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2025/11/13ブロックチェーンのトリレンマに永遠の別れを「Monad」AMAレポート
執筆:akii 11月24日のメインネットローンチやエアドロップ、coinbaseでのトークンセールの発表で注目を集める「Monad」のAMAを、boarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、Monad FoundationのSungmo氏および、Monad上で開発中のゲームアプリ「LootGo」のCEOであるYuki氏を迎え、新時代のレイヤー1ブロックチェーンであるMonadの強みや魅力について伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2025年11月5日(月)21:00 JST 場所:bb Discord & X Space Giveaway:100 USDC × 5名 ブロックチェーンのトリレンマに永遠の別れを 「Monad」のAMAを開催✈️ ⏰ 11月5日(水)21:00 🎁 Giveaway:100 USDC × 5名 ✅ Like, RT & Follow ↓ @monad & @Monad_APAC & @bb_jpdao ✅ Join AMA ボイス ▶️ https://t.co/ygjoGBMxUR チャット ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 💁♂️ スピーカー:… pic.twitter.com/KjQleIYQoW — boarding bridge (@bb_jpdao) October 29, 2025 スピーカー ・SungMo | APAC Lead at Monad ・yuki | Co-Founder & CEO of LootGo ・AKI | boarding bridge (敬称略) 質問トピック 自己紹介 SungMo | X こんにちは。Monad FoundationのSungmoと申します。 現在、Monad Foundationにおいてアジア太平洋地域(APAC)の公式コミュニティリードを務めており、アジア地域での最初の採用メンバーでもあります。 私の主な役割は、アジア地域におけるあらゆるサポートを行うことです。具体的には、Monad上での展開を検討している新規プロジェクトのオンボーディング支援から、Monadエコシステムに関心を持つコミュニティやリテール層へのサポートまで、幅広い業務を担当しています。 yuki | X こんにちは。LootGOのCo-founderを務めておりますYukiと申します。 LootGOは、歩いて遊ぶ宝探しアプリで、ポケモンGOのように実際に歩きながら、ミームコインやホワイトリスト(WL)など、クリプトの報酬を獲得できる点が特徴です。 チームはグローバルに構成されており、カナダやインドのメンバーとともに、約3年間にわたり開発や各種プロジェクト活動を行ってきました。LootGOを立ち上げる以前は、日本航空(JAL)やテレビ東京といった日本企業のWeb3/NFT関連企画の開発支援も手がけてまいりました。 Monadにおける取り組みとしては、昨年11月に開催された「Monad Madness」でファイナリストに選出され、その後はMonad Foundationからのサポートを受けながら、現在も開発を進めています。 Monadとはどのようなプロジェクトなのかを改めてお聞かせください。 Monadは、まもなくメインネットのローンチを控える新しいレイヤー1ブロックチェーンです。 簡単に言えば、「SolanaとEthereumを掛け合わせたようなブロックチェーン」と捉えていただくと分かりやすいでしょう。 Monadは完全なEVM互換性を備えており、Ethereumエコシステム上で稼働している既存のスマートコントラクトを、修正することなくそのままMonad上にデプロイすることが可能です。さらに、非常に高い処理性能を有しており、1秒間に1万件以上のトランザクションを処理できるスピードを実現しています。 EVM互換 Ethereum Virtual Machineの略で、Ethereum上で動作するスマートコントラクトをそのまま利用できる互換性を指す。 Monad 101 translation by yuki Monadのメインネットローンチを目前に控え、これまでの主要なハイライトや成果についてお聞かせください。 私たちが進めてきた数ある取り組みの中で、特に印象的だったのは「Monad Madness」です。 Monadは多くの創業者やビルダーを支援していますが、この「Monad Madness」は、すでに優れたプロダクトを持ちながらも、メインネットでの展開を模索している後期段階のビルダーを支援するための取り組みでした。 「Monad Madness」は、資金調達を控えたプロジェクト向けのピッチコンペティションとして開催され、トップ10チームを選出してオフラインステージでの発表を行いました。審査員には著名なベンチャーキャピタル(VC)の投資家を招き、審査を実施しました。 その結果、総額200万ドル(約3億円)以上の賞金を提供することができ、これらのチームは現在、Monad上で順調に開発を進めています。 Monad | 公式ブログ Monad 101 translation by yuki Monadのゲームアプリ「Loot Go」について、詳しくお聞かせください。 LootGOは、歩きながら遊ぶ宝探しアプリです。ポケモンGOのように歩くことで、ミームコインやホワイトリスト(WL)などのクリプト報酬を獲得することができます。iOSおよびAndroid向けに提供されており、誰でも手軽にダウンロードして利用可能です。 Monadのテストネット上では、70以上のプロジェクトからの報酬を配布しており、$BONKとのキャンペーンでは約800万円相当の$BONKトークンをユーザーに提供しました。 LootGOは、日常の歩行習慣とカジュアルなガチャ体験を組み合わせることで、無料で簡単に始められる体験を提供するとともに、Monadエコシステム内のプロジェクトを知るきっかけとなるアプリとなっています。また、多様な報酬を用意することで単一トークンへの依存を避け、マーケティングプラットフォームとしての収益構造を備えた、持続可能かつ拡張可能な体験を実現しています。今後は決済機能の導入も予定しており、「来店 → 報酬獲得 → 決済」という一連の流れをつなげたロケーションマーケティングの実現を目指しています。 現在はテストネット段階ながら、約1万人のデイリーアクティブユーザー(DAU)を維持しており、30日後の継続率は58%と高い水準を誇ります。 LootGo | 公式website 今後のMonadの展開やロードマップについてお聞かせください。 Monadについて これまでMonadは、テストネット環境であったこともあり、主にWeb3ネイティブのエコシステムプロジェクトやインフラのオンボーディングに注力してきました。しかし、今後メインネットをローンチすることで、より多くの実用的なリアルワールドプロジェクトをオンボードできるようになります。 特に注目すべき分野は、機関投資家や企業向けユースケースです。稼働中のプロダクトを持つ現在、従来型のビジネス企業とも実際に対話できる環境が整ったことが大きな理由です。 LootGOについて メインネットのローンチに合わせて、「LootGO COMPASS」と呼ばれるGenesis NFTを公開する予定です。 これはLootGOの初期コミュニティメンバーであることを示す証であり、ブースター機能やアーリーアクセス権を備えたGenesis NFTコレクションとなります。今後のプロジェクトの中核を担う重要な要素であり、共に未来を築くための指針となります。 さらに、シーズンイベントやコレクションなど、ゲーム性を高める新機能も順次導入していく予定です。加えて、報酬の利用用途として「決済」や「ステーキング」にも注力し、クリプト初心者でも簡単に始められる“クリプトネオバンク”の実現を目指しています。 クリプトネオバンク 暗号資産を活用した初心者向けの金融サービス。決済・ステーキング・報酬獲得などを一体化して提供するプラットフォーム。 Monad Mainnet Launch Countdown | X Monadが次世代のレイヤー1として確固たる地位を築くために必要な要素は何だとお考えでしょうか。 実際のところ、Monadが必要とする要素は一つだけではありません。いわゆる「最後のピース」が存在するわけではなく、私たちはまだ、非常に長い旅の始まりに過ぎないと考えています。 SolanaやSuiのような他のブロックチェーンを凌駕するためには、多くの要素が必要となります。しかしながら、特に重要なものとして、二点を挙げることができます。 第一は、初期段階のエコシステムプロジェクトです。私たちは、LootGoのYukiのように長期的な視点を持つ非常に初期段階の創業者を支援しています。そのため、各種アクセラレータープログラムを実施しており、Founder Residencyのような初期創業者支援プログラムも整備しています。 第二は、地域コミュニティの育成です。日本や韓国などの地域コミュニティを育成することで、ローカルネットワークの基盤を強化していくことを目指しています。 Monad Founder residency 最後にひとことお願いします。 メインネットのローンチは、長い旅路の始まりにすぎません。 今後、Monad上で展開されるさまざまなアプリケーションにも、ぜひご注目ください。 また、11月末から12月初旬にかけては、日本の皆さまにも馴染みのある強固なパートナーシップを発表する予定です。どうぞご期待ください。 まとめ 今回のAMAでは、完全EVM互換かつ高速処理を実現する次世代のレイヤー1チェーン「Monad」の強みやエコシステムが語られました。 Monadは、Web3ネイティブプロジェクトのオンボーディングに加え、今後は機関投資家や企業向けユースケースなど、幅広いプロジェクト展開にも注力していく予定です。 さらに、初期創業者支援や地域コミュニティの育成を通じて、持続可能なエコシステムの構築を目指しています。 Monad上で開発されるゲームアプリ「LootGO」は、歩いて遊ぶ宝探しアプリとして、日常の習慣とカジュアルなガチャ体験を融合させ、ユーザーに手軽で楽しい体験を提供しています。今後はGenesis NFT「LootGO COMPASS」の公開や新機能の導入、報酬活用の拡充を通じて、より幅広いユーザー体験と経済圏の拡大を予定しています。 メインネットローンチは、Monadにとって長い旅の始まりに過ぎません。今後登場する新たなアプリや発表されるパートナーシップにも、ぜひご注目ください。 関連リンク Monad Website | X (Twitter) | Discord LootGo Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:akii X (Twitter) | Link3

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2025/11/07自分だけのAIを育てて収益化を実現「Fraction AI」AMAレポート
執筆::summerchon 自分専用のAIエージェントを作成・進化させ、他ユーザーのAIと競わせることで報酬を獲得できる分散型AIトレーニングプラットフォーム「Fraction AI」のAMAを、boarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、従来の学習しないボットとは一線を画すFraction AIの仕組み、2,500枚限定のNFT「FOXX」、そして「$FRAC」のユーティリティについて伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2025年10月30日(木)21:00 JST 場所:bb Discord AMA-Voice X(twitter) Giveaway:50USDC × 4名 自分だけのAIを育てて収益化を実現! 「Fraction AI」のAMAを開催✈️ ⏰ 10月30日(木)21:00 🎁 Giveaway:50 USDC × 4名 ✅ Like, RT & Follow ↓ @FractionAI_xyz & @bb_jpdao ✅ Join AMA ボイス ▶️ https://t.co/KDEmwv7ux3 チャット ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 💁♂️ スピーカー:@0xshai |… pic.twitter.com/GDUGIx96Wj — boarding bridge (@bb_jpdao) October 24, 2025 スピーカー ・Shashank | Co-founder & CEO of Fraction AI ・Mitsuri | Guest Speaker ・AKI | boarding bridge (敬称略) 質問トピック 自己紹介 Shashank | X Fraction AIの創業者兼CEOのShashank(Shai)です。 元々はゴールドマン・サックスで金融エンジニアとして働き、その後マイクロソフトでAI研究に携わっていました。「AIが人間の意思決定をどう変えられるか」というテーマをずっと追いかけています。 Fraction AIは、誰もが自分のAIエージェントを持ち、それを成長させて収益化できる世界を目指しています。ローンチからわずか4ヶ月で16万体以上のエージェントが誕生し、400万回以上のセッション(対戦)が行われました。本日は私たちのビジョンや仕組みを分かりやすくお話しできればと思います。 Mitsuri | X Mitsuriです。 普段はクリプトコミュニティ「OtakuLabs」でアドミンをしています。 今日はこのAMAを通して、皆さんと一緒にFraction AIについて楽しく学んでいけたら嬉しいです。普段はAMAに出ることがないので緊張していますが、よろしくお願いします! Fraction AIについて教えてください。 Fraction AIは、AIエージェントのための世界初の分散型自動トレーニングプラットフォームです。何千ものAIエージェントが専門領域で競い合い、その経験から学習(強化学習)して進化していきます。 私たちが解決したいのは、「現在の暗号資産市場の86%は、学習しない固定的なボットによって動かされている」という課題です。 Fraction AIは、エージェントが実際に行動し、互いに学び合い、常に賢くなっていく唯一のプラットフォームです。ユーザーは、コードを書く必要はなく、英語で簡単な指示を出すだけで自分専用のAIエージェントを作成できます。 私たちの目標は、DeFi(分散型金融)やステーブルコインの運用など、オンチェーン上のあらゆる取引をより知的にすることです。常に進化するAIエージェントを通じて、オンチェーン上の巨額な資金を最も効率的に運用できる世界を目指しています。 Fraction AI | 公式サイト ユーザーはどのようにして報酬を獲得できますか? Fraction AIには、ユーザーの貢献度に応じて「Fractals」と「FAPs」という2種類の報酬システムがあります。 Fractals(フラクタルズ) プラットフォームへの貢献 Fraction AIのアプリ(DApp)上で、AIエージェントを作成・トレーニングすることで獲得できるポイントです。 AIエージェントのパフォーマンスが高いほど、またプラットフォームを長く利用するほど、より多くのFractalsを獲得できます。つまり「どれだけ優秀なAIを育てたか」が直接報酬につながります。 FAPs(ファップス) ソーシャルメディアでの貢献 「Fraction AI Attention Points」の略で、X(旧Twitter)などのSNSでの活動に対して与えられるポイントです。 Fraction AIに関する有益な情報を発信したり、他のユーザーの投稿に反応(リポストやいいね)したりすることで、独自のシステムがそれを検知し、自動的にポイントが付与されます。 このように、AIの育成という実質的な貢献と、コミュニティを盛り上げる活動の両方が評価され、報酬につながる仕組みになっています。 Fraction AI | 公式サイト FOXX NFTと$FRACについて教えてください。 FOXX NFTはFraction AIが発行する最初で、おそらく唯一のNFTコレクションです。デジタルAIアシスタントとして機能し、それぞれが独自の個性やスキルを持ちます。 保有するメリットは明確で、プラットフォーム内での活動に対する報酬(FractalsとFAPs)がブーストされ、より多く獲得できるようになります。また、限定イベントへのアクセス権など、初期のサポーターとしての特別な特典も用意されています。 $FRACは知性を価値に変える通貨として、エコシステムの中心的な役割を担います。主な用途は以下の3つです。 ステーキング運用 エージェントを稼働させるためにトークンをステーク(預け入れ)します。優秀なエージェントほど必要なステーク量は少なく済みますが、失敗すれば失うリスクもあります。 インテリジェンス・マイニング 価値ある戦略や新しい発見を提供したエージェントは、その成果に応じてトークン報酬を獲得できます。 価値の循環 プラットフォームの手数料はトークンの買い戻しに使われます。ネットワークが成長するほどトークンの希少性が高まり、価値が向上しやすい設計(デフレモデル)になっています。 FOXX | mintページ 今後のロードマップや最終的なビジョンを教えてください。 Fraction AIは、ブロックチェーン上の経済活動をより賢くするインテリジェンス(知能)レイヤーになることを目指しています。 短期目標 直近の数ヶ月は、特にDeFi(分散型金融)領域に注力します。ユーザーが他人の優秀なエージェントを借りて利回りを最適化できるような、現在よりもさらにシンプルな仕組みを提供する予定です。 また、TGE(トークン生成イベント)を実施し、エージェント数を現在の15万体から100万体へ拡大すること、そして日本を含むアジア市場での成長を加速させることを目指します。 中長期ビジョン 中期的にはプラットフォームを開放し、誰もが専門的なエージェントを作れる環境を整えます。 そして長期的には、DeFiだけでなくゲームや実世界資産(RWA)など、あらゆる分野のエージェント活動の中心地となり、ブロックチェーン上の巨額な資金が、AIによって自動的かつ知的に運用される世界を実現します。 FOXX NFTのレア度はどのように決まりますか? 各FOXX NFTには様々な特性(トレイト)があり、その組み合わせでレア度が決まります。 レアリティは大きく分けて「コモン」「レア」「レジェンダリー」の3段階です。デザイナーが定義した希少な特性を多く持っているほど、より高いレアリティに分類されます。 レアリティが高い(ティアが上がる)ほど、見た目が豪華になるだけでなく、獲得できる報酬などのメリットも大きくなるように設計されています。 Fraction AI | X AIエージェントのパフォーマンスはどのように評価されますか? 評価基準は、エージェントが参加するスペースによって異なります。 例えば、BTCトレーディングのスペースであれば「24時間でどれだけ収益を上げたか」、サッカーゲームのスペースであれば「管理したチームが試合に勝ったか」が基準になります。またDeFiスペースでは、リスクに対するリターンの効率を示す「シャープレシオ」などが使われることもあります。 このように、各スペースの目的に合わせてコミュニティや作成者が最適な評価基準を設定しています。 Fraction AI | 公式サイト ゲーム系のスペースが多いですが、今後もこの分野を拡大しますか? はい、直近の数週間は特にDeFi(分散型金融)スペースの強化に注力しています。 現在開発中の機能として、他のユーザーが作成した優秀なAIエージェントを借りて、自分の資産運用を任せることができる仕組みなどを準備しています。これにより、自分でエージェントを1から作らなくても、トップクラスのAIを活用できるようになります。 DeFiの次は基本的にコミュニティ主導で決定します。こんなスペースが欲しいというフィードバックがあれば、柔軟に追加していく予定です。 Fraction AI | 公式サイト 技術やユーザー体験の面で、他のAIプラットフォームとどう違いますか? 最大の違いは、Fraction AIが真のAIエージェントを作成できる唯一のプラットフォームだということです。 他の多くのプラットフォームは、コードが必要だったり、エージェントを作っても単にトークンを発行して終わりだったりすることが多く、その後成長することはありません。 Fraction AIでは、コードは一切不要です。誰でも簡単な言葉で指示を出すだけでエージェントを作成できます。そして何より重要なのは、作成されたエージェントが行動し、その結果から学習し、時間とともに継続的に賢くなっていく点です。これこそが真の知能であり、他のプラットフォームにはない決定的な違いです。 まとめ 今回のAMAでは、従来の学習しない固定的なボットとは一線を画す、進化するAIエージェントのための分散型プラットフォーム「Fraction AI」の全貌が語られました。Fraction AIは、誰もがノーコードで自分だけのAIエージェントを作成でき、それらが相互に競い合い、強化学習を通じて継続的に賢くなっていく点が最大の特徴です。 エコシステムは、プラットフォーム貢献(Fractals)とSNS貢献(FAPs)という2軸の報酬システムによって支えられています。さらに、報酬ブースト効果を持つ初のNFTコレクション「FOXX」や、ステーキングや価値の循環を担う「$FRAC」の導入により、経済圏はさらに強固なものとなります。 今後は、特にDeFi領域へ注力し、優秀なエージェントを借りて資産運用できる仕組みなどを導入予定です。長期的にはあらゆるオンチェーン資本をより知的に動かすWeb3のインテリジェンスレイヤーとなる壮大なビジョンが示されました。 Web3とAIの融合を誰もが参加できる形で実現しようとするFraction AIの今後の動向にぜひご注目ください。 関連リンク Fraction AI Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:summerchon X (Twitter) | Link3

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2025/11/01DeFiに固定金利オークションという新しい選択「Term Finance」AMAレポート
執筆:MARU 金利の安定性と取引の透明性を重視し、三者間レポ取引をオンチェーンで実現するレンディングプロトコル「Term Finance」のAMAを、CryptoTimes公式コミュニティboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、Term独自の金利決定モデルや具体的な利用方法、$TERMトークンの役割、さらにPlasmaとの連携や今後のロードマップについて伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2025年10月26日(日)21:00 場所:bb Discord & X Space Giveaway:100 USDC × 5名 DeFiに固定金利オークションという新しい選択 「Term」のAMAを開催✈️ ⏰ 10月26日(日)21:00 🎁 Giveaway:100 USDC × 5名 ✅ Like, RT & Follow ↓@term_labs & @bb_jpdao ✅ Join AMA ボイス ▶️https://t.co/8C74WSzcp0 チャット ▶️https://t.co/bEK7ely4lb 💁♂️スピーカー:@dionchu | Term… pic.twitter.com/vddj0Y6Tq7 — boarding bridge (@bb_jpdao) October 19, 2025 スピーカー ・Dion | CEO of Term Labs ・taka | boarding bridge ・Aki | boarding bridge (敬称略) 質問トピック 自己紹介 Dion | X Term Labsの共同創業者でありCEOを務めるDionです。当プロトコルでは、透明性の高い固定金利オークション方式を採用することで、借り手・貸し手ともに安定したレンディング体験を提供しています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。 taka boarding bridgeのtakaです。個人的にもTermを利用しています。固定金利オークションという独自の仕組みを採用していて一見難しそうに見えますが、実際にはユーザーが手軽に使える機能もあります。本日はそのあたりを中心に話していきたいと思います。 Term Financeとはどんなプロジェクトか教えてください。 Termは、DeFi(分散型金融)領域におけるレンディング分野に、安定性と予測可能性をもたらすことを目的としたプロジェクトです。Aaveなどの既存レンディングプロトコルと構造は似ていますが、すべてのローンを固定期間・固定金利で提供するという点が大きな違いです。 DeFiの世界では、DEX(分散型取引所)とレンディングが二大基盤として存在します。レンディングは、暗号資産を担保として他の資産を借りる仕組みであり、多くのプロトコルでは、借入額以上の担保を預け入れる過剰担保方式を採用しています。 たとえばBTCやETHなどの保有資産を長期的に持ち続けたい投資家が、これらを売却せずに担保として預け入れ、USDCなどのステーブルコインや他の暗号資産を借りることで、資産を手放さずに資金を活用することが可能です。この方法は、利確扱いを避けることで税務上の計算を簡略化できるという点でも、多くのユーザーに利用されています。 しかし従来のレンディングでは、金利が市場の需給や流動性によって常に変動してしまうため、運用の見通しが立てにくいという課題がありました。たとえば、貸出金利が数パーセント変動することも珍しくなく、長期的な資金計画を立てる上での不安要素となっていました。 Termは、この課題を固定金利オークションによって解決します。貸し手と借り手が非公開のオークションによりマッチングします。この仕組みにより、契約期間中は金利が変動せず、借り手は返済額を正確に把握でき、貸し手は安定した利回りを得られるようになります。つまり、Termは変動金利の不安を取り除き、安定的に運用できるレンディングプロトコルです。 固定金利オークションの入札画面 | Term Finance アプリ 固定金利オークションの仕組みはどんな利点がありますか? Term Financeが採用する固定金利オークションは、従来のAMM型レンディングとは異なる仕組みで、金利決定の透明性と資金効率を両立させています。このモデルによって、DeFiのレンディングを時間と信用を取引する本来の市場構造へと進化させることを目指しています。 従来のAaveなどに代表されるAMM方式では、貸し手と借り手が共通の資金プールを利用し、流動性の需給によって金利が常に変動します。この仕組みには二つの課題があります。一つは、使われずにプール内で待機する資金(アイドル・リクイディティ)が発生すること。もう一つは、利用するタイミングによって金利が大きく変動し、安定的な資金運用が難しいことです。 Term Financeは、これらの課題をオークション形式のマッチングモデルによって解決しています。貸し手は「この金利以上なら貸したい」、借り手は「この金利以下なら借りたい」という条件をブラインドオークション形式(他の入札内容が見えない仕組み)で提示します。すべての入札が終了すると、市場の需給に基づいて単一のクリアリングレート(金利)が決定されます。この金利は契約期間中は変動せず、借り手は返済額を、貸し手は利回りをあらかじめ把握できるため、安定した運用が可能になります。 また、オークションの実行から清算までのすべてのプロセスはオンチェーンで完結します。これにより、中央管理者を介さずに透明で監査可能な金利市場が成立しています。 この設計は、伝統金融における三者間レポ取引(Triparty Repurchase Agreement)に着想を得ています。レポ取引とは、借り手が保有する証券を一時的に売却し、一定期間後に買い戻す契約を通じて資金を調達する仕組みです。Termは、このモデルをオンチェーンに置き換えることで、第三者を必要とせず、スマートコントラクトによって安全かつ効率的に担保を管理します。 Termのオークションは数週間から最大1年程度の期間で設定され、ユーザーは希望する金利と期間を指定して参加します。貸し手は安定した利回りを得ることができ、借り手は固定金利でコストを予測しながら資金を利用できます。こうした仕組みにより、TermはDeFiのレンディングをより効率的で安定的なものへと進化させています。 AMM 自動マーケットメイカーの略。流動性プールを活用し、需給バランスに応じて金利や価格を自動調整する仕組み。 アイドル・リクイディティ プール内に預けられているものの、貸出や取引に使われず遊んでいる資金。資本効率を下げる要因となる。 クリアリングレート オークションにおいて、貸し手と借り手の条件が一致し約定が成立する最終的な金利水準。 標準的な三者間レポ取引の流れ | Term Finance Docs $TERMトークンは現在どのように使われていますか? Termのネイティブトークンである$TERMは、プロトコルのガバナンス(運営参加)に使用されています。このトークンを保有し、ステーキングすることで、ユーザーはプロトコルの意思決定に関わる投票権を得ることができます。 ガバナンスの対象には、たとえば新しい担保資産の追加、プロトコルパラメータの調整、アップグレード提案の承認などが含まれます。これらの提案はTally上で公開され、$TERM保有者は投票を通じて賛否を示します。決議が可決された場合でも、24時間のタイムロック期間が設けられており、その間に$TERMをステーキングしている保有者が「拒否(VETO)」を行うことが可能です。 この仕組みにより、重要な変更が拙速に実行されることを防ぎ、プロトコルの安全性と透明性を担保しています。 また、将来的には$TERM保有者がプロトコル収益の一部を受け取れるようなレベニューシェア機能の導入が予定されています。具体的には、オークション手数料によるプロトコル収益が安定した段階での実装を予定しています。これにより、将来的なプロトコルの成長とともに、$TERMがガバナンスとリワードの両面で機能するトークンとして活用されることが期待されます。 レベニューシェア プロトコルが得た手数料や収益の一部を、条件に応じてトークン保有者やステーカーに分配する仕組み。 $TERMトークンのガバナンス画面 | Tally「Term Token」 おすすめのTermの始め方を教えてください Termの魅力は、オークション形式で金利が決まる固定金利レンディングを体験できる点にあります。貸し手と借り手が希望する金利条件を提示し、マッチした時点で金利が確定する仕組みは、DeFiならではの楽しさがあります。ただし、オークションは周期的に開催されるため、タイミングが合わないこともあります。 そのような時におすすめなのが、公式アプリ内の「Earn」ページです。ここでは、オークションの開催を待たずに、ワンクリックで固定金利を確定し、すぐに運用を始めることができます。「Earn」で利用できる貸付ポジション(=オークションで成立した固定金利の契約)は、マーケットメイカーが再販売する二次市場のような仕組みで提供されています。オークションを待たずに固定金利で貸し出せる点が大きな特徴です。 さらに、より柔軟な運用をしたい人には「Meta Vaults」ページもおすすめです。ここでは、ステーブルコインを預けるだけで、Termの固定金利ポジションを含む複数の戦略に自動分散されます。一部に変動金利の要素もありますが、全体として安定性が高く、運用内容はすべてオンチェーン上で公開されています。 Termは専門的な仕組みを持ちながらも、初心者でも始めやすい設計になっています。 マーケットメイカー 市場で売り手と買い手の間に入り、常に流動性を提供する役割を担う参加者。取引が円滑に成立するように、一定の価格帯で資産の売買を行う。DeFi領域では、オークションで成立したポジションやローンを二次市場で販売・供給する形で流動性を支えている。 「Earn」ページ | Term Finance アプリ 直近のアップデートと今後のロードマップを教えてください 先日のPlasmaのメインネットローンチに伴い、「Plasma USDT0 Meta Vault」をリリースしました。Plasmaは、ステーブルコインと実世界資産(RWA)への応用を軸に、Web3と実社会の金融をつなぐことを目指すプロジェクトです。 こちらはPlasmaのエコシステムリワードの対象となっており、通常の金利に加えて高いAPRが提供されることで注目されています。 Termはステーブルコインの固定金利レンディングの分野でリードしており、Plasmaとは理想的な補完関係を築いています。Plasmaが今後、自社のネオバンク構想(デジタルバンクの仕組み)を推進していく中で、Web2の銀行体験に慣れた新たな層がWeb3に流入することが予想されます。その際、Termは固定金利を軸とした安定した利回りを提供し、Web3の金融基盤としての役割を担います。 さらに、Termの開発ロードマップとして、現在「Term V2」の開発が進行しています。V2では特に以下の2点に注力しています。 1.ユニバーサルルーターによる操作性の向上 複数の承認や送信操作を一括処理できる仕組みを導入し、借り手もワンクリックでローン操作が可能になります。これにより、ユーザー体験(UX)が大幅に向上する見込みです。 2.インテントベースの注文モデルの導入 ユーザーがウォレットでメッセージ署名を行うだけで、条件付きの注文(指値注文)を出せる仕組みです。0x ProtocolやOpenSeaの設計に近く、より柔軟かつ効率的な取引が可能になります。 これらのアップデートにより、Term Financeはレンディング体験のさらなる自動化とUX改善を進め、より多くのユーザーにとって利用しやすい金融プラットフォームとなるよう開発が進められています。 ユニバーサルルーター 複数のスマートコントラクト呼び出しを1つのトランザクションにまとめる技術。ユーザーは複雑な操作を一括で完了でき、ガス代と操作時間を削減できる。 インテントベースモデル ユーザーが希望条件(意図)を署名して提示し、ブロックチェーン上の他者がその条件を満たす形で取引を成立させる仕組み。従来のオンチェーン注文より効率的に流動性を引き出すことができる。 Term is LIVE on Plasma Mainnet Beta! Be an early depositor in the Plasma USDT0 Term Meta Vault and score extra XLP rewards! Discover why Term is a Day 1 lending partner and get the details on those early adopter rewards! 🧵 pic.twitter.com/mhmKkejxyZ — Term Labs (@term_labs) September 25, 2025 Plasma USDT0 Meta Vaultローンチ告知投稿 | Term Labs公式X Term Financeはどのチェーンに対応していますか? オークションは現在、Ethereum、Base、Plasma、Avalancheの4つのネットワークに対応しています。またMeta VaultはEthereum、Plasma、Avalancheの3つをサポートしており、今後も対応ネットワークを増やしていく予定です。 なぜ固定金利オークションを採用したのですか? Termが固定金利オークション方式を採用しているのは、レポ取引などの伝統的な金融の仕組みをオンチェーン上で再現するためです。すべての入札・マッチング・清算がスマートコントラクトによって自動実行されるため、透明性が非常に高く、公正な金利形成が実現します。 さらに、機関投資家が固定金利レポ取引を日常的に利用しており、今後は米国債などRWAのオンチェーン化とともに、こうした取引が広がると見られています。Termはその先駆けとなるプロトコルの一つです。 特定のマーケットメイカーがオークションを買い占める可能性はありますか? 理論上は可能ですが、買い占めるほど落札価格が上がり、利回りが下がるため、誰も購入しなくなります。つまり、市場原理によって自動的にバランスが保たれる設計になっています。 まとめ 今回のAMAでは、Term Financeが採用する固定金利オークションモデルの仕組みや、既存のDeFiレンディングとの違い、$TERMトークンの役割、そして今後の開発ロードマップについて詳しく共有されました。 Termは、オークション形式で貸し手と借り手をマッチングすることで一定期間内における変動金利による不確実性を解消しています。これにより、双方が金利変動の影響を受けずに安定した取引を行うことができます。すべての入札・清算プロセスはスマートコントラクトによって自動実行され、透明性と安全性を兼ね備えた設計となっています。 また、Plasmaとの連携を通じてWeb2的な金融体験をWeb3環境に取り入れる取り組みが進んでおり、今後リリース予定のTerm V2では、ユニバーサルルーターとインテントベースモデルの導入によって操作性と効率性の向上が図られています。これらのアップデートにより、DeFiレンディングをより多様な層が利用しやすくなることが期待されています。 関連リンク Term Finance Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge Website | X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:MARU X (Twitter)

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2025/10/28より速く、Solanaのその先へ!「Solayer」AMAレポート
執筆:summerchon ハードウェアアクセラレーションの採用により毎秒30万件以上のトランザクション処理を目指すSVMレイヤー1「Solayer」のAMAを、CryptoTimes公式コミュニティboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、Solayerの核となる技術「InfiniSVM」の仕組みや、暗号資産デビットカード「Emerald Card」、利回り付きステーブルコイン「sUSD」、そしてネイティブトークン「$LAYER」のユーティリティや今後のロードマップについて伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2025年10月21日(火)23:00 JST 場所:bb Discord & X Space Giveaway:50USDC × 4名 より速く、Solanaのその先へ 「Solayer」のAMAを開催✈️ ⏰ 10月21日(火)23:00 🎁 Giveaway:50 USDC × 4名 ✅ Like, RT & Follow ↓@solayer_labs & @bb_jpdao ✅ Join AMA ボイス ▶️ https://t.co/57QV0D2JIQ チャット ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 💁♂️ スピーカー:@0xJsum | Head of… pic.twitter.com/4HE9B5LhRV — boarding bridge (@bb_jpdao) October 15, 2025 スピーカー ・Joshua | Head of Product at Solayer ・ビニール | Guest Speaker ・AKI | boarding bridge (敬称略) 質問トピック 自己紹介 Joshua | X Solayerでプロダクト責任者を務めているJoshuaです。私のバックグラウンドはDeFi、クオンツ、そしてAIの分野にあります。 Solayerでは、AIや高頻度取引(HFT)の技術を応用し、ハードウェアの力でブロックチェーンを高速化するハードウェア加速型ブロックチェーンの開発に取り組んでいます。本日はよろしくお願いいたします。 ビニール | X ビニールと申します。本日はゲストスピーカーとして参加させていただきます。 普段はEthereumインキュベーターであるFracton Venturesでインキュベーション・リードを務めています。Solayerチームの方とは大阪でご一緒したご縁もあり、本日呼んでいただけて光栄です。よろしくお願いいたします。 Solayerの目指しているビジョンやコンセプトを教えてください。 Solayerは、高速・低遅延なアプリケーションを支えるハードウェア加速型のレイヤー1(※1)ブロックチェーンを構築しています。 私たちの「InfiniSVM」は、SVM(Solana Virtual Machine)(Solanaの実行環境)と完全な互換性を持っています。現在、開発者向けのメインネット・アルファ版が公開されており、毎秒30万件以上のTPS(※1)を処理可能です。 (※参考:BTCが約7 TPS、ETHが約15〜30 TPS) これは、実運用環境において暗号資産業界で確認された中でも最速クラスの性能です。元々はSolanaのリキッドステーキング(※2)プラットフォームとして始まりましたが、現在は自前のレイヤー1開発と並行し、後述する決済カードなど、Solanaエコシステムに必要なものをトレンドに合わせて提供しています。 TPS(Transactions Per Second) 1秒あたりに処理できる取引の数。ブロックチェーンの処理能力を示す指標 リキッドステーキング トークンをステーキングしてネットワークのセキュリティに貢献しつつ、預けた証明となるトークン(LST)を受け取る仕組み。このLSTはDeFiなどで自由に運用できるため、資産の流動性を保つことができる。 Solayer | X Solayerが展開するEmerald Cardについて詳しく教えてください。 SolayerのEmerald Cardは、ユーザーがSolana上のUSDCを、法定通貨に交換するオフランプの手間なしで、そのまま現実世界で使えるVISAデビットカードです。Apple PayやGoogle Payにも対応しています。 このカードの最大の特徴は、そのユニークなリワードプログラムにあります。 一般的なカードが自社のポイントしか提供しないのに対し、Emerald Cardは、Solayer自身からのリワードに加えて、Solayerと提携するエコシステム内のプロジェクトから、複数のリワードやエアドロップを獲得できる可能性があります。 さらに、「Solayer Travel」というEmerald Card保有者向けのホテル宿泊サイトを展開しており、マリオットなどの主要ホテルで最大65%の割引が受けられるといった強力な旅行特典も付帯しています。 Solayer Travel sUSDやsSOLについて詳しく教えてください。 まずsUSDは、Solana初となる利回り付きステーブルコインで、その価値は米国債の利回りによって裏付けられています。 一般的なステーブルコイン(例:USDC)も裏付けに米国債を持ちますが、その利回りは発行元(サークル社など)のものとなり、保有者には還元されません。sUSDは、その利回りを保有者に還元する点が決定的に異なります。 例えば、sUSDを保有しているだけで年利3.55%(※AMA時点)の利回りが得られ、1年後に償還(USDCに戻す)すると、元本に利回りが上乗せされて戻ってくるイメージです。これにより、利回りを生まない待機資産(USDCなど)を持ってしまう機会損失をなくすことができます。 一方のsSOLは、Solanaのリキッドステーキングトークン(※1)です。Solana上で最もパフォーマンスの高いバリデーター(検証者)を選定して構築されており、高いステーキング利回りを提供します。 これら2つは、私たちが開発した基盤的なプロダクトであり、将来的に私たちのInfiniSVMにも導入されます。これにより、Solayerチェーンの開発者は、安定的な米国債利回り(sUSD)と高利回り資産(sSOL)の両方に最初からアクセスできるようになります。 リキッドステーキングトークン(LST) ステーキングした暗号資産(この場合はSOL)の引換券となるトークン。元の資産はロックされたまま、このLSTを使ってDeFiなどで自由に資産運用ができる Solayer | 公式ブログ $LAYERのユーティリティと今後のロードマップについて教えてください。 $LAYERトークンは、Solayerエコシステム全体のガバナンストークンです。 それだけでなく、今後私たちが独自にローンチする高速レイヤー1のInfiniSVMにおいて、ネットワークのセキュリティを担うステーキングにも使用される、エコシステムの中心的なトークンとなります。 今後のロードマップとエコシステムの進捗は以下の通りです。 InfiniSVM(自社L1)のローンチ 現在、私たちのL1のInfiniSVMは、エコシステムチーム向けのプライベート版であるメインネット・アルファ段階にあります。これは2025年末にかけて、一般ユーザーが参加できるパブリックメインネットへと移行する予定です。 Solayer Accel(インキュベーター)の推進 私たちはInfiniSVM上で開発を行うスタートアップを支援するSolayer Accelというインキュベーションプログラム(※1)を運営しています。12月に卒業する第1期プロジェクト群は世界的なカンファレンスのSolana Breakpoint(※2)でその成果を披露する予定です。 インキュベーションプログラム 立ち上げ初期のスタートアップに対し、資金提供、技術支援、メンタリングなどを提供し、その成長を支援するプログラム Solana Breakpoint Solana財団が主催する、開発者やコミュニティが集う世界最大級の年次カンファレンス Solayer | 公式ブログ 既存システムのインフラ障害に対する耐性はありますか? Solayerは特定のインフラに依存しない、非常に高い耐障害性を持つよう設計されています。 多くのプロジェクトとは異なり、私たちはAWSのような単一のクラウドプロバイダーに依存せず、独自のサーバーインフラを管理しています。 そのため、仮に大規模なクラウド障害が発生したとしても、影響を受けるのはウェブサイト(フロントエンド)など一部にとどまり、Solayerのブロックチェーン自体は停止することなく動き続けます。実際に、先日のAWS(※1)障害の際も、私たちには一切のサービス障害は発生しませんでした。 AWS(Amazon Web Services) Amazonが提供する世界最大のクラウドコンピューティングサービス。Webサービスやゲーム、金融システムなど、世界中の多くのインSaaSのインフラとして利用されている Solayer Accelとハッカソンの違いは何ですか? Solayer Accelは短期の開発イベントであるハッカソンとは異なり、Solayerエコシステムのための長期的なインキュベーションプログラムです。 これは、私たちのInfiniSVM上で開発を行う有望なスタートアップを発掘し、投資・支援するためのプログラムです。高頻度取引やリアルタイム決済など、InfiniSVMの高速性能を活かせるプロジェクトを特に歓迎しています。 採択されたプロジェクトには、私たちから以下の手厚い支援が提供されます。 資金提供(投資) 技術サポート(Solayerのコアエンジニアによる直接のサポート) VC(ベンチャーキャピタル)の紹介 共同マーケティング支援 このプログラムを卒業したプロジェクトは、Solayerエコシステムの中核プロジェクトとして私たちと共に成長していくことになります。 Solayer | 公式ブログ Emerald Cardの日本市場での利用状況について教えてください 実は日本は私たちにとって最も急速に成長している市場の1つで、ユーザー数・取引量ともに世界でトップ2、またはトップ3に入る国です。 最大の理由は、日本の税制にあると考えています。日本では、暗号資産を法定通貨に交換する際、税金の計算が発生し非常に手間がかかります。 Emerald Cardを利用することで、元の暗号資産を売却せずにステーブルコインを借りて日常決済に利用できるため、この問題を回避できる点で日本のユーザーに強く支持されています。 利用傾向も興味深く、ドバイなどでは高級品やホテルの支払いが目立ちますが、日本ではセブンイレブンでの決済をはじめ、日常の食品や日用品の購入に多く使われているのが特徴です。 まとめ 今回のAMAでは、Solayerの驚異的な処理性能を目指す技術的な核心と、それを支える具体的なプロダクト群について詳しく語られました。 Solayerは、Solanaのリキッドステーキングから独自の高速レイヤー1であるInfiniSVM開発へと進化しています。その核となるのはハードウェアによる処理の高速化と、既存のインフラに依存しない堅牢なネットワークです。一方でEmerald Cardは、暗号資産を売却せずに直接決済できる点が日本の税制と噛み合い、世界トップクラスの利用率を日常決済を通じてすでに達成しています。 今後は、$LAYERトークンをガバナンスとステーキングの核とし、2025年末のパブリックメインネット移行を目指します。また、Solayer Accelインキュベーションプログラムを通じてエコシステム構築も活発に進められています。Solayerは、超高速な未来のインフラと、実用的な決済カードという現在の利便性を両輪で推進しており、Web3の新たな標準を目指すプロジェクトを目指しています。 関連リンク Solayer Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:summerchon X (Twitter) | Link3

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2025/10/24マルチチェーン取引プラットフォーム「LAB」AMAレポート
執筆:summerchon 直近の$LABセールでは目標の約30倍となる1,500万ドル以上の応募で注目を集めたマルチチェーン取引プラットフォーム「LAB」のAMAを、CryptoTimes公式コミュニティboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、LABが実現する「統合型トレードターミナル」の利便性や、手数料の80%をバーンに充てるデフレモデル、TGEとエアドロップの詳細について伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2025年10月12日(日)21:00 JST 場所:bb Discord AMA-Voice X(twitter) Giveaway:50 USDC × 6名 セール申込$15M超マルチチェーン取引インフラ 「LAB」のAMAを開催✈️ ⏰ 10月12日(日)21:00 🎁 Giveaway:50 USDC × 6名 ✅ Like, RT & Follow ↓@LABtrade_ & @bb_jpdao ✅ Join AMA ボイス ▶️ https://t.co/bbWknlfQaQ チャット ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 💁♂️ スピーカー:@vsadkovv |… pic.twitter.com/5h3SPTdZ65 — boarding bridge (@bb_jpdao) October 5, 2025 スピーカー ・Vova Sadkov | Founder of LAB ・suna | boarding bridge ・なこち | 通訳 ・AKI | boarding bridge (敬称略) 質問トピック 自己紹介 Vova Sadkov | X LAB創設者のVovaです。私は、CeFi(中央集権型金融)およびDeFi(分散型金融)におけるトレーディングと金融商品の設計・構築です。LABは、私自身が市場で実際に直面した取引ツールの分断というギャップを埋めるために生まれました。この業界に10年以上携わっていますが、今こうしてコミュニティに実質的な価値を還元できることを誇りに思っています。本日はよろしくお願いいたします。 suna | X はじめまして、Sunaと申します。普段はboarding bridge(bb)のローキャップ部屋(アルトコイン研究所)にて銘柄調査を行い、コミュニティの皆さんに情報共有をしています。今回のプロジェクトであるLABも、普段からトレードで愛用しているプラットフォームの1つです。本日はよろしくお願いいたします。 なこち | X はじめまして!本日通訳を担当しますなこちです!普段から様々なAMAにて通訳に入っていますが、ついにbbのAMAにも通訳に入れて嬉しいです!よろしくお願いいたします! LABとはどんなプロジェクトなのか教えてください LABは、私自身がトレーダーとして何年も前から欲しいと願っていたツールそのものです。従来の取引では、デリバティブ取引(パーペチュアル※1)、現物交換(スワップ※2)、市場分析(アナリティクス)が別々のタブやツールに分断されていました。 LABは、これら全ての機能を単一のコックピットに統合したマルチチェーン(※3)対応のトレードターミナル(※4)です。分析から取引実行までをシームレスに行うことで、タブを切り替えている間の機会損失を防ぎます。既にSolana、Ethereum、BNB Chain、Baseなど、主要なチェーンに対応しています。 パーペチュアル 永久先物とも呼ばれるデリバティブ取引の一種。満期がなく、レバレッジをかけた取引が可能なため、短期トレーダーに広く利用される スワップ 保有している暗号資産を、別の暗号資産に交換(両替)すること マルチチェーン Ethereum、Solana、BNB Chainなど、複数の異なるブロックチェーンに対応していること トレードターミナル 複数の取引所や市場の情報を集約し、分析から注文までを一元管理できる高機能な取引ダッシュボードのこと LAB | 公式サイト ユーザー視点でのメリットとLABの独自機能について教えてください。 最大のメリットは、取引の断片化を解消したことです。 多くのトレーダーは、分析ツール、現物スワップ、デリバティブ取引をそれぞれ別のタブやプラットフォームで開いています。LABは、これらすべてを単一のコックピットに統合します。これにより、分析から最適な価格検索(ルーティング)、チャート上からの直接注文までがシームレスに完結し、機会損失を防ぎます。 さらに、ユーザーには以下のような強力なメリットが提供されます。 超低コストの取引手数料 0.5%という手数料は多くのオンチェーン取引基盤の約半分の水準 業界最速クラスの取引処理 きわめて高速なトランザクション処理を実現 強力なリファラル(紹介)報酬 取引手数料のうち41%が紹介者と被紹介者に直接分配 デフレ型のトークンモデル(※1) プラットフォームが生み出す収益の80%がトークンの買い戻しとバーン(※2)に充当。これによりトークンの流通量が減少し、価値が向上しやすい $LABトークン保有による特典 トークンを保有することで、取引手数料の割引やステーキング(※3)による報酬も受けられる デフレモデル トークンの供給量が時間とともに減少していく経済モデル。市場での買い戻しやバーン(焼却)によって実現され、トークン1枚あたりの価値を高めることを目的とする 買い戻し・バーン プロジェクトが自らの収益を使って、市場から自身のトークンを買い戻し、それらを永久に使えないウォレットに送る(バーンする)こと ステーキング トークンを特定の場所に預け入れ(ロック)することで、ネットワークの運営に貢献し、報酬として利回りを得る仕組み LAB | X $LABのユーティリティやエアドロップについて教えてください。 $LABトークンの使い道(ユーティリティ)とエアドロップについてお答えします。 【トークンの使い道(ユーティリティ)】 $LABトークンを持つことで、ユーザーは取引手数料が安くなる、プレミアムツールにアクセスできる、ステーキングして報酬を得られるなど、多くのメリットを享受できます。 しかし最大のポイントは、LAB上の全ての取引が$LABトークンと結びついているというアラインメント(利害の一致)です。これにより、ユーザーは単なる利用者ではなく、プラットフォームの成長を共に担う一員となります。 【エアドロップとTGE】 $LABのエアドロップ配布は、10月のTGE(※1)にて実施予定です。 具体的なスケジュールは、10月14日にDiscordおよびX(Twitter)で告知されます。 「今から参加しても遅いですか?」という質問をよく頂きますが、全く遅くありません。 LABのエアドロップは3つのステージに分かれています。 第1ステージ:終了 第2ステージ:既に始まっています 第3ステージ:今後開催されます 今からでも第2ステージ、第3ステージのエアドロップに参加可能です。ポイントを獲得する主な方法は以下の3つです。 アクティブな取引 LABで取引を行うこと。取引ボリュームを最も重視 コンテンツ制作 LABに関する情報発信やコンテンツを制作する フィードバックの提供 プラットフォームを実際に使い、改善のための具体的なフィードバックを提供する TGE(Token Generation Event) トークンが最初に生成され、市場やコミュニティに配布されるイベントのこと LAB | X 今後のロードマップについて教えてください。 TGE後、LABは本格的に始動します。TGEはLABが創設者個人のプロジェクトからコミュニティが運営するプロトコルへと移行する転換点です。 今後は、対応チェーンやデリバティブ(パーペチュアル)市場を順次拡充していくと同時に、プロジェクトの分散化を進めます。最終的には、$LABトークンの保有者が開発の優先順位やインセンティブ配分などを投票で決めるガバナンス(※1)体制に移行します。 次の1年間は、以下の3つの軸でスケーリングを進めます。 Depth(深さ) 流動性の拡充、取引の執行品質の向上、上級者向けツールを強化 Breadth(広がり) 対応チェーンをさらに拡大し、トレーダーがいる全ての場所でLABを使えるようにする Alignment(整合) 報酬、買い戻し&バーン、ガバナンスを通じて、トークンの価値がユーザーに還元され続ける設計を維持 私たちの長期ビジョンは明快です。暗号資産の取引を行う人なら、誰もが毎日最初に開く標準ターミナルになることです。 ガバナンス プロジェクトの運営方針について、トークン保有者が投票によって意思決定に参加する仕組み LAB | X ソラナ以外のチェーンを使ってもエアドロップに反映されますか? はい、もちろんです。 LABでは、Solana、BNB Chain、Baseなど、対応している全てのチェーンでの取引がエアドロップの対象となります。 全てのチェーンでの取引量が合算されて、エアドロップのポイントに反映されます。 ただし、一点ご注意いただきたいのは、エアドロップとして配布される$LABトークン自体はBNBチェーン上で配布される予定です。取引はどのチェーンで行っても構いませんが、受け取りはBNBチェーンになります。 LAB | X 初心者でもLABを使いこなせるチュートリアルやサポートはありますか? はい、現在、初心者向けのチュートリアルビデオを多数準備しており、それらは公式Discordコミュニティで順次公開しています。 LABのDiscordでは、初心者から経験豊富なトレーダーまで、あらゆるレベルの方を歓迎しています。コミュニティに参加した後、モデレーターに声をかけていただければ、チュートリアルを案内することが可能です。 今後、NFTをローンチする予定はありますか? はい、計画しています。 TGE(トークン生成イベント)の後に、何かしらのNFTミントを予定しています。 現在、パートナー企業と共同で何か特別なものを水面下で準備している段階です。まだ詳細はお話しできませんが、ぜひ楽しみにしていてください。 $LABトークン保有者には、ガバナンス権(運営への投票権)が与えられますか? はい、もちろんです。 TGE(トークン生成イベント)は、LABが創設者個人のプロジェクトから、コミュニティが運営するプロトコルへと移行する転換点です。 将来的には、LABの運営を段階的に分散化し、$LABトークンの保有者が開発の優先順位やインセンティブ配分などを投票で決めるガバナンス体制に移行する計画です。 また、ガバナンスに加えて、$LABトークンはエコシステムの中心として、強力なデフレモデルを採用しています。プラットフォームが生み出す収益の80%は、トークンの買い戻しとバーンに充てられます。これにより、トークンホルダーの皆様に価値が還元されると同時に、トークンの供給量が減少し、価値が向上しやすい設計になっています。 今回のエアドロップでの割り当ては総供給量の何パーセントですか? はい。報酬に関する割り当ては、大きく2つの枠で構成されています。 エアドロップ(総供給量の10%) まず、先ほどご説明した3つのステージ(第1〜第3)にわたるエアドロップの原資として総供給量の10%を割り当て (※この10%を各ステージにどのような割合で配分するかは現在内部で議論中) エコシステム・リワード(総供給量の20%) さらに、上記の10%とは別に、20%をエコシステム・リワードとして確保。これも、LABプラットフォームをアクティブに利用・取引してくださるユーザーの皆様に報酬として付与 つまり、エアドロップ(10%)とエコシステム・リワード(20%)を合わせ、合計で総供給量の30%がコミュニティへの報酬やファーミングなどに充てられる設計となっています。 LAB | X まとめ 今回のAMAでは、直近のセールで目標の30倍となる1,500万ドル以上の応募を集めたマルチチェーン取引インフラ「LAB」の全貌と、トレーダーに最適化された独自のエコシステムについて詳しく語られました。 LABは、デリバティブ、現物スワップ、分析ツールといったタブをまたいで分断されがちな取引機能を単一のコックピットに集約したトレードターミナルです。トレーダーの機会損失を防ぐだけでなく、プラットフォーム収益の80%をトークンの買い戻しとバーンに充てるという強力なデフレモデルを採用している点が最大の特徴です。 注目すべきは、10月14日に詳細が発表されるTGEとエアドロップです。エアドロップは3つのステージで構成され、AMA時点では第2ステージが既に始まっており、今からでも遅くないことが強調されました。総供給量の30%がコミュニティ報酬に充てられる計画も明かされ、トレーダーの積極的な参加を促しています。 今後はTGEを転換点として、対応チェーンと機能を拡充しつつ、コミュニティが運営するプロトコルへの段階的な移行(ガバナンス導入)を目指します。LABは、トレーダーのニーズを徹底的に追求した機能と強力なトークン経済圏を武器に、暗号資産取引における標準ターミナルとしての地位を確立していくことでしょう。 関連リンク LAB Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:summerchon X (Twitter) | Link3

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2025/10/13すべての人のための分散型取引所を掲げるPerpetual DEX「Aster」AMAレポート
執筆:akii $ASTER トークンが話題沸騰中のPerpetual Dex 「Aster」のAMAを、CryptoTimes公式パートナーコミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、乱立するPerpetual dexの中でAsterが持つ独自のトレードモードと革新的な技術、TGEで話題を集める$ASTERについて話を伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2025年9月30日(月)21:00 JST 場所:bb Discord & X Space Giveaway:100 USDC × 5名 $ASTER TGEで話題沸騰中のPerp Dex 「Aster」AMAを開催✈️ ⏰ 9月30日(火)21:00 🎁 Giveaway:100USD × 5名 ✅ Like, RT & Follow ↓@Aster_DEX @bb_jpdao ✅ Join AMA ボイス ▶️ https://t.co/wOsGlTmhPa チャット ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 💁♂️スピーカー:@Ember_Aster|BD Directer… pic.twitter.com/tcJL1g1klu — boarding bridge (@bb_jpdao) September 23, 2025 スピーカー ・Ember 💛 Aster | BD Director from Aster ・ADMEN | Cryptotimes | boarding brigde ・AKI | boarding bridge (敬称略) 質問トピック 自己紹介 Ember 💛 Aster | X みなさんこんにちは、AsterのBDディレクター、Emberです。 私は主に戦略、パートナーシップ、そしてAsterのエコシステム拡大に取り組んでいます。 本日は私たちの取り組みについてお話しできることを楽しみにしています。 ※当日はEmberさんの代理で同じくBDディレクターのJJさんがスピーカーとして参加されました。 ADMEN | Cryptotimes | X 皆さんこんにちは、bbのADMENです。 いろんな意味で話題になってるAsterのAMAということで注目度も高く緊張しますが、視聴者さんの声を拾いながら知りたいことが聞けるAMAにしたいと思います。本日はよろしくお願いいたします。 Asterがどんなプロジェクトなのか教えてください。 Asterは、次世代のPerpetual DEXとして、オンチェーン取引をより強力にすることを目指しています。 深い流動性、革新的なインセンティブ設計、そしてスムーズな取引体験を組み合わせることで、CEX (中央集権型取引所) に匹敵するパフォーマンスを実現しながら、DEX (分散型取引所)としての強みを提供します。 今後はパーペチュアル取引にとどまらず、スポット取引や「Earn」などのプロダクトなども提供し、ワンストップのオンチェーン取引プラットフォームを目指していきます。 Perpetual DEX 期限のない先物取引(Perpetual)を分散型取引所上で行う仕組み 分散型取引所(DEX) 中央管理者を介さずにユーザー同士が直接暗号資産を取引できる仕組みを持つ取引所のこと。取引はすべてスマートコントラクト上で自動的に実行され、資金は常にユーザー自身のウォレットで管理されるため、高い透明性とセキュリティが確保されます。 Aster | 公式サイト 週間収益1億ドル超。DEX「Aster」が市場を席巻 Asterが他のPerpetual DEXと決定的に違う点はどこですか? Asterの特徴は、ユーザーのニーズに応じた柔軟で革新的な取引体験を提供する点にあります。 多様なトレードモード Asterでは、ユーザーの取引スタイルに応じて「Pro」モードと「1001x」モードという2種類の主要なトレード体験を用意しています。 ・Proモード CEX(中央集権取引所)のようなオーダーブックを備え、さまざまな注文方法やグリッド取引など、プロトレーダー向けの本格的な機能を提供します。 ・1001xモード オンチェーンで動作するモードで、ユーザーはウォレットを接続するだけでワンクリックで気軽に取引可能です。Proモードが本格派向けであるのに対し、1001xは楽しさや手軽さを重視しています。 隠し注文(Hidden Order) Asterは、他のDEXにはない「隠し注文」機能を導入しています。 今後ローンチ予定のAster独自L1チェーン上で、本領を発揮する機能です。 ユーザーはポジションを公開することなく、自分の取引やトランザクションを検証できるため、戦略的な取引を行いつつも、他の参加者にポジションを知られるリスクを抑えることができます。 オーダーブック 取引所で提示されている買い注文(Bids)と売り注文(Asks)の一覧表 オーダーブック 取引の記録やスマートコントラクトを直接処理するブロックチェーン本体であり、ブロックチェーン全体の土台となるレイヤー Aster | 公式サイト Aster | Medium バイナンス創設者が語るハイパーリキッドの致命的欠陥とは $ASTER の主要ユーティリティ、トークンエコノミクスについて説明してください。 $ASTER は私たちのエコシステムの中核を担うトークンであり、主なユースケースは以下の通りです: ・取引インセンティブ トレーダーはポイントやリワードを通じて $ASTER を獲得できます。さらに $ASTER を保有することで、より多くのポイントを得ることができます。 ・取引手数料 $ASTER を使って取引手数料を支払うことが可能です。 今後、プロダクトのローンチに伴い、さらなるユーティリティも追加予定です。 ぜひ公式コミュニティに参加し、X (Twitter)をフォローして最新情報をチェックしてください。 Aster | 公式サイト 現在進行中の Rh Points Program についてご紹介ください。 Rh Points Programは、Asterが取引をより楽しく、戦略的に体験できるよう設計した新しいリワードシステムです。 ユーザーは取引を行うたびにRhポイントを獲得でき、このポイントが$ASTERトークンのリワードやエアドロップの分配割合に直接影響します。 Rhポイントは取引量だけでなく、紹介(リファラル)活動、チームでの貢献度、$ASTERトークンの保有量、PnL(損益)、ポジションの保有時間など、ユーザーの多面的な活動を評価する仕組みとなっています。 まさに「ロイヤリティ × 戦略 × チームワーク」を融合した新世代のポイントプログラムです。 個人のスキルや仲間との連携がそのまま報酬につながる設計により、取引そのものをゲームのように楽しめる体験を実現しています。 *トークン総供給量の4%が割り当てられた「Aster Genesis Stage 2」を開催していました(期間:10月5日 23:59 UTCまで)、現在はAster Genesis Stage 3が開催中です。 Aster | X 今後1年間でAsterとして達成したいこと、そのために行う具体的なアクションは何ですか? 私たちの今後1年間の重点は大きく3つあります: ・Aster Chain TGE以前からロードマップに記載されていたAster Chainは、現在テスト段階に入っています。 ・プロダクト強化 新しい取引機能のリリース、UI/UXの改善、対応資産の拡充などを進めます。 ・コミュニティと流動性の拡大 ステージ2終了後は新しい仕組みを備えた次のシーズンを導入予定です。MM(マーケットメイカー)プログラムの見直しや調整も行い、パートナーシップを強化し、より深い流動性を確保することで高い取引量を支えていきます。 なぜBNBチェーンでローンチすることを選びましたか? BNB Chainでローンチする理由は、第一にBNB Chainの持つ大きな成長ポテンシャルを評価しているからです。また、他のブロックチェーンと比べてガス代が非常に低く抑えられる点も大きな魅力です。 重要なポイントとして、BNB ChainにはBinance ExchangeやYzi Labsといった強力なバックアップ体制が整っていることがあります。DEXを展開するにあたり、資金面や技術面でのサポートを確保できることも、BNB Chain上での展開を選んだ重要な判断基準となりました。 BNBチェーン Binanceが開発した高速・低コストのブロックチェーン Binance Exchange / Yzi Labs Binance Exchange(世界最大級の中央集権型暗号資産取引所)、Yzi Labs(BNB Chainに関連する技術支援や開発支援を提供する企業) The Binance Ecosystem | Chaindebrief. Asterは従来のCEXユーザーをどのようにしてオンチェーン取引の世界に引き込むためにどのような施策を考えていますか 1. 低い取引手数料 オンチェーン取引でネックになりがちな手数料を抑えることで、CEXユーザーでも抵抗なく取引できる環境を提供します。 2. 高効率(High Efficiency) Asterは、オンチェーンでありながら高速・低遅延の取引体験を実現。CEXに慣れたユーザーでも快適に取引できるパフォーマンスを提供します。 3. ポイントプログラムによるインセンティブ 独自のRh Points Programなどのポイント制度を通じて、取引ごとに報酬やエアドロップの配分率がアップ。取引するほど得られるメリットを体験できる仕組みです。 最後に一言お願いします。 私たちは、取引の未来はオンチェーンにあると信じています。透明で、公平で、コミュニティが主導する世界です。Asterはその変革をリードし、皆さんと共に歩めることを楽しみにしています。 $ASTERのTGEの成功は、皆さんの応援のおかげです。 トークンの一時的な盛り上がりは長続きしません。だからこそ、確かなプロダクトを作り続け、改善し続けることに力を注いでいます。Degenでも、プロトレーダーでも、あるいは単に興味を持っているだけの人でも、Asterエコシステムには居場所があります。 一緒にこの未来を築いていきましょう。 まとめ 今回のbb AMAでは、オンチェーン取引の変革をリードし、取引の未来を目指す「Aster」の革新的なビジョンが語られました。Asterは、Perpetualを実現する次世代DEXで、低手数料と深い流動性を武器に、CEX並みのスムーズさを分散型で提供します。 BNBチェーンの支援を受け取引量が爆発的に増加、Hyperliquidを上回る勢いでPerp DEX市場を席巻しています。Rh Points Programを通じた$ASTERエアドロップも、トレーダーのエンゲージメントをさらに高めています。 Asterは、高度なレバレッジとプライバシーを求めるトレーダーのニーズを捉え、Perp DEXをリードする先駆者として、今後の成長から目が離せない存在となるでしょう。 関連リンク Aster Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:akii X (Twitter) | Link3

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2025/10/07Instagramユーザーをweb3の世界へ!「Cygnus」AMAレポート
執筆:summerchon Instagramをweb3につなげてクリエイターの収益化を実現する「Cygnus」のAMAを、CryptoTimes公式コミュニティboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、Cygnusが実現する「InstagramアカウントのWeb3ウォレット化」や、米国債を裏付けとしたリアルイールドの仕組み、そしてクリエイターエコノミーを支える$CGNトークンのユーティリティや今後の展望について伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2025年9月29日(月)22:00 JST 場所:bb Discord AMA-Voice X(twitter) Giveaway:100USDC × 5名 InstagramユーザーをWeb3の世界へオンボード! 「Cygnus」AMAを開催✈️ ⏰ 9月29日(月)22:00 🎁 Giveaway:100USD × 5名 ✅ Like, RT & Follow ↓@CygnusFi @bb_jpdao ✅ Join AMA ボイス ▶️ https://t.co/wfrhPtv3G2 チャット ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 💁♂️スピーカー:@roger_cygnus|APAC… pic.twitter.com/yKu2teEzGC — boarding bridge (@bb_jpdao) September 22, 2025 スピーカー ・Roger | APAC Lead ・YunaYuna | Instagram Influencer ・AKI | boarding bridge (敬称略) 質問トピック 自己紹介 Roger | X CygnusでAPACリードを務めるロジャーと申します。シンガポール国立大学(NUS)でファイナンシャル・エンジニアリングを専攻し、その後はシンガポールで投資銀行業務に携わり、ハイテクやAI分野を担当してきました。学生時代やインターンを通じてWeb3に興味を持つようになり、最終的にCygnusに参画しました。Z世代の一員として、チームからの信頼とサポートに心から感謝しており、ここまでの歩みは本当に素晴らしい経験となっています。本日はよろしくお願いします。 YunaYuna | X YunaYunaと申します。普段はYouTubeでの情報発信をメインに活動しており、最近ではSBI VCトレードがスポンサーの「クリプト最前線」という番組にも出演させていただいています。また、Web3以外の投稿が中心ですが、なんちゃってインスタグラマーとしても活動しており、今回のテーマをユーザー目線でお話できればと思います。本日はよろしくお願いします。 Cygnusの全体像について紹介してください Cygnusは、Web3初となるInstagramアプリレイヤー(※1)であり、クリエイターエコノミーを支えるプロジェクトです。 そこで私たちは、普段使っているInstagramアカウントがログインするだけで自動的にWeb3ウォレットになるInstagramレイヤーを開発しました。これを実現しているのがアカウント抽象化(※2)という技術で、ユーザーはウォレットアプリのインストールや、難しいシードフレーズ(※3)の管理も一切不要です。 さらに、Instagramでの「いいね」や「コメント」などの普段の何気ない行動が、ブロックチェーン上で価値を持つAccountFiという仕組みも作りました。これにより、クリエイターは自身の活動を通じて直接収益(利回り)を得られるようになり、クリエイターが主役の新しい経済圏が生まれます。 最終的な目標は個人のデータを個人が管理するデータ主権(※4)を当たり前のものにし、クリエイターとユーザーが自身のデジタルな価値を真にコントロールできる世界を実現することです。 Instagramアプリレイヤー Instagramという既存のアプリの上に、Web3の機能(ウォレット、NFT、トークンなど)を追加で構築し、連携させる技術 アカウント抽象化 (AA) ウォレットの操作をより柔軟にする技術。これにより、SNSアカウントでのログインや、ガス代の肩代わりなど、従来のウォレットの複雑な操作を簡略化できる シードフレーズ ウォレットを復元するために必要な、12個や24個の英単語からなるパスワード。自己責任での厳重な管理が求められる データ主権 個人が自らのデータを管理・コントロールする権利のこと。巨大プラットフォームにデータを独占されるのではなく、個人に所有権を戻そうという考え方 Cygnus | X 想定している今後のユースケースについて教えてください。 Instagramレイヤーの展開は、以下の3つのフェーズに沿って進めていきます。 フェーズ1:Web3への入り口を優しくする(ローンチ済み) まずは、Web3に馴染みのないInstagramユーザーでも楽しめるような教育コンテンツや、インタラクティブなゲームを提供し、参加へのハードルを下げます。 フェーズ2:クリエイターの収益化を支援する 次に、クリエイターが自身の活動を通じて、公正かつ透明性の高いブロックチェーン報酬を得られるような収益化ツールを提供し、クリエイターエコノミーを活性化させます。 フェーズ3:データとIDの所有権をユーザーに返す 最終的にはユーザーが自身のデータ所有権を取り戻し、自分のデジタルID(※1)を完全にコントロールできる世界を目指します。これにより、個人が分散型AIなどの新しいアプリケーションに貢献することも可能になります。 具体的な直近の目標として、今年の第4四半期(Q4)にはクリエイターが利回りを得られる仕組みを本格的に始動させ、ユーザーとクリエイターに真のデータ主権をもたらすことで、エコシステムの長期的な成長を目指します。 デジタルID ブロックチェーン上で管理される、個人が自ら所有・コントロールできる身元情報。特定の企業に依存しないため、自己主権型アイデンティティ(Self-Sovereign Identity)とも呼ばれる Cygnus | X リアルイールドレイヤーについてcgUSDに触れながら教えてください。 Cygnusのリアルイールドレイヤーとは、持続可能な本物の利回り(リアルイールド※1)を生み出すための仕組みです。 この仕組みでは、ブロックチェーン上の活動から得られる収益(ステーキング報酬や手数料など)と、ブロックチェーンの外にある現実世界の資産(米国債など)から得られる収益を組み合わせています。これにより、暗号資産市場の変動に左右されにくい、安定的で持続可能な利回りをユーザーに提供します。 この仕組みの中心的な役割を担うのが、私たちが発行するステーブルコインcgUSDです。 cgUSDは、USDCを担保にして発行され、その価値は米国債によって裏付けられています。そのため、cgUSDは持っているだけで米国債由来の利回りが発生するという特徴があります。同時に、Cygnusの経済圏の中では決済や担保として使える基軸通貨の役割も果たします。 リアルイールド DeFi(分散型金融)において、トークンの追加発行などによる一時的なインフレに頼らず、プロトコルの手数料収入や外部資産(米国債など)の運用といった実際に生み出された収益を原資とする利回りのこと Cygnus | X $CGNのトークンエコノミクスとユーティリティについて教えてください。 $CGNはBase Mainnet上で発行されるERC-20トークンで、トークンの配分と放出スケジュールは以下の通りです。 最大供給量:100億 $CGN 初期流通量:23% 【トークン配分】 チーム & アドバイザー:22% 投資家:20% エコシステム成長:20% 財団トレジャリー:15% 初期流動性:13% エアドロップ:10% 【主な放出スケジュール】 トークンが一度に市場に放出されるのを防ぐため、配布にはロック期間が設けられています。 エアドロップ分 TGE(※1)で60%が配布され、残りは1ヶ月のクリフ(※2)の後、6ヶ月かけて直線的に配布(ベスティング※3)されます。 チーム・投資家分 6〜12ヶ月のクリフの後、24〜36ヶ月かけて直線的に配布されます。 【トークンの使い道(ユーティリティ)】 $CGNトークンには、主に以下の4つの使い道があります。 ガス代支払い 将来的にCygnus独自のチェーンができた際の取引手数料として使用されます。 ステーキング ネットワークの安全性を確保するためのステーキングに使用し、報酬を得られます。 ガバナンスと収益シェア プロジェクトの重要な意思決定への投票券として機能し、収益の一部を分配される権利も得られます。 クリエイターエコノミーの活性化 クリエイターへの支援や報酬など、経済圏を支える基盤として利用されます。 TGE(Token Generation Event) トークンが最初に生成され、市場やコミュニティに配布されるイベントのこと クリフ(Cliff) トークン配布において、定められた期間が経過するまでトークンが全く放出されないロック期間のこと ベスティング(Vesting) クリフ期間終了後、残りのトークンを一定期間にわたって徐々に放出していく仕組み Cygnus | 公式ドキュメント Cygnusとして達成したいこととそのために行う具体的なアクションは何ですか? まず最も大きなニュースとして、私たちのTGE(※1)が間もなく(2025年10月中)に迫っています。ぜひ公式SNSにご注目ください。 TGEから本格的なエコシステムのローンチ、そして具体的な成長目標の達成に向けて、今後1年間で以下の計画を遂行していきます。 【今後の開発計画】 Instagramレイヤーの拡張 現在、クリエイターが収益を得られる仕組みや、AI機能の統合を進めています。 Cygnusチェーンのローンチ 2025年Q4にアルファ版メインネットのテストを公開し、2026年Q1に正式なメインネットをローンチする予定です。 【具体的な成長目標】 TVL(※2):13億ドル以上 ユーザー数:1,000万人以上(現在のInstagram経由のユーザーは既に700万人) エコシステムパートナー:200以上 チェーン性能:10万TPS(※3)以上、かつガス代は0.0004ドル以下を目指します。 TGE(Token Generation Event) トークンが最初に生成され、市場やコミュニティに配布されるイベントのこと TVL(Total Value Locked) DeFiプロトコルに預け入れられた暗号資産の総額を示す指標。プロジェクトの規模や信頼性を測るために使われる TPS(Transactions Per Second) 1秒あたりに処理できる取引の数。ブロックチェーンの処理能力を示す指標 Cygnus | X Web3への参入を躊躇しているインフルエンサーにメッセージをお願いします。 Web3に対して複雑で危なそうというイメージをお持ちのインフルエンサーの方に私たちが伝えたいメッセージは「Cygnusがその不安を全て解決します」ということです。 Web3の複雑さを解消します これまでWeb3への参加を阻んできた最大のハードルは、ウォレットの作成やシードフレーズの管理でした。Cygnusではその必要は一切ありません。普段お使いのInstagramアカウントにログインするだけで、あなたはもうWeb3の世界に参加しています。 Web3に新しい安心を提供します もしウォレットを失ったら資産も全て失ってしまうというのが従来のWeb3の常識でした。しかしCygnusなら、万が一のことがあってもInstagramアカウントを復旧しさえすれば、皆さんのデータや資産も全て元通りになります。これはWeb2の利便性と安全性に、Web3の革新性を組み合わせた全く新しい安心の形です。 私たちは、皆さんの摩擦(フリクション)ゼロでWeb3の世界に飛び込み、皆さんのクリエイティブな活動が直接的な価値(収益)に変わる最高の体験を提供します。ぜひ安心して、この新しいクリエイターエコノミーに参加してください。 まとめ 今回のAMAでは、Web3初のInstagramアプリレイヤーを掲げ、クリエイターエコノミーの再定義を目指す「Cygnus」の革新的なアプローチが語られました。Cygnusは、InstagramアカウントがログインだけでWeb3ウォレットになる手軽さに加え、「いいね」が価値に変わるAccountFi、米国債由来のリアルイールドを組み合わせ、持続可能なクリエイター経済圏を構築します。 中でも特筆すべきは、Web2の使いやすさと安全性をWeb3にもたらす点です。ユーザーはシードフレーズの管理から解放され、万が一の場合もInstagramアカウントを通じて資産を復旧できるという新しい安心の形は、これまでWeb3への参加を躊躇していた層を惹きつける大きな可能性を秘めています。 今後は、2025年10月中のTGEを皮切りにクリエイター向け収益化ツールを本格始動させ、2026年Q1にはフルメインネットをローンチ、最終的には1,000万人規模のエコシステムを目指すという具体的な計画が示されました。 Cygnusは、複雑で難しいというWeb3のイメージを覆し、SNSを使う感覚で誰もが参加できる新しいクリエイターエコノミーの先駆者として、今後の動向から目が離せない存在となるでしょう。 関連リンク Cygnus Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:summerchon X (Twitter) | Link3

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2025/10/04メインネット稼働!AIのオンチェーン化「0G Labs」AMAレポート
執筆:summerchon 9月22日に待望のメインネットを稼働させた最大級のAIレイヤー1「0G Labs」のAMAを、CryptoTimes公式コミュニティboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、0G Labsが実現するAIのオンチェーン化や、他チェーンに対する技術的な優位性、$0Gトークンのユーティリティ、そしてメインネット稼働後のロードマップについて伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2025年9月24日(水)23:00 JST 場所:bb Discord AMA-Voice X(twitter) Giveaway:50USDC × 4名 メインネット稼働!最大級のAIレイヤー1 「0G Labs」のAMAを開催✈️ ⏰ 9月24日(水)23:00 🎁 Giveaway:50 USDC × 4名 ✅ Like, RT & Follow ↓ @0G_labs & @bb_jpdao ✅ Join AMA ボイス▶️ https://t.co/GkwqqJSQQV チャット ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 💁♂️ スピーカー:@michaelh_0g | CEO &… pic.twitter.com/gcb7MqO2Ss — boarding bridge (@bb_jpdao) September 22, 2025 スピーカー ・Ada | CMO ・taka | boarding bridge ・AKI | boarding bridge (敬称略) 質問トピック 自己紹介 Ada | X Adaと申します。モデル業を経てEコマース業界へ転身後、2014年にシリコンバレーへ渡りました。そこでMichael(現夫)と出会い、エンジェル投資家として彼の前社の成長を支援しました。MITでMBAを取得後、AI特化のインキュベーターを設立。2024年より0G LabsにCMOとして参画し、マーケティングやエコシステム成長を統括しています。本日はよろしくお願いします。 taka | X 絶賛ホームレスのTakaと申します。本日は韓国で開催中のイベント(KBW)から参加しています。0G Labsは個人的にも長く追いかけているプロジェクトで非常に注目しています。皆さんに分かりやすくお伝えできるよう準備してまいりましたので、本日はよろしくお願いします。 0G Labsとはどんなプロジェクトですか? 「0G」は、AIを使った様々なアプリケーションがブロックチェーンの上で直接動く(オンチェーン※1)世界、いわば分散型AIのOS(基本ソフト)を目指すプロジェクトです。 イメージしやすく言うと、AIと共に暮らす新しい都市を建設した場合に、0Gはその都市の土地や電気、橋などの活動に不可欠なインフラの全てを提供する役割を担います。 具体的には、AIのための巨大な倉庫(分散ストレージ)や高速道路(データ可用性※2)、AIモデルやAIエージェントを売買できる市場(マーケットプレイス)などを開発者が自由に組み合わせられる部品(モジュール)として提供します。 この基盤(レイヤー1※3)の上で、開発者は個人商店のような小さなAIアプリから始め、やがてはマクドナルドのような世界的なブランドにまで成長させることが可能です。イーサリアムと同じ開発環境(EVM互換※4)にも対応しており、あらゆる規模の開発者が参加しやすい環境を整えています。 オンチェーン 全ての取引やデータをブロックチェーン上に記録・実行すること。透明性と検証可能性が高い データ可用性(DA) ブロックチェーンの取引データが、ネットワークの検証者にとって常に利用可能である状態を保証する仕組み レイヤー1 BitcoinやEthereumなど、ブロックチェーンネットワークの基盤となる最も基本的なレイヤー EVM互換 Ethereum Virtual Machineの略。Ethereumのスマートコントラクトを実行する環境と互換性があることを指し、開発者が既存のツールやコードを再利用しやすくなる 0G Labs | 公式ブログ 0Gは他チェーンと比べてどんな強み・メリットがありますか? 0Gの強みは、技術・パートナー・資金という3つの強力な柱に支えられています。 独自開発されたAI特化の統合技術 最近のトレンドであるモジュラー(モジュラーアーキテクチャ※1)とは一線を画し、0GはAIに必要なインフラ(ストレージ、データ可用性、計算能力)の全てを自社で垂直統合開発しています。これにより、異なる部品を組み合わせる際の複雑さや互換性の問題を解消し、開発者にとって非常にシームレスで使いやすい環境を実現しており、負荷の高いAIの判断(AI推論※2)なども効率的に実行できます。この技術は大学の研究機関やマイクロソフトといった企業との共同研究にも裏付けられています。 サービス開始時からの強力なパートナー網 メインネットのローンチ初日から、100社を超える著名なプロジェクトや企業がパートナーとして参加しています。これは、0Gの技術に対する業界からの高い信頼と需要を示しています。 圧倒的な資金力 合計で3億2500万ドル(約480億円 ※1ドル150円換算)という最大級の資金調達を完了しています。この圧倒的な資金力が先述した大規模な自社開発を可能にしており、長期的なプロジェクトの安定性とエコシステムの成長を保証しています。 モジュラーアーキテクチャ ブロックチェーンの機能を「実行」「決済」「合意形成」「データ可用性」などの層(モジュール)に分割し、それぞれを専門のプロトコルが担う設計思想。専門化することで、各機能のパフォーマンスを最大化できる AI推論(Inference) 学習済みのAIモデルを使用して、新しいデータに対して予測、分類、判断などの処理を行うこと 0G Labs | X 0Gはどのような使い道やユースケースを想定していますか? 0Gの基本的なインフラは、AmazonのAWSのように、開発者がデータ保管(ストレージ)などの機能を自由に選んで利用できます。しかし、その上で構築できる0G独自のユースケースとして、特に以下の2つが挙げられます。 AI同士が会話し、価値を交換する世界 0Gの独自技術により、AIエージェント同士が直接コミュニケーションをとることが可能になります。 例えば、AIたちがクラスメイトのように互いの知識を共有し合って賢くなる、ユーザーが「ピザを注文して」とAIに頼むと、AIがお店のAIに自動で発注と支払うといったことを人間を介さずに実現します。 育てるAIを所有・売買できるiNFT(※1) iNFTは、0Gが独自に開発した新しいNFT規格(ERC-7857)です。従来のNFTは、一度記録された情報が変わらない静的なものでしたが、iNFTはAIエージェントの活動や学習結果を記録し、価値が成長していく動的なNFTです。例えるなら、レベル1から育てたポケモンがレベル100になり、その強さや経験を全て保持したまま他人に譲渡できるようなイメージです。これにより、成長したAIエージェントそのものを資産として安全に所有・売買できるようになります。 iNFT(Intelligent NFT) 0Gが開発したNFTの新規格(ERC-7857)。AIエージェントの学習履歴や能力といった動的なデータを記録・更新できるのが特徴で、成長するAIの所有権を表現するために設計されている 0G Labs | 公式ブログ $0Gトークンのユーティリティやインセンティブ設計について教えてください。 $0Gトークンは0Gエコシステムの基軸通貨として、イーサリアムにおけるETHのように様々な役割を担います。主な役割は以下の通りです。 取引手数料(ガス代) 0Gチェーン上でのあらゆる活動(取引やアプリの利用など)に必要となる手数料の支払いに使われます。 ステーキング トークンをステーキング(預け入れ)することで、ネットワークの安全性を高める番人(バリデータ※1)を支援し、その報酬を得ることができます。 ガバナンス プロジェクトの将来に関する重要な意思決定(例えば、技術のアップグレードなど)に対して、トークンを使って投票する権利を得られます。 各種サービスの支払い 分散ストレージの利用料や、AIモデルのトレーニング費用など、エコシステム内の様々なサービスの支払いに使用されます。 コミュニティ特典 将来的には、トークンの保有量に応じて、限定イベントへの参加権など、特別なコミュニティ特典を受けられる仕組み(コミュニティ・ティア)も検討されています。 バリデータ(Validator) ブロックチェーンネットワークにおいて、新しい取引が正当であるかを検証し、ブロックとして承認・記録する役割を担うノード(コンピューター) 0G Labs | 公式ブログ 今後のロードマップについて教えてください。 9月22日にメインネットをスタートさせましたが、まだ全ての機能が公開されたわけではありません。今後の計画は、以下のようなタイムラインで進めていきます。 直近のフォーカス(〜数週間) まずは、稼働したばかりのメインネットを安定させることが最優先です。その後、まだリリースされていない中核機能のストレージとデータ可用性(DA)の公開を予定しています。 来年(2026年)の計画:Web2企業をWeb3の世界へ 来年は、既存のWeb2企業(例えば、AWSやGoogle Cloudを利用している一般的なIT企業)が、0Gの分散型AIインフラを簡単に利用できるWeb2ラッパーというツールの開発に注力します。これにより、Web3に詳しくない企業でも、私たちの技術の恩恵を受けられるようにします。 未来のビジョン(2027年〜):AIロボティクスと宇宙開発 2027年には、AIロボティクスの分野に本格的に取り組みます。家庭用のロボットなどがどのようなデータで学習し、どういう思考で行動するのかブロックチェーン上で透明化し、AIが人類の利益に沿って動く未来を目指します。さらに2028年には、AI技術を宇宙ステーションでの発見などに活用することも視野に入れています。 このように、まずは足元のインフラを固め、次にWeb2とWeb3の橋渡しとなり、最終的にはAIと人類の未来に貢献するという長期的なビジョンを描いています。 0Gはどうやって収益を得ていますか? 0Gの収益と運営資金は、大きく分けて以下の3つの柱で構成されています。 クラウドサービスとしての利用料 AIのための巨大な倉庫(ストレージ)や、データを高速にやり取りする道路(データ可用性)を提供し、そのデータ利用量に応じた利用料が収益となります。また、0Gの基盤上でAIモデルを学習させる際のトレーニング手数料も含まれます。 ブロックチェーンとしての利用料 ネットワーク上での取引(トランザクション)ごとに発生する手数料(ガス代)も、基本的な収益源の1つです。 健全な財務運営による資金確保 私たちは、調達した資金を様々な金融商品で運用しています。そこから得られる利息だけで、すでにプロジェクトの運営コスト全体をカバーできる状態です。これにより、市場が冷え込んでいる冬の時代でも、焦らず長期的な視点で開発を続けることができます。 この潤沢な資金を元に、初期のプロジェクトに対しては手数料を0G側が一部負担するなど、エコシステム全体を育てるための支援も積極的に行っています。 今後数ヶ月、数年で何が期待できますか? 私たちの活動は、短期・中期・長期の3つの視点で加速していきます。 専門チームの強化と開発者コミュニティの拡大(短期) 最近、アバランチ財団の元CEOを事業成長の責任者として迎え入れました。今後も政府や機関との対話を専門とするような、業界トップクラスの人材が続々とチームに加わる予定です。 並行して、インドのような開発者が多い地域でのイベントにも積極的に参加し、DeFiやゲームだけでなく、分散型科学(DeSci ※1)など、新しい分野でのユースケースを創出する開発者を支援していきます。 大企業や政府とのパートナーシップ(中長期) Web3の世界に留まらず、大手企業や、将来的には政府との提携も視野に入れています。こうした大きな組織との対話には時間がかかりますが、プロジェクトの信頼性と実績を積み重ねることで、1年〜1年半後には具体的な提携のニュースをお届けできると考えています。 エコシステムへの価値還元 こうしたビジネス面での成功は、プロジェクトの収益性を高めます。そして、その収益は最終的に$0Gトークンの保有者や、ネットワークを支えるノード運用者といったコミュニティの皆様に還元される仕組みを目指しています。つまり、大きなパートナーシップの実現が、エコシステム全体の価値向上に直接繋がっていきます。 分散型科学(DeSci - Decentralized Science) ブロックチェーン技術を活用して科学研究の資金調達、データ共有、成果の評価などをよりオープンで透明性が高い形で行おうとすること まとめ 今回のAMAでは、9月22日にメインネットを稼働させた最大級のAIレイヤー1「0G Labs」が描く壮大なビジョンと、それを支える技術的優位性、AIの未来を形作る具体的なロードマップについて詳しく語られました。 0G Labsは、AIアプリケーションを完全にオンチェーンで稼働させる分散型AIのOSを目指すプロジェクトです。AIを新しい都市に例え、その活動に不可欠な土地(ストレージ)や電気(計算能力)、道路(データ可用性)といったインフラ全てを垂直統合で提供する点が最大の特徴です。 中でも特筆すべきは、3億2500万ドルという圧倒的な資金力を背景にした垂直統合開発による技術的優位性とAI同士の対話や成長するAIを資産化する独自規格iNFTなどの既存のブロックチェーンの枠を越える革新的なユースケースです。 今後は、まずメインネットの安定化と中核機能のリリースを進め、2026年には既存のWeb2企業が参入しやすくなるツールを開発。さらに2027年以降はAIロボティクスや宇宙開発といったより壮大なビジョンに挑む計画が示されました。 0G Labsは、透明性が高く、誰もが信頼できるAIを社会に実装したいという時代のニーズに応える最も野心的かつ具体的なソリューションの1つとして、Web3とAIの融合を牽引していく存在となるでしょう。 関連リンク 0G Labs Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:summerchon X (Twitter) | Link3

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2025/09/06メインネット稼働開始!相互流動性のための基盤レイヤー「Sunrise」AMAレポート
執筆:summerchon ブロックチェーン間における流動性の断片化を解決するための基盤レイヤーを構築する「Sunrise」のAMAを、CryptoTimes公式コミュニティ「boarding bridge(bb)」にて開催しました。 即時流動性と高スループットを実現!新世代L1「Sunrise」AMAレポート 今回のAMAでは、8月13日に待望のメインネットが始動したSunriseの独自アーキテクチャ、ネイティブステーブルコイン「USDrise」の仕組み、開催中のポイントプログラム、TGE(トークン生成イベント)を含む今後のロードマップについて詳しく伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2025年8月23日(土)21:00 JST 場所:bb Discord AMA-Voice X(twitter) Giveaway:100USDT × 3名 メインネット開始で、TGEも目前に! 日本発のLayer1「Sunrise」のAMAを開催✈️ ⏰ 8月23日(土)21:00 🎁 Giveaway:$100 USDC × 3名 ✅ Like, RT & Follow ↓ @SunriseLayerJP & @bb_jpdao ✅ Join AMA ボイス ▶️ https://t.co/b7u9v2zkA8 チャット ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 💁♂️ スピーカー:… pic.twitter.com/oma7ZHLitS — boarding bridge (@bb_jpdao) August 16, 2025 スピーカー ・Yu Kimura | Sunrise CEO & CTO ・Takeru | Sunrise COO ・ADMEN | boarding bridge ・AKI | boarding bridge (敬称略) 質問トピック 自己紹介 Yu Kimura | X SunriseにてCEO兼CTOを務める木村です。中学時代にゲーム機のハッキングを始めたことからエンジニアリングの世界に入り、これまでに5億円相当の暗号資産を救出したホワイトハッカーとしての経験も持っています。本日はよろしくお願いいたします。 Takeru | X SunriseでCOOを務めるTakeruです。戦略コンサルタントを経験した後、CEOの木村と共に日本でブロックチェーンの開発を行う企業を共同創業しました。そこでもCOOを務め、その経験を経て現在のSunriseプロジェクトを立ち上げています。よろしくお願いいたします。 ADMEN | X ADMEN(アドマン)と申します。普段はCryptoTimesおよびコミュニティboarding bridge(bb)に所属しています。CryptoTimesではメディア業務を担当しつつ、最近は特にSolanaエコシステムを中心としたプロジェクトリサーチに注力しています。本日は先日メインネットをローンチし大きな注目を集めているSunriseについて、皆様と一緒に深く掘り下げていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 Sunriseはどのようなプロジェクトですか? Sunriseは「The base layer for InterLiquid Networks」、つまりInterliquidity(相互流動性)のための基盤レイヤーとなることを目指すプロジェクトです。 主な役割は、企業などが開発する独自のブロックチェーン(Appchainなど)の基盤となることです。通常、多くの独自チェーンが乱立すると、それぞれのチェーンで資産やユーザーが孤立し、流動性の分断(※1)という問題が発生します。 Sunriseは、これらの独自チェーンが私たちのネットワークを通じてシームレスに繋がり、互いの流動性を共有できる仕組みを提供することで、この課題を解決します。 流動性の分断(Liquidity Fragmentation) 複数のブロックチェーン上で同じような資産が取引されることにより、取引の厚み(流動性)が各所に分散してしまう状態。これにより、価格の乖離や取引コストの増大といった非効率が生じる Sunrise Japan | X ネイティブステーブルコイン「USDrise」について詳しく教えてください。 USDriseは、Sunriseチェーンのネイティブステーブルコインです。 このステーブルコインは、米国債を裏付け資産とする利回り付きのステーブルコインであり、CosmosエコシステムでネイティブUSDCなどを発行するNoble(※1)の資産をラップ(※2)する形で、米ドルと1:1の価値を担保しています。 USDCのように安定資産として利用できるだけでなく、主に以下の2つの重要な特徴を持っています。 $RISEステーカーへの利回り分配 USDriseが生み出す利回りは、$RISE, $vRISEのステーカーに分配され、ステーキングの重要なインセンティブとなります。 ガス代としての利用とバーンメカニズム Fee Abstraction(※3)という仕組みにより、ガス代の支払いにも使用できます。ユーザーは$USDriseを持っていなくても、USDCなどから自動で変換されるため、非常にスムーズな取引が可能です。さらに、ガス代として支払われた$USDriseの50%は、$RISEに交換された上でバーン(焼却)され、トークンの希少価値を高める役割も担います。 Noble CosmosエコシステムおよびIBC(Inter-Blockchain Communication)接続されたチェーン向けに、ネイティブなステーブルコインやRWA(現実世界資産)の発行を行うために特化したブロックチェーン ラップ(Wrap) あるブロックチェーン上の資産を別のブロックチェーン上で同等の価値を持つトークンとして表現する技術 Fee Abstraction(料金の抽象化) ユーザーがそのブロックチェーンのネイティブトークン(例:ETH)を持っていなくても、ステーブルコイン(例:USDC)など他のトークンでガス代を支払えるようにする仕組み Sunrise Japan | X ポイントプログラムについて詳しく教えてください。 メインネットの始動を記念し、ユーザーのアクティビティを奨励するためのポイントプログラムを約3ヶ月間の予定で実施しています。このプログラムでは、$RISE総供給量の3%を参加者が獲得したポイントの割合に応じてエアドロップされます。 ポイントは主に以下の方法で獲得できます。 流動性の提供(LP※1) 特定のプールに流動性を提供することで、その種類と金額に応じてポイントが付与されます。 vRISE(※2)のステーキング vRISEをステーキングすると、1 vRISEあたり1日100ポイントが貯まります。 紹介プログラム 自身が紹介したユーザーが獲得したポイントの10%を追加で受け取れます。 簡単な初期設定 EVMウォレットの接続(500pt)やXアカウントの連携(100pt)といった一度きりのタスクでも獲得可能です。 注意点として、貯まったポイントは20時間ごとに手動でClaim(請求)する必要がありますので、お忘れなくご参加ください。 流動性の提供(LP, Liquidity Providing) DEX(分散型取引所)などのプロトコルに、自身が保有する暗号資産をペアで預け入れる行為。取引を円滑にする見返りとして、手数料収入や報酬を得ることができる vRISE SunriseのDEX上のプールにLPingすることで得られるトークン。保有することで、プロトコルの意思決定への参加権や、ステーキング報酬を受け取る権利を証明する Sunrise Japan | X 「Golden Egg NFT」のユーティリティ(用途)について教えてください。 Golden Egg NFTは、現在開催中のポイントプログラムの効果を増幅させるブースターの役割を持つ特別なユーティリティ(※1)NFTです。 メインネット上の様々なアクティビティでポイントを獲得できるのに加え、このNFTを保有しているホルダーは、以下のような限定的な特典を享受できます。 $RISEの追加エアドロップ 通常のポイント配分とは別に、NFTホルダー限定の$RISEが付与されます。 ポイント獲得量のブースト 日々の活動で得られるポイントが増加します。 紹介ボーナスの増額 紹介プログラムで得られる報酬がさらに多くなります。 このように、Golden Egg NFTはSunriseエコシステムに積極的に参加するユーザーがより大きなリターンを得られるように設計されています。 ユーティリティ(Utility) NFTにおける実用性や有用性を指す言葉。単なる鑑賞や所有だけでなく、特定の機能やサービスへのアクセス権、特典の受け取りなど、保有することで得られる具体的なメリットのこと Sunrise Japan | 公式medium 今後の展開やTGE(トークン生成イベント)の予定について教えてください。 メインネットは我々にとって重要な一歩であり、ここからさらにエコシステムを拡大していきます。今後の主な展開は以下の通りです。($RISEは記事公開時点で既に上場済) TGE(トークン生成イベント※1) $RISEトークンのTGEは、2025年第3四半期(Q3)を予定しています。TGE後、$RISEは複数のDEX(分散型取引所)およびCEX(中央集権型取引所)(※2)に上場し、誰でも取引が可能になる予定です。 戦略的パートナーシップ エコシステムの信頼性と実用性を高めるため、複数の有力企業との戦略的提携を進めています。これには、ソニー銀行のような日本の大手金融機関との実証実験も含まれており、今後の発表にご期待ください。 新機能と収益機会の提供 今後も新しいDeFi機能や、新しいプールを段階的にリリースしていきます。これにより、ユーザーの皆様に対して、さらなる収益機会を提供していく計画です。 TGE(Token Generation Event) 暗号資産プロジェクトがそのネイティブトークンを初めて発行し、市場に流通させるイベントのこと。取引所への上場(リスティング)と同時に行われることが多い DEX / CEX DEX(Decentralized Exchange)は、スマートコントラクトによって自動で取引が行われる分散型の取引所。CEX(Centralized Exchange)は、企業によって運営・管理される従来の中央集権型の取引所を指す Sunriseのセキュリティについてどのように対策していますか? Sunriseのセキュリティは、Proof of Stake(PoS※1)と同様に攻撃を仕掛けるよりも正直にネットワークに参加した方がインセンティブが高くなるように設計されています。 具体的には、Sunriseチェーンを攻撃するためには、ガバナンストークンであるvRISEを大量に集める必要があります。 しかし、このvRISEは市場で直接買い占めることはできず、Sunriseチェーンに流動性を提供することによってのみ獲得できます。つまり、攻撃に必要な力を得るためには、まず攻撃者自身が大量の流動性を提供し、ネットワークを強化・安定させなければならないというジレンマが生じます。 攻撃者が大量の流動性を提供すると、Sunriseの流動性プールは厚みを増し、チェーン全体の収益性が高まります。その結果、攻撃者にとっては、リスクを冒して攻撃を仕掛けるよりも、正直な流動性提供者としてステーキング報酬や手数料収益を得続ける方がはるかに利益が大きくなるのです。 このようにProof of Liquidityは、攻撃しない方が得をするという経済的なインセンティブによって、ネットワークの安全性を担保する仕組みになっています。 Proof of Stake (PoS) ブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムの一種。トークンのステーキング量が多いほど、ブロックを生成・承認する権利を得やすくなる。悪意のある攻撃を行うには大量のトークンが必要となり、攻撃が成功するとそのトークンの価値が暴落するため、攻撃の動機を経済的に抑制する仕組み $RISEの供給量は10億枚ですか?それとも5億枚ですか? その2つの数字はどちらも正しく、それぞれ以下のように意味が異なります。 初期の総供給量:5億枚 TGE(トークン生成イベント)の時点で発行される枚数です。現在議論されている各種割り当て(例:NFTホルダーへの1%)は、この5億枚を基準に計算されています。 最大供給量(上限):10億枚 ステーキング報酬などによって、市場に流通するトークンは徐々に増えていきますが、その上限が10億枚に設定されています。これ以上、$RISEが発行されることはありません。 $RISEの長期的な価値をどのように維持・向上させますか? $RISEは単なるガバナンストークンではなく、チェーンの利用価値とトークン価値が連動する強力なデフレメカニズムが組み込まれています。 具体的には、以下のような仕組みです。 ユーザーはSunriseチェーン上で、ネイティブステーブルコインのUSDriseを使ってガス代を支払うことができます。 支払われたUSDriseのうち50%はプロトコルによって自動的に$RISEにスワップ(交換)されます。 そして、その$RISEは即座にバーン(焼却)され、市場から永久に取り除かれます。 この設計によって、Sunriseチェーンが使われれば使われるほど、$RISEの供給量が減っていくというサイクルが生まれます。この継続的な供給圧力の減少が$RISEの長期的な価値を維持・向上させるための中心的な戦略となります。 Sunrise Japan | X USDriseのガス代としての使用はユーザー体験をどのように向上させますか? これはユーザー体験(UX)における最大の摩擦を解消するための重要な機能です。 通常、新しいブロックチェーンを利用する際、ユーザーはまず取引所でそのチェーンのネイティブトークンを購入し、ウォレットに送金しなければ、最初の取引すら行えません。これは非常に手間がかかります。 SunriseのFee Abstraction(料金の抽象化)機能は、この問題を解決します。ユーザーはUSDCのような一般的なステーブルコインをSunriseにブリッジするだけで、ガス代である$USDriseを別途用意することなく、$RISE(やUSDC)で直接ガス代を支払うことができます。 TGE後にDEX(分散型取引所)上で深い「$RISE / USDrise」の流動性プールが作られることで、このガス代の自動スワップが裏側でスムーズに行われます。結果として、ユーザーはガス代の存在をほとんど意識することなく、シームレスにdAppsを利用開始できるのです。 RWA(現実世界資産)の流動性ハブとしての役割も視野にありますか? はい、まさにその通りです。Sunriseブロックチェーンを基盤として、RWA(※1)の流動性ハブとなることは、私たちのロードマップにおいて当然視野に入れています。 すでにシンガポールの事業者などからも高い関心を寄せられており、この分野における展開も具体的に進めている状況です。Interliquidityの基盤を固めた上で、次のステップとしてRWA領域へ本格的に展開していくのでご期待ください。 RWA(Real World Assets) 不動産、株式、債券、美術品といった、ブロックチェーンの外に存在する現実世界の資産をトークン化したもの。DeFi(分散型金融)と伝統的金融を繋ぐ次世代の資産クラスとして注目されている Sunriseの収益はどこから生み出されますか? Sunriseのプロトコル収益は、主に$RISEまたはvRISEのステーキングに参加することで得られます。 ステーキングを行ったユーザーに対しては、現在以下の3種類のトークンが報酬として分配されています。 USDrise(ネイティブステーブルコイン) USDN(USDriseの裏付け資産) $RISE(ネイティブトークン) この仕組みの重要な点は、報酬が$RISEだけでないことです。$RISEをステーキングして$RISEが増えるだけでは価値の増減が分かりにくいですが、Sunriseでは米ドル建てのステーブルコイン(USDrise/USDN)が報酬に含まれるため、ユーザーは安定した価値を持つリアルイールド(実際の収益)を直接受け取ることができます。 まとめ 今回のAMAでは、8月13日にメインネットを始動させた日本発のレイヤー1「Sunrise」の全貌が語られました。独自チェーンの流動性分断を解決するInterliquidity(相互流動性)構想、セキュリティを担保するProof of Liquidity、チェーンの利用価値がトークン価値に直結する$RISEのBurnメカニズムなどの持続可能な経済モデルが支えている点が明らかになりました。 ユーザーは、現在開催中の大規模なポイントプログラムを通じて初期の成長に参加できるほか、ガス代の支払いに$USDriseを必須としないFee Abstraction機能によりWeb3の複雑さを感じさせないスムーズな体験を享受できます。 ソニー銀行との連携も視野に入れた戦略的パートナーシップも明かされ、技術とビジネスの両面から日本のWeb3を牽引する存在になることが期待されます。 関連リンク Sunrise Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:summerchon X (Twitter) | Link3

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2025/08/19PayFi革命:金融のスピードを最大化する「Huma Finance」AMAレポート
執筆:akii シリコンバレー出身のフィンテックチームが設立した、国際決済や請求書決済の待ち時間を解消する初のPayFiネットワークであるHuma FinanceのAMAを、CryptoTimes公式コミュニティであるboarding bridge(bb)にて開催しました。 今回のAMAでは、”PayFi”という新しい金融モデルの解説を中心に、実際の活用事例、これまでの実績と成長、他プロジェクトとの差別化ポイント、そして今後の日本市場への展開や長期的なビジョンについて伺いました。 以下はAMAの内容を要約したものです。 AMA概要 日時:2025年8月19日(月)22:00 JST 場所:bb Discord & X Space Giveaway:100 USDC × 4名 取引額57億ドル超、Solana上のPayFi 「Huma Finance」のAMAを開催✈️ ⏰ 8月18日(月)22:00 🎁 Giveaway:100 USDC × 4名 ✅ Like, RT & Follow ↓@humafinance & @bb_jpdao ✅ Join AMA ボイス ▶️https://t.co/uTd911NEjo チャット ▶️ https://t.co/bEK7ely4lb 💁♂️ スピーカー:@0xErbil |… pic.twitter.com/YD5PtUZsS4 — boarding bridge (@bb_jpdao) August 14, 2025 スピーカー ・Erbil Karaman | Co-Founder of Huma Finance ・仕事辞めたい(Nojob) | Guest Speaker ・AKI | boarding bridge (敬称略) 質問トピック 自己紹介 Erbil Karaman | X はじめまして。Huma Financeの共同創業者、Erbil Karamanと申します。 Huma Financeを創設する以前は、FacebookやLyftをはじめとするシリコンバレーの大手企業において、十八年にわたりテクノロジー起業家ならびに経営幹部として活動してまいりました。 妻は日本人であり、わたくし自身も日本をこよなく愛しております。 仕事辞めたい(Nojob) | X 皆様、初めまして。わたくしは仕事辞めたい、またの名をNojobと申します。 イベントなどで記入用紙に名前を書くたび、「そこは職業欄ではございませんよ」と気の毒そうにご指摘をいただくことが多く、少々困っております。 もっとも、こう見えてきちんと働いてはおりますのでご安心ください。Nojobとは、あくまでもわたくしの夢なのでございます。これまで長らく建設業界に身を置いてまいりましたが、いろいろと間違いを重ねた末に、気がつけば今の業界に紛れ込んでしまいました。 また、Erbil氏と同じく妻は日本人であり、わたくし自身も日本をこよなく愛しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 Huma Financeの目的と仕組みを教えてください。 Huma Financeは、シリコンバレー発のフィンテックチームによって設立された、世界初のPayFiネットワークです。 ステーブルコインとオンチェーン流動性を用いて、国際送金やカード決済、請求書の支払いなどを、年中無休でリアルタイムに行うことができます。 すでに累計で57億ドルを超える取引を処理しており、LP(流動性提供者)には持続的な高利回りが還元されています。 ◾️ PayFiとは PayFi(Payment Finance)は、「お金の時間的価値を調整する仕組み」です。具体的には、個人や企業が支払いを遅らせること(後払い)や、逆に入金を早めること(前払い・早期入金)ができる仕組みを指します。 世界では、クレジットカード(年間16兆ドル)が「支払いを遅らせる」代表例であり、トレードファイナンス(年間10兆ドル)が「支払いを早める」代表例となっています。 従来の金融システムでは、支払いの遅延や高コストが課題でしたが、PayFiはブロックチェーンとステーブルコインを活用することで、リアルタイム決済と即時流動性を実現します。その結果、より速く、安価で効率的な金融取引が可能となり、グローバル経済の成長を後押しします。 トレードファイナンス(Trade Finance)は、国際貿易における資金のやり取りをスムーズにする仕組みのこと。 輸出側は「代金の入金が遅い」、輸入側は「支払いを後にしたい」という状況があり、この時間差を埋めるために銀行や金融機関が資金の前払い・立て替え・保証を行う。 ステーブルコイン 米ドルなどの法定通貨に連動する暗号資産の一種。 オンチェーン流動性 取引の即時決済や送金に使われるブロックチェーン上で利用可能な資金のこと。 LP(流動性提供者) Liquidity Provider(流動性提供者)の略。資金をプールして、取引や決済の手数料を受け取ることができる。 Huma Finance | 公式ブログ 支払いに関する実際の活用例を教えてください。 Huma Financeは、リアルタイム決済と即時流動性を可能にするPayFiネットワークとして、さまざまな場面で活用されています。代表的なユースケースは以下の3つです。 ① 国際送金(Cross-border payments) 例えば、日本からフィリピンへ送金する場合、従来のWesternUnionのような国際送金サービスでは、常に現地口座に資金をプールしておく必要があります。この仕組みにより、業界全体で約4兆ドルもの資金が使われずに眠った状態になっています。Huma Financeを利用すれば、事前に資金をプールする必要がなく、必要なときに即時決済が可能です。 ② クレジットカード決済(Credit Card Settlements) Humaはステーブルコインを活用したカード決済をVisaネットワークと連携させることで、より速く効率的な決済を実現しています。この分野は現在急速に成長しており、従来の決済の遅延やコストの課題を大幅に改善します。 ③ Amazon出店者への即時支払い(Same-day payouts to merchants) Amazonの出店者の半数以上はアジアに所在していますが、通常はUSやUKからの入金に2営業日以上かかります。 Huma Financeは、Amazonから支払いが発生した瞬間に出店者がリアルタイムで受け取れる仕組みを提供しており、資金の回転を大幅にスピードアップします。 WesternUnion 世界最大級の国際送金サービス Visaネットワーク 世界的に利用されているクレジットカード決済ネットワーク Huma Finance | 公式サイト これまでの主な成果として取引額やユーザー数、重要な提携・資金調達について教えてください。 Huma Financeは設立以来、着実に成長を続けており、主な実績は以下の通りです。 ・累計取引額は58億ドルを超え、2025年末までに100億ドルに到達する見込みです。 ・年間収益は1,700万ドルで、前年と比べ17倍の成長を遂げています。 ・アクティブ流動性は700万ドルから1億3,600万ドルへと拡大し、前年比19.4倍となりました。 ・戦略的パートナーには、Circle、Solana、Stellar、Jupiter、Galaxy Digitalなどが名を連ねています。 ・DeFi連携により、7.7万人の流動性提供者が参入し、急速な成長を実現しています。 ・昨年は、主要投資家や銀行から3,800万ドルの資金調達も行っています。 これらの成果により、Huma FinanceはPayFiネットワークの拡大とグローバルな金融サービスの効率化に貢献しています。 Messariレポート『Understanding Huma Finance』 Huma Finance | 公式ブログ 競合と比較した場合のHuma Financeの強みや差別化ポイントを教えてください。 Huma Financeは、同じ分野で最大規模のプロジェクトであるRippleとは異なり、中央集権的な仕組みに依存していません。 Rippleを利用する場合は、XRP ledgerやXRPトークン、専用カストディを使う必要がありますが、Huma FinanceのPayFiネットワークはオープンスタックモデルを採用しており、どのブロックチェーンやステーブルコイン、カストディでも柔軟に利用することができます。 ◾️REAL YIELD(持続的な利回り) Huma Financeは、決済手数料収益をLP(流動性提供者)に還元する仕組みを採用しています。従来の銀行では預金者への利息はほぼ0%ですが、Huma Financeでは持続可能な二桁利回りを実現しています。 オープンスタックモデル 特定のブロックチェーンやトークンに依存せず、複数の選択肢を自由に組み合わせられる仕組み Huma Finance | 公式ブログ Humaの収益の1つである決済手数料について教えてください。 機関投資家は借りた流動性を返済するまでの間、1取引あたり1日につき 6~10bpsの手数料を支払います。返済期間は通常1~6日程度です。 この仕組みにより流動性は年間を通して何度も循環し、小さな手数料が積み重なることで二桁の利回りへと急速に成長することが可能です。 ベーシスポイント(bps) 金利や手数料などを細かく表すときに使われる単位。 1ベーシスポイント(1bps)=0.01%であり、金融の世界では「0.1%」「0.01%」と小数点を多用すると誤解が生じやすいため、bpsが用いられる。 GENIUS法案はHuma Financeにどのような影響を与えますか? かつてはステーブルコインに関する規制上の不透明さから、大手金融機関はPayFi導入に慎重でした。しかし GENIUS法案の成立により環境は大きく変化。世界中の主要金融機関が次々とHuma Financeのネットワークに参加し始めており、プロトコルのパフォーマンスと効率性を高める追い風となると考えられます。 GENIUS法案 2025年7月18日にアメリカで成立した、連邦政府として初めての安定資産(ステーブルコイン)に関する包括的な規制法のこと 「ステーブルコイン」検索、過去最高に|米新法が起爆剤か ステーブルコイン市場、月間1.5兆ドル時代へ|米新法が追い風 信用スコアリングやリスク管理について教えてください。 信用スコアリングやリスク管理にはAIを積極的に活用しています。共同創業者の1人は博士号を持つ専門家で、過去には米国の大規模個人金融アプリ向けにAIリスク管理システムを構築しています。 我々がこれまでに 約60億ドルの取引で債務不履行ゼロ を達成している大きな理由は、送金実績のある決済機関としか提携しないためであり、返済リスクを極小化できている点にあります。 信用スコアリング 個人や企業の返済能力を数値化し、信用リスクを評価する仕組み。 Huma Finance | 公式サイト Huma Financeの長期的なロードマップやビジョンについてお聞かせください。 今回は日本市場での動向についていくつかお伝えします。現在、日本の流動性提供数は全体の約20%を占めており、SBIと協力して日本でのサービス展開を進めるための協議を行っています。 また、GENIUS法案の動向を注視しており、日本市場ではPayFiソリューションと機関向け利回りの両方に大きな可能性があると考えています。さらに、Huma FinanceはSuper Tokyo 2025にスポンサーとして参加し、限定グッズやVIPイベントも予定しています。 Huma Financeは、規制の進展や機関採用の拡大により、PayFi分野が今後1000倍以上の成長余地を持つと見込んでいます。日本の皆さんとともに、この大きな成長の波を作り上げていけることを非常に楽しみにしています。 Huma Finance | X まとめ 今回のAMAでは、Huma Financeの革新的な金融モデル「PayFi」が詳しく紹介されました。特に、ステーブルコインとブロックチェーンを活用したリアルタイム決済・即時流動性提供の革新的ネットワークで従来の金融システムでは実現できなかったリアルタイムかつ柔軟な決済が可能となる点が強調されました。 PayFiモデルは、従来の金融システムの課題を解消し、グローバルな資金流動性の効率化と経済成長を後押します。さらに、日本市場への進出やGENIUS法案の成立を追い風に、今後の大きな成長が期待されます。 関連リンク Huma Finance Website | X (Twitter) | Discord boarding bridge X (Twitter) | Discord | Link3 | Articles 執筆:akii X (Twitter) | Link3
















