Bitgetの手数料まとめ!手数料負けの防ぎ方や他の取引所の手数料も紹介
Crypto Times 編集部
Bitgetは人気の海外取引所で、日本語にも対応しているため日本で利用している方も多くいます。
しかし、海外取引所は日本の取引所に比べると手数料が複雑です。また、手数料負けをすることもあるので注意が必要です。
そこで本記事ではBitgetの手数料をまとめて紹介していきます。
ほかの取引所と比べて手数料は高いのかなども検証しているので、これからBitgetの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
Bitgetの各種手数料を徹底解説!
取引手数料 | 現物:0.0125~0.1% 先物:0.008~0.042% |
---|---|
仮想通貨入金手数料 | 無料 (マイニングにかかる費用は利用者負担) |
仮想通貨出金手数料 | 出金通貨により異なる |
コピートレード利益分配率 | 最大10% |
Bitgetの各種手数料を簡単にまとめると上記のとおりです。
入金手数料が無料な点や、出金手数料は通貨によって異なる点などは日本の取引所とは大きく変わりません。
しかし、取引手数料は日本の取引所と比べると大きく仕様が異なります。
各種手数料の内容を確認しておきましょう。
取引手数料はVIPやMaker・Takerによって異なる
現物取引手数料 | Maker・Takerどちらも通貨に関わらず一律0.1% 手数料の支払いにBGBを使えば一律0.08% |
---|---|
先物取引手数料 | Maker:通貨に関わらず一律0.014% Taker:通貨に関わらず一律0.042% |
Bitgetの取引手数料は上記のとおりです。
通貨に関わらず一律の手数料となっており、現物取引は基本的に0.1%、手数料の支払いがBGBなら0.08%となります。
先物取引も通貨にかからわず一律となっています。MakerかTakerかで手数料が異なり、Makerは0.014%、Takerは0.042%です。
ただし、これらの手数料はVIPではない一般会員の手数料です。
VIPになることで手数料は変動します。
VIPレベル | 現物取引手数料 | 先物取引手数料 |
---|---|---|
VIP1 | Maker:0.04% Taker:0.06% | Maker:0.016% Taker:0.04% |
VIP2 | Maker:0.025% Taker:0.05% | Maker:0.014% Taker:0.0375% |
VIP3 | Maker:0.02% Taker:0.045% | Maker:0.012% Taker:0.035% |
VIP4 | Maker:0.015% Taker:0.04% | Maker:0.01% Taker:0.032% |
VIP5 | Maker:0.0125% Taker:0.035% | Maker:0.008% Taker:0.032% |
BitgetのVIPレベルは30日間の現物取引量や資産残高、BGB残高などによって決まります。
Bitgetを含む海外の取引所はこのようにVIPの設定がされていることが多く、取引量や資産残高などによって手数料などの待遇が異なります。
たくさんの取引をする予定ならBitgetのような海外取引所は特にお得と言えるでしょう。
出金手数料は通貨によって異なる
仮想通貨の種類 | 使用するネットワーク | 出金手数料 |
---|---|---|
BTC | BTC | 0.00085BTC |
BEP20 | 0.0000051BTC | |
ETH | ETH | 0.002ETH |
BEP20 | 0.00042ETH | |
XRP | XRP | 0.1XRP |
USDT | TRC20 | 1USDT |
ERC20 | 3.0638816USDT | |
BEP20 | 0.29USDT | |
SOL | 1USDT |
Bitgetの出金手数料は通貨や使用するネットワークによって異なります。
出金額の大きさは関係なく、出金をするたびに固定の金額を支払うというシステムです。
なお、同じ通貨でも使用するネットワークによっても手数料は異なります。
使用するネットワークは、出金先のアドレスと同じである必要があります。安いネットワークを選べば手数料を抑えられるというわけではないので注意しましょう。
Bitgetの出金まとめ!手順や手数料、出金できないときのチェックポイントを解説
入金手数料は無料
マイニングにかかる費用は当然発生しますが、入金手数料は無料です。
これは基本的にはどの取引所も同じです。
なお、Bitgetは海外取引所ということもあり、日本円の入金はできません。
入金する際は以下2つの手間がかかるので留意しておきましょう。
①日本円を使って日本の取引所で仮想通貨を購入
②交換した仮想通貨をBitgetに入金する
コピートレード利益分配率は最大10%
コピートレードの種類 | 通常の取引手数料 | トレーダーへの利益配分 |
---|---|---|
先物コピートレード | Maker 0.014% Taker 0.042% | コピートレードの利益の最大10% 利益が無い場合は発生しない |
現物コピートレード | 0.1% BGBによる支払いの場合は0.08% |
Bitgetはコピートレードをすることができますが、コピートレードの利益分配率は最大10%となっています。
コピートレードをする際は通常の取引手数料が発生し、それに加えて利益が発生した場合は利益分から10%の支払いを行います。
利益がない場合はコピートレードの手数料は発生せず、通常の取引手数料のみが発生します。
以下の記事ではコピートレードを実際に使ってみた結果を紹介しているので、コピートレードに興味がある方はぜひご覧ください。
Bitgetで注目のコピートレードをやってみた! 取引結果と使い方まとめ
Bitgetで手数料負けしないための対処法
Bitgetの手数料は高いわけではありませんが、取引方法によっては手数料負けをしてしまうことも少なくありません。
せっかく取引がうまくいっても手数料分で損をしてしまうのは避けたいところですよね。
そのため、対処法を事前に確認しておき、できるだけ手数料負けしないような運用をしましょう。
- Bitgetで手数料負けしないための対処法
Maker注文をする
Bitgetで先物取引をする場合は、基本的にはMaker注文をしましょう。
現物取引はMaker・Takerどちらでも手数料は変わりませんが、先物取引はMakerとTakerで手数料に3倍の差があります。
もしVIPレベルが1以上なら現物取引でもMaker注文のほうがお得になっていきます。
初心者の方は楽という理由でTaker注文をしてしまうことが多いですが、Makerに比べるとそこまでメリットは大きくありません。
「注文を即座に約定したい」という特別な理由がない限りはMaker注文をしましょう。
スキャルピングはできるだけ避ける
超短期取引で利益を細かく刻むことを「スキャルピング」と言います。
Bitgetは取引が盛んにおこなわれているので、スキャルピングで稼ぐことも不可能ではありません。
しかし、取引のたびに手数料が発生するので、その分手数料負けはしやすくなります。
そもそもスキャルピングのような投資方法は非常に難しく、成功する人は一握りです。
そのため、トレード初心者の方はスキャルピングはできるだけ避けましょう。
資金調達率の変動を確認する
- 資金調達率とは
- 無期限先物取引にてポジションを持続するために必要な手数料で、現物取引と先物取引の価格差を埋めて市場バランスを取るために発生する。
買いなら資金調達率がマイナスになっていれば利益を得られます。
しかし、基本的に資金調達率はプラスとなっているので、資金調達率発生時間である0時・8時・16時にはポジションは持たないことをおすすめします。
もちろん資金調達率は常に変動しており、マイナスになることもあります。
資金調達率の変動は常に確認して、より手数料を抑えられるような形で取引を行いましょう。
Bitgetの手数料を他の取引所と比較!
Bitget | Binance | bybit | MEXC | ||
---|---|---|---|---|---|
取引手数料(現物) | 0.1% BGB払いで0.08% | 0.1% BNB払いで0.075% | 0.1% | 0% | |
仮想通貨 入金手数料 | 取引所に支払う手数料はなし (マイニングにかかる費用は利用者負担) | ||||
仮想通貨 出金手数料 | BTC | 0.00085BTC | 0.0000042BTC~ | 0.0005BTC | 0.0003BTC |
ETH | 0.002ETH | 0.000051ETH~ | 0.005ETH | 0.0015ETH | |
XRP | 0.1XRP | 0.48XRP~ | 0.25XRP | 0.25XRP |
Bitgetの手数料を海外取引所の「Binance」「bybit」「MEXC」と比較しました。
手数料の安さを重視しているなら、ほかの取引所と比べて利用するべきなのか検討しましょう。
- Bitgetの手数料を他の取引所と比較
取引手数料は比較的安い
Bitget | Binance | bybit | MEXC | ||
---|---|---|---|---|---|
取引手数料(現物) | 0.1% BGB払いで0.08% | 0.1% BNB払いで0.075% | 0.1% | 0% |
Bitgetの現物取引手数料は0.1%とごく一般的ですが、BGB払いなら0.08%となります。
さらにVIPランクによってはさらに手数料を抑えることができます。
なお、Binanceも似たようなシステムで、独自トークンでの支払いやVIPで手数料を抑えられます。
MEXCのようにキャンペーンによって取引手数料0%の取引所もあるため、Bitgetが最も安いとは言えませんが、比較的安い部類には入るでしょう。
出金・入金手数料はごく一般的
Bitget | Binance | bybit | MEXC | ||
---|---|---|---|---|---|
仮想通貨 入金手数料 | 取引所に支払う手数料はなし (マイニングにかかる費用は利用者負担) | ||||
仮想通貨 出金手数料 | BTC | 0.00085BTC | 0.0000042BTC~ | 0.0005BTC | 0.0003BTC |
ETH | 0.002ETH | 0.000051ETH~ | 0.005ETH | 0.0015ETH | |
XRP | 0.1XRP | 0.48XRP~ | 0.25XRP | 0.25XRP |
出金・入金手数料はほかの取引所と比べても特に大きな違いはありません。
入金手数料は無料なのはほかの取引所も同様ですし、仮想通貨の出金にかかる手数料も、通貨によって異なるためどの取引所が一概に優れているかは断言できません。
公式サイトにて、自分の主に取引する仮想通貨の詳細な手数料を確認しておきましょう。
コピートレード利益分配率はトレーダーによって異なる
Bitgetのコピートレード利益分配率はトレーダーによって異なるものの基本的には10%となっており、ほかの取引所は5%~20%ほどです。
ほかの取引所もコピートレード利益分配率はトレーダーによって異なるため、一概にどの取引所が優れているかは決められません。
コピートレード利益分配率が高い取引所にはそれだけ実力が高いトレーダーが集まっていると考えられますし、コピートレード利益分配率が低い取引所はトレーダーの実力も低いかもしれません。
こちらは一度コピートレードを体験してみないと分からない部分が多いので、コピートレードで利益を得たい場合は、コピートレード利益分配率だけでなく実際に利用してみての結果を重視しましょう。
まとめ
Bitgetの手数料はほかの取引所と比べてもごく一般的です。
取引手数料は多少安いものの、大きな差はないといって良いでしょう。
そもそもBitgetは手数料の安さに優れている取引所ではなく、コピートレードのしやすさに優れている取引所です。
手数料だけに着目するのではなく、コピートレードの質をチェックして利用するべきなのか決めましょう。