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2024/12/07ソラナ上のDEX「Orca」の仮想通貨$ORCA、1日で3.2倍を記録
Solana(ソラナ)ブロックチェーン上の分散型取引所(DEX)「Orca」の$ORCAトークンが、1日で3.9ドルから一時12.7ドルまで急騰しました。 この価格急騰と同時期に$ORCAは海外大手仮想通貨取引所Binanceに上場しています。 #Binance will list @AcrossProtocol $ACX and @orca_so $ORCA with Seed Tag applied. ➡️ https://t.co/3Dbajf3wR4 pic.twitter.com/hDphH8cliB — Binance (@binance) December 6, 2024 Orcaは本日、新しいトークン作成ツールを発表。このツールではSolanaとEthereumのレイヤー2であるEclipse上でのトークン作成を簡素化し、パーミッションレスで通貨を作成できます。 Introducing Orca's New Token Creation Tool—a gateway to simplified, permissionless token creation on both @solana and @EclipseFND. ✅ No coding required ✅ Full customization (name, symbol, supply) ✅ Built-in security features for mint authority & metadata Build your own token… pic.twitter.com/gBOmrEPcJG — Orca ☀️ (@orca_so) December 6, 2024 ユーザーはコーディング知識不要でトークンの名前、シンボル、供給量を自由に設定できるようになっています。 仮想通貨取引所のBitget(ビットゲット)では、$ORCAの現物取引と最大20倍のレバレッジが可能な先物取引が可能です。 [caption id="attachment_124643" align="aligncenter" width="1104"] Bitgetの公式サイト[/caption] Bitgetでは現在、口座開設とタスク完了で50 USDTの獲得が可能なキャンペーンが期間限定で実施中なので、これを機にぜひ口座を開設してみましょう。 Bitgetの公式サイトはこちら 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2024/12/06グレースケールがDeFiファンドの構成を発表|Uniswapが割合の58%に
デジタル資産運用会社グレースケールは、DeFiファンド (DEFG) の最新構成情報を公式Xで発表しました。 At the end of the day, on 12/4/2024, Grayscale DeFi Fund’s Fund Components were a basket of the following assets and weightings. No new tokens were added or removed. $UNI $AAVE $MKR $LDO $SNX Learn more, read important disclosures, and reach out to us: https://t.co/PA8iZYgZ3O pic.twitter.com/tyz0ogEZKa — Grayscale (@Grayscale) December 5, 2024 最新情報によると、同ファンドはUniswap(UNI)、Aave(AAVE)、Maker(MKR)、Lido(LDO)、Synthetix(SNX)の5つのトークンで構成されており、特にUniswap(UNI)は全体の58.07%を占め、最大の構成比率となっています。 Aave(AAVE)は18.65%で2番目に大きな割合を占めています。残りのMaker(MKR)は9.31%、Lido(LDO)が9.18%、Synthetix(SNX)は4.79%となっています。 グレースケールは、今回の発表においてトークンの追加や削除を行わず、現状のポートフォリオを維持する方針を示しました。 グレースケールのDeFiファンドはDeFi市場へのアクセス手段として投資家に提供されています。特にファンド内で大きな割合を占めるUniswapのような主要DeFiプロジェクトへの投資を通じて、分散型金融の可能性を最大限に引き出すことを目指しています。 $UNIトークンは過去1年間で160%の価格上昇を見せ、堅調な値動きを見せています。 今年10月、Uniswap LabsはEthereumのレイヤー2「Unichain」を発表しました。 Introducing @unichain — a new L2 designed for DeFi ✨ Fast blocks (250ms), cross-chain interoperability, and a decentralized validator network Built to be the home for liquidity across chains pic.twitter.com/lqfJh6Ltio — Uniswap Labs 🦄 (@Uniswap) October 10, 2024 UnichainはSuperchain内外との相互運用性の向上を目指しており、メインネットのローンチ後は通常のUniswapアプリケーション (DEX)とUniswapウォレットにてクロスチェーンスワップを導入予定。Superchain外のチェーンに関してはクロスチェーンインテント(あるブロックチェーン上でユーザーがアクションを起こした結果、別のブロックチェーン上で結果が得られること)をベースとするERC-7683規格の採用で対応するとしています。 Superchainとは Superchainは、OP Stack上で開発されるブロックチェーン同士をシームレスに接続し、資産やデータの共有を可能にすることを目的とした構想。現在、OPメインネット、Zora、Base、Soneiumなど、複数のプロジェクトがOP Stackを用いてブロックチェーンを構築している。 Uniswapが独自チェーンに軸足を移行することで、Ethereumのバリデーターは推定年間4億ドルから5億ドルを失う可能性があるとの指摘がなされています。さらに、UniswapはEthereumのガス料金の14%近くを占めており16億ドル相当の$ETHがバーンされる状況の中、UniswapのUnichainへの移行は$ETHのデフレメカニズムに大きな影響を与える可能性が一部で懸念されています。 サイバー・キャピタルの創設者兼CIOであるジャスティン・ボンズ氏はEthereumからL2へとユーザーやプロダクトが移行する流れは、Ethereumに深刻な問題をもたらすとしL2構想を批判しています。 Ethereum is in deep trouble UNI moving off-chain is only the final nail in the coffin, all apps are moving to competing L1s & L2s instead Collapsing ETH revenue, UNI was ETH's biggest fee-paying customer! Now ETH is being left behind, irrelevant & broken; Ethereum is cooked 🧵… pic.twitter.com/AY55IShcoD — Justin Bons (@Justin_Bons) October 14, 2024 直近では歴史的なエアドロップを実施したDEXのHyperliquidなど、新興のDeFiプロジェクトも注目を集めており、今後の強気相場においても重要な領域となることが予想されます。 記事ソース:Grayscale、Forbes
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2024/12/06Lidoの$wstETHがStarkNetで対応開始
流動性ステーキングプロトコルLidoは、$wstETHトークンがEthereumのレイヤー2であるStarknetに対応すると発表しました。 wstETH is now live on @Starknet! Users can now bridge their wstETH tokens to Starknet and access the network's growing DeFi ecosystem, all while benefiting from L2’s lower gas costs and faster transactions. 👇 pic.twitter.com/hjLa1aDRnA — Lido (@LidoFinance) December 5, 2024 この統合によりユーザーは$wstETHをStarknetにブリッジすることが可能になります。具体的にはSTARKGATEにて、EthereumとStarkNetの両方のウォレットを接続しトークンの移行が可能です。 Lidoでは$ETHをステーキングすると$stETHが獲得できます。これによりユーザーは資産の流動性を維持しながら利回りを得ることが可能。利回りは$stETHの残高が増えることで実現する仕組みとなっています。 しかし、$stETHには一部のDeFiプロトコルは対応しておらず、$stETHで流動性を提供すると本来獲得できるはずのステーキング報酬の一部を失う可能性があるという欠点があります。 上記に対するソリューションとして考案されたのが今回StarkNetに対応した$wstETHで、これは$stETHをラップすることで獲得できる仕組みになっており、利回りは$wstETHの価格上昇で得られます。($stETHと異なり残高は増えない) $wstETHは、DeFiプロトコル全体でシームレスな統合が実現されており$stETHの課題が解決されています。$wstETHは現在、ArbitrumやBase、Optimismといったチェーンで大きなシェアを持っています。 [caption id="attachment_125964" align="aligncenter" width="637"] 画像引用元:https://dune.com/lido/multichain[/caption] 現在、$ETHの28%以上がLidoを通じてステーキング行われています。従来の32 $ETHが必要だったEthereumのステーキングにおいて、これらの流動性ステーキングソリューションはユーザーに大きなメリットをもたらしました。その一方で中央集権的な構造が強まることについて一部からは懸念の声があがっています。 先日、イーサリアム財団のジャスティン・ドレイク氏によって提案されたコンセンサスレイヤーの再設計案「ビームチェーン (Beam Chain)」では、ソロでのステーキングを促進するためにステーキング要件を1 ETHに減らすことを目指しています。 上記とは別のトピックとして、$ETHのインフレを抑えるためにトークノミクスを再設計を求める声も挙がっています。 ヴィタリック・ブテリン氏は自身のブログの中でステーキング率が高くなった際にETHの発行量を減らす提案を行っています。 Possible futures of the Ethereum protocol, part 3: The Scourgehttps://t.co/mtzH1ZxTak (I tried my best to be fair to all sides of the debates here!) — vitalik.eth (@VitalikButerin) October 20, 2024 記事ソース:Dune、vitalik.eth.limo
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2024/12/05DeFi市場のTVL、2000億ドルを突破|過去最高水準
[no_toc] ビットコインが10万ドルを突破し、強気相場が続く中、DeFi(分散型金融)市場も活況を呈しています。 DeFiプロトコルにおける流動性ステーキングを含むTVL(Total Value Locked:預け入れ資産総額)は2000億ドルを超え、2021年の「DeFiサマー」を大きく上回る過去最高水準を記録したことが、DeFiLlamaによって報告されました。 [caption id="attachment_125907" align="aligncenter" width="2228"] DeFiLlama[/caption] 現在、TVLの約6割をイーサリアムが占めており、今年9月以降で50%以上の増加を示しています。次いでソラナやトロンが続き、いずれも過去最高のTVLを記録しています。これらのチェーンのネイティブ通貨が過去最高値を更新したことも、TVLの伸びに寄与しています。 Curve FinanceがDeFiのゲートウェイとして機能か DeFi領域の注目プロジェクトとして、Curve Financeが挙げられます。同プロトコルは直近1か月で価格が3.8倍に上昇し、低迷していた価格帯から抜け出す動きを見せています。 有識者によれば、Curve FinanceはDeFiエコシステムへのゲートウェイとして注目されています。 In 1 month, $CRV is pumped from $0.2 to $1.1, what happened? TLDR: @CurveFinance is becoming the gateway for institutions to enter into DeFi, and $crvUSD could potentially scale exponentially due to enormous institutional capital inflow 👇👇👇 pic.twitter.com/16hlkhQrLE — DeFi Cheetah - e/acc (@DeFi_Cheetah) December 4, 2024 BlackRockのトークン化ファンド$BUIDLに関連し、Elixirを介して$sBUIDLから生成される$deUSDの主要流動性拠点にCurve Financeが選定。この動きは、機関投資家のDeFi参入を後押しするものであり、トークン化された米国債の市場規模が拡大する中、この資金流入の大部分は$crvUSDの利子収入から得られる利回りを得るために、$crvUSDを購入し、ステークする可能性が高いといいます。そうなると、また別の価格上昇効果が発生すると見られています。 さらに、Ethena Labsのステーブルコイン$USDEがわずか1年で$DAIを超える規模に成長するなど新たな動きも報告されています。 市場全体では、ミームコインなどキャッチーなトークンが注目されがちですがDeFi領域でも大規模な進展が期待されています。 仮想通貨取引所のBitget(ビットゲット)では、ビットコインの現物取引だけでなく、最大125倍の先物取引が行えます。そのため少ない資金でも大きなリターンを得られる可能性があります。 [caption id="attachment_124643" align="aligncenter" width="1104"] Bitgetの公式サイト[/caption] さらに、口座開設とタスク完了で50 USDTの獲得が可能なキャンペーンが期間限定で実施中なので、これを機にぜひ口座を開設してみましょう。 Bitgetの公式サイトはこちら 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2024/11/29Uniswapのレイヤー2月間取引高、過去最高を記録
Uniswapプロトコルの月間レイヤー2取引高が、過去最高を記録しました。 Onchain history is being made 🦄 New all-time high for monthly L2 volume on the Uniswap Protocol pic.twitter.com/egGOyj8di9 — Uniswap Labs 🦄 (@Uniswap) November 27, 2024 これまでの最高額は、当時ビットコインがATHを更新した3月の約340億ドルでしたが、10月は約390億ドルとなりました。 もっとも大きな伸びを見せたレイヤー2は、Coinbaseが開発する「Base」であり、94億ドルから134億ドルにまで40%以上の取引高増を記録しました。 現在、レイヤー2のエアドロップが一通り行われ、主要レイヤー2の中で未だエアドロップが行われていないのがBaseとなっています。Baseに資金が流入し、それに伴い取引高が上がっているのは、それが要因と見られています。 また、Base上のミームコイン発行プラットフォーム「Clanker」が稼働し始めたこともあり、最近のミームコインブームによるさらなる取引高の上昇が期待されています。 情報ソース:Dune
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2024/11/28分散型仮想通貨取引所「Hyperliquid」$HYPEトークンを29日ローンチ
分散型仮想通貨取引所Hyperliquidが$HYPEのローンチ情報を発表しました。$HYPEは2024年11月29日16時30分に公開され、最大供給量は10億$HYPEでコミュニティ重視の配分となっています。 IMPORTANT NOTICE for users who recently started using the Hyperliquid L1 and those who previously missed out: You can review and accept the Genesis Event Terms & Conditions until 23:59 UTC on November 28. Visit https://t.co/JbQSCdzRpk — Hyper Foundation (@HyperFND) November 27, 2024 特筆すべきはトークン生成イベントで31%(3億1,000万枚)が配布される点。将来の排出とコミュニティ報酬としては38.8%(3億8,800万枚)が、既存および将来のコア貢献者には23.8%(2億3800万$HYPE)が割り当てられています。 トークン生成イベントの分配対象からはコア貢献者は除外されています。また、プライベート投資家、中央集権型取引所、マーケットメーカーへの割り当てはありません。これはコミュニティ主導のプロジェクトであることを明確に示していると言えます。 コア貢献者へのトークンは配布から1年間ロックされ、権利確定スケジュールは2027年から2028年の間にほぼ完了するとしています。 「FTXの崩壊が私達を突き動かした」 ハーバード大学出身でHyperliquid共同創設者のジェフ・ヤン氏は、2020年初頭から簡単なスクリプトを触り中央集権型の仮想通貨取引所を調べていたと以前出演したラジオ番組で語っています。 大手マーケットメーカーがかなりの存在感を示しているとされる中で「無知は強力な武器になるこもある」と同氏が語るように、初心者ゆえにマーケットメイキングの取引システムの構築に着手し、自分一人だけでその規模を拡大していったといいます。 当時の激しい競争の中で無謀とも言える上記の試みに関して、同氏は当時を振り返り「今にして思えば本格的なシステム構築に必要なコーディングの方法を学ばせることになりとても良かった」と振り返っています。 2022年までには同氏の手掛ける取引システムは複数の取引所で最大手の一角を占めるまでに成長したものの、市場の成熟とともに純粋な高頻度取引のマーケットメイク戦略の限界を感じていたいいます。 DeFi分野では金融の専門知識が不足している人々によってシステムが構築されているケースも多く、定量的な戦略を用いることで大きな利益を得る余地があると考えた同氏はDeFiの可能性に着目したといいます。 そこで、かつて最大手仮想通貨取引所だったFTXが破綻し、これがHyperliquid立ち上げの大きな契機となったと同氏は語ります。多くの人がFTXの崩壊後から1か月後には中央集権型の取引所での取引に戻っていたものの、良い面として「私たちを突き動かしたことだ」とし、全力でHyperluiqdの構築に注力しようと決意したと明かしています。 プルーフ・オブ・ステーク・コンセンサス・アルゴリズムであるHyperBFTを搭載したHyperliquid レイヤー1上に構築される同プラットフォームでは現物取引や先物取引に加えてVaultも実装されています。 DeFiLlamaのデータによると直近24時間のPerp DEXにおける取引高でHyperliquidは24億ドルを記録し、dYdXやApeX、Jupiterを抑えて1位を記録しています。 エアドロップイベントが終了した後、取引ボリュームやTVLが減少するケースも多くあるため、明日以降、Hyperliquidの動向に注目が集まります。 記事ソース:DeFiLlama、Medium
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2024/10/29注目のDEX「Hyperliquid」の特徴・使い方を解説
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、2022年に稼働を始めた分散型仮想通貨取引所(DEX)です。 取引のレスポンスが早いだけでなく、エアドロップの獲得も期待できるため多くの注目を集めています。 HyperliquidってどんなDEX? Hyperliquidは簡単に使えるの? Hyperliquidのポイントシステムについて知りたい このような疑問をお持ちの方に向けて、本記事ではHyperliquidの概要と使い方を解説しています。 最後まで読めば、Hyperliquidの魅力をしっかり理解できますよ。 Hyperliquidでトレードを始める Hyperliquidとは? 5つの特徴を解説 最初にHyperliquidの概要について解説します。 特徴的な部分を5つあげたので、ひとつひとつチェックしていきましょう。 Hyperliquidとは? 5つの特徴を解説 仮想通貨の無期限先物のみ対応の分散型取引所 100種以上の銘柄を、最大50倍のレバレッジで取引できる オリジナルのネットワークHyperliquid L1で高速・低コスト トレードの証拠金としてUSDCを使用 トレードや流動性提供で貢献したユーザーにポイントが配布される 仮想通貨の無期限先物のみ対応の分散型取引所 Hyperliquidのスペック 名称 Hyperliquid ブロックチェーン Hyperliquid L1 運営者 Hyperliquid社 取り扱い通貨数 125種(2024年4月時点) 主な提供機能 無期限先物のオーダーブックトレード 公式ページ https://hyperliquid.xyz/ 公式X https://twitter.com/HyperliquidX 公式Discord https://discord.com/invite/hyperliquid Hyperliquidは分散型の仮想通貨取引所(DEX)です。現在提供されているのは、無期限先物のオーダーブックトレードのみに限定されています。 スマートコントラクトを利用してブロックチェーン上に構築されているため、中央集権型の取引所(CEX)と異なり、顧客管理や取引を中央でコントロールする体制がありません。 CEXと比較して、DEXは流動性やスピードの点で問題があることが一般的ですが、Hyperliquidはこの問題を克服したCEXを超えたトレード環境の構築を目標としています。 2024年4月末時点で稼働中のDEXはαバージョンです。時期は発表されていませんが、近々のβ版のローンチを目標に活動しています。 100種以上の銘柄を、最大50倍のレバレッジで取引できる Hyperliquidでトレードできる仮想通貨の種類は、2024年4月の時点で125種です。 ビットコインやイーサリアムといったメジャーな通貨だけでなく、比較的マイナーなアルトコインまでも取引できるので、幅広いユーザーにチャンスがあるDEXです。 また、トレードに適用できるレバレッジは最大50倍まで設定可能なので、国内のCEXと比較してはるかに自由度の高いトレードができます。 オリジナルのネットワークHyperliquid L1で高速・低コスト Hyperliquidは、専用のチェーンであるHyperliquid L1上に構築されています。 DeFiに最適化されたブロックチェーンで、注文や清算などの取引に関するアクションは1秒未満で完結し、1秒間で2万回の注文を処理することが可能です。 コンセンサスにはTendermintを採用しています。Proof of Stakes(PoS)型を採用したプラットフォームで、高いスループットが実現できます。 トレードの証拠金としてUSDCを使用 証拠金として利用できる仮想通貨はUSDCのみです。取引を始める前には、証拠金のUSDCをHyperliquidに預ける必要があります。 Hyperliquid L1とArbitrumの間にはネイティブなブリッジがあるため、Arbitrumのネットワーク経由で証拠金をHyperliquidに預けることが可能です。 Hyperliquidが提示するArbitrumのアドレスに証拠金を送金するか、USDCが入っているArbitrum対応のウォレットを接続すれば、取引が始められますよ。 Hyperliquidでトレードを始める Hyperliquidの独自トークン$PURRの概要 Hyperliquidは、最初の独自トークンとして$PURRを発行しています。 発行と同時にポイント保有者に対して保有量に応じた$PURRがエアドロップされたため、話題になりました。 ここではPURRトークンについて解説します。 Hyperliquidのネイティブトークン$PURRの概要 $PURRはどんなトークン? $PURRのトークン割り当て $PURRはどんなトークン? PURRトークンは、Hyperliquidが発行したトークンです。 トークンセールによる売却やユーティリティトークンとしての役割は持っていません。猫をマスコットキャラクターにした、いわゆるミームトークンに分類される存在です。 当初はテストネットでのデモトレードのみが可能でしたが、2024年4月16日よりメインネットでも取引しています。発行直後に1PURR=0.14米ドル付近の価格を付けており、配布されたポイントが実利を生んだ最初の例になりました。 $PURRのトークン割り当て PURRトークンの発行総数は10億枚です。 そのうちの50%が、Hyperliquidのポイント保有者に対して配布されました。個々人へのエアドロップの量は、保有するポイント数に応じて決定されています。 残りの50%はHyperliquid内での流動性提供のために使用されます。 発行直後のピークの価格で言えば、時価総額は約1.4億米ドルの規模です。大きなエアドロップであったことがわかりますね。 Hyperliquidでトレードを始める Hyperliquidの始め方・使い方を解説 次はHyperliquidの始め方・使い方について解説します。 残念ながら日本語対応はされていませんが、機能はシンプルで画面も見やすいので、とても使いやすいDEXとなっています。 Hyperliquidの始め方・使い方 Hyperliquidの始め方 Hyperliquidへの入金方法 トレード画面の使い方 貯まったポイントの確認方法 Hyperliquidの始め方 Hyperliquidを始めるには、まず公式サイトにアクセスします。 こちらから登録するとテイカー手数料が4%割引となります。エアドロップ獲得を狙うために取引を多くする予定の方は是非活用しましょう。 サイトにアクセスしたら「Connect」を選択しましょう。すると、接続方法の選択画面が表示されます。 接続方法には、メールアドレスを指定する方法と自分が利用しているウォレットをHyperliquidに連携する方法の2種があるので、それぞれについて手順を説明していきます。 メールアドレスでログインする場合 メールアドレスでのログインを選んだ場合は、メールアドレス入力の画面が表示されるのでアドレスを入力しましょう。 次に6桁の認証コードを入力する画面に切り替わるので、入力したメールアドレス宛に送られてきた認証コードを入力します。 利用規約などを確認して、コードの入力を確認したら登録は完了です。 ウォレットを接続してログインする場合 ウォレットでのログインを選んだ場合は、まず使用するウォレットを指定しましょう。 ウォレット側で接続の確認が行われるので、指示に従って確認を進めましょう。図はMetaMaskの場合の例を示しています。 ウォレット側での確認が完了すればHyperliquidを使い始めることができます。 ウォレットはArbitrumチェーン対応のものを選ぶ! Hyperliquidは、ArbitrumチェーンとブリッジしているHyperliquid L1ネットワーク上で稼働しています。そのため、接続するウォレットはArbitrumチェーンに対応しているものを選びましょう。 Hyperliquidへの入金方法 メールアドレス登録の場合 「Deposit」を選択する 入金用アドレスが表示される 別のウォレットからUSDCを表示されたアドレスに送る Hyperliquidにログインできるようになったら、次はトレードの証拠金となる仮想通貨の入金です。 Hyperliquidの取引で使用する通貨はUSDCです。USDCは国内の仮想通貨取引所では取り扱っていないので、海外の取引所で購入しましょう。 メールアドレスでログインしている場合には、Hyperliquidの送金先のアドレス宛にUSDCを送金すれば取引を開始できます。送金する時は必ずArbitrumのネットワークを使いましょう。 ウォレット接続の場合 「Deposit」を選択する ウォレットの認証をする 入金するUSDCを入力してDepositを選択 ウォレットを接続している場合には、ウォレットのArbitrumのアドレスにUSDCを用意しておき、そこからHyperliquidの口座にUSDCを移します。 ウォレットからHyperliquid L1にUSDCを移す際のガス代のために、若干のETHもウォレット中のArbitrumのアドレスに用意しておく必要があるので注意しましょう。 Hyperliquidのトレード画面の使い方 Hyperliquidのトレード画面は機能が絞り込まれてシンプルで使いやすいのが特徴です。 通貨ペアを選択してチャートや取引板の状況を確認し、注文機能を呼び出すという取引の標準的な流れに沿った必要十分な機能がひとつの画面に集約されています。 仮想通貨の無期限先物取引の経験がある人なら、違和感なく使いこなせるでしょう。 貯まったポイントの確認方法 自分が獲得したポイントも確認できます。 トレード画面上部の「Points」を選択すれば、現在のポイントの獲得状況を見ることが可能です。 ポイント数だけでなく、全体での自分のランクを見ることもできるので、効率的なポイント獲得の参考になります。 Hyperliquidでトレードを始める Hyperliquidについてよく出る質問 ここまでHyperliquidの始め方・使い方について説明しました。DEXは最初とっつきにくいものが多いですが、だいぶイメージが掴めてきましたよね。 最後に、Hyperliquidに関してよく出る質問にまとめて答えていきましょう。 Hyperliquidについてよく出る質問 Hyperliquidの手数料は? Hyperliquidはデモトレードができる? Hyperliquidはスマホからも使える? Hyperliquidにネイティブトークンはある? Hyperliquidのエアドロップ開始はいつ? Hyperliquidの手数料は? Hyperliquidで必要な手数料 取引 Maker:0.010%、Taker:0.035%(取引量による優遇がない場合) USDCの入金 無料。ただしArbitrumでのガス代が必要。 USDCの出金 1USDC Hyperliquidの主な手数料を表にまとめました。 取引の手数料は、特段の優遇が無い場合はMaker:0.010%、Taker:0.035%ですが、こちらから登録するとテイカー手数料が4%割引となります! また、取引量の実績により安くなるため、大きなトレードをしたほうが手数料的にはお得です。 証拠金の入金には手数料はかかりません。しかし、Arbitrumからのブリッジの際に、ガス代として若干のETHが必要にななる点は覚えておきましょう。 また出金時には1USDCを支払う必要があります。 Hyperliquidはデモトレードができる? Hyperliquidでは、トレードに慣れるためにテストネットでのデモトレードの機能が用意されています。 トレード画面上部の「More」のメニューを開いて「Testnet」を選べば、デモトレードの画面が表示されます。 モックのUSDCの発行が受けられるので、リスクなしでトレードの練習ができますよ。 Hyperliquidはスマホからも使える? Hyperliquidはスマホからも使用できます。 トレード画面のレイアウトはスマホ向けに手が入っていますが、PC版と同じ機能を利用できるので、外出先でもトレードのチャンスを見逃すことはありません。 Hyperliquidのまとめ Hyperliquidのまとめ Hyperliquidは仮想通貨の無期限先物の板取引を提供するDEX 100種以上の銘柄を、最大50倍のレバレッジで取引できる オリジナルのネットワークを使い、高速・低コスト 取引や流動性提供で貢献したユーザーにポイントが配布される ポイントに関連したエアドロップへの期待が高まっている この記事では、最近注目を集めている分散型仮想通貨取引所(DEX)のHyperliquidについて、概要と使い方を説明しました。 Hyperliquidは独自ネットワークを使って高速・低コストのトレードを可能にしています。また、トレードや流動性提供で貢献したユーザーに、週100万ポイントを配布しているのも特徴的です。 2024年4月に最初のネイティブトークン$PURRが発行され、ポイントの保有者に対してエアドロップされました。多くのユーザーがポイントに関連したエアドロップが続くことを期待しており、ポイント獲得に熱を上げています。 この記事を読んでHyperliquidに興味が出たら、登録してみてくださいね。 Hyperliquidでトレードを始める
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2024/10/21DeFiを利用する上でのリスクや注意点を徹底解説
「APY100%」といった高利回りの案件が散見されるDeFi。 高い利回りに注目が集まることが多い一方で、インパーマネントロス・税金・詐欺トークンなど、さまざまな「リスク」が存在しています。 しっかりと注意点を押さえておかないと、最悪の場合、大事な仮想通貨を失う可能性も否定できません。 この記事では、DeFiを利用するなら知っておきたい、DeFi関連のリスク・注意点について解説しています。 *下記動画でも同様のトピックを紹介しているので是非参考にしてください 利用者増の一方でDeFiはリスクだらけ?! 日々、さまざまなサービスが登場しており、進化が著しいDeFi。場合によっては年間数百%〜数千%といったリターンが狙える運用方法もあり、魅力的な面がクローズアップされがちです。 しかし、DeFiには無視できないリスクが多数存在しています。成長を続けるDeFiの現状とリスクの概要を押さえていきましょう。 期待がかかるDeFiの成長 2022年のFTXの破綻はDeFi領域へのさらなる流入と発展を予感させるものでしたが、CEXを大きく代替するほどの伸びを見せることはありませんでした。 続く2023年もDeFi領域のTVLは概ね横ばいとなりましたが、同年後半にはビットコインETF周辺の動きにより暗号資産相場全体の高騰が促され、10月以降のDeFi領域のTVLもじりじりと上昇を見せてきました。 米SECによるビットコインETFの承認で、従来の伝統的な金融領域のプレイヤーの仮想通貨への認識に変化が生じ、DeFi領域への参入がこれまで以上に進む可能性もあります。 2024年の仮想通貨市場の展望|50名の業界人が語る リスクや課題は多い DeFiへの期待が大きくなる中で、そのリスクや課題を指摘する声もあります。 身近なもので言えば、流動性プールに資金を預ける際のインパーマネントロスや、レンディングサービスを利用した際の担保の清算リスクなどが挙げられます。 この他にも、RugPullや税金問題など、DeFiに関する注意点・リスクは軽視できるものではありません。 利用者が増加し、どんな人にも身近になり得るDeFiですが、その一方で注意点・リスクは利用前に押さえておきたいと言えます。 DeFiにおける代表的な5つのリスク これから、DeFiにおける代表的なリスクを、5つの観点からご紹介していきます。 あくまで一例であって、以下の項目を確認すれば、リスクを全て押さえたとは言えません。 各サービスによって独自のリスクを持っていることも多いので、サービスを利用する前に予めリサーチしておくことを推奨します。 【持ち逃げ】RugPull DeFiにおける代表的なリスクのひとつが「RugPull」と呼ばれるものです。 DeFiにおけるRugPullとは、プロジェクトの運営・開発サイドの人間が、DEXの流動性プールなどから流動性 (プール内の資金) を奪うことを指しています。 つまり、運営・開発サイドによってプールを持ち逃げされるといったもので、DeFiの特性上、最も想像しやすいリスクのひとつではないでしょうか。 実際に過去にRugPullが発生した事例はいくつもあり、DeFiを利用する際に注意したい代表的なリスクと言えます。 【預けるだけで損失】インパーマネントロス DEXなどでリターンを目的として流動性の提供などを行う際に注意したいのがインパーマネントロスです。 多くのサービスに共通しているリスクなので、DeFiを利用する際は必ず押さえておいた方が良いでしょう。 インパーマネントロスの概要 インパーマネントロスとは、日本語で「変動損失」のことです。 通常、DEXなどに流動性を提供する際は、仮想通貨を2つのセット (ペア) で提供します。この際に、流動性プールに提供される仮想通貨のペアの価値は1:1である必要があります。 例えば「ETH = 10ドル」「BTC = 50ドル」というレートであった場合は「ETH 5枚・BTC 1枚」という枚数で、流動性を提供する必要があるということです。 しかし、仮想通貨は日々価格変動が発生しています。殆どのケースで、流動性の提供後に通貨ペア間において価格が変動し、価値のバランスが変わってしまいます。 そのような価格変動により発生する損失がインパーマネントロスです。 流動性の提供を行う際には、損失の大小はあるものの基本的にインパーマネントロスは発生します。 以下の動画では、インパーマネントロスが発生する原理について簡単に解説しています。 インパーマネントロスによる損失の例 気になるのはどの程度インパーマネントロスが発生するのか?という点でしょう。 DeFiは利回りが高いことが少なくないため、ある程度のインパーマネントロスは許容できるケースが多いです。 BINANCE ACADEMYのデータを参考にすると、一般的なインパーマネントロスの損失率は以下の通りです。 価格変動率に比例して損失率も増加していることが分かります。(価格の上下を問いません) また、インパーマネントロスというのは「通貨ペア間における価格変動」が問題であるため、仮に5倍の価格変動が発生したとしても、流動性を提供した通貨ペアのどちらも同じように5倍の価格変動が起こっているならインパーマネントロスは発生しません。 「片方の通貨だけに価格変動が発生した場合」にのみ、インパーマネントロスは発生します。 【多額の納税】税金関連のツールが整ってない 仮想通貨関連の税は複雑になりがちですが、DeFiを利用した運用となると殆どのケースでより複雑なものになります。 また、DeFiが流行して間もないため税金を計算するツールなども充実しておらず、非常に不便な状況が続いています。 現時点では、DeFiの利用に伴う以下のようなアクションにおいて納税の対象となる可能性が考えられます。 ・スワップ(換金) ・・・取得価格とスワップ時の差額によって損益が発生 ・ステーキングやレンディングによる利益 ・流動性提供における解除時の損益など DeFiを利用する際は、上記のようなアクションを何度も踏むことが少なくないため、法整備やツールが揃っていない現状ではかなり複雑です。 中には納税に対する認識が足らず、脱税のようなかたちになってしまうリスクも否定できません。 【価値が無くなる】トークンの価格が下落する SUSHIトークン、CAKEトークンなど、DeFiのエコシステムへの貢献に対するインセンティブとして独自のトークンが利用されることは少なくありません。 このようなトークンに共通しているのは「価格が下落するリスクがある」という点です。 例えば、著名なDEXであるSushiswapのSUSHIトークンは、創設者のSUSHIトークン売却によって価格が10分の1程度に下落したことがありました。(以下の記事で詳しく解説しています) DeFi市場におけるAMM DEX「Sushiswap」の基本的な使い方・リスクを徹底解説! - CRYPTO TIMES Sushiswapの一件とは異なり、はっきりとした理由が分からない場合であっても、DeFiが発行しているトークンが下落するリスクは十分にあります。 それに加えて、仮想通貨全体のボラティリティが非常に大きいことも考慮しなくてはいけません。 インパーマネントロスなどの損失を被った上で、独自トークンの価格も下落するといった事態になると、かなりの損失が出ることも予測されます。 【元々価値が無い】詐欺的なトークンを購入してしまう 海外仮想通貨取引所の取扱通貨と比較すると、国内仮想通貨取引所の取扱通貨のバリエーションが著しく乏しいことが分かります。 国内取引所が新しく仮想通貨を上場させる際には厳しい手続きを踏む必要があり、不自由な反面、利用者にとっては安全が担保された仮想通貨を購入できるという側面があります。*価格の安定を約束するという意味ではありません 国内取引所から見ると、取扱数の多いバイナンス (Binance) などの海外取引所であっても、中央集権的な取引所であれば上場には一定のハードルが存在していることが多いです。 しかし、Uniswapなどに代表されるDEXに関しては、取扱・上場に際しての審査が設けられていない設計となっているケースが多いです。 このことから、詐欺的なプロジェクトのトークンから、勘違いによる購入を狙って明らかに既存の通貨を模倣したトークンが取引可能なケースもあります。 DEXは自由度が高く取扱通貨も多い反面、玉石混交な点が否めません。 DeFiにおけるリスクの対処法 「DeFiを利用するのが怖くなってきた・・・」といった方も居るかも知れません。 しかし、代表的なリスクに関しては、工夫やコツによってある程度軽減可能なものが多いです。 ひとつひとつチェックしていきましょう。 RugPullはリサーチを徹底的に行う RugPullを防ぐには、予めリサーチを徹底的に行なっておくのがおすすめです。 利用したいサービスの基本的な情報をチェックするのはもちろん、ネット上に公開されているさまざまな情報にアクセスしておきましょう。 日本語での情報源は少ない傾向にあるため、リサーチを行う際は英語ベースでのリサーチがおすすめです。 また、テレグラムやDiscordなどのコミュニティの盛り上がり具合や、各SNSのフォロワーなどをチェックしておきましょう。 詐欺的なプロジェクトの場合は中身が伴っていないことも少なくないため、様々な情報から総合的に判断する姿勢が必要です。 ただし、各種情報を精査出来る自信がない方は、まずは既に知名度や実績を持っている代表的なサービスを利用することを推奨します。 インパーマネントロスは工夫次第でリスクを軽減 インパーマネントロスは構造上どうしても避けにくい損失ですが、工夫次第でかなりリスクを抑えた運用を行うことが可能です。 インパーマネントロスは通貨ペア間における価格変動によって発生するため、「通貨ペア間において価格変動が起こりにくい通貨」を利用することで損失を抑えられます。代表的なものでは「米ドルと価格が連動しているステーブルコイン (USDT・USDCなど) の流動性プールを利用する」といったものが挙げられます。 「インパーマネントロス = 通貨ペア間の価格変動による損失」という点を意識することで、リスクの低い運用方法が見つけやすいはずです。 ただし「ステーブルコイン同士のペア」といった流動性プールは、他のリスクが高い通貨ペアに比べるとAPYがあまり高くないことが多いです。そのため、大きなリターンを狙っている方の場合は、物足りない運用となってしまう可能性があるのは頭に入れておきましょう。 税金の知見を持っておく 税金に関するトピックについては、常に最新情報をキャッチして、知見を持っておくというのが最大の対策となるでしょう。 DeFiに対応しているという点をアピールしている確定申告関連のサービスもいくつか登場しています。(Gtaxなど) ただし、大きな規模 (数千万円~数億円) の運用を行っている方は、既にトップレベルの知見を持っている税理士などに相談するのがおすすめです。費用は掛かってしまいますが、税金関連の事故を出来る限り防ぐメリットを考慮すると安いものではないでしょうか。 独自のトークンは一定の頻度で換金しておく トークンの価格下落に伴うリスクに対応するには「トークンの換金を行っておく」のがおすすめです。「独自トークンの価格変動によるリスクを負いたくない」といった方は、できるだけ早く独自トークンを換金するのが一番でしょう。 高利回りを実現しやすい独自トークンのステーキングなども存在しており、一概に「換金を行う正しいタイミング」は存在していません。ただし、少なくとも「独自トークンを保有すればするほど、そのプロジェクトに関連するリスクを取っている」という認識は持っておいた方が良いです。 また、あまりにも高頻度でインセンティブを獲得・換金していると、多額のガス代が掛かるケースもあるため、さまざまなリスクやコストを考慮した上で利確タイミングを設定しておきましょう。 詐欺を避けるにはコントラクトアドレスなどを用いる DEXにおいて詐欺的なトークンを掴まされないためにおすすめの方法が「コントラクトアドレス」を用いることです。 コントラクトアドレスを予めチェックしてから取引を行うことで、詐欺的なトークンを掴まされる可能性はぐんと下がります。 コントラクトアドレスを用いた取引方法については、Uniswapを例に以下の動画で解説しています。 DeFiでの運用は余剰資金で この記事ではDeFiのリスクや注意点についてさまざまな観点から解説しました。 進化が著しく、どんどん利便性が高まるDeFi界隈ですが、リスクについては忘れがちです。DeFiにおいてはどんなことが起こるか分からないという点をおさえた上で運用を行っていきましょう。 「DeFiを利用するのが怖くなった・・・」「もっと簡単に、できるだけ安全に仮想通貨を運用したい!」という方には、仮想通貨取引所Bitget(ビットゲット)がおすすめです。 [caption id="attachment_121888" align="aligncenter" width="1123"] Bitgetの公式サイト[/caption] Bitgetでは、仮想通貨を預けることで利回りが得られるセービングや、新しい仮想通貨を獲得できるローンチプールなど、様々な運用サービスが展開されています。 さらに、口座開設とタスク完了で50 USDTの獲得が可能なキャンペーンが期間限定で実施中なので、これを機にぜひ口座を開設してみましょう。 Bitgetの公式サイトはこちら
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2024/10/18ソラナのJupiter、ミームコイン特化の取引プラットフォームを公開
ソラナ (Solana) 上に展開される分散型取引所アグリゲーターであるJupiterは「Ape Pro」と呼ばれる新しいミームコイントレーディングプラットフォームを発表しました。 Introducing @ApeJupiter — Solana’s Memecoin Terminal. Pro-Performance, Mobile Convenience, available for all. Ape Memes, https://t.co/Zyav1SnwJn. pic.twitter.com/SyZCTf7HCn — Jupiter 🪐 (@JupiterExchange) October 17, 2024 このプラットフォームは、高度なツールと安全な環境をユーザーに提供することにより、ミームコイントレーディングの需要の高まりに応えることを目的としています。 Ape Proは、リアルタイムのトークンデータストリーミングやMEVにおけるフロントランニングからの保護などの機能を提供するとしています。 Ape Proは、PhantomやMetaMaskなどの一般的なウォレットへの対応に加えて、X (Twitter) 、Google、またはDiscordを介したソーシャルログインを可能にすることでアクセシビリティを向上させています。 記事ソース:Ape Pro
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2024/10/17DeFiプロトコル「Radiant Capital」、4800万ドル相当のハッキング被害が発生
[no_toc] マルチチェーンDeFiプロトコルRadiant Capitalは、少なくとも4800万ドルを失うハッキング被害に遭ったことがセキュリティ会社Hackenによって報告されました。 関連:EigenLayer投資家、メールハッキングによって600万ドル相当のEIGENトークンを盗まれる 🚨 It looks like @RDNTCapital has been exploited for at least $48M, most likely due to an access control exploit. Here’s what we know so far 👇 pic.twitter.com/lnBejElZOg — Hacken🇺🇦 (@hackenclub) October 16, 2024 ハッカーはマルチシグウォレット(複数の署名が必要なセキュリティ機能)を侵害し、プールプロバイダーコントラクトの管理権限を悪意のあるコントラクトに移行しました。これによりハッカーはBinance Smart Chain(BSC)およびArbitrum上の流動性プールから大量の資産を引き出すことが可能となりました。 攻撃が成功した要因の一つとして、Radiant Capitalのマルチシグウォレットは11人の承認署名者を持つマルチシグウォレットを使用していたものの、3人の署名でコントラクトの変更を承認する設定となっていたことが挙げられます。 ハッカーの計画と影響 セキュリティ会社Hackenは、攻撃者が14日前に悪意のあるコントラクトをデプロイしていたと報告しており、この攻撃は少なくとも2週間にわたって計画されていたことが示唆されています。さらに、10月10日にも攻撃を試みて失敗していたことが確認されています。 DeFiLlamaのデータによると、被害前の同プロトコルのTVLは7550万ドルであり、そのうちの約半分に相当する金額が奪われた形となります。攻撃により、WETH、WBTC、ARB、USDC、USDTなどのトークンが流出し、Radiant CapitalのネイティブトークンRDNTは一時7%の下落を見せました。 Radiant Capitalは2024年1月にもフラッシュローン攻撃を受け、450万ドルの被害が発生していました。その後、同プロトコルはTVLの37%を失い、再建に取り組んでいましたが今回の攻撃によりさらなる打撃を受けることになりました。 ユーザーはRadiant Capitalに関する承認のリボーク(revoke)が促されており、さらなる不正アクセスを防ぐために対応が求められています。 関連:【安全対策】メタマスク Revoke(リボーク)の概要と方法