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2024/09/15ラップドビットコイン「cbBTC」、時価総額が1億ドル突破
記事の要約 Coinbase発行のラップドビットコイン「cbBTC」の時価総額が1億ドル突破。 供給量の比率はEthereumが56%、Baseが44% ジャスティン・サン氏はcbBTCの中央集権性を批判 米大手仮想通貨取引所Coinbaseが先日ローンチした、ビットコイン(BTC)に裏付けられた仮想通貨「cbBTC」の時価総額が1億ドルを突破しました。現在市場で供給されているcbBTCは1670枚となっています。 cbBTCは、BTCと1:1の価値を持つように設計された仮想通貨で、EthereumとCoinbaseが手掛けるレイヤー2チェーン「Base」の2つのチェーンで展開されています。発行方法は、コインベースの仮想通貨口座からEthereumやBase上にBTCを送ると、自動的にcbBTCに変換される仕組みとなっています。 cbBTC is onchain. cbBTC is an ERC20 token that is backed 1:1 by Bitcoin (BTC) held by Coinbase. This means millions of BTC holders can now securely access DeFi apps on @base and Ethereum ecosystems—with more chains coming soon. Here’s what you need to know ↓ pic.twitter.com/nF8mF3JGms — Coinbase 🛡️ (@coinbase) September 12, 2024 現在、cbBTCはDEXではAerodrome、Curve、Matcha、Uniswapなど、レンディングではAave、Compound、Morpho、Moonwell、Sparkなどのプロジェクトで利用可能。供給量の比率はEthereumが全体の56%に対してBase上は44%となっています。 一方、DEX(分散型取引所)でのcbBTCの取引ボリュームは、Baseが8割以上を占めています。 オンチェーン分析プラットフォームNansenのCEO Alex Svanevik氏は、cbBTCによってBase上の総資産が大幅に増加する可能性があると指摘。さらに、WintermuteはcbBTCのマーケットメーカーとしてトッププレイヤーとして参入しており、堅実なビジネスとしてcbBTCが機能すると述べています。 This could explode total assets on @base pretty rapidly 👀 Smart move. Looks like @wintermute_t is the #1 market maker for it. Will be a solid business for them too! https://t.co/qVf6SPSCjU pic.twitter.com/Aq94RyUuPq — Alex Svanevik 🐧 (@ASvanevik) September 13, 2024 cbBTCへの批判的な声も一部では上がっています。 Tron創設者のジャスティン・サン氏は、cbBTCは準備金証明や監査がなく、Coinbaseが一方的にユーザーの資産を凍結できることを問題視し「ユーザーはCoinbaseをただ『信じる』しかない」と批判。米政府の召喚状があればユーザーのBTCが押収される可能性にも触れ「これほど中央集権的なビットコインはない」と厳しく非難しました。 また、サン氏は多くのDeFiプロトコル創設者と親交があることを明かした上で、cbBTCのDeFiへの統合は重大なセキュリティリスクになると警鐘を鳴らしています。政府の召喚状一つでオンチェーンのビットコインが凍結されれば、DeFiが掲げる分散化は意味をなさなくなると主張しました。 I'm friends with many DeFi protocol founders, but integrating cbbtc will pose major security risks to decentralized finance. A single government subpoena could freeze on-chain Bitcoin instantly, making decentralization a joke. https://t.co/bi7EkKznpn — H.E. Justin Sun🌞(hiring) (@justinsuntron) September 12, 2024 先日DeFiプラットフォームであるMakerDAOがWrapped Bitcoin(WBTC)を担保とした新規融資を停止しました。 これは、ラップドビットコインWBTCのカストディアンであるBitGoと、Tron創設者ジャスティン・サン氏に関連する企業BiT Globalとの提携に由来する管理一元化の可能性やセキュリティリスクへの懸念に起因しています。 一方、DeFiレンディングプラットフォームのAaveは、大手取引所コインベースが提供予定のラップドビットコイン「cbBTC」をV3プロトコルにも統合する提案を検討するなど、cbBTCの人気が高まっていることが窺えます。 今後、ラップドビットコインは大きな注目分野となる可能性がある一方、DeFi分野への影響については引き続き議論が続くことが予想されます。 記事ソース:Dune
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2024/09/12Aave、コインベースによるラップドビットコイン「cbBTC」の統合を検討
DeFiレンディングプラットフォームのAaveは、大手取引所コインベースが提供予定のラップドビットコイン「cbBTC」を、V3プロトコルに統合する提案を検討しています。 DAO proposal to add @coinbase's cbBTC on Ethereum and @base to @aave V3 upon launch. Aave has become the preferred protocol for supporting Tier-1 asset launches. https://t.co/awQ22efItT — Stani (@StaniKulechov) September 11, 2024 Aave Chan Initiative(ACI)からの提案は、cbBTCをBaseネットワークとイーサリアムメインネットの両方に接続することを目指しています。この計画には、流動性を促進し採用を促進するためにAave Meritプログラムから資金提供される3か月間で15万ドルのインセンティブパッケージが含まれています。 提案では「大手中央集権型取引所と主要なDeFiプロトコルの間のこの相乗効果は、より多くの主流ユーザーをAaveに引き付け、プラットフォーム全体の成長と採用に貢献する可能性がある」と述べています。 この提案はコミュニティで賛否両論を巻き起こしており、広範な採用に向けた一歩として評価する声がある一方で、懸念の声も上がっています。 懸念の一つとして、cbBTCが主にコインベースによって主に管理されるという点が挙げられており、これは資産の信用度に関わる単一障害点となり、リスクをもたらす可能性があると指摘されています。 また、コインベースといった米国規制下の企業と提携することの規制上の影響も見過ごされておらず、コンプライアンスの観点からも潜在的なリスクが指摘されています。 ラップドビットコインとしてはWBTCが大手であるものの、最近ではBitGoがジャスティン・サン氏、およびTronエコシステム間の「戦略的パートナーシップ」を発表したことで、管理一元化の可能性やセキュリティリスクへの懸念を巻き起こしました。また、その影響でMakerDAOではWBTCを担保とした新規融資を一時停止するといった事態が発生しました。 cbBTCはBase向けのラップドビットコインとして開発されてきた背景があります。現在巻き起こっているWBTCの議論の中、cbBTCがどのようにシェア拡大を見せるのかに注目が集まります。 情報ソース:Aave
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2024/09/12DEX市場の競争激化、Uniswapは首位独走できるか?
かつて市場シェアの過半数を占めていたUniswapですが、現在その数値は37%まで低下し、首位の座が揺らぎ始めています。その一方で、新たなDEXがシェアを拡大しています。 特に、Baseレイヤー2の成長に乗るAerodromeは8%の市場シェアを獲得しています。 この変化は、ユーザーが短期的なインセンティブではなく、長期的な優位性を持つより競争力のあるDEXを求めていることを示唆しています。DEX市場全体は活況を呈しており、先月の月間取引量は1400億ドルに達し、分散型取引ソリューションへの需要の高まりを浮き彫りにしています。 また、DEXシェアの拡張にはチェーン自体の盛り上がりも必須となっています。 台頭しているAerodromeですが、これはBaseチェーンの盛り上がりの勢いに乗っていることが要因と考えられます。Baseは米国大手取引所コインベースが開発するレイヤー2であり、コインベースと密な連携をとりながらエコシステムの拡大を行っています。 一方でチェーンの沈静化とともに勢いを失ったのがThrusterです。Thrusterは、Blastチェーン上最大のDEXであるものの、Blastチェーン落ち込みに伴って取引高が大幅な減少を見せました。 DEX自体の性能やインセンティブだけでなく、チェーンも含めたエコシステムの盛り上がりも取引高に大きな影響を与えます。今後苛烈になるであろうDEXシェア争いに大きな注目が集まります。 情報ソース;The Block(Share of DEX Volume)
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2024/09/06仮想通貨プロジェクトでの不正流出事件、ハッカーは32億円相当を資金洗浄か
トークンイールドプラットフォーム「Pendle」上に構築されたDeFiプロジェクト「Penpie」で発生した約35億円規模の仮想通貨不正流出事件に関して、攻撃者は資金をミキシングサービス「Tornado Cash」に送金したことが明らかとなりました。 3 Hackers deposited 17,800 $ETH($42.7M) into https://t.co/11PfRBP2j2 in the past 3 days!#Penpiexyz Exploiter deposited 9,600 $ETH($23M) to https://t.co/11PfRBP2j2.#WazirX Exploiter deposited 7,200 $ETH($17.3M) to https://t.co/11PfRBP2j2. The hacker who stole $42M from… pic.twitter.com/4RK63VfrCL — Lookonchain (@lookonchain) September 6, 2024 9月4日、攻撃者とされるアドレスはPenpieの特定の関数におけるReentrancy Protection(再入保護)の脆弱性を突き、PenpieにステーキングされていたETH、sUSDE、USDCなどを不正流出させ、その後、DeFiプラットフォーム「Li.fi」を利用して資金をETHに変換し、総額10,113 ETHを外部アドレスに送金していました。 Penpieはハッカーに対して、法的措置の免除や身元の秘匿、報奨金の提供を条件にホワイトハットとして資金の返還を求める交渉を試みていました。 Following the recent Penpie hack, we are announcing a bounty of up to 10% of recovered funds for any individual or group that provides credible information leading to the identification of the exploiter and recovery of the stolen funds. Details:https://t.co/fTeoklL86I By… pic.twitter.com/NkXgtztTaF — Penpie (@Penpiexyz_io) September 6, 2024 今回のTornado Cashでの資金洗浄の動きを見てか、Penpie側は態度を改めており、攻撃者からの資金の取り戻しに協力したユーザーに対して、回収額の最大10%を報奨金として提供するプログラムを急遽開始しました。 To the hacker: We acknowledge your exploit of our protocol and believe there's potential for a positive resolution that benefits all parties. Penpie is a community-driven project, and these funds mean a lot to our users. We are willing to negotiate a bounty for the safe return of… — Penpie (@Penpiexyz_io) September 4, 2024 今回の事件は、DeFi業界におけるセキュリティの脆弱性を浮き彫りにするものとなりました。2023年には、DeFiプロトコル「Euler Finance」でも約2億ドルの資金が流出する事件が発生しており、DeFiプロジェクトのセキュリティ対策の強化が急務となっています。 興味深いことに、Euler Financeから資金を流出させた後に全額を返還したハッカーとされる人物は、今回のPenpieの攻撃者に対して、オンチェーン上で賞賛ともとれるコメントを残しています。 "「よくやった。こんなハッカーはしばらく見なかった。あなたが全財産を持ち続け、奪った金を1ドルも取り戻させなかったのが嬉しい。君は勝ち、奴らは負けた」" [caption id="attachment_121198" align="aligncenter" width="836"] Euler Financeのハッカーが送ったコメント|画像引用元:Etherscan[/caption] このコメントは、DeFi業界におけるセキュリティの現状とハッカーの倫理を改めて示唆するものと言えます。 今回のPenpieへの攻撃は、DeFiプロジェクトがセキュリティ対策を強化し、ユーザーがリスクを認識した上でサービスを利用することの重要性を改めて示すものとなりました。 記事ソース:Lookonchain
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2024/09/05仮想通貨プロジェクト「Penpie」の35億円流出事件|特定箇所の脆弱性が原因か
先日、DeFiプロジェクト「Penpie」から約35億円分の仮想通貨が不正流出した事件の詳細が報告されました。 We have prepared a detailed Post-Mortem Report outlining our efforts over the past 24 hours to address the security breach at @Penpiexyz_io, including a thorough analysis of the situation. We remain committed to transparency and the recovery of funds. Details:… pic.twitter.com/wZ8GU73BQ8 — Penpie (@Penpiexyz_io) September 4, 2024 盗まれた資金と攻撃者の活動は現在も追跡中で、EthereumとArbitrumチェーン上のPenpieフロントエンドは事件発生から約3時間後に修正されたとのことです。 今回の不正流出の根本原因は、特定の関数におけるReentrancy Protection(再入保護)の脆弱性と報告されています。これは攻撃者がコントラクトの引き出しプロセスを操作する攻撃を防ぐための対策の1つです。 影響を受けたプールは、wstETH、sUSDe、egETH、rswETHのPendle市場のトークンとなっています。 対応と今後[no_toc] Penpieは現在、法執行機関と積極的に協力し、攻撃者の特定と逮捕に向けて動いているとのことです。また、ハッカーへのオンチェーンメッセージも複数回送信され、ホワイトハット交渉を模索していますが、今のところ返信はありません。預金、引き出し、その他の関連する進展については、コミュニティに継続的に情報が提供されています。 今後の対応としては、すべてのプロトコルとスマートコントラクトの包括的なセキュリティ監査を実施し、脆弱性を特定する予定としています。また、ユーザーに対しては進行中の状況と資金確保のために行われている措置について、引き続き透明性を保って情報提供を行うとのことです。 Penpieチームはユーザーの忍耐と理解に深く感謝し、資産の安全とプラットフォームの整合性を最優先事項として、盗まれた資金の回収に全力を尽くすことを改めて表明しています。 情報ソース:Penpie Blog
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2024/09/04約35億円分の仮想通貨が不正流出|DeFiプロジェクト「Penpie」で
トークンイールドプラットフォームPendle上に構築されたDeFiプロジェクト「Penpie」で、約2700万ドル(約35億円)相当の資金が不正流出しました。 オンチェーンデータによると、攻撃者とされるアドレスは、PenpieにステーキングされていたETH、sUSDE、USDCなどを流出させた後、Li.fiを用いて通貨をETHに変換。その後、ETHを外部アドレスへと複数回転送しており、記事執筆時は以下のアドレス(0x2f2d...)で10,113 ETHを保有しています。 攻撃者のアドレスでは、昨日夕方頃に仮想通貨ミキシングサービス「Tornado Cash」より約10 ETHの入金が確認されており、今回の不正流出資金も同様のサービスを通じて足取りが追えなくなる可能性があります。 Penpie公式は今回の事態を受け、セキュリティ侵害があったことを認め現在全ての入出金を一時停止しています。 Alert: Penpie has encountered a security compromise. We have paused all deposits and withdrawals. Our team is working tirelessly to address it. Your patience and support are invaluable during this time. Stay tuned for further updates. — Penpie (@Penpiexyz_io) September 3, 2024 Penpieのネイティブトークンである$PNPは、不正流出発覚後24時間比で35%以上の下落を見せています。 DeFiプロトコルにおけるセキュリティ侵害による資金流出は後を絶たず、ブロックチェーンセキュリティ企業Immunefiのレポートによると2024年8月だけでも5件のインシデントが発生し、合計約1500万ドルの被害が報告されています。引き続きDeFiユーザーは注意が必要となります。 記事ソース:Immunefi
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2024/09/03LayerZero Labs、tBTCのオムニチェーン化を提案
LayerZero Labsは、Threshold DAOに対し、tBTCの安全かつ統合されたオムニチェーン体験を実現するための提案を行いました。 [caption id="attachment_120876" align="aligncenter" width="544"] 提案内容|画像引用元:forum.threshold.network[/caption] この提案では、LayerZeroプロトコルによって動作するOmnichain Fungible Token (OFT)標準を採用することで、Threshold DAOはtBTCのセキュリティとファイナリティをより強力に制御しながら、新たなチェーンへのシームレスな拡張が可能になるとされています。 OFT標準は、ERC-20以外で最も広く採用されているFungible(代替可能)トークン標準であり、BTC.b、USDe、sUSDe、weETH、rsETH、CAKEなど、120以上の導入実績を誇ります。2022年のローンチ以来、何百万ものメッセージを処理し、一度も悪用されることなく、200億ドル以上の資産を保護してきました。 Threshold DAOがOFTコントラクト標準を採用することで、tBTCを現在の8チェーンから、Merlin、BoB、MezoなどのビットコインL2を含む、LayerZeroがサポートする80以上のネットワークに迅速に展開できるとしています。また、OFTとして、tBTCは、最も広く利用されているブリッジであるStargateとの統合にも対応できます。 OFT標準を採用することで、tBTCは統一された流動性とモジュール式セキュリティという重要な特徴を持つことになります。 記事ソース:Thereshold
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2024/09/03トランプ氏支援の仮想通貨プロジェクト、DeFiエキスパートが参加
分散型金融(DeFi)プラットフォーム「Dolomite」の共同設立者であるコリー・キャプラン氏が、ドナルド・トランプ前大統領が支援する仮想通貨プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」のアドバイザーに就任しました。 関連:ケネディ・ジュニア氏、大統領選から撤退しトランプ氏を支持へ|仮想通貨に親和的な候補者 Meet Corey Caplan – Co-founder and creator of Dolomite! 🚀 An early Ethereum builder since 2017, cryptopunk enthusiast, and one of the most innovative minds in DeFi, Corey has joined World Liberty Financial's advisory team and is the first of many incredible people we are… pic.twitter.com/rdOwjrbOiN — WLFI (@worldlibertyfi) August 30, 2024 キャプラン氏は証拠金取引やレンディング機能などを備えたDeFiプラットフォーム「Dolomite」の立ち上げを経験しており、DeFi分野における経験豊富な人物として知られています。Dolomiteは2022年にArbitrum上でローンチした後、Polygon zkEVMやMantleなど、複数のブロックチェーンに対応しています。 トランプ前大統領は仮想通貨に対して一貫して肯定的な姿勢を示しており、最近では自身のSNS「X」への投稿で米国を仮想通貨分野のリーダーとして位置付ける計画を近く発表すると述べています。 .@worldlibertyfi pic.twitter.com/mwhVIzPJyq — Donald J. Trump (@realDonaldTrump) August 29, 2024 トランプ氏の息子であるドナルド・トランプ・ジュニア氏も、DeFiについて積極的に言及するなど、トランプ一族は「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」の立ち上げを積極的に宣伝しています。 今年7月、AMG Software Solutionsという会社を通じて提出された商標登録申請書には「ワールド・リバティ・ファイナンシャルではDeFi分野における金融情報の提供を目的としている」と記載されていることが明らかになっています。 キャプラン氏のアドバイザー就任は「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」がDeFi分野に本格的に参入していくことを示唆しており、今後の動向が注目されます。 記事ソース:uspto.report
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2024/09/02Frax、分散型IDサービスを発表|$FXSのバーンも計画
Frax Financeは、Fraxエコシステム専用の分散型IDサービス「Frax Name Service (FNS)」を発表しました。 Introducing Frax Name Service (FNS) ✍️ We are creating the decentralized central bank of crypto, home to the power users of DeFi. Now, you can secure your name on our nation's ledger. Claim your .frax username here: https://t.co/DPBI1momtk See what makes FNS special 🧵👇 pic.twitter.com/t8w7vTp8Ir — Frax Finance ¤⛓️¤ (@fraxfinance) August 29, 2024 FNSはEthereum Name Service (ENS)のフォークですが、Frax向けに調整されており、ENSのコア機能を維持しつつ、独自のトークン焼却メカニズムを組み込んでいます。 Fraxによると、3文字のFNS名が1000件登録されるごとに、年間100万frax shares (FXS)トークンが焼却されます。これは、ネイティブトークンの価値と実用性の向上につながります。FNSでの名前登録プロセスには、名前の可用性の確認、十分なFXS残高の確保、1年以上の購入期間と追加の90日間の猶予期間を含むトランザクションの完了が含まれます。 Fraxは、このサービスはFraxブロックチェーン上で名前を確保する能力をユーザーに提供するものであり、包括的な分散型金融(defi)スタックを構築するための広範な取り組みの一環であるとしています。 また、FNSは、Fraxのレイヤー2ソリューションであるFraxtalと統合されており、エコシステム内のスケーラビリティの向上とトランザクションコストの削減も目的としています。
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2024/08/29UniswapとAcross Protocol、新トークン規格ERC-7683を提案
Uniswap LabsとAcross Protocolが共同で、新たなイーサリアムトークン規格ERC-7683を提案しました。 If we want cross-chain interoperability, we need to reduce L2 fragmentation That's why we teamed up with @AcrossProtocol to develop ERC-7683 The first standard for cross-chain intents ✨ — Uniswap Labs 🦄 (@Uniswap) August 28, 2024 この新規格は、分散型金融エコシステムにおける流動性の断片化の課題に対処することを目的としています。 インテントベースのシステムとなっており、ユーザーは知識を必要とせずに、望む結果に基づいて自動化されたブロックチェーン操作を実行できるとのことです。 ERC-7683の詳細[no_toc] ERC-7683は、共通のクロスチェーン・インテント・フローを中心に設計されており、柔軟性を有しています。Uniswap Labsは、UniswapXのクロスチェーンバージョンでこの規格を実装する予定ですが、ERC-7683は分散型アプリケーションであれば誰でも実装可能とのことです。 [caption id="attachment_120549" align="aligncenter" width="1200"] ERC-7683 |Uniswap X[/caption] この規格により、価格決定方法、履行制約、決済手順などの様々な側面をカスタマイズできます。提案は現在、CAKEワーキンググループに提出され、議論とレビューが行われています。 インテントベースのシステムは、エンドユーザーのクロスチェーン操作を簡素化するための主要なソリューションとして登場しましたが、十分な流動性へのアクセスとチェーン間でのアクティブなフィラーネットワークの維持という課題に直面しています。 イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンは、業界が長年悩まされてきたスケーラビリティ問題に対処していますが、異なる小さなエコシステムに資金が分散してしまう流動性の断片化という課題が指摘されてきました。 このような流動性の断片化問題に対処することで、共有流動性、ガス効率、ブリッジレスブリッジング、シームレスなアプリアップグレード、L2のブートストラップと開発の容易化といったメリットをもたらすことが期待されています。 情報ソース:ERC-7683