仮想通貨エアドロップ戦略「Berachain」の概要や使い方を解説

2024/03/05・

Henry

仮想通貨エアドロップ戦略「Berachain」の概要や使い方を解説

– 著者:Henry(@HenryWells1837

2024年には、多くの仮想通貨プロジェクトでエアドロップが行われることが期待されています。

最近では、$ALT、$STRK、$DYMといったプロジェクトで数千ドル規模のエアドロップが実施されました。これからは、既にメインネットをローンチしている様々なインフラ系プロジェクトからのエアドロップも期待されています。

今回は、その中でも少し謎めいた雰囲気を持っているBerachainの概要とエアドロップ獲得までのプロセスについてご紹介します。

Berachainとは

Berachainは、Proof-of-Liquidityという新しいコンセンサスメカニズムを採用した高性能なEVM(Ethereum Virtual Machine)互換ブロックチェーンです。このコンセンサスメカニズムは、ネットワークのインセンティブを整合させ、Berachainのバリデーターとプロジェクトのエコシステム間に強いシナジーを生み出すことを目指しています。

また、EVM互換チェーンを構築するための高性能ブロックチェーンフレームワークであるPolaris上に構築されているBerachainは、CometBFTコンセンサスエンジンを基盤としています。BerachainはCosmos-SDK上に構築されたEVM互換のLayer-1ブロックチェーンであり、Ethereumのツーリング、オペレーションを全てサポートし、さらにProof-of-Liquidityといった追加機能を組み込んでいます。これにより「EVM-equivalent-plus」とも考えることができます。

Berachainの創設者

Berachainの創設者は以下の通りです。

  1. Smokey The Bera https://twitter.com/SmokeyTheBera
  2. Homme  https://twitter.com/homme0x
  3. Dev Bear https://twitter.com/itsdevbear
  4. Papa Bear ( アカウント不明 )

Berachainへの主な投資家

Berachainへの主な投資家は以下の通りです。

  1. Polychain Capital
  2. Hack VC
  3. dao5
  4. Tribe Capital
  5. Shima Capital
  6. CitizenX
  7. Robot Ventures
  8. Mustafa Al-Bassam – Celestia Co – Founder & CEO

昨年5月時に発表された資金調達の際には、すでに4.2億ドルの評価額を得ています。

Proof-of-Liquidity(PoL)

Proof-of-Liquidity(PoL)は、流動性をシステマティックに構築し、ステークの集中化を解決し、プロトコルとバリデーターを整合させることを目的としたコンセンサスメカニズムです。PoLは、Proof of Stake(PoS)の概念を基にしており、PoSの一部の問題点を解決するために設計されています。

抑えておくべきトークンの種類

テストネットを行う上で抑えておくべきトークンは以下の3つになります。

ティッカー種類
$BERAガストークン
$BGTガバナンストークン
$HONEYステーブルコイン

$BERAの概要と入手方法

BERAは、トランザクションのガス代を支払うために使用されるネットワークトークンです。テストネット上の$BERAは、Faucetページをより無料で入手できます。

$BGTの概要と入手方法

バリデーターとのステーキングを通じてネットワークを保護するために使用されるガバナンストークンです。このトークンは非転送可能であり、ネイティブBEXなどに流動性を預けることで取得できます。

$HONEYの概要と入手方法

1 USDCに近似することを目指すステーブルコインです。テストネット$HONEYトークンを入手するには、Berachainテストネットフォーセットを通じてテストネット$BERAを入手し、その後Honeyでミントします。

テストネットの追加とFaucetの請求方法

まずは、お使いのMetamaskにBerachainのテストネットを追加します。

NetworkBerachain Artio
RPC URLhttps://artio.rpc.berachain.com/
Chain ID80085
Currency SymbolBERA
Block explorer URLhttps://artio.beratrail.io/

そして、以下のサイトよりテストネットトークンをfaucetします。

https://artio.faucet.berachain.com/

その他に、下記のサイトでもfaucetが可能です。

*The Honey Jar Faucetの方では、Questを達成することでFaucetをすることが出来るようになります。

テストネットの実践

Berachainでは、現在多くのプロジェクトが開発されてきてますが、テストネット上では下記の5つを触ることで、最終的に「BGT」トークンを獲得することがエアドロップ獲得のための最終ゴールになるのではないかと筆者は考えています。

◇注意点

Berachainのテストネット体験は、初心者にはやや難易度が高いかもしれません。
問題が発生した際は、公式のガイドなどを参考しながら問題解決に取り組みましょう。

Dapps一覧

プロジェクト名プロジェクト概要
BEXDEX
HONEYネイティブステーブルコインの発行先
BENDレンディングプラットフォーム
BERPSトレード
BGT Stationガバナンス
BeratrailBerachain専用のエクスプローラー

BEX

こちらのBEXでは、スワップと流動性供給が出来ます。

流動性の供給を行うことで、$BGTを獲得する事ができますが、まずはfaucetとした$BERAトークンを$STGUSDCにスワップしましょう。

公式サイト:https://artio.bex.berachain.com/

Honey

こちらでは、$HONEYを発行することが出来ます。

先程のBEXで獲得した$STGUSDCの一部を$HONEYにしましょう。

公式サイト:https://artio.honey.berachain.com/

BEND

こちらでは、Honeyで発行したステーブルコイン$HONEYを預け入れてBGTを獲得することができます。

公式サイト:https://artio.bend.berachain.com/

BERPS

こちらでは、Valutより$HONEYをDepositすることで、$BGTを獲得することが出来ます。

公式サイト:https://artio.berps.berachain.com/

BGT Station

獲得した$BGTをバリデーターにデリゲートし、ガバナンス投票に参加します。

ここまでの一連の作業でテストネット上でのタックス刻みやガバナンスへの参加に貢献出来ます。エアドロップが、どのような判断基準で実施されるかは不明ではありますが新しいL1チェーンを体験する良い機会ではないでしょうか。

注意点として、直近の1ヶ月間で参加者が急増したことにより、ネットワークが大変込み合っています。また、1日にfaucet出来るトークンの数量も以前より減っているので、時間に余裕を持ちながら、焦らずに実施していきましょう。

公式サイト:https://artio.station.berachain.com/

エアドロップの対象が示唆されているNFTプロジェクト

Berachainに関連する複数のNFTプロジェクトがあり、これらを保有することでエアドロップの対象となる可能性があります。

代表的なプロジェクトには、Bong Bears、The Boo Bears、Bit Bears by Berachain、The Band Bears、The Baby Bearsが含まれます。

プロジェクト名フロア発行数Opensea
Bong Bears150 eth101https://opensea.io/collection/bongbears/activity
The Boo Bears33 eth271https://opensea.io/collection/boo-bears
Bit Bears by Berachain5.18 eth2,355https://opensea.io/collection/berachain-bit-bears
The Band Bears8.39 eth1,175https://opensea.io/collection/the-band-bears
The Baby Bears15.5571https://opensea.io/collection/the-baby-bears

この中の、Bong Bearsの推移を見てみましょう。

こちらのBong Bearsは、最後の取引成立が約2ヶ月前となっております。フロアプライスは150 ethですが、昨年は40 – 60 ethで売買されておりました。

こちらのプロジェクトがBerachain 上の最初のNFTコレクションとなっており、2021年の8月に共同創設者たちにより展開されたプロジェクトになります。そのため、特にこのNFTを保有することで、エアドロップの対象になることが期待されています。

その他のプロジェクトの価格推移も見てみましょう。

こちらは、Bit Bears By Berachain の価格推移です。

こちらは、The Band Bears の価格推移です。

いずれのNFTもBerachainから発行されており、直近の数カ月間で急激な上昇を見せています。

その他にもBerachainに関連しているNFTは複数存在しており、保有することで何かしらのエアドロップ対象となる可能性があります。

まとめ

本稿ではBerachainのエアドロップを獲得するためのステップバイステップとして、Berachainの概要、トークン、各プロジェクト、そして保有することでエアドロップ対象となることが示唆されているプロジェクトの紹介をしました。

再度の注意となりますが、上記はあくまでもエアドロップ獲得可能性を上げるための一案にしか無く、獲得を保証するものではありません。

よりBerachain及びBerachainについて知りたい方は、各公式TwitterやDiscordを注目ください。

オマケ  – Berachainは求人中です

Berachainでは現在、様々な職種で求人を募集中です。
リモートで働けるポジションもあります。

https://careers.berachain.com/

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