1/8-1/14 資金調達を実施したプロジェクト 7選

2023/01/15・

あどまん

1/8-1/14 資金調達を実施したプロジェクト 7選

新年早々、相場も盛り上がりを見せ、久しぶりにTLも活気付いているように感じます。

資金調達周りも年明け1週目こそプロジェクト数が少なかったものの、徐々に増え始めてきました。

今回の資金調達は文化遺産をテーマにしたり、マイニングのハッシュパワーを売買できるようなこれまでに見たことのないユニークなプロジェクトが多かった印象を受けました。

それでは、今週は7PJまとめましたので解説していきます。

Jumbo

POINT Strategic Private Roundで350万ドルの資金調達を実施しました。

Pantera Capital,Huobi Incubatorが主導で、DWeb3, D21 Ventures, Metaweb, Fundamental Labs等が参加。

JumboはNEAR上で構築されたAMM

Jumboは、NEAR上で開発されているAMMで、安価でシームレスに取引することができます。

2021年の設立以来、Jumboは7億4500万ドルの累積取引量を記録し、2万以上のユニークウォレットのユーザーベースを有しています。

Jumboの主な機能はSwapやパーミッションレスの流動性プール、On-the-fly Pool Transitionと呼ばれる特定のプールから別のプールへの移行が自由に行える機能などが備わっています。

また、スマートプールという機能は非常に便利な流動性提供方法を可能にします。Jumbo DEXの各プールは、ユーザーが流動性を提供したいと思うような個別のインスタンスを表しています。

従来は、APYの高いプールが流動性提供の最有力候補と見なされてきましたが、一般的には、APYの割合に影響を与える要因はたくさんあるため、必ずしもAPYが高いことがベストなプールとは言えないのが昨今の状況です。このスマートプールのアルゴリズムは、プール間の流動性の均質な分配と、流動性を提供する最も有望な機会の検出を実現します。

また、Jumbo Exchangeは、KYT(Know-your-transaction)技術を用いた斬新なセキュリティシステム「HAPI」を採用しているため、ユーザーの安全・安心の確保に努めています。

今年の第1四半期にはスマートルート取引、ステーキングなど大きな計画を発表予定です。

公式サイト:https://jumbo.exchange/

Twitter:https://twitter.com/jumbo_exchange

Telegram:https://twitter.com/jumbo_exchange

Medium:https://medium.com/jumbo-dex

Easy Company

POINT Seed Roundで1,420万ドルの資金調達を実施しました。Lobby Capital, Relay Ventures, 6th Man Ventures等が参加。

ソーシャルなWeb3ウォレット

EasyはInstagramに似たレイアウトで、SocialFi要素の加わったWeb3ウォレットです。

ユーザーは、複数のウォレットアカウントのNFTから個人のプロフィールをキュレーションしたり、他のユーザーのプロフィールを閲覧することができます。

現在、ウォレットはEthereumとPolygon上のNFTをサポートしており、今回のシード資金はウォレットの開発や新規チェーンのサポートを拡大するために使用される予定です。

NFTの閲覧以外にも、ユーザーはEasy上のユーザーにトークンを送ることができます。このウォレットは、コミュニティが提供する評価システム「Signal」を搭載しており、ユーザーはリスクの高い取引やサービスを評価し、フラグを立てることができます。また、ZerionやDebankのようにユーザーが複数のブロックチェーンで何が起こっているかをリアルタイムで発見できるコミュニティフィードもあります。

また、インタレストグラフで新着情報やトレンド情報を確認したり、友人やお気に入りのコミュニティをフォローしたり、リアルタイムで反応やコメントを送ったりすることもできるので、まさにSocial×Web3ウォレットという新しい形のウォレットとして利用することができます。

現在、ベータ版リリース中

Easyのアプリは、現在iOSとAndroidでダウンロード可能です。

以下、公式サイトよりダウンロードすることができます。

www.easy.me

NFT「EZ.KEY」が発行されている

EasyはEZ.KEYというNFTを発行しています。

EZ.KEYホルダーはEasyウォレットのアーリーユーザーとして見なされ、ホルダーであればEasyの限定ドロップ、アドベンチャー等の特典を手に入れるチャンスが増えます。

詳細は開示されていませんが、最近はNFTをベースにトークンを付与するケースも多いため、このNFTもそのような可能性もあるかもしれません。

公式サイト:https://easy.me/

Twitter:https://twitter.com/TheEasyCoHQ

ios:https://apps.apple.com/us/app/easy-web3-social-wallet/id1641192503

android:https://play.google.com/store/apps/details?id=co.theeasy.app&pli=1

Open Forest Protocol

POINT Pre-Seed Roundで410万ドルの資金調達を実施しました。Shima Capital, Übermorgen Ventures, Not Boring Capital等が参加。

Open Forest Protocolは地球上のあらゆる森林のためのオンチェーン測定、報告、および検証プラットフォーム

Open Forest Protocol(OFP)は、世界中のあらゆる森林再生プロジェクトが、森林データを測定、報告、検証できるオープンプラットフォームです。

NEARブロックチェーン上に構築されたOFPでは、個人、コミュニティ、NGO、起業家、政府は、独立した専門家のネットワークによって検証された透明性のある証明となるデータを作成することができます。ブロックチェーン技術を使った森林データを検証・記録し、公開することで、OFPに登録された森林では何が起きているかを誰でも確認できるようになります。

Open Forest Protocolは現在4つのプロダクトを開発しています。

Project Operator Dashboard:プロジェクト・オペレーターは、OFP上で森林プロジェクトを立ち上げ、継続的にモニタリングしています。透明で真実味のある定期的なモニタリングにより、適格な森林プロジェクトは融資を受けることができます。

Forester Mobile Application:フォレスターアプリは、プロジェクトオペレーターがフィールドに出て樹木データを収集する際のメインツールです。データ収集作業に関する明確なガイダンスやプロジェクト・オペレーター・ダッシュボードへの即時接続により、森林モニタリングのベストプラクティスを利用できるようになります。このアプリは、スマートフォンで利用でき、世界中どこでもオフラインで使用できます。

Validator Dashboard:バリデーターは、現場のデータを分析し、多様な専門知識と経験を活かして、その正当性を判断します。バリデータのダッシュボードは、投票ベースのブロックチェーンオラクルによって運営され、すべての決定が公開されます。

Explorer:エクスプローラーは、OFP上の全ての森林プロジェクトを世界規模で発見できるようにするものです。すべての森林プロジェクトとそのアップロードデータは、このインタラクティブな地図上に表示されます。

Wallet:OFPウォレットは、OFPに関連するあらゆる資産の保管、移転、償還を効率化します。

Starter:OFP Starterは、森林プロジェクトの事前資金調達や成果ベースの資金調達を簡単かつ安全に行えるようにします。ブロックチェーン技術の力により、すべての取引は根本的な透明性と検証可能なマイルストーンを獲得し、世界中の森林プロジェクトにグローバルな資金調達の機会を提供します。

通常、森林再生プロジェクト関連はデータの検証を受けるために5万ドル以上を支払わなければならないですが、Open Forest Protocolでは、初期費用なしでデータの検証を受けることができます。また、Open Forest Protocolは、炭素クレジットが上場されるとその収益の一部を受け取り、さらにその収益の一部をネットワーク内のデータ検証者と共有するができ、現在、ケニアのGreener Communities Program、ポルトガルのUrbem Forests、グアテマラのGreen Balam Forestsなど、世界各地で40以上の森林再生プロジェクトと協働しています。

カーボンクレジット関連は2023年の注目テーマの一つでもあるので、注目しておきたいです。

公式サイト:https://www.openforestprotocol.org/

Twitter:https://twitter.com/OpenForest_

Telegram:https://t.me/openforestprotocol

Medium:https://openforestprotocol.medium.com/

Alkimiya

POINT Venture Roundで720万ドルの資金調達を実施しました。Castle Island Venturesと1kxがリードし、Circle Ventures, Coinbase Ventures and Dragonfly Capital Partnersなどが参加。

Alkimiyaは、マイナー業者やステーキングバリデータなどのブロックスペース生産者にヘッジソリューションを提供するプロジェクト

Alkimiyaは、マイナー業者やステーキングバリデータなどのブロックスペース生産者にヘッジソリューションを提供することを目指しているプロジェクトです。

まず、ブロックスペース生産者とは、ビットコインのマイナーやイーサリアムのバリデータによってブロックチェーンを生成する人々のことを指します。

このブロックスペース生産者は、トークンを生産するために機械などの負担が発生しています。従来の商品生産者が商品を作るために機械を導入しているのと似ています。

しかし、利回りや暗号通貨の価格は大きく変動するため、ブロックスペース生産者は、不安定で変動するトークンを生産するリスクに対するそれらのヘッジ手段を持ち合わせないことが課題となっています。

石油や金のような伝統的な商品会社は、生産リスクをヘッジするために先物やオプションを使用するケースが多いですが、ブロックスペース生産者の問題は、BTCやETHの価格をヘッジすることはできても、実際にどの程度のBTCやETHをヘッジすればいいのか分かりづらいです。

Alkimiyaは、ブロックチェーン生産者が将来の生産に対する先行固定リターンを固定できるようになるため、このヘッジソリューションでリスクを管理することができます。

このソリューションとして、Alkimiyaは2つのプロダクトを開発しています。

①ハッシュパワー契約:マイナー業者は、ハッシュパワーをスワップとして販売し、一定期間ハッシュレートに対する前払いの支払いを固定したり、コールオプションを販売して報酬の利回りを高めたりすることができます。

Bear相場では、マイナー業者は毎月の操業経費を賄うための先行者利益を確保することで、ダウンサイドリスクをヘッジすることができます。Bull相場では、スポットハッシュパワーの需要が非常に高くなるため、マイナー業者は高いプレミアムを利用することができます。

マイナーは、すでに採掘しているマイニングプールをAlkimiyaで利用することができます。Alkimiyは物理的なハッシュパワーの代わりに報酬のアドレスをリダイレクトするだけなので、マイナーは追加のソフトウェアをインストールしたり、新しいプラットフォームに移行することなく、非常に簡単に乗り込むことができます。

 

②ハッシュパワー ストラクチャード プロダクツ:契約の所有権は一時的なトークン(Silica)で表され、デフォルトまたは償還時に燃やされることになります。トークンを持っている人は、契約が終了したときに、その契約に関連する採掘報酬を請求することができます。

マイニングによる金銭的リターンをトークンというキャッシュフローモジュールとして扱うことで、ユーザーはそれを使って様々なキャッシュフロー生成資産を作ることができます。

Alkimiyaでは、ハッシュパワー担保の固定利付債、マイニング収入を原資産とする転換社債、ハッシュパワー永久スワップ、ブロック補助金とMEV収入を分離した仕組み商品、DAOによるオンチェーンマイニングファンドなど、ユーザーが自由に設計・スピンアップできる「仕組み商品エンジン」を提供しています。

これらの資産は、他の分散型取引所で取引することができます。

DeFiの世界に、ハード化された新しいカテゴリーの機器を導入することによって、ハッシュパワーを担保にした資産の需要が高まると、ベースレイヤーのハッシュパワー契約の需要も間接的に喚起される。こうして需要をスケールアップしていくのではないでしょうか。

 

Alkimiyaは、昨年3月にAvalancheで、パブリックベータ版として最初にローンチしました。

今回の資金調達は主に、今年の第1四半期にイーサリアムメインネット上でVault製品やETHステーキングコントラクトを含む完全な製品群を発売するための準備として、チームの拡大に充てられる予定です。

公式サイト:https://alkimiya.io/

Twitter:https://twitter.com/alkimiya_io

Discord:https://discord.com/invite/ZgDWpXzeWw

Quantum Temple

POINT Pre-Seedで200万ドルの資金調達を実施しました。Borderless Capitalが主導し、Algorand Foundation, Outliers Fund, Shima Capital等が参加。

文化遺産の保存に特化したWeb3プラットフォーム

Quantum Templeは、NFTを用いて文化遺産を保存し、コレクターと先祖代々のコミュニティとの公正な売買を促進することを目指したプロジェクトです。

文化財保護者、政府機関、市民社会、キュレーター人類学者、コンテンツクリエイター、クアンタム・テンプルなど様々な分野と連携し、有形・無形の文化財をトークン化し 地域コミュニティに経済的・社会的利益を提供するプラットフォームです。

Quantum Templeは、危機に瀕した先祖代々のコミュニティの知識と伝統を守るという重要な任務を担うことで、これらの文化的表現が失われないようにすることが目的です。

ブロックチェーン上で文化遺産を保存する物理的およびデジタルなNFTを共同作成・配布し、コミュニティの再生資金を促進することで、地元のアーティストや文化キーパーに新しい収入源を提供することができます。これは、若い世代が家族の伝統に関わり続け、文化遺産を保護し、透明性をもってNFTのロイヤリティを文化キーパーに直接永続的に分配するインセンティブを与えるものです。

NFTを保有することでCosmic Eggミッションに参加できる

Cosmic Egg NFTsは、Quantum Templeの創設メンバーへのアクセス権です。

現在Cosmic Eggs Goldは4ETH or 29,000ALGOで購入でき、Cosmic Eggs Silverは1ETH or 7,250k ALGOで購入できます。

このNFTは以下のユーティリティがあります。

・売上の50%をImpact Fundのtreasuryに寄付。

・IMPACT FUNDでガバナンス票を獲得できる。(Gold5票、Silver1票)

・公式の対面式イベントに招待される。

・今後のNFTのエアドロップと特典へのアクセス権利。

・トークン・ゲートのある専用コミュニティへのアクセス

・Quantum Temple創設メンバー資格取得

NFTの価格は最低でも1ETHと決して安くはありませんが、トークン・ゲートのある専用コミュニティへのアクセス権があることから、将来的にトークンの付与がされる可能性もあります(セールの優先権の可能性もありますが・・)。

また、Cosmic Eggの収益50%はWeb3によるインクルージョンと文化遺産の保護を推進することを目的に設立されたImpact Fundへtreasuryへ寄付され、コズミックメンバーによって管理されます。

Cultural Heritage NFTs

Cultural Heritage NFTs(文化遺産NFT)とは、世界の文化遺産をNFTにしたものになります。伝統的な儀式、伝統工芸の知識、自然や宇宙に関する知恵や知識だけでなく、音楽や口承表現、踊り、巡礼など、先祖代々の生活遺産をブロックチェーン上に記録し、NFTにします。

こちらは、バリの遺産に基づくジェネシスコレクションの一部で、極楽鳥の踊りであるチャンドラワシがNFTになっています。

Quantum Templeは、地元の職人と提携し、失われつつある手作りの儀式用および装飾用の工芸品を再生することを目指しており、職人が工芸品の生産品質と価値を高められるよう、サプライチェーンに関わる資金調達、プロモーション、流通を提供しています。この取り組みは、先祖代々の技術やモチーフを保護・復元するだけでなく、現在そして未来の世代が技術を維持するための新たなインセンティブを提供することに繋がっています。

Cultural Experience NFTs (文化体験NFT)を保有すると実際に文化遺産を体験できる

Cultural Experience NFTs (文化体験NFT)は、ホストの文化保持者と共に本物の伝統儀式、舞踊、巡礼、遺産、美食を体験することができるNFTです。

現在はまだリリースしておらず、2023年第2四半期に第一弾をローンチ予定です。

文化遺産に焦点を当てたプロジェクトは他にはなく、ただのコレクションだけでなくNFTを通して直接的な体験も得ることができる点においては、非常にユニークな取り組みのように思います。

公式サイト:https://quantumtemple.xyz/

Twitter:https://twitter.com/quantum_temple

Medium:https://medium.com/@quantumtemple/cultural-heritage-and-why-it-matters-694df24bfdbb

MoviePass

POINT Seed Roundで資金調達を実施しました。金額は不明で、Animoca Brandsがリードし、Claritas Capital, Emerald Plus, Gaingels, Harlem Capital等が参加。

Moviepassは定額制映画鑑賞サービスを提供するプロジェクト

Moviepassは定額制映画鑑賞サービスを提供しており、2017年に月額9.95ドルの会員制プランを導入して爆発的な成長を遂げました。

しかし、コロナの影響もあり、2020年に倒産することになりましたが、およそ1年後にスパイクスによって再買収され、2022年にサービスを再スタートしました。

Moviepassは今回の資金調達で、映画館の定額制サービスのベータ版リニューアルの準備を進めていくだけでなく、バーチャルリアリティによる映画館体験や、テクノロジーを使って映画館へのトラフィックを増やすなど、同社のWeb3戦略の開発・実行を計画しているようです。

また、B&B Theatres、Cinepolis Luxury Cinemas、Landmark Theatresなど25以上の映画館チェーンと戦略的パートナーシップを構築しています。これらの提携により、映画ファンはMoviePassアプリから直接チケットの購入、座席の選択、プロモーションの提供を受けることができるようになり、更には映画館やスタジオと協力し、特定の作品の人気や需要に応じて料金が上下する可変チケット価格を提供する予定です。

一度、倒産はしたものの、今回の資金調達を行ったAnimoca Brandsの執行会長兼共同創業者のYat Siu氏が取締役に就任する予定だったりとWeb3分野への進出にも力を入れているため、今後の取り組みが楽しみです。

公式サイト:https://www.moviepass.com/

Twitter:https://twitter.com/MoviePass

Psychic VR Lab

POINT Strategic Roundで1億円の資金調達を実施しました。Animoca Brands Japanのみの参加。

Psychic VRは、500万ダウンロードされているXRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を運営している企業

Psychic VRは、「人が空間を身にまとう世界を実現する」というビジョンを掲げ、500万ダウンロードのビューワーアプリで全世界5万人以上のアーティストが利用するXRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を運営しており、日本のXR(拡張現実)分野をリードしている企業です。

このPsychic VRとアニモカは昨年6月に協業しており、今回の資金調達では、XR技術をAnimoca Brandsの400社以上のWeb3エコシステムと接続し、パートナーのIPホルダーのコンテンツを活用するために充てられます。

公式サイト:https://psychic-vr-lab.com/

以上。

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