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DeFi
2024/08/29UniswapとAcross Protocol、新トークン規格ERC-7683を提案
Uniswap LabsとAcross Protocolが共同で、新たなイーサリアムトークン規格ERC-7683を提案しました。 If we want cross-chain interoperability, we need to reduce L2 fragmentation That's why we teamed up with @AcrossProtocol to develop ERC-7683 The first standard for cross-chain intents ✨ — Uniswap Labs 🦄 (@Uniswap) August 28, 2024 この新規格は、分散型金融エコシステムにおける流動性の断片化の課題に対処することを目的としています。 インテントベースのシステムとなっており、ユーザーは知識を必要とせずに、望む結果に基づいて自動化されたブロックチェーン操作を実行できるとのことです。 ERC-7683の詳細[no_toc] ERC-7683は、共通のクロスチェーン・インテント・フローを中心に設計されており、柔軟性を有しています。Uniswap Labsは、UniswapXのクロスチェーンバージョンでこの規格を実装する予定ですが、ERC-7683は分散型アプリケーションであれば誰でも実装可能とのことです。 [caption id="attachment_120549" align="aligncenter" width="1200"] ERC-7683 |Uniswap X[/caption] この規格により、価格決定方法、履行制約、決済手順などの様々な側面をカスタマイズできます。提案は現在、CAKEワーキンググループに提出され、議論とレビューが行われています。 インテントベースのシステムは、エンドユーザーのクロスチェーン操作を簡素化するための主要なソリューションとして登場しましたが、十分な流動性へのアクセスとチェーン間でのアクティブなフィラーネットワークの維持という課題に直面しています。 イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンは、業界が長年悩まされてきたスケーラビリティ問題に対処していますが、異なる小さなエコシステムに資金が分散してしまう流動性の断片化という課題が指摘されてきました。 このような流動性の断片化問題に対処することで、共有流動性、ガス効率、ブリッジレスブリッジング、シームレスなアプリアップグレード、L2のブートストラップと開発の容易化といったメリットをもたらすことが期待されています。 情報ソース:ERC-7683
ニュース
2024/08/29米民主党議員、SECの仮想通貨取締りに対し「権力の乱用」と非難
米国下院議員のワイリー・ニッケル氏は、米国証券取引委員会(SEC)に対して強い批判を表明し、同機関が「法執行による規制」の手法を取っていることで、規制システムへの信頼を損なっていると指摘しました。 The aggressive use of “regulation by enforcement” from @SECGov is a blatant abuse of power that erodes trust and transparency in our regulatory system. This heavy-handed approach creates widespread uncertainty and threatens to derail the progress driving digital innovation in… https://t.co/6QSSEhjHBN — Rep. Wiley Nickel 🇺🇸 (@WileyNickel) August 28, 2024 この指摘は、SECがOpenSeaに対して証券規制違反の疑いでウェルズ通知を発行したというニュースを受けてのものであり、デジタル資産に関連する規制に対する同機関の対応に対して、仮想通貨業界内で懸念が高まっています。 広がる不確実性 ニッケル氏は、SECの攻撃的な取締り戦略が広範な不確実性を生み出しており、特にWeb3やデジタル資産分野における新興技術の進展を妨げる可能性があると警告しました。 同氏は「SECは、議会と協力して、公衆の意見を取り入れた協力的かつ透明なプロセスを通じて、明確で公正な規制を策定するべきだ」と述べています。 ニッケル議員の協力的な規制プロセスを求める呼びかけは、ワシントンでの急速に進化するデジタル資産分野をどのように効果的に規制するかについての広範な議論を反映していると言えるでしょう。 [no_toc]
NFT
2024/08/29NFT大手「OpenSea」SECの規制強化に対抗|500万ドルの防衛基金設立
大手NFTマーケットプレイスOpenSeaが、米証券取引委員会(SEC)からウェルズ通知を受け取りました。これは、SECがOpenSeaプラットフォーム上のNFTを証券とみなし、法的措置を取る可能性を示すものです。 OpenSea has received a Wells notice from the SEC threatening to sue us because they believe NFTs on our platform are securities. We're shocked the SEC would make such a sweeping move against creators and artists. But we're ready to stand up and fight. Cryptocurrencies have long… — Devin Finzer (dfinzer.eth) (@dfinzer) August 28, 2024 OpenSeaのCEOを務めるDevin Finzer氏は、SECの動きに驚きと反対を表明し、NFTクリエイターや開発者の法的費用を支援するための500万ドルの基金設立を発表しました。 Finzer氏は、NFTはアート、コレクターズアイテム、ビデオゲームアイテム、ドメイン名、イベントチケットなど、基本的にクリエイティブな製品であるとし、デジタルアートを債務担保証券のような金融商品のように規制すべきではないと主張しています。 SECのこの動きは、米国におけるデジタル資産への規制強化の流れを象徴していると言えるでしょう。今回のケースはNFTの将来、そしてデジタルアート業界全体に大きな影響を与える可能性があります。 規制当局が、投資家保護とイノベーション促進のバランスをどのように取っていくのか、今後の動向が注目されます。
DeFi
2024/08/29Renzo、$REZをWormhole経由でSolana(ソラナ)に展開
Renzo Protocolは、ソラナエコシステムでのプレゼンスを高め、Wormholeのネイティブトークン転送フレームワークを活用するために、ガバナンストークン$REZをソラナにローンチすることを発表しました。 Big news! $REZ on Solana? That’s EZ PZ! Renzo is excited to announce that we are bringing $REZ to Solana via @wormhole's NTT framework!$REZ will now be available on Solana, pegged 1:1 with Ethereum $REZ. Renzo's leveraging Wormhole for secure cross-chain transfers and… https://t.co/stDggd0x9L — Renzo (@RenzoProtocol) August 28, 2024 $REZは当初イーサリアムに展開されていましたが、Wormholeのフレームワークを使用してソラナに転送されます。マルチチェーンプロトコルのGuardianネットワークは、安全なクロスチェーン認証を利用し、イーサリアムとソラナ間のトークン転送を問題なく行えるようにします。 また、ソラナ上の$REZはイーサリアム上の$REZと1:1のペッグを維持し、ソラナのトークン規格に準拠し、ブロックチェーンの分散型金融エコシステムと互換性を持つとのことです。 情報ソース:Renzo X
ニュース
2024/08/29ブロックチェーン「TON」1日で2度の活動停止|10時間以上のダウンタイム
The Open Network (TON)は、本日すでに約6時間のダウンタイムを経験した後、再びブロック生成を停止しました。記事執筆時点では、ブロック生成は再開しています。(参照:tonscan) DOGSトークンのミントが原因[no_toc] Block production on TON experiencing further disruption Block production issues began at 19:19 UTC. The disruption appears to be due to heavy load attributed to DOGS token minting. TON Core is working on a solution. We will continue to update you on the situation as it evolves.… — TON 💎 (@ton_blockchain) August 28, 2024 X(旧Twitter)の公式TONアカウントは、この中断はテレグラムユーザーへの報酬として配布されるDOGSトークンのミントによるものだと説明しています。また、ユーザーの資金は安全であると述べています。 Some people saying this is related to Pavel - it is not. Growing pains of becoming a lindy chain, processing high loads from airdropping $550M+ in value to the community through the @realDogsHouse token issuance. Likely past 24 hours has seen largest DAUs in TON history. https://t.co/zW4iwpatmz — iWitty (@ianw888) August 28, 2024 TON Venturesの責任者であるIan Wittkopp氏は、5億5000万ドル以上のDOGSがテレグラムユーザーに配布され、TON史上最多の1日アクティブユーザー数を記録したと共有しました。 ブロックチェーンの停止にもかかわらず、TONの価格は過去24時間でわずか1%の下落にとどまっています。一方、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの他の主要な仮想通貨は、同期間にそれぞれ4.4%と2.1%の下落となっています。
ニュース
2024/08/29ウェブスタートアップ「Brave」従業員の15%を解雇
プライバシー重視のウェブスタートアップBraveは、従業員の約15%にあたる27人を解雇したことがTechCrunchによって報じられました。これは、同社にとって、過去1年以内で2度目のレイオフとなります。 [caption id="attachment_120493" align="aligncenter" width="1124"] Brave Browser MAU|BraveBat[/caption] 2015年に設立されたBraveは、プライバシー重視のブラウザを提供するインターネット企業として着実に成長してきました。最新のレポートによると、Braveの月間アクティブユーザー数は、昨年末の6500万人から8000万人近くに増加しています。 特に仮想通貨業界において、代替ブラウザとして人気を集めているBraveですが、OperaやFirefox、Google Chromeといった競合と比較すると、依然として比較的小規模です。 Braveは、ネイティブウォレットやIPFSへのアクセスなど、いくつかのオプトイン式のクリプトサービスを提供しています。2017年には、広告視聴に対してユーザーに報酬を与えるために設計されたイーサリアムベースのBasic Attention Tokenを販売し、約3500万ドルを調達しました。 同社は最近、AIアシスタント「Leo」と独自のインデックスソリューションを発表しました。TechCrunchは、今回のレイオフがAIサービスの開発と運用コストに関連している可能性を示唆しています。 情報ソース: TechCrunch
ニュース
2024/08/29LINEとKakaoによるレイヤー1ブロックチェーン「Kaia」メインネット立ち上げ
KakaoとLINEによるレイヤー1ブロックチェーン「Kaia」がメインネットを立ち上げました。 🟢⚫️ Exciting news! We are thrilled to share that Kaia Mainnet is now live, introducing the world’s fastest and most efficient EVM-based blockchain. Kaia delivers processing speeds of approximately one second and remarkably low gas fees. With strong backing from Web3 leaders… pic.twitter.com/VZDZO6LR7I — Kaia (prev. Klaytn & Finschia) (@KaiaChain) August 29, 2024 Kaiaメインネットは、1秒のファイナリティ、超低ガス料金を特徴としているとのことです。 関連:KlaytnとFinSchiaのマージが可決 アジア主要メッセージアプリが共同で推し進めるブロックチェーン[no_toc] Kaiaは、KakaoのKlaytnとLINEのFinschiaの合併に伴い、4月に発表されました。 Kakaoは韓国人の96%が使用するメッセンジャーアプリを運営しており、対するLINEは日本、台湾、タイで主要なメッセージングプラットフォームです。この2つのアプリのユーザーベースは合計で2億5000万人以上になります。 Kaiaは、KakaoとLINEのメッセージアプリとの統合を通じて、web3のユーザー体験と配信における課題に取り組むことが期待されています。 開発者への呼びかけ[no_toc] Kaiaは、NEXT WEBソフトウェア開発キット(SDK)を通じて、開発者がLINEメッセンジャー上にミニdAppsを作成できるようにすることを目指しており「テレグラムスタイルのネイティブアプリ統合」を実現したいとしています。 また、メインネットの立ち上げに合わせて、開発者支援プログラム「Kaia Wave」も開始されます。NEXT WEB SDKを使用する対象チームは、チームあたり120万ドル相当のマーケティング、技術、ビジネスサポートを受けられます。その他の特典として、将来のトークン生成イベントや流動性サポートも含まれます。 情報ソース:Kaia、Medium
ニュース
2024/08/29テレグラムCEO、フランス当局から釈放も起訴の可能性
テレグラムCEOのパーヴェル・ドゥーロフ氏がフランス警察当局から釈放され、裁判所に出廷する見込みであることがAP通信の報道により明らかになりました。 ドゥーロフ氏は、マネーロンダリング、児童ポルノ、麻薬取引などの犯罪者にテレグラムを通じて暗号化ツールやサービスを提供した疑いでフランスで逮捕されていました。 過去にはフランス国籍取得の噂も[no_toc] ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、2017年から2018年の間に、ドゥーロフ氏はテレグラムをフランスに移転し、フランス国籍を取得するためにエマニュエル・マクロン大統領と会談したとされています。さらに、フランスの諜報機関がアラブ首長国連邦と協力してドゥーロフ氏の携帯電話をハッキングした疑いも報じられています。 ドゥーロフ氏の今後の裁判所の出廷と、テレグラムの運営への影響が注目されます。 情報ソース:AP通信、WSJ
ニュース
2024/08/26米大統領選、ハリス氏とトランプ氏がPolymarketで再び膠着状態に
米副大統領カマラ・ハリス氏と元大統領ドナルド・トランプ氏の大統領選挙における勝利確率が、分散型予測市場プラットフォーム「Polymarket」で再び50%の同率となりました。 [caption id="attachment_120323" align="aligncenter" width="983"] 2024 Election Forecast|Polymarket[/caption] 現在この賭けには、7億3200万ドル以上の資金が集まっています。*Polymarketはあくまで仮想通貨を介した分散型予測プラットフォームであり、実際の米国民の支持を反映したものではありません ケネディ・ジュニア氏の撤退及びトランプ氏への支持表明が大きな影響[no_toc] 先週、独立候補として大統領選に出馬していたロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が選挙戦から撤退し、トランプ氏への支持を表明したことで、トランプ氏の支持が増加しています。 Polymarketによると、ハリス氏の勝率は先週木曜日の約46%から週末にかけて上昇し、トランプ氏と同率に達しました。ハリス氏は、今月初めにトランプ氏を上回るリードを取っていましたが、選挙の見通しは今月に入ってからも不安定な状態が続いています。 仮想通貨政策に対しての両者の方針[no_toc] トランプ氏は選挙キャンペーンを通じて仮想通貨支持者を公言しており、息子2人が主導する分散型金融プロジェクト「The DeFiant Ones」への支持を表明しました。 一方、ハリス氏は仮想通貨やブロックチェーン業界への直接的な支持を表明していませんが、彼女の選挙顧問によれば、デジタル資産業界の成長を支援する措置を支持する予定であるとのことです。 情報ソース:Polymarket
NFT
2024/08/26ApeCoin XアカウントがBAPE x BAYCコラボを示唆|9月発表か
ApeCoinのXアカウントにて、BAPE x BAYCのコラボレーションを示唆する投稿がなされました。 Apes together strong. APE x BAPE x BAYC This September. pic.twitter.com/neVI5wMtmi — ApeCoin (@apecoin) August 23, 2024 投稿には「This September.」という文言が添えられており、今年9月にApeCoinまたはApeChain上でBAPE x BAYCに関する新たな発表やサービスの提供が開始される可能性が浮上しています。 関連:BAYCとA BATHING APEのコラボ商品、一部デザインが公開 ApeChainテストネットで提供される可能性も|WebXでの出展も予定[no_toc] 先日、ApeChainのテストネット上で限定NFTが配布されたばかりであり、今回のBAPE x BAYCコラボも同様にテストネットから提供される可能性が考えられます。 BAYCとBAPEは、過去にアパレルでのコラボレーション実績があり、Tシャツやパーカーなどが販売されています。 ApeChainは、Yuga Labsが提供するBored Ape Yacht Club(BAYC)などと関連性のあるApeCoinの独自チェーンとして現在開発が進められています。 Only 3 days left until apes arrive @WebX_Asia ! Join us at Booth B-15, come prepared to enjoy some exciting surprises from the team 🍌 📅 Aug 28-29, 2024 🕒 9 AM - 6 PM local time 📍 The Prince Park Tower, Tokyo pic.twitter.com/6tGNaw190F — ApeCoin (@apecoin) August 25, 2024 ApeCoinは、8月28日、29日に日本で行われるWebXにも出展予定となっており、今回のコラボレーションに関するさらなる情報が公開される可能性も期待されます。