Lava Network、メインネットローンチに向けて新たに1100万ドルを調達
アラタ | Shingo Arai
モジュラー型ブロックチェーンネットワーク「Lava Network」の開発を担うLava Foundationが、メインネットローンチとトークンエアドロップを控え、新たに1100万ドルの資金調達を実施したことを発表しました。
今回の資金調達ラウンドには、Animoca Brands、Gate.io Ventures、CoinGecko Ventures、Polygonの共同創設者Sandeep Nailwalなどが参加しています。Lava Foundationのトップ、Amir Aaronson氏によると、今回がLava Networkとして、将来のトークン発行に対してSAFTを通じての資金調達が行われました。
また、今回のラウンドにはCrypto TimesやModular Blockchainの専門メディアであるThe Rollupなども資金調達に参加しています。
RPCとインデックス作成に注力するLava Network
Lava Networkは、RPCとインデックス作成を通じて、dApp開発者やユーザーがブロックチェーンデータに容易にアクセスできるようにすることを目指しています。
RPCはトランザクションの送信、残高の確認、エアドロップの取得、スマートコントラクトの作成など、あらゆるブロックチェーンアプリケーションにとって不可欠な機能です。
現在テストネット段階にあるLavaは、すでに200億件以上のRPCリクエストを処理したと報告しています。Lavaネットワークでは、ノードオペレーターがRPCサービスを提供することで報酬を得ることができ、ユーザーはRPC接続をLavaに切り替えることでインセンティブを獲得できます。
パートナーシップとエコシステムの拡大
Lavaは、NEAR Protocol、Evmos、Axelarなど複数のブロックチェーンプロジェクトと提携しており、Filecoin、Starknet、Cosmos Hubとの契約も締結したと発表しています。
Aaronson氏は、「Lava Foundationは、分散型自律組織(DAO)がメインネットで稼働するまで、トークンの販売とネットワークのロードマップを決定する唯一の主体である」と述べています。
Lavaのメインネットローンチは2024年上半期に予定されており、LAVAトークンもほぼ同時期に発行される見込みです。LAVAトークンの総供給量は10億に設定されており、その一部がユーザーにエアドロップされる予定ですが、現在のMagmaポイントプログラムからの移行については明らかにされていません。
Lavaは現在RPCとインデックス作成に注力していますが、将来的にはオラクル、シーケンシング、その他のデータインフラもサポートする計画であり、Web3の発展に欠かせないモジュラーデータソリューションとしての地位を確立することを目指しています。
記事ソース : Lava Network X