状、アルトドレイン後に割安となってしまったアルトコインに対して資金が出戻りしている状態ですね。 このようなアルトドレインから、もし今後アルトコインを攻めていくのであれば、リスクを軽減するためにもドル建てで攻めていくのが無難だと思われます。 では次に、主要アルトコインの動向を見ていきましょう。 主要アルトコインの動向 こちらからも、主要アルトらがBTCの急上昇直前(黄色ライン)に利食い転換し、資金が最終的にBTCに集中していった様子が伺えますね。前回記事で要注目とご紹介させていただいたXMRについても、急上昇後一気に売り浴びせられ、元の価格帯へと戻ってしまいました。 そして現状、アルトから抜けた資金が再び戻り、多くの通貨がリバウンド推移を見せています。 現状から、「アルト市場内で再び資金循環していくのか?」は判断できかねますが、BTCが押し目を作り再上昇となると、仮想通貨市場から抜けていた資金の出戻りも考えられます。つまり、市場に流れる資金の総量が底上げされる可能性が高いということです。 とはいえ、再度アルトドレインへと流れが傾く可能性も十二分に考えられます。ですから先にもお話ししたように、アルトを攻めるのであればUSDT建てで攻めるというのが最も妥当な立ち回りかと思われます。 総評(まとめ) 今回は、現状の地合いが不安定かつ不明瞭というのもあり、個別アルトコインに対する考察は控えさせていただきました。それでは最後にまとめに入りましょう。 BTCは現状のチャネルを基準に調整転換の可能性 レジスタンスの上抜け後は5900ドルが節目 5900ドル到達で一気に資金が抜ける可能性大 アルトドレインに要警戒。攻めるならUSDT建てを 今回はここまでにさせていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 現在、私えむけんが制作した初心者~中級者向けの有料note、『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』、好評販売中です!今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)
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2019/03/25専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【3月25日】
みなさん、こんにちは。えむけん@BinaryMkent です。 前回の更新から再度、BTC並びにアルト市場が非常に活発になってきましたね!様々なアルトコインが上昇したことにより、Twitterも活気に満ち満ちていました。 さて、待ちに待った上昇相場ですが、こういったときこそ大切なのが逃げ足です。浮かれることなく、今回もしっかりと分析していきましょう! BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) こちらがBitMEXのBTCチャートになります。 ザッと見た感じ、長期の水色レジスタンスなども上抜けていますし、後は大本命の4200ドルの突破を残すのみ・・・といった感じでしょうか。 不安なポイントとしては、ストキャスのDC成立。このストキャスDCは、現状の長期レンジ(3000~4000ドル間)を見た限りでは、精度も非常に高く、現状における不安要素の一つと言えるでしょう。 そして今回、こちらの通常スケールではあまり見所もなく、いまいちパッとしなかったため、長期足での分析に特化した「ログスケール」でも同様に分析を行ってみました。 ログスケールで見てみますと、現在ちょうど長期レジスタンスライン(水色)周辺と、「むしろ、ここが山場」というような状況ですね。 これは経験談ですが、BTC長期分析の場合、ログスケールは通常スケールよりも価格に与える影響が大きいように感じます。ですから、まずはログスケールを監視しつつ、「このラインに対して、どう動いてくるのか?」を見守っていくのが良さそうですね。 また、現状このように長期の重要なライン周辺で推移しているわけですから、BTCがどちらに動こうと、アルト市場に流れている資金などが次第に利食いムード(リスクオフ)へと転換する可能性も考えておいたほうが良さそうですね。 それでは、次に中期チャート分析に移りましょう。 BTCチャート(中期) こちらも先ほど同様、ログスケールにて分析を進めていきます。 現状、前回記事にてお話しした緑チャネルを守りながら上昇していますね。しかし、頭上すぐに長期のレジスタンスライン(水色)を控えているため、しばらくは「ここを抜けられるかどうか?」が最注目ポイントになってくるでしょう。 また直近の推移では、オレンジポイントにてMACDのダイバージェンス発生・・・。この点から、「上がってはいるものの、推進力(勢い)が不足している状況」というのは明らかだと思います。 加えて、直近緑チャネル接触時の売り出来高大からの出来高衰退。個人的には、ここから多くのトレーダーが現状の含み益確定を優先し、様子見に移っているような印象を受けました。 BTCチャートの総評 色々考えてみたのですが、今回のチャートの場合はこの白シナリオが最も現実的だ、という結論に至りました。 もちろん、3940ドル周辺で押し目を作り、再度上昇転換。その後、長期レジスタンス突破・・・という可能性もなくはないのですが、少なくとも現状の出来高のままで特別変わった動きもなければ、このようなシナリオ展開はかなり厳しいでしょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。 ドミナンスに関して言えば、特別大きな変化はありません。ですが、強いてあげるのであれば、「Othersが引き続き上昇傾向にある」ということでしょうか。現状、若干のアルト祭りのような雰囲気にもなっておりますから、これは納得ですね。 ですがその半面、ここからそれらの利食い等が発生してもおかしくない、というのもまた事実です。そして先ほどもお話ししたように、現状はBTCも長期の山場を迎えております。 こういった状況下で、もし自分が含み益を抱えていれば、その含み益を確定させようと動くのは至極当然の行動です。そのため個人的には、「今日明日を目処に、アルトコイン市場が全体的にしぼみ始め、現物主導でBTCが一時下降路線になるのでは?」と推測しております。(あくまで現状を元にした勝手な憶測ですが) 主要アルトコインの動向 さて、それでは主要アルトコインの動向を見ていきましょう。 2月15日の更新記事から何度もうるさく言っていたADAがようやく花咲きましたね。 その他には、XEMやDASHの伸びが顕著ですね。 今回は、上記3通貨とは異なりますが、ADA、BNB、XMRの3通貨をピックアップしてみていこうと思います。 ADA 現状、文句のつけようがない綺麗なチャートです。ここからオレンジラインを割ることなく押し目を作れば、再度高値更新も望める展開となるでしょう。 チャート的には、押し目を狙った買いが殺到してもおかしくはないので、オレンジラインまで到達することなく再度高値更新、というような展開もあり得ます。 ですが、BTCの現状を踏まえると、そこまでアグレッシブに飛びつくのはやや危険かな・・・というのが正直なところです。 ですから、もし押し目買いを狙いにいくのであれば、BTCにヘッジSを噛ませ、万が一のときに備えながら立ち回るのがよいでしょう。 BNB 今年に入ってから「Binance Launchpad」による需要が急激に加速し、主要アルトコインの中でもダントツの上昇を見せました。 先日の発表によれば、今後のLaunchpad参加権は「BNBの保有数量」などを元にした抽選になるそうなので、大口の売り圧は減るかもしれませんが、そうでない投機勢は長期チャネル上限+フィボ161.8%上ということもあり、そろそろ撤退時期なのでは?と見ています。 Binance Launchpadが次期プロジェクトのトークン購入者を抽選で選ぶ方針を発表 - CRYPTO TIMES XMR XMRは前回も綺麗なチャートを描いているとしてご紹介させていただきましたね。 現状としては、前回同様保ち合い内にて推移しているものの、引き続き出来高も十分・・・と、比較的期待できる状況です。こちらもBTCが大きく下に垂れることがなければ、注目しておくべき1通貨でしょう。 総評(まとめ) さて、最後にまとめに入りましょう。 BTCは上値も重く、厳しい印象 →上抜けのためには、S急増orアルト祭り継続が必須 アルト祭りの中心ADA、BNBの推移に要注目 →これらから資金が抜けると、現物BTCも難航 アルト市場だけを見れば、「まだまだこれから!」というような印象を受けますが、BTC単体ではあまり芳しくない状況ですね。 非常に迷うところではありますが、すでにアルトコイン側である程度の利益が出ているのであれば、それらを一部利食いし、残りは建値SL+BTCにヘッジS、という立ち回りがもっとも妥当だと思います。 さて、今回はここまでにさせていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 現在、私えむけんが制作した初心者~中級者向けの有料note、『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』、好評販売中です!今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)
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2019/03/15専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【3月15日】
みなさん、こんにちは。えむけん@BinaryMkent です。 気付けば日も長くなり、もうすっかり春ですね。寒さも和らぎ、その分過ごしやすくはありますが、連日花粉の猛威にコテンパンにされております笑 さて、今回ですが最後にお知らせがございます。今回も頑張って書いていきますので、是非最後までお付き合いのほどよろしくお願いします! それでは今回も仮想通貨市場についてガッツリ分析していきましょう。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) まずは、長期チャートの分析からいきましょう。 こちらは日足ですが、前回の記事更新時点から少しだけあげてきていますね。しかし、上げてきているとはいえど、「日足基準ではまだまだレンジレベル」というのが正直なところです。 ここから、安値をしっかり固めつつ、節目となる『4200ドル』まで到達できるか?というのがひとまずのポイントになりそうですね。 それでは、中期チャートを見てみましょう。 BTCチャート(中期) 中期チャートはこの通り、ウェッジだったり、チャネルだったり…が、複雑に入り乱れており、非常に判断が難しいと思います。 しかし、前回記事更新以降の推移から、2つはっきりしたポイントがあります。 ①アダムとイブ 前回記事でも、「4200ドルは重要なポイント」とお話ししてきましたが、これは純粋に「4200ドルが直近高値だったため」でした。 しかし、ここ数日の推移を経て、「現状の推移が底形成パターンの1つとされる、アダムとイブの途中であり、4200ドルの上抜けがその成立につながる」というような、より具体的な認識へ変わったわけです。 前回記事では、「ここから上昇したところで、その後の推移が想定できない。そのため、上値も重くなると思う。」とお話ししました。しかし、こうして「アダムとイブの成立」が見えてきたことにより、買い方はシナリオも想定しやすくなり、比較的買い優勢な流れに傾きやすくなるのでは?と見ています。 ②サポートライン(緑) アダムとイブの成立を目前にしていれど、その成立非成立の分岐点である4200ドルまでたどり着けなければ意味がありません。 そこで、「4200ドルまでの道しるべ」として参考にするのがこのサポートライン(緑)です。 当然、この緑サポートを守りながら4200ドルに到達・・・というのがベストなシナリオです。しかし、この緑サポートを守って推移する上で、ポジション比率が大きく買いに傾いてしまうと、その分梯子外し(買いポジションの損切り撤退誘発)発生の可能性も大きくなってしまいます。 ですから、このサポートラインを見ながら、BTC価格を主導しているBitMEX(海外取引所)のLS比率を監視していくのがよいでしょう。 参考サイト :『ビットコインLSチェッカー』 BTCチャートの総評 現状のチャートから想定できる推移は以下の2パターン。 サポートライン(緑)を下抜け →アセンディングトライアングルへ移行 サポートラインを守って4200ドル到達 →アダムとイブ成立へ 大体ですが、現状の推移から考えられるシナリオとしては以上の2パターンだと思われます。それでは次に、ドミナンス分析に移りましょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。 大きな変化としましては、ビットコインを含む、主要アルトコインから全体的に資金が抜け、「Others」に集中している点ですね。 恐らく、BTCが再度安値を試すことなく落ち着いたため、現物BTCを元手にアルトコイン売買を行っているトレーダーが多いのでしょう。 アルトコインのほとんどは、現物BTCを用いて購入します。そのため、アルト市場活発化には「BTC価格の安定」が必須になるわけです。つまり、こうしてBTC価格が安定している今現在は、アルトトレーダーにとっては絶好の機会なわけですね。 では、主要アルトコインの動向を見てみましょう。 主要アルトコインの動向 全体的に活発な動きをしていますが、中でも目立つのがADA、XEM、XLM、IOTAの低単価メジャーコインですね。 今回のように、アルトコイン市場が活発になると、その利益効率の高さから多くのトレーダーが一気に現物アルトトレードに流れてきます。その際当然、好ファンダを控えた通貨があれば、それらに流れるのですが、例外として低単価メジャー通貨は利益効率が非常に優れているため、今回のようにアルトトレーダーから好まれやすい傾向があります。 今回は、すでに初動の真っ只中なため、ここから入るのであればBTCの状況を踏まえながら、同通貨の押し目、もしくは循環先を狙いにいくのが妥当でしょうね。これを踏まえた上で注目通貨をピックアップしてみました。 TRX TRXは前回も取り上げましたが、現在多くの低単価メジャー通貨が高値圏にて推移していることを踏まえると、同様に低単価メジャー通貨であるTRXにも資金流入の可能性が考えられます。 前回は比較的ファンダメインでお話しをしましたが、依然チャートは「押し目を作れるか?」のポイント。初動に乗り遅れた今から新規で買うのであれば、損切り判断も明確になるため、資金循環先候補のひとつとして挙げられるのでは?と考えています。 ADA 現状は依然高値圏なため、今から触るのはやや厳しいです。しかし、長期チャート的には1350sats上抜けが実現すれば更なる上昇も見込める将来有望なチャートです。 それを踏まえると、恐らく「押し目を作ることができれば、その後の再上昇は早い展開になるのでは?と見ています。 XMR ZEC、DASH、XMRの匿名3兄弟の一人ですね。ここ最近、DASHの上昇がやたらと目立ちますが、チャート的にはこちらも期待できる展開です。 ちなみに、直近の出来高も十分なので、このまま0.0136sats(黄色点線)を上抜ける展開となれば、後追いの買いもそれなりに期待できるのでは・・・?と見ています。 総評(まとめ) 最後にまとめに入りましょう。 BTC アダムとイブへ →4200ドルの上抜けで成立 緑サポートとLS比を参照 →買いポジションの偏り警戒 →下抜け時はアセンディングへ TRX、ADA,XMRは個人的注目アルト ざっくりですが、まとめとしては以上になります。 今回は、前回よりBTCの参考資料(ライン)が増えてきたため、それなりに展開予想も立てやすかったですね。もちろん、必ずしもこの通りになるわけではありませんが、ある程度シナリオを組み立てて、そのシナリオを基準に押し引きをしていく・・・というのは立ち回りを考える上でも非常に重要です。 コピトレは推奨しませんが、シナリオの組み立て方など、是非参考にしてみてくださいね! そして冒頭にてお話しさせていただいたお知らせについてですが、この度私えむけんは、初心者~中級者向けのnote(教材)を販売させていただく運びとなりました。 本商材は、『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』というコンセプトを元にした、動画コンテンツになります。本日、3/15の21:00より数量限定での販売となりますので、もし気になった方はコチラより詳細をご確認ください。 少し長くなってしまいましたが、今回はここまでとさせていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 不定期ですが、LINE@にて相場分析配信もしているのでよろしければご登録ください!
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2019/03/06専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【3月6日】
みなさん、こんにちは。えむけん@BinaryMkent です! 現在、テクニカル分析に関するnoteを作成しているのですが、そちらの製作で手一杯になってしまっており、更新が1日遅れてしまいました・・・。 さて、 BTCは前回の更新からやや難しい推移を見せていますね。一度は前回記事での予想通りに推移したものの、再度上昇・・・と、なかなか難しい動きをしております。 それでは、今回もBTC、並びアルトコイン市場を分析していきましょう。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) まずは、BTC長期から見ていきましょう。 長期チャートを見てみると、前回から特に変わった様子は伺えませんね。 ですが、ここで素直に下げなかったのは少し意外でした。やはり、「アルトコイン市場が活発である」というのが底堅さに繋がっているのでしょうか。 現状からはまだなんとも言えませんが、長期チャート、そしてアルトコイン市場の活発さを踏まえて見てみると、このようなアセンディングトライアングル推移も視野に入ってきますね。 それでは、次に中期チャートを見ていきましょう。 BTCチャート(中期) 長期チャートでは、まだ上も見込めるような展開ですが、中期チャートを見てみると、やはり少し苦しそうな展開ですね。 もちろん、前回記事にてお話しした半値(3750ドル周辺)を下抜けたにも関わらず、再度大きく上昇してきたのは評価すべきポイントです。しかし現状では、「新規で買いづらい状況」というのも紛れもない事実です。 例えば、「BTCが4200ドルを上抜ける展開」となれば、4200ドルの上抜けと同時に買いを入れる、というのが現状における理想的な動き方です。ここまで何度も阻んできた価格帯ですからね。その上抜けとなれば、その分大きな上昇も見込めることでしょう。 しかし、現状はどうでしょうか?ここから買いで入ると仮定しても、「では、どこで買いを入れるのか?」のターゲットが非常に不透明です。つまり現状、わざわざここで買う理由が見当たらないわけです。(あくまで現状では・・・ですが) それ故、個人的には新規の買いも見込めない状況、つまり「下優勢では?」と判断しております。 とはいえ、ここから「買いが入りやすいような推移」をしていく可能性も十分にあります。ということで今回も、現状から考えられうる推移パターンを2つ搾り出してみました。 BTCチャートの総評 現状のチャートから想定できる推移は以下の2パターン。 ①緑□で押し目を作り、短期逆三尊成立 ②半値+ウェッジ下限からリターンムーブ もちろんこのまま押し目をつけずに下落する可能性もありますが、現状から考えられる推移としては上記の2パターンですね。 それでは次に、アルトコインのドミナンス分析に移りましょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。 前回記事では、ETHのアップデート直前ということもあり、事実売り警戒でETHのドミナンス下降、そしてそれと同時にBTCのドミナンス上昇が確認できましたね。つまり、前回記事の段階では、ETHからBTCに資金が流れていた可能性があったわけです。 しかしその後、そのまま衰退すると思われたETHドミナンスが、ここに来て再度上昇してきています。 通常、アップデートなどの好ファンダを過ぎれば、「ファンダの事実売り」として、一気に利益確定(売り)ムードに転じるのが大抵です。しかし、現状のETHからはその様子が伺えません。 このようにTwitterでは言及しましたが、このETHの底固さは「今回のアップデート内容(PoWからPoSへの移行)」がその理由かと思われます。 それでは次に、主要アルトコインの動向を見てみましょう。 主要アルトコインの動向 やはり主要アルトコインの動向を見ると、今回のBTC上昇はどちらかといえば「アルトコイン主導での上げ」だと思われます。また、中でもTRXやADA、ETH、EOSの伸びが顕著ですね。 今まで同様、これからもアルトコインがBTCを引っ張っていく可能性は大いにあるため、引き続き優秀な推移をしている通貨については監視していくべきでしょう。 ということで今回も3つ通貨を取り上げてお話ししていこうと思います。 ETH 先ほどお話ししたように、現状の推移からは「ファンダによる事実売り」が少なく、リバを見ても若干底固いような印象を受けました。 チャート的にも、上抜けたチャネルライン上限をサポートにして推移しており、ここさえ耐えればもう一段、二段と上を目指せる形ですね。 もし仮に、このまま押し目を固めた場合には、「165.5ドル」が一つの節目になると思われます。恐らく「165.5ドルを抜けれるか?」、これが現状のETHにおける、トレ転(トレンド転換)の境界線と言っても過言ではないでしょう。 現状、ETHがBTCの推移を引っ張っていますから、ここからも引き続き要注目ですね。 LTC 以前、注目アルトとしてご紹介したポイントが黄色点線ですから、あれからかなり上昇しましたね。 主要アルトコインの中でも、依然破竹の勢いで上昇しておりますが、ここからさらに上を目指すにしても、ここらで一旦、調整移行の可能性を視野に入れるのが妥当でしょうね。 USD建てで見ても、ここでの買いは高値掴みにもなりかねないため、一旦様子を見たほうが良さそうです。 TRX 決して良いチャートを描いているわけではありませんが、先ほどの主要チャートの動向を見ても、リバのスピードが他よりも優れていたため、若干見ておいたほうが良さそうです。 そしてこのリバは、TRXとテザーの提携ファンダによる上昇の可能性が高いですが、チャート的にも前回の上昇の半値ポイントと押し目となり得るポイントです。テクニカル的にも、ファンダ的にも注目すべきポイントだと言えるでしょう。 Tether($USDT)とTRON($TRX)が提携を発表 TRONネットワーク上でUSDTを発行へ - CRYPTO TIMES 総評(まとめ) さて、最後にまとめに入りましょう。 BTCは短期逆三尊を作れるかどうか →非成立で安値更新の可能性 ETHの事実売りが弱い →PoWからPoSへの移行によるもの(?) TRXは好ファンダ+押し目ポイント →ファンダ詳細+推移に注目 ざっくりですがこんな感じでしょうか。 また、メインでは取り上げませんでしたが、今年からアルトコインの大手取引所であるBinanceが「Binance Launchpad」というプラットフォームを利用してのICO実施を再開しました。過去に取り上げたBTTもこのうちの一つですが、これまでLaunchpadによってサポートされたプロジェクトはBTT、FETと2つとも大成功を収めています。 Binanceによると、毎月1つずつ新たなプロジェクト(通貨)へ支援をしていくそうなので、既存の通貨だけでなく、「Binance Launchpad」についても注目しておいたほうが良さそうですね。 BinanceがBinance LaunchPadを再開!毎月新しい仮想通貨プロジェクトをサポート - CRYPTO TIMES 今回はここまでにさせていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 不定期ですが、LINE@にて相場分析配信もしているのでよろしければご登録ください!
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2019/02/25専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【2月25日】
みなさん、こんにちは。えむけん@BinaryMkent です。 先日からBTC、アルトの大躍進が凄まじいですね。Twitterもかなり活気付いてきたように思います。 さて、そんなBTCですが、4200ドルを天井に急落してしまいました。恐らく、調整を挟まずに・・・の上昇だったため、大規模な梯子外しが発生したのでしょう。 大きな上下直後ですから、本日はBTCの分析にやや比重を置いてお話ししていこうと思います。 是非最後までお付き合いくださいね。 専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【2月25日】 - CRYPTO TIMES BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) 青ウェッジの上抜け後、しばらくは方向感を探る展開が続いていましたが、先日の急上昇を経て、長期足でもかなり方向性が見やすくなりましたね。 日足における注目点は3つあります。 まず、1つ目は「白□ゾーン(4200~4350ドル)」。 この価格帯は、直近の硬いレジスタンスポイントになります。BTCにとって、「まず、超えなくてはならない壁」のようなものですね。正直、ここを超えないことには、「トレ転(トレンド転換)」とは言えないでしょう。 2つ目は、「移動平均線(80)」。 画像のチャートで言う、オレンジ色の曲線ですね。このラインは、BTCが天井をつけてから今まで、反転ポイントとしてかなり有効に機能してきました。 そして現在、「移動平均線(80)がサポートとして機能するか?」のポイントです。通常なら、短期移動平均線(黄色)とのGC後なので、そのサポートにも期待できるポイントですが、問題は3つ目です。 さて、問題の3つ目は、「ストキャスティクス(黄色□)」です。 過去の推移を見ていただければ分かると思いますが、BTCが天井をつけて以降、ストキャス70%以上でのDC成立は、ほぼもれなくその後の大きな下げに繋がっているのです。 もちろん、トレンドが転換するのであれば、この否定もあり得ます。しかし、市場に対する評価が依然下目線のままであれば、これを機に再度大きく下げてくる可能性も大いにあり得るわけですね。 さて、それでは次に中期のチャートを見てみましょう。 BTCチャート(中期) 先ほどの長期チャートと比較すると、若干複雑にも見えますが、実はそんなこともありません。少し遡りながら順に見ていきましょう。 ①ウェッジ上抜け まず、先日からの上昇の起点ともなった、「ウェッジの上抜け」です。年始から続く、長い保ち合いのブレイクアウトだったので、大きく跳ねましたね。そして、ウェッジの下限がちょうどチャネルの下限だったこともあり、ここからはチャネルを基準に推移していきました。 ②チャネルの上抜け これは正直、予想外でした。急上昇直後ですし、通常ならこのチャネル上限への接触を機に、ある程度の利食い売りが入ってもおかしくないのですが、まさかのノータイムでブレイクしてきましたね。 しかし、このブレイクから、以前とは「買いの強さ」が異質であることが分かりますね。 ③4200ドルの接触で急落 先ほどもお話ししましたが、この4200~4350ドルのゾーンは、今のBTCがまず直近でぶち当たる大きな壁(レジスタンスポイント)です。そして、この壁に接触すると同時に反転。500ドル以上も急落してしまいましたね。 以上がここまでのざっくりとした流れです。では、今回の注目ポイントについてお話ししていきましょう。 今回の注目ポイントは1つだけ、ズバリ「黄色□ゾーン」です。 理由は簡単。この黄色ゾーンが、「短期サポート(水色)」と「チャネル(点線)」、「ウェッジを起点にした半値」と、3つの要素が重なるサポートポイントだからです。 複数の面から見たサポートポイント、ということはそれだけ大切なポイントというわけですね。ですからここを抜けてしまうと、再度底探しに向かう可能性も出てきます。 それでは、これらを元に考えられる今後のシナリオについてお話ししていきましょう。 BTCチャートの総評 これらを元に考えられるシナリオは3つ。 黄色□を下抜け、再度底探し 黄色□で転換、のち戻り売り展開 黄色□で転換、のち水色ウェッジの展開 以上が、現状のチャートから想定される3つのシナリオです。 ここから再度上を見る展開となったとしても、待っているのは下抜けが多いとされている上昇ウェッジ推移です。 となると、現状から買いで見込めるリワードも少なく、買いも付きづらい状況だと思われます。ですから、個人的には戻り売りのシナリオ②推移の可能性が高いと見ています。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。 大きな変化は2点。「BTCドミナンスの上昇」と「ETH、EOSドミナンスの減少」ですね。 ETHについては、恐らくコンスタンティノープル(アップデート)を直前に控えているため、事実売りによる下落でしょう。そしてEOSは、ここまでETHの対抗馬として上昇してきたため、ETH同様に利食い撤退が入ってきている様子が伺えます。 次に、主要アルトコインの動向を見てみましょう。 主要アルトコインの動向 前回同様、特に気になるのはプラットフォーム系のETH、EOS、NEOの3つですね。中でもNEOは、BTCの下落時にもリバが早く、主要アルトの中でも抜きん出た底固さを見せています。 3月9日、10日に秋葉原で開催される「NEO GAME CONFERENCE」を直前に控えた強さでしょうか。現状からは、「それによる強さなのか?」は断定しかねますが、現状主要アルトの中でも強いのは確かですね。 NEOが日本のゲームメーカーや技術者・クリエイターと連携した大規模イベント「NEO GAME CONFERENCE」を秋葉原にて2日間開催決定 - CRYPTO TIMES それでは、今回はそんなプラットフォーム系の3通貨を軽く追ってみましょう。 ETH 直近の急落が少し強烈だったため、ここからは若干買いが付きづらくなる展開になるでしょうね。ただ、緑チャネル上限で押し目を作ることができれば、再度高値チャレンジも視野に入ってきます。 そして万が一、押し目を作ることができれば、そこからは「165.5ドルを超えることができるか?」がキーになってきます。恐らく、ここを抜けることができれば、他に抵抗ポイントもないため、200~250ドル近くまでの上昇にも期待できるでしょう。 しかし、現状ではファンダ事実売りの可能性が非常に高いです。まずは、「アップデート後にどう動くか?」、それを見てからの判断でも遅くないと思います。 EOS ETH同様、直近の急落によりかなり買いづらい展開ですね。 このまま、黄色サポート上で耐えることができれば、さらに上も望めそうですが、それもETH次第な展開になりそうですね。 NEO 3つの中で、現状もっとも期待ができるチャートですね。 現在、ちょうどレジスタンスポイント(0.0025)周辺ですが、直近の上昇は出来高も伴っていますし、このまま0.0025を抜けることができれば、さらなる上昇にも期待できる・・・bといった状況です。 あくまで推測ですが、ETH、EOSに流れていた資金がBTCの下落を機に、3月上旬の大規模イベントを控えたNEOに移行してきた可能性も考えられますね。 もちろんBTCの動向にも要注目ですが、それと平行してNEOの動きにも注目しておくべきだと思います。 総評(まとめ) 最後にまとめに入りましょう。 BTCは黄色□に要注目 →戻り売り展開に警戒 ETH、EOS、NEOは要注目 →資金がNEOに流れた可能性もアリ こんな感じでしょうか。 今回は、直前にBTCの急落があったために、BTC分析がメインになってしまいましたが、あくまで分析の参考程度にしていただけると幸いです。 それでは、今回はここまでにさせていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 不定期ですが、LINE@にて相場分析配信もしているのでよろしければご登録ください!
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2019/02/15専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【2月15日】
みなさん、こんにちは。えむけん@BinaryMkent です。 BTCも前回の記事更新から大きく上昇しましたね。とはいえ、しっかりと押し目をつけているわけでもなく、依然幅の狭いレンジを形成しながら方向感を探っている状態です。 こうして、記事を書いている間にも動き出してしまいそうですが、今回もBTC含め仮想通貨市場の分析を行っていきたいと思います。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) 値動きが小さいため、やや見づらいと思いますが、こちらが現在のBTC(日足)になります。 前回記事でもお話ししましたが、依然出来高は少なく、ボラティリティの小さい状況が続いていますね。MACDも年始から続く、レンジ内を脱せずにいます。 状況としては「良くも悪くもない状況」ですが、出来高が乏しいにも関わらず、節目の「大型水色ウェッジ」をブレイクできたのは、少なからず評価すべきポイントだと思います。 さて、こうして日足を見たところで、売り場も買い場もないように見えますが、中期で見たらどうでしょうか? BTCチャート(中期) 前回記事では、「黄色ウェッジ内での下降率低下により、水色シナリオが本筋」とお話しさせていただきましたが、かなりシナリオ通りに展開してくれましたね。 そしてこの黄色ウェッジの上抜けのおかげで、シナリオもかなり練りやすくなりました。今回は注目ポイントも複数ありますので、じっくりとお話ししていこうと思います。 まず注目すべきは、ウェッジ上抜け直前の安値から上抜け後高値の「半値(3535ドル)を守れるか、守れないか?」です。 当然、半値で買いがついてくるようであれば、それだけ上目線の人がいた事になります。逆に半値を割れてしまえば、半値で押し目買いを入れた上目線の人らが損切りをする形となり、再度売り込まれる展開が想定できます。 ですから、まずはこの「半値(3535ドル)を守るのか?」に注目です。 そして、もう一点の注目ポイントは「黄色チャネル、ならびにそのフィボナッチチャネル」です。 先ほどの半値だけでは、中期的なシナリオまでは想定することは非常に困難です。しかし、そこにチャネル、フィボナッチチャネルを加えることで、「半値を守ったor下抜けた」際に、今後の展開予想が立てやすくなります。 例えば、半値を守り、再度高値更新に向けて上昇してきた場合には、フィボナッチチャネルがそのレジスタンス(抵抗線)として機能することも想定できますし、見事高値を更新した場合には、チャネル上限を天井の目安として活用することができます。 逆に、半値を下抜けた場合には、チャネル下限が次の注目ポイントになってくるわけですね。このように目先のポイントだけでなく、現状の材料をうまく活用してあげることで、今後の動きがある程度想定できるようになります。 さて、少し話がそれてしまいましたが、ここでBTCチャート分析の総評に入りましょう。 BTCチャートの総評 現状のチャートから想定できる推移は以下の3パターン。 半値を守り、チャネル上限まで上昇 半値を守るが、そのまま38.2%~61.8%間の小幅でチャネル推移 半値を守れず、再度チャネル下限まで下降 当然ですが出来高が少ない現状では、新規ポジションだけでカチ上げることは不可能です。つまり、上に行くにも下に行くにも「燃料(損切りにつながる既存ポジション)」が必要というわけです。 となれば、一旦②のシナリオのようにどっちつかずな展開が続き、その間の「ロングが溜まったのか?ショートが溜まったのか?」次第で、その後の方向が決まってくるのでは・・・?と考えております。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。 ドミナンスは、前回から大きな変化がありました。 それは、「上昇傾向にあったBTCドミナンスが下降し、それに伴ってETH、LTCのドミナンスが上昇した」という点です。 前回記事の執筆時には、TRXや同TRXチェーンの新規通貨BTTをキッカケに、アルトコイン市場が活発化。そして、それらの通貨に流れていた資金がBTCに戻り、一転してリスク回避ムード(利益確定)に向かうか?それとも引き続きアルトコイン市場で循環するのか?というポイントでしたね。 そこで前回、アルトコイン市場で資金が循環するのであれば・・・、という候補に挙げたのが好ファンダを控えたETHとチャートが上昇傾向にあったLTCでした。 となると、ここから注目すべきは「その2通貨の推移」ですね。これらが引き続き上昇傾向にあれば、そのまま資金はアルトコイン市場で循環する可能性もありますが、逆に一転して下降傾向になってしまえば、再度リスク回避ムードにもつながりかねません。 それでは、主要アルトコインの動向も追いながら、上記2通貨についても確認していきましょう。 主要アルトコインの動向 昨日のBTC上昇開始直前に、ETHやLTCはもちろん、ADAやNEO、DASHなどの主要アルトコインも大きく上昇していますね。この動向からも、「先日のBTC上昇は、アルトコインが引っ張り上げた」といっても過言ではないでしょう。 そして、それと引き換えに前回、前々回、ノリに乗っていたTRXがジワジワと下げており、アルトコイン市場内で資金が循環している様も伺えます。 中でも、ETHを始めとしたNEOやEOSなどのプラットフォーム系通貨の伸びが気になりますね。ということで、今回はLTCも気になりますが、プラットフォーム系二台巨頭のETHとEOS、そして今回大きく上昇したADAに注目していきましょう。 ETH 展開的には前回から引き続き、緑チャネル内にて推移していますね。ですが、月末の好ファンダまで残り半月を切りました。 さらにここから、期待感が上昇していくのであれば、このチャネル上抜けも視野に入ってきそうですね。もし、ETHのチャネル上抜けが実現すれば、同様にチャネル内にて推移中のBTCにも期待が持てそうです。 個人的に期待感は十分ですが、それ故に「延期をさらに延期」となった場合には、再度底探しに向かう展開もありうるのでその点だけ要注意ですね。 イーサリアム、コンスタンティノープルを2月末に実装予定 - CRYPTO TIMES EOS EOSはCフォークラインに上昇を阻まれて、現在丁度日足200MAの真上ですね。上にはかつてのサポートラインもあり、ETHよりも若干上値が重そうな状況です。 CMCにて出来高を参照してみても、短期的には上昇傾向ではあるが、「決してよいとは言えない状況」なので、これが維持できるかどうか?次第といったところでしょう。 不安材料は多いですが、以前からETHに釣られてあげることが多かったため、ETH同様に注目な通貨だと思います。 ADA 長期的にかなり沈み込んではいますが、先日のBTC上昇直前の上げで半値を守ったままというのはいい要素ですね。4時間足を見ると、200MAでリターンムーブしそうな流れになってしまっていますが、ここを超えてくると濃い抵抗線の1350sats周辺への到達も視野に入ってきそうです。 また、1350satsの到達となれば逆三尊の成立も目前ということもあり、先日のTRXのようなアルトコイン市場を引っ張っていく通貨になるのでは?と見ています。 総評(まとめ) さて、長くなってしまいましたが、まとめに入りましょう。 BTCは半値とチャネルに要注目 TRX⇒主要アルトへ資金循環 →これが継続するか? ETH、EOS、ADAは要注目 →下げ始めたらBTC下げにも注意 ざっくりですがこんな感じでしょうか。 前回から引き続き、BTCとアルトの両方を見なくてはならない、忙しい相場ですね すでにアルト循環である程度の利益を出した方にとっては、「利益を持ち帰ること」が一番重要ですからリスクとそれに対して見込めるリワードを見ながらしっかり立ち回っていきましょう。 では、今回はここまでにさせていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 不定期ですが、LINE@にて相場分析配信もしているのでよろしければご登録ください!
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2019/02/05専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【2月5日】
みなさん、こんにちは。えむけん@BinaryMkent です。 早いもので当分析企画も2ヶ月目に突入です。引き続き、初心者の方でも分かるよう、分かりやすさに重きを置いてお話ししていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。 さて、それでは今回もBTCチャートから分析していきましょう。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) 青ラインのウェッジを抜けたものの、その後短期の白ペナントを下抜け、現在はジリ下げ展開です。前回お話ししたように、「下げようものにも、下に向かうための燃料が足りない」、といった状況でしょうか。 先月から引き続き、出来高の少なさも気になりますが、MACDが0レベル周辺でレンジを形成している点も少々気になりますね。(黄色□部分) MACDは、短期EMA(12)と長期EMA(26)の乖離状況を表すインジケーターです。つまり、0レベル周辺でレンジ形成ということは、「2本のEMAに乖離は全くなく、短期的な値動き(ボラティリティ)がほぼない状態」ということを意味します。 前回の6400ドル周辺でも同じような状況がありましたが、これだけの出来高薄+値動き小となると、無理にFXで利益を追求するより、アルトコイン現物を触っていたほうが難易度も低く、利益効率も高そうですね。 それでは、もう少し拡大してみて見ましょう。 BTCチャート(中期) 一時は白保ちあいを下抜け、300ドル近い下落があったものの、その下落幅は序所に減少してきています。しかし、「保ち合いを下抜けたが、その際の下落幅は保ち合い内で最も小さい」というのはやや違和感がありますよね。 ということで、依然別の保ち合い内で推移している可能性が高いと考え、ここまでの推移を踏まえた上で「現状は黄色ウェッジ内での推移」という判断に至りました。 しかし、これを上抜けたところで待っているのは「白保ち合いのリターンムーブ(の可能性)」です。つまり、この上抜けによって獲得しうる利益は限定的、ということです。 ですから、もしこの黄色ウェッジを上抜けたとしても、場合によっては利確売りと新規売りが相まって、押し目(C点)を作れる可能性は低いのでは?と見ています。 もちろん、その時になってみないと分かりませんが、特にロングポジションの場合は常に疑って、半分リカク、残り半分は建値SLのような安全策で立ち回るのが無難でしょう。 BTCチャートの総評 現状は「黄色ウェッジ内での推移」。下落幅も徐々に減少してきているため、上抜けの可能性が高いと見ていますが、白保ちあいのリターンムーブなどの可能性もありますし、抜けても尚、上値は重くなりそうな展開ですね。 ともあれ、ここ最近は「保ちあいを上抜けれど、出来高がついて来ず、押し目を作ることなく続落」という展開ばかりなので、そろそろ短期的でもしっかりした押し目を作ってほしいものですね。 それでは、次にドミナンスを見てみましょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考にしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/) 大きな変化といえば、1月末からBTCのドミナンスが上昇傾向にある点でしょうか。そしてそれと同時に、XRP(リップル)のドミナンスも同量近く減少してきている点も気になりますね。 実際にチャートと合わせて見てみると、いかにも現物が利食いされたような推移をしています。XRPは日本人からも幅広い支持を集めている通貨ですし、このまま安値更新となると、アルト市場自体がよくないムードになりかねません。ですから、ここらでなんとか押し目を作って耐えてほしいところですね。 次に、主要アルト全体の動きを追ってみましょう。 主要アルトコインの動向 XRPをはじめ、XEM、XLM、ADAなどの低単価の主要アルトは軒並み大きく下落してしまいましたね。 特にXEMは運営資金枯渇の噂が蔓延し、リバることなく大きく下落しています。下落開始ポイント(黄色ライン)を見た限り、これがリスク回避ムードにつながり、他の主要アルトも連れ下げ・・・となった可能性もありそうですね。 しかし、そんな中でも依然TRX、ETH、EOS、LTCについては堅調な推移を見せています。 TRX(トロン) TRXはすでにP2Pの元祖として多くのユーザーを持つBitTrrentの買収、さらにそのBitTrrentがTRXをベースにした通貨、BTT(BitTorrent)の発行などと大きな好ファンダがあったからこそのものです。 あわせて読みたい BitTorrentのTRONベース通貨「BitTorrentトークン / $BTT 」とは?仕組みをわかりやすく解説! - CRYPTO TIMES むしろ、「好ファンダが出尽くした今、どのような動きをしていくのか?」は今後のアルト相場を占う意味では非常に重要になってくるでしょう。 まずは、「この資金がアルト市場内で循環するのか?」というのが、直近のアルト市場の注目ポイントになりそうですね。 ETH(イーサリアム) もちろん、ここからのTRXにも要注目ですが、それ以上に2月末に好ファンダ(コンスタンティノープル実装)を控えたETHにも要注目です。 イーサリアム、コンスタンティノープルを2月末に実装予定 - CRYPTO TIMES コンスタンティノープル自体は、先月1/16の実装を予定していましたが、セキュリティなどの問題により実装が延期され、大きく投げ売られる展開となってしまいました。 延期後の実装予定なので、さらに延期となればさらなる失望売りにもつながりかねませんが、「好ファンダを控えた通貨が、ここからどう動いていくのか?」は、アルト市場のリスクオンorオフを読む上で非常に参考になります。 TRXからの乗り換えの可能性も視野に入れつつつ、こちらも監視しておくことをお勧めします。 LTC(ライトコイン) 今年に入ってから堅調に推移しているLTCですが、中期的にはかなり優秀なチャートを描いています。(水平逆三尊) TRXなどの好ファンダ通貨やバイナンスのマイナーアルトの垂直上げなどでかすんでしまっていましたが、LTCの推移はアルト市場とビットコインを推し量る上では、欠かせない「バロメーター」のようなものです。 もちろん、チャートが優秀という点が大きいのですが、優秀が故、TRXなどに流れていた資金が再びアルト市場で循環するのであれば、その対象ともなり得ます。 ですから、好ファンダを控えたETHだけでなく、チャート的に優秀なLTCについても要注目推奨です。 総評(まとめ) 最後にまとめに入りましょう。 BTCは黄色ウェッジ内での推移 → 上抜けてもリターンの可能性 地合い的にはアルトトレード推奨 →「TRX、BTTに流れた資金が循環するか?」 ETH、LTCは要注目 大体こんな感じでしょうか。 今回は、先月までの内容に加え、軽い個別銘柄(通貨)の分析を追加してみました。またみなさんからいただくご意見などを元に、少しずつ本連載もアップデートしていけたらな・・・と考えております。 それでは、今回はここまでにさせていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 不定期ですが、LINE@にて相場分析配信もしているのでよろしければご登録ください!