ニュース
2019/02/13ICEのCEOが「Bakktのローンチは2019年後半を予定している」と発言
ニューヨーク証券取引所を傘下に抱えるインターコンチネンタル取引所(ICE)のCEO、Jeffrey Sprecher氏はBakkt(バックト)のローンチが2019年後半を予定していることを明かしました。 BakktはICEがスターバックスやマイクロソフトなどと提携して開発を進めている仮想通貨取引プラットフォームで当初は2018年後半にローンチが予定されていました。 Bakktがビットコイン先物取引プラットフォームの延期を発表 - CRYPTO TIMES しかし、規制などの整備やさらなる準備が必要と判断され、ローンチは延期されていました。現在は米商品先物取引委員会(CFTC)からの承認を待っているという状況のようです。 Jeffrey Sprecher氏は、ICEの最新の業績報告の中でBakktについて言及し、同社はすでに10億ドル(約1,100億円)を超える金額を投資していると明かしました。 BakktはICEとは別の運営チームを備えた独立したプロジェクトになります。ICEの最高財務責任者を務めるScott Hill氏は以下のようにコメントしました。 「私はBakktは投資だと思っている。これは未来に繋がるプロジェクトで利益や市場の機会は2019年内よりも、後からついてくるだろう」 ローンチ延期のニュース以外にも複数通貨の取り扱いや資金調達のニュースなど様々なトピックが報じられ注目が集まっているBakktですが、果たして今年中にローンチできるのでしょうか。 記事ソース: ICE Earnings Call
ニュース
2019/02/13Amazonユーザーの1割強がAmazonの仮想通貨を購入したいことが判明
金融ニュースや市場データを提供するInvesting.comはAmazonの利用に関する調査を行い、同社に関する様々な市場データを公開しました。中でも注目したいのが1割強のユーザーがAmazonが発行する仮想通貨を購入したいと回答している点です。 Investing.comは米Amazonのユーザー1,013名を対象に様々な項目の調査を実施しました。調査の内容はPrimeメンバーの内訳や加入理由、Amazonに関する統計など多岐に渡っています。 いくつかの項目を抜粋すると、最もPrimeメンバーの割合が高いのはミレニアル世代(1980年前後から2005年生まれ)となっており、Prime加入の理由で最も多かったのが配達時間の速さです。 そして、「Amazonブランドで購入したい商品は?」という質問に対しては12.7%のユーザーが「仮想通貨」と回答しました。 最も多かったAmazonブランドのコンピューター(72.9%)やクーポンなど(51.7%)に比べると少ないですが、Amazonの利用者の規模を考えると1割でもかなりの人数に相当します。 また、Amazonから発売されることが期待されている商品の項目では、一位にAmazonブランドのコンピューター、二位には医療用マリファナがランクインしていることも興味深い回答なのではないでしょうか。 今やAmazonは単なる小売業の域を超え、動画配信や電子書籍、さらにはAIの開発など幅広く手がける巨大企業となっています。そして、Amazonの利用者は同社に時代に合わせた変化を求めていることが伺えます。 記事ソース: Investing.com
技術
2019/02/120xが発表した改善案「ZEIP-23 MultiAssetProxy(MAP)」の詳細
2月12日、分散型取引所のプロトコルである0xから、ZEIP-23 MultiAssetProxy(MAP)と呼ばれる新たなImprovement Proposal(改善案)が発表されました。 ZEIPとは、0x(Zero- Ex) Improvement Proposalの頭文字をとったもので、開発が行われている0xの改善案を指します。 発表によれば、この改善案に関しての開発は既に完了していますが、実装にはコミュニティによる投票が必要とされることから、その詳細や開発の背景、投票についての詳細な情報が今回発表されました。 本記事ではそんなZEIP-23について発表された内容をまとめていきます。なお、ソースコードなどのテクニカルな部分は便宜上省略させていただきます。 今回の発表の概要・キーポイント 今回の発表のキーポイントは以下になります ZEIP-23 MultiAssetProxy(MAP)について ZEIP-23 MultiAssetProxy(MAP)は、ERC20とERC721をバンドル化し、0xプロトコルを通じて分散的に取引することを可能とするスマートコントラクトを指します。 MultiAssetProxyでは、アセットのトランスファーを行うのではなく、バンドル化されたERC20やERC721のAssetIDと呼ばれるものを認識し、当該のAssetProxyにこれを返すという役割を果たすとされています。 また、アセットの取引において、部分的にこれが約定するということはなく(atomic transaction)、必ずすべてのトランザクションが成功するか、すべてが元の状態に戻るかのどちらかの結果となります。 MAP実装とコミュニティ投票について MAPの開発は既に完了しており、コードのセキュリティ監査もすでに終了しています。 しかし、統合には0xのスマートコントラクトの"hot upgrade"が必要とされ、これにはコミュニティによる監査も必要であるが故、ZRXを利用した投票の後の実装という形となっています。 そのため、ZRXトークンホルダーは2019/02/18から行われるMAPの統合について承認・拒否の投票を行う必要があり(強く奨励され)、この投票結果に応じた統合となります。 また今回の投票は、初の試みでありオンチェーンガバナンスにおける安全性の証明にリスクを伴う可能性があるため、投票は集権的なメカニズムを利用しオフチェーンで行われます。 仮に、承認された場合、0xはv2.0からv2.1へのアップグレードが行われます。 バグバウンティキャンペーンの詳細 0xでは、oxプロトコルのスマートコントラクトに関するバグの発見に対してバウンティ(報酬)を提供するバグバウンティキャンペーンを行っています。 今回のZEIP-23の発表では、ZEIP-23がバグバウンティの対象に追加されたことが明らかになりました。 バグを発見すると、CVSS(Common Vulnerability Scoring Standard)に基づく重要度に応じて最大$100,000USDまでの報酬が提供される仕組みになっています。 また、報酬はすべて0xのトークンであるZRXでの支払いとなります。 ZEIP-23の開発に対するモチベーション Non-Fungible Token(代替不可能トークン)は、EthereumのコミュニティにおいてERC721が正式に採用されたのち、ブロックチェーンゲーム(DApps)やコレクタブル、マーケットプレイスのエコシステムに大きな活気をもたらしました。 Ethereum(イーサリアム) ERC721の特徴は? ERC20やERC223との違いを徹底比較! - CRYPTO TIMES 0xのv2.0では、ERC721トークンのトレードをサポートしていましたが、コミュニティからの要望の多くに、これらのアセットをバンドル化したトレードを可能にすること、というものがありました。 ZEIP-23では、あらゆるERC20・ERC721のバンドルの取引を可能にします。 これには、以下のような様々なユースケースが考えられます; 複数匹のKittiesと1匹のKitties+ステーブルコインの取引 ERC721のトレーディングカードで、20枚セットのブースターパックを販売すること DecnetralandにおけるLANDのまとめ買い・売り 予測市場においてショートポジションを持つこと。例えば、AugurやVeilを利用して、2020年大統領選挙において、特定の政党以外に対してのロングポジションを持つことで、実質的にその特定の政党に対するショートポジションを持つことになる 今後の実装に関するロードマップ MAPが0xに実装されるためには、ZRXホルダーのコミュニティによる投票での最終的なConfirmationが必要となります。 統合にコミュニティの投票が絶対とされる理由には、今回のアップグレードが"hot upgrade"と呼ばれ、これには0xの既存のスマートコントラクトを修正する権利が含まれ、資産へのアクセス権も同時に必要とされるためです。 ZEIP-23の今回のアップグレードだけでなく、今後の"hot upgrade"に関しても、ステークホルダーはZEIP(改善案)に対する拒否権を行使することができなくてはなりません。 投票は、上記イメージのように2019/02/18から一週間にかけて行われる予定となっており、その結果はシンプルな多数決によって決定されます。 (2018/02/13の日本時間午前4時からは、0xのsubredditでAMA(Ask Me Anything)セッションも行われるため、不明点があればこちらで質問することも可能です。) 0xコアチームメンバーのこの投票に参加することができますが、機関・企業によって保有されているトークンでは参加することができず、自身でZRXを保有している必要があります。 投票が可決された場合、即座にその統合が行われますが、ERC20・ERC721を実際にバンドル化して取引を行うことができるのは、可決後2週間後の2019/03/11からとなっています。 仮に、この提案が否決された場合、0xのフォーラムにおいて事後のディスカッションが行われ、今後の実装に向けてよりよい提案や、必要に応じてより強固なセキュリティの方策に関する議論が行われる予定となっています。 まとめ 0xより、発表された新たな改善案であるZEIP-23 MultiAssetProxyについての発表をまとめました。 この提案がコミュニティにより可決されれば、3月11日より、ERC20やERC721をバンドル化して取引することができるようになり、DAppsのマーケットプレイスの幅がさらに広がるのではないかと考えられます。 また、ソースコードについての詳細は割愛しましたが、詳細は公式発表の以下のリンクから確認指定だたくことができます。 記事ソース:ZEIP-23: trade bundles of assets
ニュース
2019/02/12Litecoin財団がLitecoinの拡張ブロックにMimbleWimble実装のため、Beamとの提携を発表!
Litecoin財団がLitecoinの拡張ブロックを利用したMimbleWinble実装のためBeamと協力を進めることが明らかになりました。 Beamのゴールの一つは、仮想通貨におけるプライバシーを強化し、同時にMimbleWimbleのプロトコルを推進していくことにあります。 Litecoinでは現在、MimbleWimbleプロトコルを実装したLTCと通常のLTCの双方向の変換を可能にすることで、LTCにプライバシーと代替可能性を付与することを目指しています。 この変換において、MimbleWimbleプロトコルを実装したLTCでは、トランザクションを完全に秘匿することが可能となります。 また、プロジェクトによって行われる開発は、すべてオープンソースで公開されていく予定です。 記事ソース:Litecoin Foundation and Beam Cooperation Announcement
ニュース
2019/02/12仮想通貨取引所Kucoinがクレジットおよびデビットカード決済の受付を開始
シンガポールの仮想通貨取引所Kucoin(クーコイン)はフィンテック企業のSimplexと提携し、4種類の仮想通貨をクレジットおよびデビットカードで購入できるサービスの開始を発表しました。 Q: What should I do if I want to buy some #BTC with no #cryptocurrency in my account? A: Purchase it on #KuCoin, which provides a credit and debit card service with @SimplexCC Learn more about buying #crypto with a credit card:https://t.co/NdSqLrO7IH pic.twitter.com/Pc297Dmqwa — KuCoin Updates (@KuCoinUpdates) 2019年2月8日 今回サービスの対象となる通貨はビットコイン($BTC)、イーサリアム($ETH)、ライトコイン($LTC)、リップル($XRP)の4種類となっています。 対応する法定通貨はユーロと米ドルの2種類となっており、VisaやMastercardを含むほとんどのクレジットカードに対応しているとしています。 クレジットおよびデビットカードで仮想通貨を購入する場合にはいくつかの条件が設けられており、最低購入金額は10ドルで5%の手数料が徴収されます。クレジットカード利用の際はKucoinのKYCはもちろん、SimplexのKYCも満たしている必要があります。 また、マネーロンダリング防止や投資家保護の観点から1日の購入上限が20,000ドル、1ヶ月の上限は50,000ドルに設定されています。 記事ソース: Kucoin, Twitter
ニュース
2019/02/12Binance Coin / $BNB が下落相場の中、BTC建てで過去最高価格を記録
下落相場から抜け出せない仮想通貨市場とは裏腹に、Binance Coin($BNB)は年初から右肩上がりで成長を続けてきました。そして、CoinmarketcapのデータによるとBNBは今月2月11日にBTC建てで過去最高値(ATH)を記録しました。 年初から順調に価格を上げてきたBNBは記事執筆時点では0.00260405BTC(約1,052円)にて取引されています。 法定通貨建てで見ると、2018年1月時点の価格の半分にも及びませんが、BTCの価格が下がったこともあり最高値の更新となりました。 Binanceは2019年に入ってからクレジットおよびデビットカードでの仮想通貨購入サービスの開始や、Binance Launchpadのリリースなど数々のアップデートを行ってきました。今回のATH更新はBinanceの強気な姿勢が反映されたものだと言えるでしょう。 TwitterではBinanceのCEOであるChangpeng Zhao(CZ)氏に賞賛の声が集まっています。 Love you @cz_binance thank you for speeding up the revolution 💕🙏 — ₿itcoin Bull ™ (@BitcoinBuIl) 2019年2月11日 記事ソース: Coinmarketcap
ニュース
2019/02/12照明用品の卸売業者「H&M Distributors」が複数の仮想通貨での決済を導入
LEDライトなどの照明品を販売している卸売業者「H&M Distributors」が2月8日にプレスリリースにて複数の仮想通貨決済を導入することを発表しました。これによりグローバルな事業展開を目指します。 今回、H&M Distributorsは仮想通貨eコマースプラットフォームのChimpionと提携し、仮想通貨決済を実現しています。 Chimpionは仮想通貨決済の導入をサポートするプラットフォームを展開しており、ChimpionのBanana Token(BNANA)を保有することで、プラットフォームへのアクセスが可能となります。 プレスリリースによると決済に使用可能な通貨はビットコイン($BTC)、ビットコインキャッシュ($BCH)、ビットコインダイアモンド($BCD)、DASH($DASH)、イーサリアム($ETH)、ライトコイン($LTC)、Zcoin($XZC)などが紹介されており、この他にも対応通貨はあるようです。 H&Mの創業者兼CEOを務めるHerb Needham氏は今回の発表に関して以下のようにコメントしています。 「仮想通貨決済を導入し、グローバルに事業を展開する際に存在した壁を取り払うことで我々は今まで積み上げてきたものをより多くの顧客と共有することができる。」 記事ソース: PR NewsWire
ニュース
2019/02/12Ethereum / $ETH がRipple / $XRP の時価総額を追い越しおよそ1ヶ月ぶりに2位に復帰
Coinmarketcapのデータによると、イーサリアム($ETH)がリップル($XRP)の時価総額を追い越しおよそ1ヶ月ぶりに第2位の座に復帰しました。現在両通貨の時価総額の差は100億円程度となっています。 CRYPTO TIMESでも報じているように、リップルは今年初頭にイーサリアムを時価総額で再び追い抜き、第2位にランクインしました。 Ripple(リップル)のXRPを抜きEthereumが時価総額2位に再浮上 - CRYPTO TIMES 記事執筆時点ではリップルは33円付近で取引されており、前日比で1.28%減となっています。リップルにとってマイナス材料となり得るニュースは特に報道されておらず、下落の原因は定かではありません。 一方のイーサリアムは13,300円付近で取引されており、前日比で1.31%増となっています。リップルとの時価総額の差はおよそ100億円となっており、現時点では両者の差は小さいと言えるでしょう。 記事ソース: Coinmarketcap
ニュース
2019/02/12最低月収約700円のベゼズエラで仮想通貨取引1回30円の手数料!?ベネズエラ政府が仮想通貨送金に関して新たな規制導入
ベネズエラ政府が仮想通貨での送金に関して規制を新たに導入したことが分かりました。 2018年に設立されたベネズエラの国家機関「Sunacrip」の発表によると、ベネズエラ国民は仮想通貨送金額合計に基づいた手数料(最大15%)を支払うことが義務付けられました。 この規制の導入によりベネズエラ国民は仮想通貨での1つの取引あたり最低手数料0.28ドル(約30円)を徴収されることになります。 先日発表されたデータによると2019年1月時点でのベネズエラの最低総賃金/月は18億ボリバル、一人あたりの最低月収は約620円となります。 ベネズエラでは現在ハイパーインフレの影響でベネズエラ通貨「ボリバル」の価値が暴落しており、国民は避難通貨としてペトロやビットコインなどの仮想通貨を利用しています。 2月6日の時点で、ベネズエラのBTC(ビットコイン)取引高が過去最高水準に達しており国民の仮想通貨需要が高まっていることが分かります。 ・ICO詐欺?救済?ベネズエラの仮想通貨「ペトロ」の概要と問題点とは ・ベネズエラでのビットコイン取引高が過去最高水準に 今回発表された仮想通貨送金への規制がベネズエラ国民にどのような影響を与えるかに今後注目が集まります。 現在ハイパーインフレによって生活が困難なベネズエラ国民に対する仮想通貨寄付キャンペーン「Airdrop Venezuela 」が行われています。 深刻な経済危機を迎えているベネズエラへの仮想通貨寄付キャンペーン「AirdropVenezuela」が始動 記事ソース:CRIPTONOTICIAS ゆっし 最低月収が700円ぐらいの国で、1回の仮想通貨取引に約30円かかるって国民にとっては最悪の規制だよね。 国民が仮想通貨に避難するのをなんとか政府が抑え込んでる感じだね。ベネズエラは国としてもうかなり危うい状態だね。
ニュース
2019/02/11アルゼンチンの37地域に走る公共交通機関で、ビットコイン決済が可能に
アルゼンチンの37地域の公共交通機関で利用されている交通系ICカード「SUBE」に、ビットコインでチャージが可能になったことを現地メディアが報じました。 アルゼンチン政府のウェブサイトによると、SUBEカードは、バスや電車、地下鉄などを利用する際に使うことができ、様々なサービスが現金で支払うよりも割安で受けられるとされています。アルゼンチンにおける日本のSUICAのような役割をしているのがSUBEカードになります。 今回、このSUBEを運営するAlto Viaje社と、ブロックチェーン企業であるBitex社が提携し、ビットコインによるチャージが可能になりました。SUBEは既にPayPalによる決済も可能となっており、今後は現地決済プロバイダーであるRapiPago社も加えた3機関による決済も追加される予定です。 Bitex社のCMOであるManuel Beaudroit氏は、今回の提携について以下のように述べています。 今回の提携は、人々にビットコインの技術をもたらし、それが日常生活において価値のあるものであると実証するための、非常に重要なプロジェクトだ。 また同氏は、ビットコインの最低チャージ額について、50アルゼンチン・ペソ(約145円)であるとも話しました。 一方、Alto Viaje社のディレクターであるLuciano Verardo氏は以下のように述べています。 Bitex社との連携により、支払いとビットコインを結び付け、人々や企業に新たな金融包摂の可能性が生まれる。 アルゼンチンは近年、急激なインフレの進行による法定通貨への疑念からビットコインの需要が増加しており、今回の公共交通機関の支払い対応も含め、あらゆるところでビットコイン決済が普及していっています。 記事ソース:Public Transportation Across Argentina Can Now Be Paid With BTC ぼにふぁ 急激なインフレが進行する国では、価格変動が激しいと言われているビットコインがむしろ安定している訳ですね。