新興取引所・ABCCがマルタ進出の計画を発表
Yuya

シンガポール発の配当型トークン取引所・ABCCが、マルタへの本拠地移転に向け本格的に動き出していることがわかりました。
同取引所は、現在シンガポールにある本拠地を10月ごろまでにマルタに移転するとし、政府関係者とも順調に交渉を進めているとされています。
ABCCは、ABCCトークン($AT)と呼ばれる通貨を保有しているだけで、同取引所の収益に応じて配当を得られるという仕組みを導入しています。
ATは取引所を通して購入できるほか、プラットフォーム上でトレードを行うことによって、支払った手数料に応じて無料で配布されるシステムにもなっています。
このような「配当型トークン取引所」は同様のトークンを発行するFCoin(エフコイン / $FT)が高騰したことをきっかけに注目を集めています。
仮想通貨取引所 ABCC / 配当型トークン $AT の特徴やエアドロップ情報などを紹介!
また同取引所は、今年10月にマルタで開催される大型カンファレンス「デルタサミット2018」にハイパー・スポンサーとして参加もするとされています。
デルタサミットは、マルタ首相や米ブルームバーグ、バイナンス、OKExなどが参加するイベントとなっており、ABCC創設者のCalvin Cheng氏もスピーカーとして登壇することになっています。
3日間にかけて開催される予定の同イベントでは、著名人のインタビューや話題の仮想通貨ETF関連のトピックなどについてピッチが行われるもようです。
マルタの前外務大臣をアドバイザーとして迎え入れているABCCは、仮想通貨やブロックチェーン関連事業を積極的に誘致している同国でいち早くライセンス取得を目指しており、今後の本格的な展開に注目が集まると考えられます。