リップル(Ripple)「銀行がxRapid採用に躊躇する理由は規制の不透明さにあり」
2018/12/20・
Yuya

ニュース
ブロックチェーンを基盤とした国際送金サービスを展開するリップル(Ripple)が、自社プロダクト「xRapid」が未だ銀行に採用されていない理由を明かしました。
14日にドイツで開催されたイベント「ユーロ・ファイナンス・テック」にて、リップルのMarjan Delatinne氏は、次のように述べています。
銀行が未だxrapidを採用していない理由は、みなさんもご存知の通り、銀行側の暗号資産の取り扱いに対する規制の枠組みが不透明であるからです。
xRapidは、10月の商用リリースから決済サービスプロバイダーであるMercuryFX、Cuallix、Federal Corporate Unionの三社で利用されています。
Delatinne氏は、このような銀行以外の金融サービスは考慮すべき規制が比較的少ないため、xRapidの導入も早期に行うことができるといいます。
xRapidは、国境をまたいだ銀行同士の送金を円滑化するプロダクトで、他国通貨の備蓄を保有する手間を省くことで送金にかかる時間やコストを削減することができる仕組みになっています。
同プロダクトでは、各銀行がXRPのウォレットを保有し、送金元の通貨をXRPに変換・受取側に送金、受取側が自国通貨に再変換する、というプロセスで円滑な国際送金を実現しています。