米現物型ビットコインETFで再び資金流出|1900万ドル規模のアウトフロー

米現物型ビットコインETFで再び資金流出|1900万ドル規模のアウトフロー
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米国の現物型ビットコインETFから再び資金流出が発生しています。昨日5月7日のデータによると、米国内の11社が運用するビットコインETFから合計で1,890万ドルの資金流出が確認されました。

米現物型ビットコインETFの資金フロー|画像引用元:Farside Investors

フィデリティ (FBTC) 、アーク (ARKB) 、インベスコ (BTCO) には合わせて1,300万ドル規模の資金流入が1日で発生しています。

一方で、2日連続で資金流入が続いていたグレースケールのGBTCからは2,860万ドルの資金が流出。またブラックロックのIBITも320万ドルのアウトフローが報告されています。

4月下旬から5月初頭にかけて米ビットコインETFからの資金流出が続いていたなか、5月3日に元々提供していたビットコイン投資信託からETFへの転換以降初めてグレースケールのGBTCへの資金流入が確認されました。

上記と同時期にビットコインの価格も上昇していたことから、再びビットコインの強気相場の到来が一部で予想されていました。

BloombergのETFアナリスト、ジェームス・セイファート氏はGBTCへの資金流入に関して「マーケットメーカーがGBTCをマーケットメイクの一部として使用している場合、それが資金流入の原因となる可能性がある」とThe Blockのインタビューの中で指摘。

現物型ビットコインETFの資金流入と流出はビットコイン価格に直接、間接的に影響を及ぼす要因となります。ビットコイン市場に新たなプレイヤーが参入を開始するなか、引き続き米ETF市場に注目が集まります。

記事ソース:Farside InvestorsThe Block

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