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2025/10/09PayPay、Binance Japanの株式40%を取得
Binance Japan株式会社とPayPay株式会社が資本業務提携契約を締結したことが明らかになりました。この提携によりPayPay株式会社はBinance Japan株式会社の株式40%を取得しています。 Binance Japanは、PayPayと資本業務提携契約を締結しました。 キャッシュレス決済と暗号資産の融合で、シームレスな金融体験を日本の皆さまへお届けします。 詳細はこちら:https://t.co/djN10Ih0Lx#BinanceJapan #PayPay #Web3 pic.twitter.com/gi6cqbT28I — Binance Japan 🇯🇵 (@_BinanceJapan) October 9, 2025 提携の第一歩として、Binance Japanアプリにおける「PayPayマネー」での暗号資産購入の導入、および暗号資産売却時の出金先として「PayPayマネー」を選択できる仕組みの構築が検討されています。 Binance Japan株式会社代表取締役の千野剛司氏は「今回の提携は日本におけるデジタル金融の未来に向けた極めて重要な一歩。PayPayの圧倒的なユーザースケールとBinanceの革新的なテクノロジーを融合することで日本全国のより多くの皆さまにWeb3をより身近なものとし、安心で便利な暗号資産サービスを提供できると確信している」とコメントしています。 記事ソース:PR TIMES
ニュース
2025/10/09Monadエアドロップ、進捗98%に到達
Monadの公式アカウントは10月9日午前0時頃、「airdrop claim loading 98%」という投稿を行い、エアドロップの準備が最終段階に入っていることを示唆しました。 airdrop claim loading ▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓░ 98% — Monad (mainnet arc) (@monad) October 8, 2025 Monadは高性能EVM互換のレイヤー1ブロックチェーンとして開発されており、並列実行技術を採用することでスピードとスケーラビリティを実現することを目指しています。 10月8日、取引所Hyperliquidが同プロジェクトのトークンであるMONの先物取引を開始し、最大3倍のレバレッジ取引が可能になりました。 By community request, Hyperliquid has listed MON-USD hyperps. You can now long or short the unlaunched Monad token with up to 3x leverage. pic.twitter.com/dsQQPvZ4en — Hyperliquid (@HyperliquidX) October 8, 2025 現在、Hyperliquid上では1 $MON = 0.11ドルで取引されており、これを元に算出される完全希薄化後時価総額 (FDV) は約110億ドルとなっています。 Monadはエコシステム拡大を目的にXのソーシャルグラフを元に「Monadカード」の配布施策に取り組んでいます。 あるユーザーの報告によると、このMonadカードはOTC取引で1枚数万ドル規模でオファーが出されている模様です。 Monad cards trading at $75k OTC 15 cards sold so far Settlement is on @arbitrum in USDC pic.twitter.com/pU6WRdeN0d — hype (@VarrockBank) October 8, 2025 Monadの$MONローンチは大規模な事例になることが予想され、今後のプロジェクトの動向に注目が集まります。
DeFi
2025/10/09メタマスク、Hyperliquid活用のPerps取引機能を実装
暗号資産ウォレット大手のメタマスク (MetaMask) はモバイルでHyperliquidを利用したPerps(無期限先物)取引機能の提供を開始しました。 🚨 PERPS ARE NOW LIVE 🚨 You can start trading perps on MetaMask Mobile. And rewards are coming soon. 🧵👇 pic.twitter.com/J2lgZvlpmr — MetaMask.eth 🦊 (@MetaMask) October 8, 2025 この新機能により、ユーザーは中央集権的な取引所や別のDAppへの接続なしに、MetaMaskアプリ内で直接デリバティブ取引を行えるようになります。 ユーザーはどのEVMチェーン上のどのトークンでもPerpsアカウントに資金を供給でき、150以上のトークン(ETH、BTC、LINEA、XPL、BONKなど)でロングまたはショートのポジションを取ることができます。利用を開始するには、MetaMaskモバイルアプリをバージョン7.56以降にアップデートし、ホーム画面の「Perps」タブをタップし資金を追加すれば可能です。 MetaMask Perpsでは最大40倍のレバレッジで取引が可能です。Perpsアカウントへの資金供給時にどのEVM互換トークンを使用しても自動的にUSDCにスワップされ、MetaMaskのスワップ手数料はかかりません。指値注文、ストップロス、テイクプロフィットの設定が可能で、ライブ取引チャートでパフォーマンスをリアルタイムで監視できます。 記事ソース:MetaMask
イベント
2025/10/08Movement Summit@KBW 2025 参加レポート ― 新体制下で見せた「開発者主導の熱量」―
ソウル・江南で開催された「Movement Summit @ KBW 2025」は、前CEOのRushi氏退任後、新CEO Torab氏 ( https://x.com/torabyou )の体制で開催されたサイドイベントとして注目を集めた。Luma上では1,000名を超える参加登録が確認され、会場は開場直後から熱気に包まれていた。 KBW has been a movie. pic.twitter.com/RRLqXhtEAv — The Movement (@moveindustries) September 23, 2025 Crypto Times コンサルティング事業部としては、単なる来場ではなく、新体制の方向性・開発者層の反応・韓国拠点戦略の実効性を見極めることを目的に現地へ足を運んだ。 プログラムの主な構成は以下の通り: Opening Keynote:Movement の進化と “Mobile-First 未来” Move Tank:投資家パネル + ピッチアリーナ チェインリンク × Movement Fireside Chat 開発者向け統合・ツール解説(サイドセッション) 閉会セッション 新体制の始動と「Movement 2.0」 オープニングセッションでは、新CEO Torab氏によるプレゼンテーションが行われ、 「Movement 2.0」の発表 韓国をアジア展開の中核拠点とする “Movement Hub” の設立 Aptosから新たに迎え入れたデベロッパーの紹介 といった様々なニュースが次々に打ち出された。 熱量の中心にあった「開発者コミュニティ」 今回のサイドイベントを特徴づけたのは、来場者の層の厚さと熱量だ。 一般ユーザーだけでなく、Movement上でプロダクトを構築する各種プロジェクトのCEO・CTO・リードデベロッパーたちが多数来場していた。 参加プロジェクト一覧 Meridian https://x.com/meridian_money Mosaic https://x.com/mosaicagg Stableyard https://x.com/stableyardfi Spyre https://x.com/spyreio Up Network https://x.com/upnetworkhq LayerBank https://x.com/LayerBankFi Neony https://x.com/NeonyExchange サイドイベントではセッションの最中でも、来場者がネットワーキングに精を出しすぎるがゆえノイズが多くなることがありがちだが、当該イベントで開催されたプロジェクトのピッチセッションでは皆が真剣にプレゼンテーションを聞いていた。 他のイベントにありがちな“案件獲得中心”のムードとは異なり、ここには“現場のエンジニアたちが技術を語り合う空気”があり、開発コミュニティとしての盛り上がりを肌で感じられた。 ネットワーキングと現場の空気 プレゼン・ピッチ後のネットワーキングでは、開発者同士の情報交換や新規コラボレーションの相談が各所で行われた。 開発者以外の来場者も楽しめるよう、会場ではMovementチームが準備したケータリングや各種ノベルティグッズも配布され、参加者の間で連絡先交換とともに話題をつなぐきっかけとなっていた。 特に今回配布された中でも非常に面白かったのがdope.cards。 Cardsをスマホにタップさせるとウォレットが自動的に生成され、遊び心からか69 $MOVEがエアドロップされた。 Movement Summitで来場者に配られたDope Card @dopedotcards . 遊び心か、カード経由で “https://t.co/V27b1zemM8”のアプリをインストールしたら、69 $MOVE がプレゼント。 今回のサイドイベントのピッチでは他にも新しいプロジェクトが出てきてて、引き続き要注目のMovementです。 👇Dope… https://t.co/srDwYHZpys pic.twitter.com/ZHVoEINGP6 — Henry (@HenryWells1837) September 23, 2025 Crypto Timesチームとしても、Moveエコシステムの複数プロジェクト関係者と接点を持ち、投資家としての立場だけでなく日本市場での情報発信・PR連携など、今後の具体的な協業の糸口を探ることができた。 総括 ―「継続」と「成熟」のフェーズへ Rushi前CEOの退任という節目を経て、Movementは“リブート”でも“再構築”でもなく「継続と成熟」の段階へと移行しているように感じた。 2月のETH Denverで会ったときのRushi氏は、カリスマ性と推進力を前面に出す性質のリーダーだったが、今回のTorab氏はその真逆。落ち着いた物腰の中に、開発者とともに一歩ずつ前へ進めていくような誠実さと精度志向のマネジメントスタイルを印象づけた。 興味深いのは、リーダーが交代してもコミュニティの熱が冷めていないことだ。むしろ、Movement上でプロダクトを開発するエンジニアやプロジェクトのリーダーたちが、以前にも増して主体的に盛り上げようとしている。この“開発者コミュニティの芯の強さ”こそが、Movementが持つ最大の資産であり、ブランドとしての生命線だろう。 韓国をアジア拠点とする戦略もまた、その地盤の強化を象徴している。開発者人口の多さ、投資ネットワークの厚み、ローカルでの技術イベントの頻度を考慮すれば、韓国Hub設立は理にかなった布陣だ。 今回のSummitを通じて感じたのは、“変化”ではなく“成長”だ。 Movementは今、過去の推進力と新体制の安定感が交わる地点に立ち、次のステージに向けた穏やかな雰囲気の中での確信を手に入れつつある。開発者たちの笑顔と議論の熱量がその未来の方向をすでに示していた。