個人的に感じる仮想通貨決済CanPaymentの課題
Crypto Times 編集部

こんにちは!クリプトタイムズ公式ライターのきゃんたです!
クリプトタイムズ公式ライターと名乗っていますが、記事を書くのも半年ぶりです….笑
さて、本題に入りますが、先日僕が運営責任者である仮想通貨の決済アプリ「CanPayment」がリリースされました🎉
CRYPTO TIMESのニュース記事にも掲載していただいています。
CRYPTO TIMES CanPayment関連のニュースはこちら
目次
決済アプリCanPaymentとは?
CanPaymentは、XRP,MONAの2つの通貨に対応したQRコードを使用する決済アプリです。
「分かりやすいデザイン」と「決済にかかる時間が極端に短い」という2つの特徴があります。
今日、平成最後のポルカ祭りってイベントでプレゼンする時に使う予定の自慢動画です。 pic.twitter.com/iXPNsrY7pF
— きゃんた🏮アプリ出した (@cancan___can) 2018年8月21日
こちらの動画のように、操作性も良くQRコードを読み込んでから約3秒ほどで決済が完了します。
決済完了までに必要な操作も少ないので、仮想通貨の送金等に慣れていない人でも迷うことなく使えると思います。今後ビットポイントの本田圭佑さんのCMなどが放送され、いわゆる「本田組」のような新規参入者の方達にはこのようなわかりやすいウォレットは需要があるのではないかと予想しています。
そんなCanPaymentですが、まだまだ解決すべき課題はたくさんあると思っています。
今回はその課題について執筆させていただきます。
CanPaymentの課題
今回、開発したCanPaymentですが、まだ課題と思われる部分も勿論あります。
個人的な課題と感じる点は以下のとおりです。
日本円建ての入力ができない
CanPaymentのお店側がする操作の一例です。
通貨の選択をした後は枚数の入力と1タップで決済用QRコードを発行できます。 pic.twitter.com/lB9WWbpV8q
— きゃんた🏮アプリ出した (@cancan___can) 2018年8月21日
引用した動画のように、現段階では決済に使うQRコードを発行する際に入力する金額が仮想通貨の枚数でしか入力できない仕様になっています。
日本円決済がメインのお店へ導入していただくことを狙っていながら、この仕様は運営者ながら少し違和感を感じています。この問題に関しては、できるだけ早急に解決していきたいと思っています。
店舗への導入が有料
現在CanPaymentは、決済手数料や登録は無料です。しかし、店舗へのQR決済導入を有料としています。
現在、導入費用を6000円以下で展開していこうという方針で運営していますが、導入手数料を支払って店舗が利用できるのは「QRコードの発行権限」のみとなっており、それについて批判的な意見もいくつか上がっています。
個人的にこの課題は重要だと思っており、解決方法は以下の2つであると考えています。
- 導入を無料にして、他のマネタイズ方法を展開
- 他に機能を追加し、サービスの価値を上げる
前者の「導入を無料にして、他のマネタイズ方法を展開する」という方法だと、個人間での決済も容易になります。また、店舗以外のも決済可能となり、使い方の幅が広がるかもしれません。
後者の「他に機能を追加し、サービスの価値を上げる」というのは、例えば「購入した店舗はレシート発行機能が使える」「LINEPayのように、決済毎に金額と店舗名を公式LINEで通知が来る」みたいな店舗にとって需要のある機能をいくつも追加し、導入手数料を払うに値するサービスを提供していくことができます。
今後どのような方法でこの問題を解決するかは未定ですが、一人の運営メンバーとしてこの方法は推していきたいと思っています。
独自のQRコードでしか決済ができない
CamPaymentのQRコードは、他のウォレットと同じ規格のものではなく独自のものになっています。
この仕様のおかげで、あの速さでの決済が実現できているというメリットもありますが、「他のウォレットを使用しているユーザーが困惑してしまう可能性がある」というデメリットもあります。
CanPaymentのQRコードリーダーが他の規格に対応し、入金のための通常のアドレスの情報のみを載せたQRコードを発行できるようにすれば良い話ですが、この対策だと店舗がCanPaymentのQRコード発行権限を購入する必要性が薄れてしまします。
それでも店舗がCanPaymentを導入させるというのなら、上述した「店舗への導入が有料」の部分で書いた後者の解決方法である、機能を追加してサービスの価値を上げるしかないと思っています。
店舗決済でしかQRコードが使えない
仮想通貨の決済というのは、実店舗での決済よりWEB上での決済の方が需要があると個人的に思っています。
しかし、現在CanPaymentはカメラからQRコードを読み込むことによって決済の処理をするので、店舗での決済に特化しておりWEB上での決済は困難になっています。
PayPal(ペイパル)のようなWEB上での決済を円滑にするような機能も追加すればCanPaymentの需要はさらに高まるのではないかと思っています。
最後に
以上が、僕が思うCanPaymentの課題になります。
この記事は、一人のCanPayment運営メンバーとしての意見であり、CanPaymentの運営における決定権は僕だけにあるわけではないのでこの記事に書かれたことが全て実施されるということはありません。
しかし、このような課題を解決することでCanPaymentは良い方向に向かうと思っており、そうさせたいとも思っています。
今後ともCanPaymentをよろしくお願いします!