
日本発のDeFi保険プロトコル「InsureDAO」がLDキャピタルやNGC Venturesなどから100万ドルを調達

アラタ | Shingo Arai
2017年5月に仮想通貨への投資を開始。ブロックチェーンや仮想通貨の将来に魅力を感じ、積極的に情報を渋谷で働く仮想通貨好きITリーマンのブログを通じて発信するように。
DeFiにおける保険プロトコルを開発しているInsureDAOが100万ドルの資金調達を完了しました。
InsureDAOは日本発の日本人創業チームとなっており、シンガポールを拠点に開発を行っています。また、ライフネット生命創業者である岩瀬大輔氏がInsureDAOのChairman を務めています。
また、今回の調達のニュースと一緒に、テストネットのローンチ、8月にはメインネットでのサービス開始を予定していることを発表しています。
InsureDAOは、Ethereumにおける保険市場プロトコルをプールすることができるようになっています。プロトコルの運用と管理はDAOによって制御され、Ethereumにアクセスできる人は誰でもKYCなしで保険を作成、購入、引き受けることができるのが特徴となっています。
特に、InsureDAOは外部のスマートコントラクトによって引き起こされた間接的な損失をカバーすることができます。
リリースでの例では、Yearn.financeに出資し、資金がcurve.fiに再展開された場合、curve.fiで資金がハッキング/盗難/または紛失された場合は補償されると説明しており、この場合、事故が発生後に損害が発生した場合、InsureDAOの保険に加入していれば、損失を補償することができるとしています。
盛り上がるDeFi、毎日のように起きる資金流出、未発達の保険市場
昨年より、DeFiの市場は非常に盛り上がりを見せている中、最近では毎日のようにフラッシュローンによる資金流出やハッキングが目立つようになっています。
ユーザーはHigh APYのプロダクトに自分の資金を特に予備知識もないまま入れて、そのまま資金流出やRugPullが起こってしまうなどのような事件も非常に多く起こっているのが現状です。
DeFi市場において、何かトラブルがあった際、カバーができる保険市場というのは非常にニーズの高い市場となっており、多くのプロジェクトがこの問題に取り組んでいます。
InsureDAOでは個々のリスクプールからカスタムインデックスプールを作成することができるようになっています。インデックスプールでは、Stakeされた流動性を活用して、その元となるプールに向けてこれらが提供されます。
InsureDAOが、さまざまな多くのDeFiプロダクトにインテグレートされ、多くのユーザーに利用されることでDeFiがストレスなく利用できる世の中に近づいていくことに非常に期待をしていきたいところです。
今後のアップデートやアナウンスにも期待が集まります。
InsureDAO各種情報
Official Website: https://insuredao.fi/
Twitter: https://twitter.com/insuredao
Discord: discord.gg/8BA5f5rurq
記事ソース : Medium
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