AerodromeのTVLが2億ドルを突破し、BaseのTVL約半分を占領
あどまん
8月29日にBase上でローンチした「Aerodrome」のTVLが2億ドルを超え、Base上で最もTVLの高いプロトコルとなっています。
この数字はCompoundやUniswapを上回り、Base全体のTVLも+100%以上増加し、現在は3億9,000万ドルに達しています。AerodromeはBaseの中央流動性ハブを目指し、Optimism上で構築されたDEX「Velodrome」のフォークプロジェクトです。
Aerodromeの主な仕組み
Aerodromeは、CurveのveTokenやOlympusの流動性モデル、賄賂モデルなど様々な仕組みを駆使して、流動性を集めています。
このプロトコルでは、流動性提供者にAEROトークンの報酬が与えられ、毎週の流動性プールへの分配が行われます。報酬を得るために、AEROをロックする必要があります。AEROをロックすることで、プロトコルの流動性プールへの報酬分配に投票でき、プールはエポックごとに毎週、取引手数料を得ることができます。ロック期間が長いほど、保有者はより多くの議決権を得ることができ、最長で4年間ロックできます。
また、veAEROホルダーは、投票に対するインセンティブトークンだけでなく、veAEROのリベースによる配当も毎週受け取ります。
AerodromeはOlympusDAOのリベースメカニズムを使用しており、トークンをロックした者はロックしたトークンに比例した報酬を受け取ることができます。これにより、AEROトークンをロックした人々は、常に同じ割合を保持できるため、新しく鋳造された報酬トークンによる希釈を心配することはありません。
このような仕組みにすることで、Aerodromeは、流動性が集まりやすくなり、低スリッページによるスワップが可能となることで、より資金が集まりやすくなります。
現在、AerodromeのTVLは9月3日現在で1億8,700万ドルと、Base上ではトップのTVLを記録しています。
この結果に伴い、Base全体のTVLも急速に増加し、現在では3億9,000万ドルに達しています。これにより、全てのチェーン内で8番目に高いTVLを記録し、L2チェーン内では4番目に位置しています。
AerodromeはBase上のTVLをしばらく牽引していくでしょう。
Baseは、メインネットローンチ直後にmemecoin「$BALD」による急激な資金流入があり、その後、ユーザーがトークン株を発行し取引できるプラットフォーム「Friend.tech」がローンチしました。ピーク時には、Friend.techの収益が全Dapps中1位を記録するなど、Baseはローンチ以降、常に注目の的となっており、今後もその動向から目が離せません。