メッセージアプリケーション NYNJA(ニンジャ)にプロジェクトインタビュー
Shota
Crypto Timesでは今回、d10eのメディアパートナーになりました。
d10eにも参加予定で基調講演を行うメッセンジャーアプリを開発しているアメリカ発のNYNJAというプロジェクトに今回は、お時間をいただきCRYPTO TIMESでの独占的なインタビューを行いました。
このプロジェクトは、グローバル規模でのメッセンジャーアプリにおけるイノベーションを目指しており、様々なユニークな機能を搭載・統合しUI/UXにこだわり抜いたアプリを生み出そうとしています。
インタビューの最初には10~15分を使って、プロジェクトの概要を説明をしていただきました。
目次
NYNJA APPのプロジェクト概要
NYNJAは、既存のSNSやメッセンジャーのアプリの状況を客観的に分析し、それの何が問題であるかを改善しようとするアプローチをとっています。
世界のSNSやメッセンジャーの利用状況
現在、世界各国では様々なSNSやメッセンジャーが利用されています。
中国ならWechat、日本ならLINE、ロシアならTelegramなどが使われていますが、第一にこのように国により異なるメッセンジャーアプリが使われている状況は、2か国間でビジネスを行う際の障害となっています。
第二に、例えば日本国内だけで見ても、コミュニケーションの手段が用途によって、プライベートはLINE、仕事はGmailなどとそれぞれが複数のプラットフォームを使い分ける状況を我々は普通であると感じています。
第三に、これらのSNSやメッセンジャーのビジネスモデルは、ユーザーデータを利用した広告などによって成り立っており、個人のデータが知らない場所で利用されている結果となっています。
NYNJA APPはこれらの問題のなぜを考え抜き、以下の二つの機能を統合させることでこれを解決することができると考えました。
NYNJA APPの機能
このアプリには、CommunicatorとMarketplaceの2つの代表的な機能があります。
Communicator(メッセンジャー)
NYNJA APPでは、NYNJA WHEEL(忍者ホイール)と呼ばれる画像のような独特なUIを採用しており、これまでにないユーザーエクスペリエンスを提供します。
さらに、メッセンジャー内で自身の秘密鍵から複数のアカウントをを作成することができ、これによりプライベートとビジネスでの使い分けが可能になります。
メッセンジャーアプリ(特にビジネスシーン)において不可欠な個人情報の認証は、uPortと呼ばれるEthereum上のプロトコルを用いたソリューションを採用しており、これにより自身のクレデンシャルを証明することも可能になります。
Marketplace(マーケットプレイス)
Marketplaceでは、Gems Protocol(日本語解説)と呼ばれるプロトコルを使いサードパーティによる無駄なフリクションコストの発生を抑え、マイクロタスキングの効率化を実現させます。
画像左は、Built-in Freelance Marketと呼ばれ、α版リリース時では翻訳やその他サービスなどを世界各地のユーザーに依頼し、仲介者なしにこの取引を円滑に行うことができます。
更に独自のビッグデータを用いたアルゴリズムにより、各ユーザーに最も適していると考えられるマイクロタスクを自動で選別し提案します。
タスクの完了に対する報酬は共通でNYNトークンで支払われるようです。
その他の機能
これらの機能をよりグローバル規模で円滑にするために、メッセンジャーやマーケットプレイスには自動翻訳機能が搭載されています。
開発者の一人は7言語を話すことができたり、チームには言語に強い人を採用していくことでこれに関しても実現が可能と考えられます。
その他時間指定のメッセージ、ボイスメッセージを送ることもできます。
ビジネス面での大きな仕事であってもNYNJA APPを持っておくことで、相手の正体が一目でわかるので安心して安全に送金や金銭的なやり取りをすることができます。
インタビュー
今回は、NYNJA GROUPの共同経営者でありながら、Chief Strategy Officer である Marshall Taplits 氏にインタビューを行いました。
インタビューの中では実際にNYNJA のプロダクトのアルファバージョンのデモも見せてもらいながらの進行となりました。
– – 今回はインタビューをさせていただき、ありがとうございます。NYNJAのプロダクトにマーケットプレイスとメッセンジャーを組み合わせようと思った理由はなんですか?
Marshall : データに基づくマクロな視点でのトレンド予測です。マイクロタスキングの人口が年々増え続け数百万、仮想通貨の認知度やメッセンジャーの利用もSNSを抜いて一日600億件以上のメッセージが送信されています。このトレンドを捉え、まずはビジネスサイドからのユーザーを獲得していくことで、長い目でユーザーを獲得できると考えています。
– 彼によれば、アプリの当初のターゲットは一般ユーザーというよりもビジネスユーザー向けとのことです。
– 彼らに対して適切なアプローチをとることができれば、やがてクリティカルマスに到達することができると考えているようです。
– – 国ごとに規制が異なると思うのですが、その中でNYNJA自体をグローバルに普及していくにはどう目指していこうと考えていますか??
Marshall : 確かにICOによる資金調達は、アメリカや中国では規制されていますが、サービスそのものの利用に関して、それらの国においては規制されていません。資金調達は法律で禁止・規制されていない国で行い、その後大衆へのマーケティングを中国やアメリカなどの国で行うことで、それらの国においても十分に認知されるプロダクトになると考えています。
– – NYNJAでは、アプリにおいて、ビッグデータやIoTの活用にも力を入れているみたいですね。
Marshall : はい。NYNJAのフリーランスやマイクロタスキングでは、ユーザーのニーズに合わせたタスクの提供ができるアルゴリズムの創造を目指してます。そのためには、ビッグデータやメタデータを洗練させることは極めて重要になります。また、IoTの方面では、アレクサやIFTTTとの互換性を搭載していく予定です。
– – 最後に、プロジェクトの名前はNYNJAですがこれに特別な理由はありますか?
Marshall : アメリカで「ニンジャ」というと何事も素早くこなすというイメージがあります。私たちのアプリは操作性を向上させユーザーが何でもこなすことができるように、という意味でNYNJAと名付けました。
現在はエアドロップキャンペーンも開催中
NYNJAでは現在、Telegramの参加などを条件としたエアドロップキャンペーンを行っているようです。
このキャンペーンへの参加方法は以下になります。
キャンペーンへの参加方法
①下記のの2つのTelegramに参加します。
https://t.me/nynjaJP
https://t.me/nynjaEN
②こちらからリンク先のGoogleフォームで必要事項を入力します。
BitcointalkのユーザーIDとプロフィールのURL、Telegramの名前とETHアドレスを入力。
これで参加は完了となります。
公式リンク
NYNJA Webサイト(英語)
NYNJACoin Webサイト(英語)
Telegram(英語)
Telegram(日本語)
GitHub
ホワイトペーパー(英語)