DeFiウォレットを一元管理できるZapperの基本的な使い方を解説!

2021/09/28・

さっちゃん

DeFiウォレットを一元管理できるZapperの基本的な使い方を解説!
ct analysis

複数のDeFiを使っていると、いくら儲かっているのか損益計算が難しいと思います。

Zapperを使うと、DeFiのウォレットを一括してポートフォリオ管理することが可能です。

今回は、Zapperの機能紹介や基本的な使い方を解説します。

最後まで読めば、LP提供やファーミング、独自NFT獲得など、Zapperの高機能ツールを使いこなせるようになります!

Zapperの使い方は、公式Youtubeチャンネルでも配信しているのでぜひチェックしてください。

Zapperとは?DeFiウォレットを一括管理できるポートフォリオツールの特徴を解説!

Zapper

最初に、Zapperの主な特徴について解説します。

類似ツールであるDeBankやZERIONとの比較も交えて紹介するので、重視するポイントをチェックしておきましょう。

シンプルかつ多機能なのが理解できます。

Zapperの特徴

シンプルなインターフェースで使いやすい

上の画像のとおり、Zapperはシンプルなインターフェースが特徴です。

左側のメニューも簡易的で見やすく、「Pool」「Farm」「Bridge」などワンクリックで切り替えできるのがわかりますね。

直感的に操作できるので、使いやすいツールといえます。

5つのチェーンに対応している

Zapperの対応チェーンは、Ethereum、BSC、Polygon、Fantom、Optimismの5つです。

短期間で対応チェーンがよく変わるので、FantomやOptimismが表示されない場合もあり注意してください。

主要チェーンは対応しており、サポートするプラットフォームも網羅されています。

ただし、OKExチェーンやHECOチェーンは未対応なので、それらを利用するならDeBankがおすすめです。

搭載機能が豊富

類似ツールとの比較
対応チェーン数搭載機能特徴
Zapper5TokenSwap、LP提供、ファーミング、ブリッジ1クリックでLP提供
Debank7TokenSwapDeFiの統計データが見やすい
Zerion3TokenSwap、LP提供、レンディング取引履歴をCSV出力できる

Zapperの搭載機能は、類似ツールに比べて多いです。

TokenSwapはもちろんのこと、LP提供、ファーミング、ブリッジも対応しています。

類似ツールのDeBankはLP提供を行っておらず、Zerionは対応チェーン数が少ないため、ここでZapperの使い勝手の良さがわかりますね。

1クリックでLP提供可能

Zapperなら、流動性提供まで1クリックとスムーズに行うことができます。

各プラットフォームを立ち上げずに、トークンを半分Swapすることもなく、Zapperのみで完結する仕組みです。

例えば、流動性提供したいPoolがあれば、ETHやBNBを持っているだけでOKということになります。

確認できる履歴の日数制限なし

Zapperで確認できるトランザクション履歴に期限はありません。

過去の履歴があればすべて確認できます。

DeBankは過去30日間のみ表示されていたので、それに比べるとZapperは優れていますね。

Zapperの導入方法・ポートフォリオ管理の手順を解説!

実際に、ZapperとDeFiのウォレットを連携してポートフォリオを管理する方法を解説します。

いくつかDeFiを回していて損益がわからないときは、まずトランザクションを確認しましょう。

基本的に英語ですが、ZapperはDeFiの解説や使い方、FAQなどのサポートが充実していますよ。

Zapperの導入方法

DeFiウォレットとの連携方法

まず、Zapperの公式サイトにアクセスして、DeFiウォレットと連携します。

画像のように「Connect Wallet」から進んでください。

次の画面で使用ウォレットを選択しましょう。

多くの方はMetaMaskかと思いますが、Ledgerなども使えますよ。

MetaMaskが開き、接続の許可を求められるのでOKで進みます。

これでZapperとウォレットの連携は完了です。

連携すると、ウォレットの中身をトークンごとに確認できます。

ステーキングやファーミングのBalanceなども一目瞭然です。

Ethereum、BSCのチェーンネットワークごと、Compound、PancakeSwapのプラットフォームごとの内訳も表示されます。

ZapperだけでDeFi関連のウォレットをすべて管理・確認できるため損益もすぐに把握できますね。

複数ウォレットの接続も可能

複数ウォレットを持っている場合でも接続可能です。

MetaMaskなら別のアカウントを選択して「接続」をクリックすれば切り替えされます。

今後切り替えるときは、Zapper画面の左側にある自分のアドレスをクリックすれば、接続されているアカウントがすべて表示されるので選択すればOKです。

他ユーザーのポートフォリオ・履歴も確認できる

DeBankやZerionでも可能ですが、他ユーザーのポートフォリオや履歴を閲覧できます。

画像のように、まず自分のアドレスをクリックして、「Manage Addresses」を選択するとアドレス入力画面になります。

チェックしたいアドレスを入力すればOKです。

儲かっているユーザーの履歴を見て期待できそうなDeFiを探す手段にもなります!

トランザクション履歴の確認方法

Zapperでトランザクションを確認するには、左側の「History」をクリックしてください。

トランザクションの詳細が一覧で表示されます。

BSCやEthreumなどのネットワークは中央のアイコンクリックで変更可能です。

履歴があるだけ表示されるので、古いトランザクションも見ることができますよ。

Zapperの基本的な使い方を解説!

Zapperは搭載機能が豊富なので、LP提供やファーミング、ブリッジも可能です。

ここでは、Zapperの基本的な使い方を解説します。

マルチ機能をすべて使いこなしましょう!

Zapperの基本的な使い方

TokenSwapする方法

ZapperでTokenSwapするには、まず左側メニューの「Exchange」をクリックしてください。

EthereumやBSC、Polygonのネットワークで対応しているトークン数が表示されていますね。

右側でSwapするトークンを選択すると、自動的に高レートのDEXサービスが選出されます(画像ではApeSwap)。

ExchangeをクリックすればSwap完了です。

1クリックでLP提供する方法

Zapperで流動性提供する方法です。

左側メニューのPoolを選択してください。

LP提供するPoolを選ぶのですが、このとき半分TokenSwapしていない状態でもスマートコントラクトで処理するのでそのままでOKです。

数量を入力して、「Confirm」をクリックすればLP提供完了です。

初めてのペアであれば「Approve」で承認する必要があります。

ガス代が高くなりますが、手間なくLP提供完了できるZapperの大きなメリットです。

ファーミング方法・統計データの確認手順

Zapperでファーミングデータも確認できます。

左側メニューの「Farm」をクリックすると、現在ファーミング中のアセットが表示されるので、複数あれば統計データの確認が可能です。

例えば、LP提供後にファーミングできるリストも表示されます。

画像のように、右側に「Stake」が表示されていれば、クリックしてステーキング可能です。

このように、「Farm」の画面でデータ確認とファーミングを合わせて実行できます。

ブロックチェーンブリッジでトークンを移動する方法

Zapperではブロックチェーンのネットワークをブリッジしてトークン移動できます。

しかも、移動時に別のトークンを選択すれば同時にSwapも可能です。

左側メニューの「Bridge」をクリックします。

ネットワークとトークンを選択して「Confirm」へ進むだけでOKです。

画像ではEthereumネットワークのETHを、PolygonネットワークのAAVEへ、Swapしながらブリッジしています。

ETH→ETHといった同トークンだけではないので、幅広く使えますね。

※2021年7月現在Ethereum→Polygonのみブリッジ可能

ブリッジのメリット
通常、別のネットワークへトークンを移動する場合、取引所を経由してネットワークを変更する必要があります。ブリッジを利用すればZapperのみで完結できます。

クエストクリアしてNFT発行する方法

クエストをクリアすればZapperが発行するNFTの獲得が可能です。

Zapperの左側メニュー「Rewards」をクリックすると、画像のようなNFTが表示されます。

クエストとは、Zapperを開いたりTokenSwapするといった基本的な操作です。

Zapperを使ってポイントを貯めるようなイメージですね。

詳しい獲得条件やおすすめの方法は以下の記事を参考にしてください。

Zapperを使うときの3つの注意点を解説

Zapper注意点

ZapperはDeFiのウォレットを一括管理できるため便利ですが、機能面や手数料面でデメリットもあるので注意してください。

ここでは、Zapperを使うときの3つの注意点をまとめています。

すべて重要な内容なのでしっかり目を通しておきましょう!

Zapperの注意点

CSV出力不可のため税金計算には向いていない

Zapperは過去の履歴をすべて確認できますが、CSV出力には非対応です。

履歴一つ一つを見てコピーするしかなく、DeFiの税金計算には不向きです。

類似ツールのZerionであればCSV出力できるので、税金計算するならおすすめですよ。

1クリック提供できるがその分ガス代が高い

Zapperの流動性提供では、スマートコントラクト側でさまざまな処理を代わりに行うことで1クリック提供が可能となっています。

処理をまかせる分、ガス代(手数料)が割高です。

例えば、EthereumネットワークでLP提供するとき、0.01ETHのガス代が発生することもあり、かなり高いといえます。

手間は省ける
ガス代が割高ですが、その分最小限の操作で済みます。トークンのSwapや承認など一つ一つの作業がなくなるのでその点はメリットです。

DeBankのようにDeclineできない

PancakeSwapなどのプラットフォームで初めてLP提供やファーミングなどをするとき、必ず「Approve(承認)」を求められます。

承認のままにしておくと、悪用されたコントラクトによりトークンを盗まれる可能性があるため、承認を取り消す作業(Decline)をすると安全です。

しかし、DeBankにはDecline機能がありますが、Zapperにはありません。

魔界と呼ばれる超高金利のDeFiを利用するならDeclineは必須なので、DeBankもうまく活用すべきです。

まとめ

Zapperの基本的な使い方について解説しました。

搭載機能が多く、ZapperだけでLP提供やファーミング、ブリッジが可能となり利便性が高いです。

1クリックLP提供は、Ethereumネットワークを使うと手数料が高いので、BSCやPolygonネットワークをおすすめします。

また、Zapperでは過去の履歴をすべて確認できるため、期間に縛られることなく活用できます。

複数のDeFiを運用しているならZapperは必ず利用すべきといえますよ!

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