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2026/05/01仮想通貨史上最悪の4月、ハッキング29件で業界の課題感強まる
仮想通貨業界における2026年4月のハッキング被害が史上最悪規模の月であったことが報告されています。4月の仮想通貨ハック件数は29件に達し、これまでのピークであった2026年1月の16件を81%上回る水準を記録しています。 🚨JUST IN: April 2026 has become crypto’s worst month on record by number of hacks, with 29 incidents, up 81% from the previous high of 16 in January. 🥇Kelp $293M 🥈Drift $295M 🥉Rhea $18M pic.twitter.com/sx9xNHNusu — SolanaFloor (@SolanaFloor) April 30, 2026 被害金額のランキングではKelp DAOが2億9,300万ドル、Drift Protocolが2億9,500万ドル、Rheaが1,800万ドルと上位3件で6億ドル超の損失を生み出しました。被害の集中度合いと頻度の両面で業界はかつてない厳しい局面に直面した格好です。 ハックされない週は一度もなかった CryptoDifferが公開した情報によればハッキングしなかった週は一つもなく、攻撃対象となった分野も貸付、ブリッジ、ウォレット、永久先物、ゲームと、DeFiのほぼ全領域に広がっています。 Crypto Hack Calendar: April 2026 April 2026 had 30 calendar days. Crypto got #hacked on 22 of them. No week was clean. No vertical was safe. #Lending, #bridges, #wallets, #perps, #games — all hit. Total damage: $630M+ pic.twitter.com/2IZGjgkAX7 — CryptoDiffer Analytics (@CryptoDiffer) April 30, 2026 4月23日時点で被害総額は5億ドルを突破していましたが、月末までに6億ドル超に達しました。Scallop Lendの15万ドル、Litecoinゼロデイ脆弱性とDDoSの組み合わせ、Purrlend偽ブリッジアドレス悪用の150万ドル、Giddyの不完全署名カバー率を突いた130万ドル、Volo Vaultの350万ドル、Thetanuts Financeの「First Depositor Attack」など、小〜中規模の事件も連日発生しています。 関連:4月の仮想通貨ハッキング被害、6.2億ドル突破 連鎖の余波「Carrot」がサービス終了 ハック被害の余波は単発のプロトコルにとどまりません。Solana上のDeFiプロトコル「Carrot」は、4月1日のDrift Protocol exploitの影響を受けてサービス停止を発表しました。ユーザーは5月14日までにBoost、Turbo、CRTから資金を引き出す必要があるとされています。 1/ Carrot is shutting down This is certainly not the outcome we wanted, but the situation with the Drift exploit, has proven to be catastrophic for our continued operations. — Carrot (@DeFiCarrot) April 30, 2026 DeFi Carrotは公式声明で「これは我々が望んだ結果ではないが、Driftのエクスプロイトが我々の継続的な運営に対して壊滅的な影響をもたらした」と説明。仮想通貨業界において、上流プロトコルへの攻撃が下流の関連プロジェクトを連鎖的に巻き込む構造が改めて浮き彫りになっています。 業界最大級のKelp DAO・Aave連鎖事件では、Aave V3/V4 上に約1億9,600万ドル(約314億円)の不良債権が発生し、週末48時間で約1兆円規模のTVL流出という典型的な「bank run」が発生しました。スマートコントラクト自体に欠陥がなくても、LayerZeroのクロスチェーン基盤の中でアプリ開発者が自由に設定できる「検証者(DVN)」というインフラ層の脆弱性が起点となった構造が問題視されています。 関連:たった46分間でKelpDAOより410億円が流出、週末には1兆円が市場から流出したDeFi最大の事件は何が問題だったのか 業界対応 - Curve創設者がセキュリティ基準策定を呼びかけ 業界内からは抜本的な対応を求める声も上がっています。DeFi大手Curve Finance創設者のマイケル・エゴロフ氏は4月21日、X上で「DeFiが直面しているこの規模の回避可能なハック(中央集権的な単一障害点が原因のもの)は、最近とんでもない量だ」と訴え、イーサリアム財団とソラナ財団が中心となって業界横断のセキュリティ基準を策定すべきだと提案しました。 エゴロフ氏はAaveやrsETHのインシデントを具体例として挙げ、プロジェクト、監査法人、リスク管理チームがベストプラクティスを共有する仕組みの必要性を強調しています。 関連:DeFiハッキングを防げ、Curve創設者がイーサ・ソラナ財団に基準策定を要請 ブロックチェーン情報企業TRM Labsの分析によれば、2026年の仮想通貨ハック被害総額の76%は北朝鮮関連のハッカー集団によるものとされており、業界の脆弱性を狙う攻撃側は国家規模のリソースで動いています。攻撃手法の精密化とDeFiインフラの構造的脆弱性が同時に進む現状に対する業界の今後の対応に注目です。 [ad_area] 【PR】Triaカードでキャッシュバック率6%を実現! [video_ad src="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/Tria_mini_tyousei.mp4" poster="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/39c40834648cf35f12a326bdc14b390e.jpg" link="https://app.tria.so/?accessCode=MWVJXJ6475"] Triaカードは世界中で使える仮想通貨クレジットカード (約3000円〜) で、最大6%が仮想通貨でキャッシュバックされます。 仮想通貨での資産運用もカード管理アプリから行えます。早期利用者にはさらなる報酬も用意されているため是非この機会に登録しておきましょう。(登録に必要なアクセスコード:MWVJXJ6475) Triaの特徴 ① 仮想通貨で決済可能なクレジットカード ② 最上位プランで最大6%のキャッシュバック率 ③ BTCやETH、JPYCなど多くの仮想通貨に対応 お申し込みはこちら! [/ad_area] [no_toc]

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2026/04/17DeFiは「リスク管理」が主役に?利回り至上主義からの脱却
DeFi(分散型金融)のボールト市場が大きな転換期を迎えている可能性があります。 ボールトとはユーザーが預け入れた仮想通貨をあらかじめ決められた運用戦略に沿ってスマートコントラクトが自動で運用し、利回りを還元してくれる仕組みのことです。これまで多くのボールトは「高い利回り(APY)」を最大の指標として競い合ってきましたが今後は「リスク管理」こそが製品の核になるとSentoraのリサーチVPであるJuan Manuel Pellicer氏が指摘しています。 Pellicer氏によるとこれまでのボールトは資産を預ければ戦略が自動で実行され、利回りを得られるというシンプルな仕組みで普及してきました。しかし、市場の成熟に伴い、ボールトは単なる「賢いウォレット」ではなく、担保、流動性、レバレッジ、執行経路などを判断する「能動的な金融商品」へと進化しています。 同氏は「リスク管理こそが製品であり、利回りはその結果(アウトプット)に過ぎない」と強調。これまでの第1世代のボールトはリバランスや報酬の回収といった単純な自動化に留まっていました。しかし次世代のボールトはリスク認識型の「複雑な自動化」が求められています。 具体的には「ストレス下で巻き戻しが発生した場合に何が起きるか」「市場構造が変化した際に資本がどれだけ速く退避できるか」といった問いに、運用ロジック自体が答えられる必要があるとされます。 関連:DeFi利回りが3%以下に急落、米銀行を下回る「逆転現象」が発生 さらにその先の段階として、Pellicer氏はAIによるキュレーション層の登場を展望しています。 AIは数千にのぼる動的なインプットを監視し、市場構造の脆弱化の兆候を検出したり、ストレスシナリオをシミュレーションしたりすることで単純な利回りではなくリスク調整後の品質で機会をランク付けする役割を担うようになります。AIによる機械的な処理速度と人間による判断・説明責任を組み合わせたハイブリッド型が勝ち筋のモデルになると同氏は見ています。 また、ユーザーがボールトを選択する際のインターフェースも改善が必要です。現在は「保守的」や「機関投資家向け」といった曖昧なラベルが使われることが多いですが、今後は流動性条件、集中リスク、レバレッジのプロファイル、資産間の相関性といった具体的なリスク指標が製品の中心に明示されるべきだと提言されています。 関連:ソフト投資は危険?Delphi創設者が語るAIエージェントの衝撃 ノンカストディアル型ボールト(管理者ではなくユーザー自身が資産の所有権を保持する仕組み)の大きな利点は透明かつプログラム可能なルールに基づいて資本が運用される点にあります。今後は、表面的なAPYの数字ではなく、そのルールの質、すなわちリスク管理の質こそがボールトの競争力を左右する重要な差別化要因になる可能性があります。 [ad_area] 【PR】Triaカードでキャッシュバック率6%を実現! [video_ad src="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/Tria_mini_tyousei.mp4" poster="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/39c40834648cf35f12a326bdc14b390e.jpg" link="https://app.tria.so/?accessCode=MWVJXJ6475"] Triaカードは世界中で使える仮想通貨クレジットカード (約3000円〜) で、最大6%が仮想通貨でキャッシュバックされます。 仮想通貨での資産運用もカード管理アプリから行えます。早期利用者にはさらなる報酬も用意されているため是非この機会に登録しておきましょう。(登録に必要なアクセスコード:MWVJXJ6475) Triaの特徴 ① 仮想通貨で決済可能なクレジットカード ② 最上位プランで最大6%のキャッシュバック率 ③ BTCやETH、JPYCなど多くの仮想通貨に対応 お申し込みはこちら! [/ad_area] [no_toc] 記事ソース:dlnews.com

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2026/04/17ハッキング被害のDrift、テザーが約1.5億ドル支援|USDT移行と損失補填へ
ソラナ基盤の分散型取引所(DEX)であるDrift Protocolは4月初頭に発生した大規模なハッキング事件からの復旧計画を公表しました。ステーブルコイン最大手のTether社が主導し、複数のパートナー企業と共に最大約1億4750万ドル規模の支援パッケージを提供します。 Today, Drift is announcing a collaboration with @tether and other partners totaling up to nearly $150 million to support our commitment to a relaunch with USDT at the center, and a path to user recovery. These funds encompass a $100M revenue-linked credit facility, an ecosystem… — Drift (@DriftProtocol) April 16, 2026 今回の支援策の内訳はTether社による最大1億2750万ドルの拠出と、その他パートナーからの2000万ドルで構成されています。これには1億ドルの収益連動型クレジットライン、エコシステム助成金、およびマーケットメイカー向けのローンが含まれます。Driftは今回の事件で約2億9570万ドルのユーザー資産を失いましたが、取引所収益と支援資金を原資とした専用の「リカバリープール」を設立し、未払いの損失を段階的に解消していく方針です。 関連:Driftの2.8億ドル流出、北朝鮮系ハッカーによる半年間の工作か また、被害を受けたユーザーにはリカバリープールへの請求権を表す独自の「リカバリートークン」が配布されます。このトークンはガバナンストークンのDRIFTとは別個に発行され、譲渡も可能です。 再始動に向けた大きな変更点として、Driftは決済通貨をこれまでのUSDCからUSDTへと移行します。これに伴い、Tether社は指定マーケットメイカーを通じて流動性供給のサポートを行います。セキュリティ面ではOttersecによるコードベースの再設計・監査と、Asymmetricによる運用セキュリティ面での助言という2つの独立したレビューを実施するほか、専用署名デバイスを用いたマルチシグ管理や、重要な管理操作に対するタイムロックの導入など、運用体制を根本から刷新します。 なお、今回の事件において保険基金(Insurance Fund)の資産は影響を受けておらず、プロトコルの再開後に預金者へ全額が返還される見込みです。Driftは現在、ArkhamやBybitと協力して盗難資産の回収に向けた報奨金プログラムも並行して進めています。 関連:ソラナTVLが急速回復、Drift事件後のセキュリティ刷新が奏功か [ad_area] 【PR】Triaカードでキャッシュバック率6%を実現! [video_ad src="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/Tria_mini_tyousei.mp4" poster="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/39c40834648cf35f12a326bdc14b390e.jpg" link="https://app.tria.so/?accessCode=MWVJXJ6475"] Triaカードは世界中で使える仮想通貨クレジットカード (約3000円〜) で、最大6%が仮想通貨でキャッシュバックされます。 仮想通貨での資産運用もカード管理アプリから行えます。早期利用者にはさらなる報酬も用意されているため是非この機会に登録しておきましょう。(登録に必要なアクセスコード:MWVJXJ6475) Triaの特徴 ① 仮想通貨で決済可能なクレジットカード ② 最上位プランで最大6%のキャッシュバック率 ③ BTCやETH、JPYCなど多くの仮想通貨に対応 お申し込みはこちら! [/ad_area] [no_toc] 記事ソース:Drift

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2026/04/10仮想通貨、次の波は「実物資産」か|運用大手が語る本命シナリオ
仮想通貨アセットマネージャーDialectic Groupの事業開発リードを務めるMark Gerhart氏は、仮想通貨リサーチ企業AleaResearchのポッドキャスト番組「Market Cap」に出演し、DeFi利回りが低迷するなか、次の主役は現実資産(RWA)になるとの見方を示しました。 RWA(Real World Assets)とは、米国債、社債、不動産、プライベートクレジット(非公開融資)といった現実世界の金融資産をブロックチェーン上でトークン化したものを指します。仮想通貨市場の値動きに依存しない安定した利回りが期待できるため、近年、機関投資家の参入口として注目を集めています。 RWA利回りの「バーベル型」偏在 Mark氏は現在のDeFi利回りが「バーベル型」に偏っていると指摘しました。BlackRockのBUIDLのような流動性の高い低利回り資産と償還期間が長くリスクの不透明な高利回りのトークン化プライベートクレジットに二極化しているとの見方です。 その上で、短期デュレーションの高利回り社債やCLO(ローン担保証券)といった「中間層」のRWAが登場することで、機関投資家の本格参入が加速するとの期待感を語っています。 また、分散型レンディングプラットフォームAaveでBTCを担保にUSDCを借りても3%程度の利回りしか得られない現状について、同等の流動性を持つ米国債(T-Bills)と比較して合理性に欠けるとの見解を示しました。こ うした背景から、Dialecticが18か月前にインキュベートしたクロスチェーン型ボールトプロトコル「Mquina」では、オンチェーン会計、ハブ&スポーク構造、スマートコントラクトに組み込まれた許可済み戦略の制限といった機能により、第三者検証可能なNAV算出と「ストラテジー・ドリフト」の防止を実現していると解説しました。 Dialecticは元Polychain CIOのRyan Zurrer氏が立ち上げたファミリーオフィスを起源とする運用会社で伝統的なクオンツファンドとオンチェーン・ヴォルト戦略を併用。現在はBTC、ETH、ステーブルコインにまたがる4本のファンドを運用し、Morpho、Aave、Aerodrome、Uniswap、さらにHyperliquid上のキャッシュ・アンド・キャリー取引など多様な戦略に資金を分散しています。 リソースの8~9割はリスク管理 Mark氏は、運用リソースの8〜9割をリスク管理に割いていると強調し、具体例としてステーブルコインを貸し出していたヴォルトがElixir経由でStream Financeへの過度なエクスポージャーを持ったことをリアルタイムで察知し、約1週間前にポジションを引き揚げたエピソードを紹介しました。 その後、Stream FinanceとElixirは実際に破綻に追い込まれています。 鍵の漏洩とFINMAライセンスへの布石 セキュリティ面ではResolvとDriftで発生したエクスプロイトに言及しました。特にDriftの事例は攻撃者が約6ヶ月間にわたって小規模ヘッジファンドを装い、100万ドルのデポジットまで行った上で対面ミーティングを重ね、最終的に開発者に悪意あるターミナルプログラムをダウンロードさせてマルチシグ署名用PCを侵害したという、極めて高度なソーシャルエンジニアリング攻撃であったと説明。 Mark氏は「どれほど優れたコントラクト設計も鍵の漏洩からは守ってくれない」と警鐘を鳴らしました。 将来の展望として、同氏はDialecticがスイス金融市場監督機構(FINMA)へのライセンス申請を進めていることを明らかにしました。ライセンス取得後はスイスの機関投資家向けに新たな顧客層を開拓できるほか、スイスフラン建てでヘッジしたステーブルコイン運用戦略など、従来提供できなかった商品ラインナップの展開も視野に入れているとのことです。 [ad_area] 【PR】賞金総額約300万円!Miracleトレードバトル開催中 賞金総額約300万円のトレードバトルが仮想通貨取引アプリ「Miracle」で開催中です。 現時点では応募数がまだ少なく、早く動いた人ほど有利な状況です。1位の賞金は約42万円で「増加率」で競うルールのため資金の大小は関係ありません。トレードに参加しなくても、宣伝協力だけで抽選プレゼント(最大150ドル)に応募可能です。参加者が増える前の今が一番のチャンスです。 Miracleの特徴 ① スマホだけで完結するモバイル特化型トレードアプリ ② Hyperliquid等の複数分散型取引所を一つのアプリで切替可能 ③ KYC不要・メールアドレスだけで約3分で開始 キャンペーンはこちら! [/ad_area] [ad_area] 【PR】Triaカードでキャッシュバック率6%を実現! [video_ad src="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/Tria_mini_tyousei.mp4" poster="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/39c40834648cf35f12a326bdc14b390e.jpg" link="https://app.tria.so/?accessCode=MWVJXJ6475"] Triaカードは世界中で使える仮想通貨クレジットカード (約3000円〜) で、最大6%が仮想通貨でキャッシュバックされます。 仮想通貨での資産運用もカード管理アプリから行えます。早期利用者にはさらなる報酬も用意されているため是非この機会に登録しておきましょう。(登録に必要なアクセスコード:MWVJXJ6475) Triaの特徴 ① 仮想通貨で決済可能なクレジットカード ② 最上位プランで最大6%のキャッシュバック率 ③ BTCやETH、JPYCなど多くの仮想通貨に対応 お申し込みはこちら! [/ad_area] [no_toc]

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2026/04/10Aave V4が変えるDeFi|分断された流動性を1つにまとめる新設計
大手DeFi(分散型金融)レンディングプロトコルのAaveは、2026年3月30日に次世代バージョン「Aave V4」をローンチしました。約2年の開発期間を経て実装された同プロトコル史上最大規模の刷新となり改めて市場の注目を集めています。 Aave V4 is now live on @ethereum. pic.twitter.com/JMFVNeIZby — Aave (@aave) March 30, 2026 V3までの課題:流動性が「市場ごと」に分断されていた これまでのAaveでは同じイーサリアム上であってもCore市場とPrime市場といった具合に、市場ごとに独立した資金プールが存在していました。ある市場に預けられた資産はその市場の借り手にしか貸し出せないため、別の市場で借入需要が高まっても余剰資金を融通することができません。新しい市場を立ち上げるたびに流動性をゼロから集め直す必要があり、資本効率の悪さと新規アセット上場のハードルの高さが長年の課題となっていました。 V4の目玉「Hub and Spoke」モデルとは Aave V4はこの課題を、新しい「Hub and Spoke(ハブ・アンド・スポーク)」モデルで解決します。仕組みはシンプルでユーザーが預けた資産はすべて「Hub(ハブ)」と呼ばれる中央の金庫に集約され、ユーザー自身は「Spoke(スポーク)」と呼ばれる個別の窓口を通じて貸し借りを行います。ハブが全体の資金管理を担い、スポークがそれぞれ独自のリスク設定(金利・担保ルールなど)で動く構造です。 [caption id="attachment_159836" align="aligncenter" width="561"] 画像引用元:Aave[/caption] これにより、新しいスポーク(=新市場)を追加するだけでハブにある巨大な流動性をすぐに活用できるようになります。新規アセットの上場も容易になり、万が一あるスポークでトラブルが起きても、そのスポークだけを止めればよく、Aave全体に影響を及ぼしません。さらにV4では、即時引き出し用に滞留しがちだった遊休資金(最大で全体の30%程度)を、低リスクの運用に自動で回す「再投資モジュール」も導入され、貸し手の利回り向上が期待されています。 ライバルMorphoへの「逆襲」 近年のDeFi貸付市場では、自由に独立した市場を立ち上げられるMorphoが急成長を遂げてきました。一方でその自由度の高さは流動性の分散と引き換えでもあり、新しい市場ごとに資金集めをやり直す必要があるという弱点を抱えていました。 Aave V4はMorphoと同等の柔軟性をスポーク経由で提供しつつ、その背後にある巨大な共通流動性ハブにすぐ接続できる点が最大の強みです。Aaveが長年積み上げてきた実績ある流動性とMorpho型のモジュール性を組み合わせた今回のV4は、DeFiレンディングの次の標準を示す存在になりそうです。 寡占化が進むDeFi DeFi市場全体を見渡すと一部の主要プロトコルによる市場の独占が進んでいるという実態も報告されています。 欧州中央銀行(ECB)が2026年3月に公開したワーキングペーパーでは、Aave、MakerDAO、Uniswapといった主要プロトコルのガバナンストークン供給量のうち、実に80%以上が上位100アドレスに集中している実態が示されました。 しかも、これら大口アドレスの大半はプロトコル自体や中央集権型取引所によって管理されているとされ、ガバナンス投票の場面でも委任先(デリゲート)が主導権を握り、主要な投票者の約3分の1は身元不明であることも明らかになっています。「分散型金融」を掲げるDeFiの内実が、必ずしも理念通りには機能していない可能性を示すデータとして波紋を広げました。 近年は仮想通貨とAIの融合が急速に進み、世界の債務市場全体にも構造的な変化の兆しが見え始めています。総額348兆ドルとされるグローバルな債務市場のデジタル化が現実味を帯びるなか、Aave V4のようなレンディングインフラの刷新はこうした巨大市場のオンチェーン化を後押しする土台になり得る存在です。 関連記事:348兆ドルの債務市場に激変?仮想通貨とAIが握る融資の未来 Aave V4による技術革新はこうした巨大な債務市場のデジタル化やレンディング市場のさらなる拡大を加速させる可能性を秘めています。Aave V4の導入により、DeFiレンディング市場の利便性と効率性がどこまで向上するのか投資家や開発者からの関心が高まっています。 [ad_area] 【PR】賞金総額約300万円!Miracleトレードバトル開催中 賞金総額約300万円のトレードバトルが仮想通貨取引アプリ「Miracle」で開催中です。 現時点では応募数がまだ少なく、早く動いた人ほど有利な状況です。1位の賞金は約42万円で「増加率」で競うルールのため資金の大小は関係ありません。トレードに参加しなくても、宣伝協力だけで抽選プレゼント(最大150ドル)に応募可能です。参加者が増える前の今が一番のチャンスです。 Miracleの特徴 ① スマホだけで完結するモバイル特化型トレードアプリ ② Hyperliquid等の複数分散型取引所を一つのアプリで切替可能 ③ KYC不要・メールアドレスだけで約3分で開始 キャンペーンはこちら! [/ad_area] [ad_area] 【PR】Triaカードでキャッシュバック率6%を実現! [video_ad src="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/Tria_mini_tyousei.mp4" poster="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/39c40834648cf35f12a326bdc14b390e.jpg" link="https://app.tria.so/?accessCode=MWVJXJ6475"] Triaカードは世界中で使える仮想通貨クレジットカード (約3000円〜) で、最大6%が仮想通貨でキャッシュバックされます。 仮想通貨での資産運用もカード管理アプリから行えます。早期利用者にはさらなる報酬も用意されているため是非この機会に登録しておきましょう。(登録に必要なアクセスコード:MWVJXJ6475) Triaの特徴 ① 仮想通貨で決済可能なクレジットカード ② 最上位プランで最大6%のキャッシュバック率 ③ BTCやETH、JPYCなど多くの仮想通貨に対応 お申し込みはこちら! [/ad_area] [no_toc] 記事ソース:Aave

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2026/04/09分散型取引所「Hyperliquid」Q1収益1.9億ドルで首位
2026年第1四半期(Q1)におけるDeFi(分散型金融)プロトコルの収益ランキングの結果、分散型取引所(DEX)のHyperliquidが1億9200万ドルを記録し首位に立ったことがCryptoDifferの調査の結果明らかになりました。 Top DeFi Protocols by Revenue Generated in Q1 2026#Hyperliquid topped #DeFi protocols by #revenue generated with $192M, followed by #pumpfun at $120M and #TitanBuilder at $62M. The data shows which platforms captured the most value directly over the quarter. pic.twitter.com/qjqCDBBpQg — CryptoDiffer Analytics (@CryptoDiffer) April 8, 2026 Hyperliquidは今期、驚異的な成長を見せています。3月末にはプラットフォーム上のステーブルコイン供給量が年初来114%増の12億ドルに到達。さらに、リップル社が金や原油の先物取引提供に向けて同プロトコルとの統合を拡大するなど、エコシステムの拡充が収益を押し上げた格好です。 ランキング2位には、1億2000万ドルの収益を上げたミームコインの発行/取引プラットフォーム「pump.fun」が続き、3位には6200万ドルのTitanBuilderがランクインしました。2026年Q1の仮想通貨市場は全体時価総額が22%減少する厳しい局面もありましたが、上位プロトコルは着実に収益を上げ、直接的な価値獲得に成功していることがデータから示されました。 関連記事:2026年Q1仮想通貨市場、時価総額22%減 [ad_area] 【PR】賞金総額約300万円!Miracleトレードバトル開催中 賞金総額約300万円のトレードバトルが仮想通貨取引アプリ「Miracle」で開催中です。 現時点では応募数がまだ少なく、早く動いた人ほど有利な状況です。1位の賞金は約42万円で「増加率」で競うルールのため資金の大小は関係ありません。トレードに参加しなくても、宣伝協力だけで抽選プレゼント(最大150ドル)に応募可能です。参加者が増える前の今が一番のチャンスです。 Miracleの特徴 ① スマホだけで完結するモバイル特化型トレードアプリ ② Hyperliquid等の複数分散型取引所を一つのアプリで切替可能 ③ KYC不要・メールアドレスだけで約3分で開始 キャンペーンはこちら! [/ad_area] [ad_area] 【PR】Triaカードでキャッシュバック率6%を実現! [video_ad src="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/Tria_mini_tyousei.mp4" poster="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/39c40834648cf35f12a326bdc14b390e.jpg" link="https://app.tria.so/?accessCode=MWVJXJ6475"] Triaカードは世界中で使える仮想通貨クレジットカード (約3000円〜) で、最大6%が仮想通貨でキャッシュバックされます。 仮想通貨での資産運用もカード管理アプリから行えます。早期利用者にはさらなる報酬も用意されているため是非この機会に登録しておきましょう。(登録に必要なアクセスコード:MWVJXJ6475) Triaの特徴 ① 仮想通貨で決済可能なクレジットカード ② 最上位プランで最大6%のキャッシュバック率 ③ BTCやETH、JPYCなど多くの仮想通貨に対応 お申し込みはこちら! [/ad_area] [no_toc]

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2026/04/09ブロックチェーン上で「S&P500」を取引する動きが活発化
オンチェーン(ブロックチェーン)上でのS&P 500へのエクスポージャー需要が具体的な数値として現れ始めました。データ分析プラットフォームDuneの統計によると、仮想通貨市場で米国株指数への投資を可能にするトークン「deSPXA」の1日あたりの取引高がBaseネットワーク上の分散型取引所(DEX)であるAerodromeにおいて100万ドル(約1.6億円)を突破しました。 Demand for onchain S&P 500 exposure is real and now measurable. deSPXA crossed $1M in daily volume on @AerodromeFi yesterday. Only eight days in. pic.twitter.com/P8osN637Xx — Centrifuge (@centrifuge) April 8, 2026 この銘柄はローンチからわずか8日間でこの節目に到達しており、投資家の強い関心が裏付けられた形です。背景には米国とイランの停戦合意を受けてS&P 500が大幅高となるなど、マクロ経済環境がリスクオンへ傾いていることが挙げられます。 伝統的金融(TradFi)資産をオンチェーンで扱う動きは加速しており、先物市場でも同様の傾向が見られます。 関連記事:TradFi先物取引が160億ドル超え、バイナンスとHyperliquidに注目集まる また、米国株市場と仮想通貨市場の相関性については分析企業Glassnodeが新たな指標を公開するなど、投資家にとって無視できない要素となっています。 関連記事:米国株の恐怖=BTCの恐怖?Glassnodeが恐怖指数USVIXを公開 わずか1週間余りで100万ドルの出来高を記録したdeSPXAの動向は、今後のRWA(現実資産)セクターの成長を占う上で重要な指標となりそうです。 [ad_area] 【PR】賞金総額約300万円!Miracleトレードバトル開催中 賞金総額約300万円のトレードバトルが仮想通貨取引アプリ「Miracle」で開催中です。 現時点では応募数がまだ少なく、早く動いた人ほど有利な状況です。1位の賞金は約42万円で「増加率」で競うルールのため資金の大小は関係ありません。トレードに参加しなくても、宣伝協力だけで抽選プレゼント(最大150ドル)に応募可能です。参加者が増える前の今が一番のチャンスです。 Miracleの特徴 ① スマホだけで完結するモバイル特化型トレードアプリ ② Hyperliquid等の複数分散型取引所を一つのアプリで切替可能 ③ KYC不要・メールアドレスだけで約3分で開始 キャンペーンはこちら! [/ad_area] [ad_area] 【PR】Triaカードでキャッシュバック率6%を実現! [video_ad src="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/Tria_mini_tyousei.mp4" poster="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/39c40834648cf35f12a326bdc14b390e.jpg" link="https://app.tria.so/?accessCode=MWVJXJ6475"] Triaカードは世界中で使える仮想通貨クレジットカード (約3000円〜) で、最大6%が仮想通貨でキャッシュバックされます。 仮想通貨での資産運用もカード管理アプリから行えます。早期利用者にはさらなる報酬も用意されているため是非この機会に登録しておきましょう。(登録に必要なアクセスコード:MWVJXJ6475) Triaの特徴 ① 仮想通貨で決済可能なクレジットカード ② 最上位プランで最大6%のキャッシュバック率 ③ BTCやETH、JPYCなど多くの仮想通貨に対応 お申し込みはこちら! [/ad_area] [no_toc]

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2026/04/09分散型仮想通貨取引所「EdgeX」がBackpackを価格で3倍圧倒
仮想通貨データプラットフォームのCryptoRankは、取引所MEXCで実施されたIEO銘柄のパフォーマンス比較を公開しました。その結果、分散型取引所EdgeXがBackpackを3倍以上上回る圧倒的な成果を上げていることが明らかになりました。 📈EdgeX has outperformed Backpack by 3x since listing. EdgeX: +80.9% Backpack: -39.6%#IEO performance on @MEXC : @edgeX_exchange: 2.16x (+116.2%)@Backpack: 0.89x (–11%) Was your farm worth the grind? 👀 pic.twitter.com/8MPyja9gaf — CryptoRank.io (@CryptoRank_io) April 8, 2026 公開されたデータによると、上場以来の騰落率はEdgeXが+80.9%と大幅なプラスを記録しているのに対し、Backpackは-39.6%と大きく値を下げています。MEXCにおけるIEOパフォーマンスの詳細ではEdgeXが公募価格比で2.16倍(+116.2%)と好調な一方、Backpackは0.89倍(-11%)に留まり、公募価格を割り込む結果となりました。 多くの投資家が分散型取引所プロジェクトが発行する仮想通貨のエアドロップ(条件達成者に仮想通貨が配布される行為)などを目的としたポイントファーミングに注力してきましたが、一連のプロジェクトの通貨のパフォーマンスはその労力に見合うリターンが得られたかどうかについて、市場に問いを投げかけています。 [ad_area] 【PR】賞金総額約300万円!Miracleトレードバトル開催中 賞金総額約300万円のトレードバトルが仮想通貨取引アプリ「Miracle」で開催中です。 現時点では応募数がまだ少なく、早く動いた人ほど有利な状況です。1位の賞金は約42万円で「増加率」で競うルールのため資金の大小は関係ありません。トレードに参加しなくても、宣伝協力だけで抽選プレゼント(最大150ドル)に応募可能です。参加者が増える前の今が一番のチャンスです。 Miracleの特徴 ① スマホだけで完結するモバイル特化型トレードアプリ ② Hyperliquid等の複数分散型取引所を一つのアプリで切替可能 ③ KYC不要・メールアドレスだけで約3分で開始 キャンペーンはこちら! [/ad_area] [ad_area] 【PR】Triaカードでキャッシュバック率6%を実現! [video_ad src="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/Tria_mini_tyousei.mp4" poster="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/39c40834648cf35f12a326bdc14b390e.jpg" link="https://app.tria.so/?accessCode=MWVJXJ6475"] Triaカードは世界中で使える仮想通貨クレジットカード (約3000円〜) で、最大6%が仮想通貨でキャッシュバックされます。 仮想通貨での資産運用もカード管理アプリから行えます。早期利用者にはさらなる報酬も用意されているため是非この機会に登録しておきましょう。(登録に必要なアクセスコード:MWVJXJ6475) Triaの特徴 ① 仮想通貨で決済可能なクレジットカード ② 最上位プランで最大6%のキャッシュバック率 ③ BTCやETH、JPYCなど多くの仮想通貨に対応 お申し込みはこちら! [/ad_area] [no_toc]

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2026/04/08AIが「物乞い」に仮想通貨を送った日 ─ 自律運用の盲点
あるAIエージェントが、見知らぬ「物乞い」を名乗るアカウントに大量の仮想通貨を送ってしまった──。にわかには信じがたいこの出来事はSNS上の作り話ではありません。米投資会社Galaxyのリサーチ部門が公表したレポートの中で自律型AIが直面する「現実の事故」として紹介された実例です。 AIが文章を書き、絵を描き、会話の相手になる時代から、AIが自分の判断でビットコインやイーサリアムといった仮想通貨を動かす時代へ。その移行はすでに静かに始まっており、そして同時に、想定されていなかった落とし穴も次々と姿を現し始めています。 AIが「ウォレットを持つ」時代に起きていること これまでAIエージェントの主な仕事は相場分析やニュース要約といった「人間の補助役」でした。ところがここ1年ほどで、AIに専用のウォレットを持たせ、自分で運用先を選ばせ、ステーブルコインや各種トークンで利回りを稼がせるという実験が一気に増えています。その舞台となっているのが、ブロックチェーン上の分散型金融、いわゆるDeFiの世界です。 実際、コインベースCEOのブライアン・アームストロング氏は社内で稼働するAIエージェントにステーブルコインのウォレットを付与していることを明らかにしています。「AIをデジタル従業員として扱うなら、法人カードに代わる決済手段が必要だ。しかし従来のカードは人間以外に発行できない」──この制約を突破する手段として、仮想通貨が選ばれているのです。 関連:コインベースCEOが語る「AI×仮想通貨」の革新性とは ウォレット側の対応も進んでいます。暗号資産ウォレット大手のPhantomは、AIエージェントがトークンのスワップや署名、アドレス管理を自律的に実行できる「MCP(Model Context Protocol)サーバー」を導入。人間がいちいち画面を操作しなくても、AIが直接ウォレットを動かせる環境が現実のものになりつつあります。 理由はシンプルで、仮想通貨の世界は24時間動き続け、誰でも触れて、すべての取引データがプログラムから読み取れる構造になっているからです。人間より機械のほうが向いている領域、と言ってもいいかもしれません。Galaxyは3月に公開した別のレポートで、人間を一切介さず業務を完結させる「ゼロ・ヒューマン・カンパニー(ZHC)」がすでに登場しており、月間12万ドル以上の収益を上げている事例もあると報告しています。AIエージェントにとって本人確認(KYC)不要で即座に開設できる仮想通貨ウォレットは、「最も抵抗の少ない経済基盤」というわけです。 関連:AIが自律して稼ぎ複利運用?2030年の主役「ZHC」とは ところがGalaxyのレポートは、ここに大きな落とし穴があると指摘します。ブロックチェーンは「処理が正しく実行されたか」は保証してくれますが、「その処理に意味があるか」「相手は本物か」「目的にかなっているか」までは教えてくれないのです。普段、私たち仮想通貨ユーザーが何気なくこなしているこれらの判断を、AIはゼロから自分で組み立てなければなりません。 「事故はすでに起きている」 冒頭の「物乞いに送金」事件は、Lobstar Wildeと呼ばれるエージェントが起こしたものとされています。自分の状態を取り違えた結果、大量のトークンを赤の他人に送ってしまったというのです。 別のケースでは人気仮想通貨インフルエンサーOrangie氏が使っていたAIエージェントが実態は資金を吸い上げる罠(ハニーポット)として作られた偽の契約に資金を入れてしまったと報じられています。 こうしたリスクはAIエージェントだけの話ではありません。AIの開発ツールそのものが攻撃対象になった事例もあります。2026年3月には人気AIライブラリ「LiteLLM」にマルウェアが混入され、わずか46分間で約4万7,000回ダウンロードされる被害が発生しました。このマルウェアは仮想通貨ウォレットの秘密鍵やクラウド認証情報を自動的に探索・窃取する設計で、AIエージェントの開発環境そのものが「入口」として狙われた形です。 関連:人気AIツールに仮想通貨盗難コード、46分で4.7万人が被害か Galaxyはこれらを「特殊な事故」ではなく、エージェントが取引相手の信頼性を判断する仕組み(trust resolution)を欠いていることの象徴的な帰結として位置づけています。そして、その背景にある構造的なつまずきを4つの層に分けて整理しています。 壁①「気づくことすら難しい」 最初の壁はそもそもどのコントラクトが「自分の選択肢に含まれるべきか」を見極める段階にあります。 DeFiの世界では誰でも許可なくコントラクトをデプロイできるため、新しいプロトコルや市場が日々生まれ続けます。人間の場合Xでの話題、DeFiLlamaのような集計サイト、あるいは知人からの口コミといった「社会的なフィルター」を通じて、注目すべきプロジェクトを自然に絞り込んでいます。 ところがブロックチェーンから素朴に世界を眺めると、正規のプロトコルも悪意あるフォークも、テスト用のデプロイも放棄された残骸もすべてが等しく「呼び出し可能なバイトコード」として並んでいます。 チェーン自身はどれが大事でどれが危険かを教えてくれません。Galaxyいわく、決まったストラテジー範囲を持つ従来のアルゴ取引なら「特定パターンに合うものだけ拾う」やり方で十分でしたが「最良のリスク調整済みリターンを取りに行け」といった広い指示を受けたエージェントは見知らぬコントラクトを一つひとつ評価して取捨選択する必要に迫られるというわけです。 壁②「公式」という概念がそもそも存在しない 私たちは普段「公式サイト」「公式アカウント」という言葉を当たり前に使います。けれどブロックチェーンの世界には「これがUniswapの公式コントラクトです」「これがAaveの正規アドレスです」とお墨付きを与える仕組みがプロトコル自体にはほぼ存在しません。 仮想通貨ユーザーは検索結果やXの認証マーク、コミュニティの評判といった「社会的な空気」を頼りに正解にたどり着いています。ところがAIエージェントはその空気を読む能力をデフォルトでは持ちません。誰かが用意してくれたアドレス一覧を信じるか、自力で推測するか。どちらを選んでも、新しいDeFiサービスや仮想通貨が次々と生まれ続ける環境では追いつきません。 この問題の深刻さはベンチャーキャピタル大手a16z(Andreessen Horowitz)も認識しています。同社は金融サービスにおける「非人間アイデンティティ」がすでに人間の従業員を96対1で上回っていると指摘し、今後は「エージェントの本人確認(Know Your Agent)」がボトルネックになると予測しています。AIエージェントが誰と取引しているのかを証明する仕組み、つまり「公式」の代わりとなる暗号学的な身分証明の整備が急務だというのです。 関連:AIエージェントが経済圏を拡大、仮想通貨が「決済レイヤー」に浮上 壁③「同じ商品」のはずなのに棚の作りがバラバラ 3つ目の壁はデータの取り出し方が統一されていないことです。 たとえば仮想通貨の貸し借りができるサービスとして有名なAave(アーベ)とCompound(コンパウンド)は、利用者から見れば似たような「DeFiの銀行」のような存在です。ところが内部では、金利や貸出残高といった情報を取り出す方法がまったく異なります。Aaveでは1回の問い合わせで主要情報がまとめて返ってきますがCompoundでは利用率、合計、金利、担保設定…と何度も別々に問い合わせる必要があります。 人間がアプリの画面を見れば一目で同じ「貸し借りサービス」だと分かるのに、AIから見ればまったく別の構造を持つ別商品になってしまう。この不揃いがAIエージェントにとって地味だが重い負担となっています。 壁④「送信ボタン」に詰まっていた、人間の暗黙の判断 Galaxyが挙げている最後の壁は最も見落とされがちなものかもしれません。 私たちがメタマスクなどのウォレットで「送信」ボタンを押すとき、実は無意識のうちに数多くのチェックをこなしています。「送金額は妥当か」「相手は知っているサービスか」「ガス代は許容範囲か」「スリッページの設定は問題ないか」──これらすべてを最後の1秒でなんとなく目視確認しているのです。 AIエージェントが人間の代わりにこのボタンを押すにはその「なんとなく」をすべて機械が読めるルールに書き換える必要があります。さらに、送信したあとに「本当に意図通りの結果になったか」を自分で検証する仕組みも要ります。トランザクションが成功した=目的達成、ではないのです。 この「判断力の不在」がいかに危険かはAnthropic(Claudeの開発会社)の研究からも裏付けられています。同社のレッドチームはAIエージェントがわずか1件あたり約1.22ドルのコストでスマートコントラクトの脆弱性を特定し悪用できることを実証しました。攻撃を組み立てる能力は高いものの「この取引は安全か」という防御的判断は苦手──攻守のアンバランスが、現在のAIエージェントの大きな課題です。 関連:AIの進化で暗号資産ハッキングが容易に|1件あたり1.2ドル それでも進む「AIに仮想通貨を任せる」流れ ここまで読むと「AIにビットコインや仮想通貨を任せるなんてまだ早い」と感じるかもしれません。実際、Galaxyも現時点でAIエージェントが完璧に役割を果たせるとは主張していません。 ただしレポートが強調しているのは、これらの壁の多くがブロックチェーンの欠陥ではなく、「人間が画面を見て判断する」前提で進化してきた現在の仮想通貨ツールの限界だという点です。経済状態を機械が読みやすい形に整え直すミドルウェア、本物のサービスを保証するレジストリ、ルールに沿った実行を担保する仕組み──こうした「AIのための足場」が整っていけば、壁の多くは少しずつ低くなっていくと見られています。 実際に「足場づくり」はすでに始まっています。米決済大手StripeとParadigmが支援するレイヤー1「Tempo」は、AIエージェント間の取引に特化した「Machine Payments Protocol(MPP)」を公開し、メインネットを稼働させました。Visaからも支持を得ているこの規格は、開始1週間で894のエージェントが3万1,000件の取引を記録しています。 防御面でも動きがあります。ブロックチェーン分析大手のChainalysis(チェイナリシス)は、1,000万件以上の調査実績をもとにした「ブロックチェーン・インテリジェンス・エージェント」を発表。従来は専門調査員が数日かけていた不正取引の追跡をAIが数分に短縮する体制を構築中です。OpenAIもスマートコントラクトの脆弱性を検出・修正する能力を測るベンチマーク「EVMbench」を公開しており、「AIが壊す側」だけでなく「AIが守る側」の技術競争も加速しています。 関連:仮想通貨の詐欺・資金洗浄対策にAIエージェント活用へ 「AIが仮想通貨ウォレットを持つ未来」に備えて AIが文章を書く時代はもう驚きではなくなりました。次に来るのはAIが自分のウォレットを持ち、ビットコインやイーサリアムを自分で動かし、自分で失敗もする時代です。 そこでは、人間が「最後の砦」として担ってきた判断のひとつひとつが機械の責任に置き換わっていく可能性があります。 「AIに送信ボタンを押させること」自体はもはや難しい部分ではない。難しいのはその指がボタンに触れる前に、本来人間がこなしていた無数の確認を機械が安心して引き受けられる形に作り変えることだ──これがGalaxyの中心的なメッセージと取れます。 仮想通貨ユーザーにできるのはAIに任せる範囲を慎重に見極めること、そしてAIが起こす事故のニュースを「他人事」ではなく、新しい時代の予兆として読み解いていくことかもしれません。 [ad_area] 【PR】賞金総額約300万円!Miracleトレードバトル開催中 賞金総額約300万円のトレードバトルが仮想通貨取引アプリ「Miracle」で開催中です。 現時点では応募数がまだ少なく、早く動いた人ほど有利な状況です。1位の賞金は約42万円で「増加率」で競うルールのため資金の大小は関係ありません。トレードに参加しなくても、宣伝協力だけで抽選プレゼント(最大150ドル)に応募可能です。参加者が増える前の今が一番のチャンスです。 Miracleの特徴 ① スマホだけで完結するモバイル特化型トレードアプリ ② Hyperliquid等の複数分散型取引所を一つのアプリで切替可能 ③ KYC不要・メールアドレスだけで約3分で開始 キャンペーンはこちら! 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2026/04/03仮想通貨約450億円が一瞬で流出?DeFiセキュリティの穴とは
Solana(ソラナ)基盤の分散型取引所(DEX)「Drift Protocol」が約2億8,500万ドル(約450億円相当)規模の不正流出被害を受け、DeFiプロジェクトのセキュリティ体制に改めて厳しい視線が注がれています。 Driftは公式Xアカウントで悪意ある攻撃者が「高度なソーシャルエンジニアリング」を含む「新種の攻撃手法(novel attack)」を用いて、プロトコルのセキュリティ・カウンシルに対する管理権限を不正に取得したと発表。攻撃者はフェイクの仮想通貨をDEX上に導入した後、その価格を人為的に吊り上げ借入メカニズムを悪用することで実際の流動性を短時間で抜き取ったとされています。 Earlier today, a malicious actor gained unauthorized access to Drift Protocol through a novel attack involving durable nonces, resulting in a rapid takeover of Drift’s Security Council administrative powers. This was a highly sophisticated operation that appears to have involved… — Drift (@DriftProtocol) April 2, 2026 今回の攻撃で焦点となっているのが、Driftが採用するマルチシグウォレットの構造です。攻撃者はわずか2つの秘密鍵の署名を取得しただけでプロトコル全体に対する広範な権限を掌握しました。 ブロックチェーン調査企業Ellipticは報告書の中で攻撃者のオンチェーン上の行動パターンや資金洗浄手法、ネットワークレベルの指標から、北朝鮮(DPRK)との関連を示す兆候があると指摘。専門家や企業によって北朝鮮の関与への見解は割れている状況です。 専門家の間では対策として「タイムロック」機能の導入が議論されています。タイムロックとは資産のリスティングや出金上限の変更といった重要な操作にあらかじめ時間的な遅延を設けることで異常を検知した際に介入する猶予を確保する仕組みです。 Neoブロックチェーンの創設者であるダン・ホンフェイ氏は数億ドル規模の資金を保有するプロトコルが「数秒で全額流出可能」な状態であってはならないと強調しました。 The Drift exploit exposes a fundamental issue: Insufficient security around administrative privileges. If early reports of compromised admin keys or signer authority are accurate, then the first point of failure lies in the fragility of the permission model itself. For… https://t.co/HAPeRiUiZq — Da Hongfei (@dahongfei) April 2, 2026 一方でタイムロックは対応時間の確保には有効なものの、根本的な原因は特権鍵の侵害でありそれ自体は別の問題であるとの指摘も一部専門家からなされています。 今回のDriftの事例はスマートコントラクトのコード監査だけでは不十分であり、運用面でのリスク管理やガバナンス体制の構築がいかに重要であるかを業界全体に突きつけていると言えます。 [ad_area] 【PR】Triaカードでキャッシュバック率6%を実現! [video_ad src="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/Tria_mini_tyousei.mp4" poster="https://crypto-times.jp/wp-content/uploads/2025/12/39c40834648cf35f12a326bdc14b390e.jpg" link="https://app.tria.so/?accessCode=MWVJXJ6475"] Triaカードは世界中で使える仮想通貨クレジットカード (約3000円〜) で、最大6%が仮想通貨でキャッシュバックされます。 仮想通貨での資産運用もカード管理アプリから行えます。早期利用者にはさらなる報酬も用意されているため是非この機会に登録しておきましょう。(登録に必要なアクセスコード:MWVJXJ6475) Triaの特徴 ① 仮想通貨で決済可能なクレジットカード ② 最上位プランで最大6%のキャッシュバック率 ③ BTCやETH、JPYCなど多くの仮想通貨に対応 お申し込みはこちら! [/ad_area] [no_toc] 記事ソース:ELLIPTIC














