マルチチェーン総合DeFiプラットフォーム「Sphynx」とは?特徴と仕組みを徹底解説!

2022/02/10・

Yuya

マルチチェーン総合DeFiプラットフォーム「Sphynx」とは?特徴と仕組みを徹底解説!

Sphynx ($SPHYNX)はトークンスワップからファーミング、ステーキングまで網羅した総合型DeFiプラットフォームです。

加えてローンチパッドやくじ引き、NFTなどSPHYNXトークンを基軸とした様々なサービスが展開されています。

また、複数チェーンへの対応、ブリッジ機能も存在し、マルチチェーン化にも対応しています。

こちらの記事では、そんなSphynxの特徴やトークン周りの仕組み等について詳しく解説していきます。

Sphynxの公式リンクまとめ

公式ウェブサイトhttps://sphynxlabs.co/
Telegramhttps://t.me/sphynxswap
Telegram(Japan)https://twitter.com/SphynxLabs
Twitterhttps://twitter.com/SphynxLabs
Twitter(Japan)https://twitter.com/SphynxJp
ホワイトペーパーhttps://sphynxtoken.co/static/media/whitepaper.42fdf279.pdf
ローンチパッド 概要ドキュメントhttps://thesphynx.co/Sphynx%20Swap%20Launchpad%20v0.2.pdf
Mediumhttps://medium.com/@SphynxSwapCo
Discordhttps://discord.gg/ZEuDaFk4qz

Sphynxの概要・特徴を解説

SphynxはSuhiswapやUniswapのような、トークンをスワップしたり流動性提供したりできるプラットフォームです。

ローンチパッドやブリッジ機能なども備えたSphynxは、すべてがこのプラットフォーム上だけで完結するオールインワンソリューションの提供を目指しています。

以下では現段階でSphynxがすでに提供を開始したプロダクトをひとつひとつ詳しく見ていきます。

スワップ・ファーミング・ステーキング

Sphynxの自動マーケットメーカー(AMM)では、主にSPHYNXやBNB、CAKE、BUSD等のスワップトレードができます。

特定のトークンペアをステークする流動性提供(ファーミング)ももちろんあり、記事執筆時点ではSPHYNX-BNBペアやSPHYNX-BUSDペアが存在しています。

さらにトークン単体のステーキングも用意されており、現在はSPHYNXのみが存在します。

こちらは、報酬として獲得したSPHYNXをそのまま自動で再ステークしていくものと、都度手動で受け取れるもの2種類が用意されているのが特徴的です。

マルチチェーン対応・ブリッジでのスワップも可能

Sphynxは、オールインワンプラットフォームとして欠かせないマルチチェーン対応に力を入れており、プラットフォームのブリッジ機能からは様々なトークンをBSC-ETHチェーン間で変換できるようになっています。

またスワップ等のサービスで利用できる対応チェーンは現在以下の13種類となっており、メジャーなチェーンの多くをカバーできています。

ロードマップによると対応チェーンの数は今後もさらに増えるもようで、様々なチェーンでの処理をワンストップでできる利便性が期待できます。

ユーティリティを備えたNFT「Sovereign Sphynx Council」

またSphynxは「Sovereign Sphynx Council」と呼ばれるNFTを発行しています。

このNFTには、保有者にプラットフォーム上での様々な特典をもたらすユーティリティが付与されています。

Genesis Sphynxは同プロジェクトで初めて発行されたERC-721規格のNFTで、2083枚存在します。

Genesis Sphynxの保有者は、上述のイーサリアム-他チェーン間のブリッジの利用手数料の一部をリワードとして受け取ることができます。

さらに、もうひとつのNFTシリーズ「Scion Sphynxes」購入のホワイトリストもこちらのNFT保有で通過できるようになっています。

Scion SphynxはBSCブリッジローンチと同時に発行が始まったBEP-721規格のNFTで、合計6805枚存在します。

Scion Sphynxの一番の魅力は、後述するSphynxのローンチパッドへのホワイトリストを優先的に通過できるところにあります。

ホワイトリストに入れるプロジェクトの数はNFTのレア度に応じて決められています。

以上に加え、Genesis/Scion両方とも保有者はNFTドロップやプライベートグループへの招待など、様々な特典が用意されています。

ローンチパッド

Sphynxではローンチパッド(プリセール)およびフェアローンチの2種類が定期的に開催されています。

トークンセールへの参加権はSPHYNXトークンの保有(300,000枚)または上述のScion Sphynx NFTの保有特典で得ることができます。

それぞれのセールに関したリターン等の情報がわかりやすく表示されるページも用意されています。

また、ローンチパッド・フェアローンチ共にセールを行いたいプロジェクトはフォーム入力で簡単に申し込むことができるようにもなっています。

さらに、トークンセールの条件に応じたトークンのロックやベスティング周りも同プラットフォーム上から管理できるようになっています。

Lottery

他にもSphynxが展開するサービスとして「Lottery(宝くじシステム)」があります。

こちらは5USD相当のSPHYNXを支払って参加するゲームとなっており、購入したチケットの番号6ケタと当選番号に応じて賞金がもらえる仕組みとなっています。

毎週月曜日から24時間ごとに番号が一桁ずつ発表され、週の終わりに結果がわかるようになっています。

チケットの支払いに使われたSPHYNXの100%が賞金となり、さらに当選者のいない月のプールはそのまま翌週に持ち越されます。

$SPHYNXトークンについて

SPHYNXトークンはSphynxプラットフォームの様々なサービスを利用する上で必要になるユーティリティトークンです。

初期発行枚数は10億枚で、内訳は以下の通りとなっています。

チーム6%
流動性 & プリセール44%
プライベートセール20%
取引所15%
マーケティング5%
バーン10%

プライベートセール(2億枚)で調達された資金のうち70%が流動性、30%がマーケティングに使われるとされています。

同様にプリセールで調達された資金は流動性に75%、マーケティング25%とされています。

Sphynx プロジェクトの開発状況・ロードマップ

すでに様々な機能やサービスが実際に動いているSphynxですが、外部プロジェクトとの提携や新たな開発がどんどん進んでいるようです。

今年の1月下旬にはオラクルプロバイダ「Chainlink」の技術統合が発表され、Chainlinkツイッター上でも取り上げられました。

こちらはChainlinkが開発する「Verifiable Random Function (VRF)」という技術の統合で、Sphynxのサービス運営に欠かせないランダム関数をより安全にするものです。

VRFはPolygon上のSphynxネットワークで使われ、Sphynx NFTや開発中のNFTゲーム「Sphynx Wars」のランダムジェネレーションに活用される予定です。

ランダムネスに応じて生成されるNFT等にとって、特定のパターンが現れることのない乱数をVRFが提供する仕組みはとても重要なものといえるでしょう。

Sphynx Warsでは、ゲーム内でのバトルにおける攻撃や防御などのランダムネスにVRFが使用される予定です。

ロードマップ

Sphynxはトークンセールをはじめスワップやブリッジ、ファーミング等の主要なプロダクトやNFTのローンチ、情報サイトへのリスティング、コントラクトの監査等様々なタスクを現段階ですでに完了しています。

今後予定されている大きなマイルストーンには、プラットフォームのインハウスウォレット「Sphynx Wallet」や、価格やイベントの特定の結果にベットする「プリディクション」のローンチなどが予定されています。

マルチチェーンへの注力に関しても、今後さらに対応チェーンが増えるようです。

まとめ

Sphynxは一般的なDeFiプロダクトからNFT、ローンチパッド、ベッティング系など広い範囲を網羅し、さらに数多くのブロックチェーンに対応しているプラットフォームです。

まだ利用者数は少なくUI/UXも改善の余地がありそうですが、あらゆる目的もここ一か所で済む「オールインワンソリューション」の提供にかなり力を注いでいることが伺えます。

複数チェーン上で流動性が確保され、トークンへの需要が高まってくると、ローンチパッドやベッティングサービス等も盛り上がるのではないかと予想できます。

また、サービス特典の多いNFT、さらに今後それを使ったゲームが出てくる点なども注目に値します。

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