OKX、レイヤー2「X Layer」のパブリックメインネットをローンチ
hapi
Web3が普及し、高速かつ柔軟なブロックチェーンインフラの重要性が高まる中、海外仮想通貨取引所OKXはPolygon CDKで構築したEthereumベースのゼロ知識(ZK) Layer-2 (L2) ネットワーク「X Layer」のパブリックメインネットの立ち上げを発表しました。
Hiya creators, builders, founders 👩💻👨💻
🚨 We’re opening X Layer Mainnet to the Public 🚨
With +200 dApps building, X Layer is now accessible to everyone, not just developers.
Experience the power & security of our zkEVM L2 network firsthand.
Start building:… pic.twitter.com/K59dg0sJrG
— X Layer (@XLayerOfficial) April 16, 2024
X Layerの特徴
X Layerは、Ethereumベースのレイヤー2 (L2) ネットワークです。X LayerはこのL2技術を活用し、高速かつ低コストなトランザクションを可能にしています。
X Layerにはすでに著名なWeb3プロジェクトが参加していることが強みとなっており、The Graph、Curve、LayerZeroなどブロックチェーン業界の有力プロジェクトがX Layerを活用していることがその技術力の高さを表しています。
さらに、X Layerでは、5,000万以上のユーザーを抱えるOKXともシームレスな資産の移動が可能なため、即時的なユーザー獲得も期待されます。また、OKBトークンがX Layerのネイティブ通貨にも指定されているため、OKXユーザーにとっても使い勝手の良いネットワークと言えるでしょう。
Polygonとの連携で相互運用性を強化
X Layerの開発にあたっては、Polygonというブロックチェーンプロバイダとの連携も大きく注目されています。
Polygonは開発者向けツールキットを提供しており、それを活用することで新規チェーンの構築が容易になるため、X LayerはPolygonのインフラを活用しつつも、他チェーンとの相互接続性も備えた設計となっています。
X Layerの由来
X Layer(旧:X1)という名称は、OKXのシンボルである「X」と、レイヤー技術を表す「LAYER」を組み合わせたものです。これはオープンで相互運用性の高いネットワークを目指していることを示しています。
X Layerは特定のユースケースに特化せず、開発者が多様なアプリを構築できるよう設計されています。オンチェーンの開発者がX Layerのインフラを活用し、様々な「レイヤー」を生み出すことが想定されており、単一用途に限定されず、オープンで柔軟なプラットフォームとしての性質を持つのが特徴です。
記事ソース:OKX