Atleta Network徹底解説|エアドロップが迫るスポーツ特化ブロックチェーン
Crypto Troll
引用元: Atleta公式docs
現在、Web3分野では多くのブロックチェーンが登場しています。
AribitrumやOptimismといった従来のレイヤー2から、SolanaやAvalancheといったレイヤー1が既に有名ですが、RWAやゲームなど特定の分野に特化したチェーンの開発も盛んとなっています。
そうした中で、一際異彩を放っているチェーンが「Atleta Network」です。
Atleta Networkはスポーツ分野に焦点を当てたブロックチェーンであり、Web3プロジェクトとしては珍しいものとなっています。
また、TGEを9月に控えており、エアドロ活動が本格化していることから一般ユーザーからもその関心は高まっています
今回の記事では、Atleta Networkのプロダクト詳細から、エアドロに向けたテストネット活動までを解説していきます。
目次
スポーツ×ブロックチェーンで新たな世界を拓くAtleta Network
まずは、Atleta Networkの周辺情報を紹介していきます。
スポーツ産業をリードするブロックチェーンへ
Atleta Networkは、スポーツ業界に特化したEVM互換のレイヤー1ブロックチェーンです。
革新的なDeFiアプリ、シームレスな相互運用性、そして安全かつ大規模なデータレイヤーを提供することで、スポーツ界に新たな進歩を生み出そうとしています。
Atleta Networkは、サッカー界の次世代育成や選手キャリア支援などを行うBlockchain Sportsエコシステムの中核技術として、AI分析、パフォーマンストラッキングセンサー、VR、ブロックチェーン技術を融合させ、スポーツ運営の改善や新しい選手のパフォーマンス発掘の機会を提供しようとしています。
Blockchain Sportsとは?
Blockchain Sportsは、Atleta Networkの構築に加え、ブラジルでの3つのフットボールアカデミー設立・運営に1000万ドルを投資しているプロジェクトです。
既に400人以上の選手たちがプロのコーチの指導と最新技術を活用し、世界トップレベルのサッカー選手を目指して日々トレーニングに励んでいます。
Blockchain Sportsは、ブロックチェーンといったデジタル分野だけでなく、実世界においても積極的な活動をしていることが特徴であり、かなりの包括的な取り組みをしていることが窺えます。
Blockchain Sportsは多くのパートナーシップを実施
Blockchain Sportsは、Cookie3やBonusBlockといったWeb3プロジェクトと提携することで、プロダクト品質を高めています。
✍️ Zico Officially Joins Blockchain Sports
We are super exited to announce that the Brazilian and global football legend Zico is now an official ambassador for Blockchain Sports! 🇧🇷 This moment brings immense opportunities for our project!
🌟 Zico needs no introduction!
He is… pic.twitter.com/TwkDh5yMVA
— Blockchain Sports (@blockchainsprts) May 29, 2024
また、ジーコ、ロマーリオ、マテラッツィ、ゼ・ロベルトといった数多くの著名プレイヤーがブランドアンバサダーを務めており、幅広いマーケティングを行なっていることが窺えます。
Atleta Networkの技術的詳細
ここからはAtleta Networkの詳細を紹介していきます。
Atleta Networkは、Substrateベースのモジュール式EVM互換レイヤー1ブロックチェーンプラットフォームです。
パラチェーン、XCM+、クロスチェーン相互運用性、NPoSを組み合わせた独自のアーキテクチャを持ち、スポーツ組織や個々のユーザーに様々なメリットを提供します。
Atletaの構成
Atletaは、実行、相互運用性、ストレージの3つのレイヤーで構成されています。
- 実行レイヤー(EL): EVM互換のスマートコントラクトプラットフォームであり、トランザクションと分散型アプリケーションの開発を可能にします。
- 相互運用レイヤー(IO):クロスチェーン通信を担当する「レイヤー0」であり、アセットとメッセージの転送にリレーポイントを使用します。
- ストレージレイヤー(SL):ビデオ、テキストファイルなどの任意のタイプの情報を分散型で保存するためのデータレイヤーです。
これら3つのレイヤーはすべて相互接続されており、ノードネットワークによって管理されています。
将来性を意識したAtletaのアーキテクチャ
Atletaは、Web3技術の進化と新たな計算パラダイム(AI、LLM、量子コンピューティングなど)の到来に対応できるようなアーキテクチャを採用しています。
- モジュール性: コンポーネントを個別に改良できるため、システムの柔軟性と適応性が高まります。
- データ可用性(DA):Atletaは、他のネットワークのDAレイヤーの役割を果たすことができるように設計されています。
- 量子耐性: 量子コンピューティングの脅威に対応するため、社会的介入(social intervention)とアップグレード性の2つの観点から量子耐性ソリューションを導き出しています。
上記の特徴により、現在における必要要件を満たすだけでなく、将来的な拡張や脅威への対策といったことまで見据えた設計がされていることがわかります。
基本的な性能も優れており、2gweiという低い手数料や、ブロックごとに即座に実行されるファイナリティといった仕組みも実装されています。
$ATLAのトークノミクス
$ATLAはPoSの仕組みが採用されており、ネットワークは主に$ATLAを担保としてセキュリティを確保しています。
また、$ATLAには以下のユーテリティが用意されています。
- アカウントユニット(Unit of Account):ATLETA上のアクティビティはすべて$ATLAで表示されるようになっています。
- 決済:トランザクションコストは$ATLAで支払われます。
- コンセンサスとガバナンス:ユーザーは$ATLAを用いることで、ガバナンスに参加可能です。
- パラチェーンの展開:パラチェーンのスロットを確保するには、参加チェーンのネットワークオペレーターが一定量の$ATLAをロックする必要があります。ロックされた$ATLAは、違反時のセキュリティフォールバックなどに用いられます。
これらの他にも、バーニング・メカニズムを実装することで、$ATLAの安定的な価格維持を実現しようとしています。
Atleta Olympiaテストネットが公開中
2024年5月31日に開始されたAtleta Olympiaテストネットは、1か月半で23万ウォレット、400万トランザクションを達成しました。
現在も1000人以上のユーザーが毎日75000件の$ATLAトランザクションを行っており、その勢いは右肩上がりに上昇しています。
エアドロップが期待されるテストネット
Atleta Olympiaテストネットが盛んな理由として、エアドロップへの期待が挙げられます。
Atleta Olympiaテストネットの参加者はXPポイントを貯めることができ、メインネットローンチ時には、このポイントがエアドロップに繋がるとしています。
TGEは9月を予定|短期決戦型エアドロ活動が可能
テストネットのアクティビティに準じたエアドロップ活動は、Atleta Network以外にも実施されていますが、Atleta Networkが多くのユーザーに選ばれている理由として、TGEを来月9月に予定しており、短期決戦で結果が出ることが挙げられます。
多くのWeb3プロジェクトは、TVLの維持や、アクティビティ量を高めるために、TGEの延期が数多く行われています。そうした中で、TGE予定が9月と明瞭になっているAtleta Networkは極めて珍しいWeb3プロジェクトと言えるでしょう。
トークノミクスの公開はまだされていませんが、エアドロップへの割り当てはおおよそ6%と噂されており、一般ユーザーにとって非常に魅力的なプロジェクトとなっています。
エアドロップへ向けたテストネット活動解説
ここからはエアドロップへ向けた具体的なテストネット活動を紹介していきます。
これまでテストネットに触ったことがないユーザーだけでなく、ウォレットにも馴染みのないユーザーにもわかりやすく解説していきます。
Atleta Olympiaへアクセスし、ウォレットを接続
まずは以下のURLから、テストネットへアクセスします。
Atleta Olympia:https://app-olympia.atleta.network/
画像右上の「Connect」から自身のウォレットを選択して、接続して下さい。
※ウォレットを持っていない場合は、以下のURLからウォレットを作成してください。今回はRabbyウォレットを使用します。
Chrome拡張:Rabbyウォレット
Rabbyウォレットを徹底解説|メリットからアカウント作成、メタマスクとの連携方法まで【初心者・DeFiユーザー向け】
ウォレットを繋ぐとチェーンの選択画面が表示されます。
①「Atleta Olympia」を選択し、②「Add」をクリックして、Atleta OlympiaをRabbyに追加して下さい。
テストネット用$ATLAを入手する
次に、テストネット用の$ATLAを入手します。
①「Faucet」の欄をクリックします。
すると上記のような画面へと移行します。
①「Send me $ATLA」をクリックすることで、自身のウォレットに$ATLAを送付することができます。
一度に送付出来る量は25$ATLAですが、②の欄からメールアドレスを登録することで、10倍にあたる250$ATLAを送付することが可能です。
ステーキング
まずは、オンチェーン活動の基本となるステーキングを解説します。
ステーキングとは、自身が持っているトークンを預け入れることです。
まずは、①「Staking」から、②「Stake now」をクリックします。
ステーキングしたい$ATLAの数量を①の欄に入力します。
②の欄に表示されているのは、自身が持っている$ATLAの数量です。この数の範囲内で$ATLAを預け入れることが可能です。
今回は100$ATLAをステーキングするので、①には100と入力しました。
③「Stake now」から、④「Confirm」をクリックすることで、$ATLAのステーキングは完了です。
ステーキングした$ATLAを引き出したい場合
ステーキング状況は、Staking画面の下部に表示されます。
ステーキングしている$ATLAを引き出したい場合は、「Unbond」をクリックします。
また、この$ATLAの引き出しが完了するには、一定の時間が必要であり、すぐに完了しないことには注意が必要です。
※引き出し中の$ATLAは、Unbondingとして表示されます
①の欄に引き出したい$ATLAの数量を入力します。
②「Continue」から取引内容の確認をし、③「Confirm」をクリックすれば、引き出し申請は完了です。
ガバナンス
次にガバナンスのタスクを解説していきます。
ガバナンスでは自身でいくつかの提案(proposal)や投稿(post)を行うことで、ポイントを稼ぐことが可能です。
まずは、赤枠部分「Governance」をクリックして下さい。
この画面から、自身や他のユーザーが行った提案やポストを確認することが可能です。
左上赤枠「Create Proposal」から、自身で提案およびポストを作成してきます。
提案やポストには3種類ありますが、今回の記事では「Tresury proposal」と「Discussion post」の2つを紹介していきます。
Tresury proposal
「Create Proposal」をクリックし、提案選択画面を表示させます。
①「Tresury proposal」から、②「Next」をクリックします。この際、10$ATLAが必要なことには注意して下さい。
①の箇所が最初はYesとなっていますので、「No」に変更して下さい。
②は提案の詳細を記入する箇所ですが、今回はテストなので適当な文章で大丈夫です。
上記が終わり次第、③をクリックします。
④の箇所には、現在使用しているウォレットとは違うウォレットアドレスを入力しなければなりません。
Rabbyで新しいウォレットを作成し、そのアドレスを入力して下さい。
⑤「Next」をクリックし、最終確認画面で「Confirm」をクリックすれば、Tresury proposalは完了です。
Discussion post
次は、Discussion postの解説をします。
「Create Proposal」をクリックし、提案選択画面を表示させます。
「Discussion post」をクリックします。
①の欄は詳細を記入する箇所ですが、今回はテストなので適当な文章で大丈夫です。
②「Create Post」から内容を確認した後、③「Submit」をクリックすれば、Discussion postは完了です。
リーダーボードを開放する
Atleta Olympiaテストネットにおけるポイント活動は、これまでに紹介してきたステーキングやガバナンス提案を継続的に行うことでXPを稼ぐものとなっています。
自身が稼いだXPは、リーダーボードから詳細を確認することが可能です。
「Leaderboard」の欄から、4段階のアカウント認証を進めることで自身のリーダーボードを確認できます。
4つ目の「Invite Code」に悩むかもしれませんが、Atleta Network公式ディスコードの「Invite Codes」の部屋から、入手することが可能です。
Discord:https://discord.com/invite/atletanetwork
認証が完了すると以下のような画面が表示されます。
左上の220XPが、実際に筆者が獲得したポイントとなります。
実際にタスクをこなしてからポイントが反映されるまで、多少の時間はかかることには注意が必要です。
今回紹介したのは「Staking」と「Governance」ですが、将来的にDEXタスクも用意されるため、多様な方法でXPを稼ぐことが可能になります。
まとめ
ここまでAtleta Networkを紹介してきましたが、如何でしたでしょうか?
Atletaは、スポーツ業界に特化したブロックチェーンとして、そのユースケースと将来性において大きな可能性を秘めています。
RWAやゲームなどの特定分野に特化したブロックチェーンが登場する中でも、スポーツに特化したプロジェクトは非常に珍しく、Web3プロジェクトの中でも頭ひとつ先行しているプロジェクトと言えるでしょう。
また、現実世界のスポーツ育成も実施しており、Web3にとどまらない現実にも拡張したAtletaエコシステムを実現していることも魅力の一つと言えるでしょう。
そして現在、TGEを9月目前に控えており、短期決戦型のエアドロ活動が行えることも、一般ユーザーにとって魅力的なものとなっています。
もし興味を持たれた方がいれば、ぜひ、テストネットのエアドロップ活動から参入してみて下さい。
Atleta各種infomation
X:https://x.com/Atleta_Network
公式サイト:https://atleta.network/
Atleta Olympiaテストネット:https://app-olympia.atleta.network/