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2025/03/14Zeus Network(ゼウスネットワーク)/ $ZEUS とは? SolanaとBTCを繋ぐ新技術とその将来性
仮想通貨Zeus Network(ゼウスネットワーク)/ ZEUSは、Solanaブロックチェーン上に構築された、Bitcoinをはじめとする非プログラマブルなチェーンのアセットを安全にブリッジし、DeFi(分散型金融)で活用することを目指す革新的なプロジェクトです。 ZEUSは、Zeus Networkのネイティブトークンであり、ネットワークのセキュリティ維持などに貢献する役割を担っています。 本記事では、Zeus Networkの仕組み、特徴、将来性、そしてリスクについて、初心者にもわかりやすく解説します。 Zeus Networkに関しては、過去にYoutubeでも解説してるのでそちらも合わせてご視聴ください。 https://www.youtube.com/watch?v=Pe7dVsyquXY ZEUSを購入するなら海外取引所のBybitがおすすめ! ZEUSの価格動向【2025年3月版】 $ZEUSは2024年4月にJupiter LFGを介したトークン生成イベント(TGE)が行われました。当初はJupiterで提供されていた初期価格から徐々に下落傾向にありましたが、11月にはビットコインの価格上昇やZEUSのメインネットローンチ、zBTC発表などの影響を受けて価格が上昇し、1ドルを超える局面もありました。 現在は市場の要因も有り、0.23ドル付近で推移しており、今後の市場動向に注目が集まっています。 Zeus Networkとは? [caption id="attachment_131780" align="aligncenter" width="1920"] 引用 : CT Analysis[/caption] Zeus Networkは、SolanaとBitcoinを繋ぐ、トラストレスかつブリッジレスな相互運用レイヤーを構築するプロジェクトです。 ・トラストレス:第三者の仲介を必要とせず、Bitcoinを直接Solana上に移動できる ・ブリッジレス:ブリッジ(異なるブロックチェーンを繋ぐ仕組み)を使用しないため、ハッキングのリスクを低減 これらの仕組みを、Solanaの高速・低コストなトランザクションを活用し、Bitcoinと1:1でPEGされたzBTCをMintしてDeFiなどで活用できるようになります。 Zeus Networkの今後に重要な3つのトピック 今後のZeus Networkの価格に大きく影響することが予想されるトピックは以下の3つです。 Zeus Layerの技術的特徴 Zeus Network上のファーストプロトコル「APOLLO」 さらなるUTXOベーストークンへの対応 それぞれ見ていきましょう。 Zeus Layerの技術的特徴 [caption id="attachment_131781" align="aligncenter" width="1920"] 引用 : CT Analysis[/caption] Zeus Layerは、Zeus Networkの中核をなす技術であり、Solanaと他のブロックチェーン(主にBitcoin)間の相互運用性を実現する基盤です。 Zeus Layerは、BitcoinなどのアセットをSolana上にブリッジ(移動)するための窓口として機能します。これにより、ユーザーは、BitcoinをZeus Layerに預け入れる(ロックする)ことで、Solana上で対応するトークン(例:$zBTC)を受け取ることができます。 この仕組みにより、BitcoinをSolanaのDeFiなどで活用できるようになります。 さらに、Zeus Networkでは ZPL(Zeus Program Library)によるトークン規格 をもっています。これは、Solanaの標準規格であるSPLトークンをベースに構築されており、Solanaエコシステムとの互換性があります。ZPLは、以下の機能を持ちます。 2-Way Pegプログラム:BitcoinとSolana間でアセットを1:1で交換できる仕組みを提供。 流動性管理:クロスチェーンで移動するアセットの供給量を管理。 ステーキング:Zeus Networkのセキュリティに貢献するユーザーに報酬を提供。 このZeus Layerを管理するのがZeus Nodeによる分散型セキュリティです。Zeus Networkは、Zeus Nodeと呼ばれる複数のノードによって運営されています。 Zeus Nodeには、以下の2つの役割があります。 オペレーター:トランザクションの収集、提案、実行など、ネットワークの運用を行う。 ガーディアン:オペレーターの提案を検証し、承認の署名を行うことで、ネットワークのセキュリティを確保する。 Zeus Nodeに参加をするガーディアンは、$ZEUSトークンをステーキングすることで参加できます。さらにユーザーは各GuardianにDelegateをおこなうことで、セキュリティを高めることが可能です。さらに多数のノードによって分散管理されることで、単一障害点や中央集権的なリスクを排除し、セキュリティを高めています。 200 BTC Capacity Unlocked on Solana - Epoch 4 kicks off strong—first delegation filled in 5 minutes - 500,000 $ZEUS delegated to Zeus Foundation - Delegation positions up 27% Next week, @MechanismCap expands its capacity. More Bitcoin liquidity is coming. pic.twitter.com/StGGr75yV8 — Zeus Network
(EPOCH 4) (@ZeusNetworkHQ) March 13, 2025 現在までに既に3回のEpochを完了させ、直近で実施されたEpoch4もわずか5分でDelegateの枠が埋まり、合計で200枚のBTCがSolana上に事実上Unlockされることが可能になりました。 Zeus Network上のファーストプロトコル「APOLLO」 Zeus Network上にてローンチされたAPOLLOは、Zeus Network上に最初に構築されるdApp(分散型アプリケーション)であり、Zeus Layerの機能を活用して、BitcoinとSolana間の流動性を提供します。 [caption id="attachment_131789" align="aligncenter" width="1920"] 引用 : Zeus Network Japan Xより[/caption] $zBTCはZeus Networkが発行する、Solana上のBitcoinを表すトークンです。既存のラップBTC(例:WBTC、cbBTC)は主にEthereum上で発行され、中央集権的な管理者がBitcoinを保管して発行されるトークンです。$zBTCの優位性として、トラストレス 、透明性、オンチェーンイールドと言ったような特徴があります。 また、先述している通りAPOLLOでzBTCを発行するにはZeus Node Guardianによる検証が必要になります。$ZEUSトークン保有者は、ガーディアンにトークンを委任(デリゲート)することで、ネットワークのセキュリティに貢献し、報酬を得ることができます。 さらなるUTXOベーストークンへの対応 Zeus NetworkではBTCのみのアセットだけではなく、UTXOベースのトークン( $LTC , $DOGE , $KAS など ) への対応計画も発表しています。 これにより、Solana上で多様なアセットを活用できるようになり、DeFiエコシステムがさらに拡大することが期待されます。 Zeusの今後の価格予想 ZEUSの今後の価格予想は、複数の要因が絡み合い、不確実性が高い状況です。しかし、Zeus Networkの技術的優位性や将来性を考慮すると、ポジティブなシナリオが考えられます。 まず、SolanaとBitcoinを繋ぐトラストレスかつブリッジレスな仕組みは、既存のラップBTCの課題を解決し、大きな需要を生み出す可能性があります。特に、Bitcoinの巨大な流動性がSolanaのDeFiエコシステムに流入すれば、ZEUSの価値は大きく上昇するでしょう。 How much % of Bitcoin liquidity would surpass Solana’s TVL? Bitcoin, priced at $63,000 USD, sees 1% of its supply valued at $12.8 billion—more than 2.5 times Solana’s DeFi TVL. By making Bitcoin programmable, BTC liquidity is being unleashed onto the most utilized network,… pic.twitter.com/n4QlmXA5xW — Zeus Network
(EPOCH 4) (@ZeusNetworkHQ) October 8, 2024 さらに、既にローンチされたAPOLLOや、将来的なUTXOベーストークン(LTC、DOGE、KASなど)への対応も、価格上昇の起因となり得ます。 ただし、過去に他のブリッジプロジェクトでのハッキング事例や、Zeus Network自体の脆弱性リスクも考慮する必要があります。また、暗号資産市場全体の動向や、競合プロジェクトの出現も価格に影響を与えるでしょう。 総合的に見ると、Zeus Networkは高いポテンシャルを秘めていますが、リスクも伴うため、慎重な投資判断が求められます。今後の開発状況や市場の反応を注視していく必要があるでしょう。 ZEUS トークンの買い方 ZEUSを購入する方法は、現在、海外の取引所のみの対応になります。 BybitでZEUSを購入する Bybitは、海外の仮想通貨取引所でZEUSをクレジットカードを使って購入することができるという特徴があります。 さらに、Bybitでは最大20倍のレバレッジを使った取引が可能で、資産をより効率的に運用できます。また価格が下がった場合に利益を得ることができる空売り(ショート)取引もサポートしており相場の下落時にも取引チャンスがあります。 Bybitの口座を作成 まとめ ZEUS の価格は、今後のZeusが押し出すプロダクトのアップデートによる起因が大きいと考えています。しかし、大統領にトランプが就任したことからもBTC , Solanaというプロジェクトの期待値は非常に上がっており、これらの要素を持ったZeus Networkが発行するzBTCが今後多く採用されればZEUSの価値は2025年に向けて大きく変動する可能性があります。 引き続き市場の動向に注目が集まります。 記事ソース : CT Analysis , ZEUS X Account , Zeus Network Website
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2025/02/26Web3分散型ホスティングプラットフォーム「Spheron Network」徹底解説
近年、AIおよびAIエージェントへの注目が増していく中、分散型インフラへの注目が増しています。 分散型インフラは従来の中央集権型に比べ、ウェブサイトのファイルを複数ノードに分散配置することでハッキングやサーバー障害に強くなり、データ漏洩やサービス停止のリスクを減らすことができるとされています。また、高価なサーバー設備や維持費が不要になるため、小規模ビジネスでも低コストで運用できる可能性が期待されています。 一方で、完全な分散環境でサイトを運用することは技術的ハードルが高く、読み込み速度や標準化の面で課題が残るのも事実です。 こうした状況で、これら課題を解決しつつ分散型インフラの利点を活かそうとしているのが「Spheron Network」です。 今回の記事では、Spheron Networkの概要と主要機能、競合との比較までを徹底解説していきます。 Spheron Networkとは? Spheron Networkは、分散型インフラを活用した次世代のPaaS(Platform as a Service)であり、Web3開発者や企業がブロックチェーン技術を基盤としたホスティングやアプリケーションのデプロイを容易に行えるよう設計されたプラットフォームです。 低コストかつシームレスに複数のブロックチェーン環境でのWeb3インフラ利用を可能にすることを目指しており、スタートアップから個人開発者、さらに大規模組織まで幅広いユーザー層をターゲットとしています。 Spheronは4種類の分散ストレージプロトコル(Filecoin、Arweave、Skynet、Pinata)を組み合わせることで、安全かつスケーラブルなサービス提供とデータの恒久的保存を両立し、ホスティング・ストレージ・コンピューティングなど包括的な機能を提供しています。 AIエージェントによるインフラ需要拡大に注目 AI領域への関心と投資が加速する中、インフラ需要の爆発的な増加が指摘されています。 Web3領域ではAIエージェントが特に注目を集めており、現在ではトランザクション管理、スマートコントラクトの実行取引の承認、ブロックチェーンとのやり取りといった多様な役割を有するエージェントが開発されています。 Spheronは、エージェントが自律的にDeFiやNFT市場、DEX取引、DAOガバナンスに参加する時代が到来しつつあると分析しながら、コンピューティング能力をはじめとしたインフラの問題に着目しそれに対するソリューションを提供しています。 独自トークン$SPONによるエコシステムを構築 Spheronのエコシステムを支えるのが、ネイティブトークン$SPONです。$SPONは、AIエージェントの運用を支えるインフラレイヤーとして、以下のような役割を果たすことが期待されています。 計算リソースの支払い プロバイダーのステーキング トークンの買戻しメカニズム NVIDIAはGPUインフラおよびAIモデル開発の計算基盤を提供することでその価値を増大させましたが、SpheronはAIエージェントの実行基盤を提供することでSpheronおよび$SPONの価値を増大させようとしています。 Spheron Networkの主要機能と技術的特徴 Spheron Networkでは開発者が従来のクラウドサービスに近い操作感でdAppやウェブサイトをデプロイできるよう工夫されており、その背後では複数の分散型ストレージネットワーク(DSN)を活用してコンテンツを保持しています。 簡単なデプロイとCI/CDを自動化 Spheronは使いやすいダッシュボードを備え、数ステップの設定でデプロイが完了するよう設計されています。特にCI/CD(継続的インテグレーションと継続的デプロイ)パイプラインが組み込まれており、コードの変更からビルド・デプロイまでを一貫して自動化できます。 GitHub、GitLab、Bitbucketといった主要なGitリポジトリプラットフォームと連携でき、リポジトリを接続した後はソースコードのプッシュに合わせ自動でビルド→テスト→デプロイが走るため、人為的ミスを減らし迅速なアップデート反映が可能です。 また、複数人でプロジェクトを共同管理することもできるため、企業チームでの利用にも適しています。 多様なフレームワークと環境対応 Spheronは、フロントエンド開発で使われる主要な10以上のフレームワークに対応しており(例: React, Vue.js, Next.js, Angular, Gatsby, Hugoなど)、開発者は馴染みのある技術スタックでそのままプロジェクトを構築できます。 また環境変数の管理もGUI上で設定でき、秘密鍵やAPIキーなどを安全に扱うことができます。これらによりWeb2からWeb3への移行を目指す開発者でも、学習コスト少なく環境構築を進められます。 充実したホスティング機能 Spheronでは、デプロイしたサイトごとにプレビューリンクを発行して未公開変更を確認できるほか、画像最適化によるコンテンツ高速化、プライベートリポジトリ対応による閉じたコードベースからのデプロイ、共有IPFSゲートウェイの提供、グローバル展開を意識したエッジネットワークによるキャッシュ配信など、多彩な機能を備えています。 またSecureonと呼ばれるセキュリティ強化機能のサポートや、閲覧にパスワード認証を要求できるパスワード保護サイト(PPS)機能もあり、公開前のテストサイト運用や限定公開にも対応可能です。 分散型に焦点を当てたサービス設計 Spheronは単なるホスティングに留まらず、分散型ストレージの活用を容易にするSDKや、コンピューティング機能としてユーザーが自分専用のIPFSノードや関連サービスをデプロイできる機能も提供しています。 Spheron Storage(分散ストレージサービス) Spheron StorageのSDK・APIを使うことで、開発者はブラウザやアプリケーションから直接IPFSやFilecoin、Arweave等にファイルをアップロードすることが可能です。このSDKは裏側で複雑なIPFSネットワークとのやり取りを抽象化しており、ファイルの暗号化やアクセス制御、動画などのストリーミング配信機能まで備えています。 特に大容量データの扱いや多数ユーザーからの同時アップロードといった場面でも、Spheron側でストレージのスケーラビリティや冗長性が確保されるため、インフラ管理の負担を大幅に軽減できます。 Spheron Compute(分散コンピューティングサービス) Spheronでは、ダッシュボード上から「New Cluster」をクリックしマーケットプレイスからIPFSノードのテンプレートを選ぶだけで、クラウド上にIPFSノードを構築し稼働させることができます。 起動したIPFSノードにはWebインターフェースやゲートウェイ機能でアクセス可能となり、たとえば自社専用のIPFSゲートウェイを独自ドメインでホワイトラベル運用するといったことも容易です。 中央集権型vs分散型 分散型ホスティングプラットフォームを分析するにあたって、従来型(中央集権型)ホスティングサービスとの比較は避けて通れません。 中央集権型ホスティングサービスの弱点 Amazon Web Services(AWS)などの大手クラウドや、Netlify・Vercelといったホスティングプラットフォームは、使いやすさと強力な機能を提供する一方ですべて一企業の管理下にあります。そのため、一社に依存することによるサービス停止リスクやアカウント凍結・コンテンツ検閲リスクが存在します。 実際、これら中央集権型プラットフォームは各国の法規制や提供企業のポリシーに従って特定サイトの停止措置を取る場合があり、時にはユーザーの表現の自由が制限されてしまうケースもあります また、アプリケーションやデータが単一のサーバー(もしくはデータセンター)に集中している構造上、そのサーバーがダウンした場合にサービス全体が停止してしまうという単一障害点の問題も抱えています。 分散型の強み 上記で挙げたような中央集権型の弱点に対し、Spheronのような分散型ホスティングは明確な強みを持ちます。 Spheron上にデプロイされたウェブサイトのコンテンツは全て複数の分散ノード上に保持されるため、一部ノードが落ちても他のノードから提供が継続されます。これによりサーバー障害やネットワーク障害が発生してもサイトのダウンタイムを極小化でき、事実上常時稼働(ほぼ100%のアップタイム)を実現できます。 さらに、中央管理者がおらず検閲が困難なネットワーク上にデータが存在するため、外部からサイトを強制的に停止させられる心配もありません。 加えて、一度分散ストレージに展開したコンテンツは半永久的に保持されるため、意図しない削除や改ざんのリスクも大幅に低減します。 セキュリティとプライバシーの観点でも、データが暗号化されて世界中の多数のノードに分散保管されることで、データ所有者だけが復号に必要な鍵を保持しストレージ提供者ですら中身を閲覧できない仕組みになっているため、悪意ある攻撃者が単一のノードに侵入しただけでは機密情報を取得できないようになっています。 分散型の弱点およびSpheronでの改善方法 しかしながら、分散型にも弱点が存在します。その一つがパフォーマンス(速度)です。 コンテンツが分散している分、ユーザーのもとへ届くまでに経由するノードが増えれば遅延が発生しやすく、また各ノードの負荷分散などの調整が難しい場合は中央集権型に比べスケーラビリティで劣る可能性も指摘されています。 こうした点に対して、Spheronはグローバルキャッシュ配信を実装し、ユーザーに近いノードからコンテンツを届けることで遅延を低減しています。また、DDoS(分散型サービス拒否)攻撃の緩和機能も備えることで、悪意ある大量アクセスからサービスを保護する仕組みを提供しています。 類似の分散型プロジェクトとの比較 Spheronと同じく分散型ホスティングやストレージを提供する競合プロジェクトとして、Fleekや4EVERLANDなどがありますが、これらと比較してもSpheronはいくつかの差別化された強みを持っています。 分散ネットワークの多さと柔軟性 Spheronの強みは、分散ネットワークの多さと柔軟性です。Fleekや4EVERLANDが主にIPFSベースのホスティング(IPFSによるサイト保存)を中心としているのに対し、SpheronはIPFSだけでなくFilecoinやArweaveなど複数の分散ストレージネットワークを統合的にサポートしています。 これにより、ユーザーはデータの特性や必要な保存期間に応じて最適なストレージを選択でき、ユースケースに合わせた柔軟なアーキテクチャを構築できます。特にArweaveのような永久保存を特徴とするネットワークにも対応していることで、長期保存が必要なコンテンツも任意に扱える点で優位に立っていると言えるでしょう。 価格モデルと提供リソース また、Spheronはコストにおいてもいくつかの利点を有していると言えます。 Spheronはフリープラン(無料枠)でも他社を上回る十分な帯域幅(データ転送量)やストレージ容量、ビルド実行時間を提供しており、有料プランに移行した場合でも低価格でより多くのリソースを提供しています。 例えば、同程度の月額料金で比較するとSpheronはFleekよりも無料で使えるIPFSストレージ容量が大きく、さらにFilecoinやArweaveへのデプロイにも対応しています。加えて、画像最適化機能や専用IPFSゲートウェイの利用、チームメンバー追加といった高度な機能も含まれています。 事実、Spheronの価格プランはプロユーザー向けでも月額20ドル程度から利用することが可能です。 まとめ ここまでSpheron Networkの紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか? Spheron Networkは分散型インフラを活用したクラウドサービスとして優れたコストとパフォーマンスを提供しており、企業や開発者がWeb3のメリットを享受できるようインフラ構築のハードルを大きく下げていると言えます。 フロントエンドホスティングや高可用性・耐障害ホスティング、データ永久保存とアーカイブといった幅広いユースケースが想定されているだけでなく、AIや機械学習のような大規模計算の需要が増していることもあり、Spheron Networkの成長性に大きな期待が集まっていると言えるでしょう。 Spheron Network各種infomation X:https://x.com/SpheronFDN 公式サイト:https://www.spheron.network/
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2025/02/07Abstract Chain徹底解説!| Pudgy Penguinsの開発元が手掛ける新たなレイヤー2
多くのレイヤー2プロジェクトが乱立する中、一際異彩を放っているレイヤー2があります。それが「Abstract Chain」(以下、Abstract)です。 Abstractは、Pudgy Penguinsの親会社であるIgloo Inc.が開発しており、高速処理やオンボーディングに注力していることは勿論、“消費者中心”をモットーに多角的なエコシステムの構築を行なっていることが特徴です。 今回の記事では、Abstractの紹介からAbstractエコシステムへの参画方法までを詳しく紹介していきます。 Abstract Chainとは? 開発元はPudgy Penguinsを手掛けるIgloo Inc. Abstractは、人気NFT「Pudgy Penguins」を手掛けるIgloo Inc.によって開発されています。Iglooは昨年7月、Founders Fundが主導するラウンドで1100万ドルの資金調達を完了していました。 この調達資金はCube Labsを通して、Abstractの開発に用いられました。そこからおよそ半年後の今年1月にAbstractのメインネットがローンチしました。 メインネットが1月にローンチ|$PENGUのユーティリティ拡大へ Abstract Mainnet is now live. Enter a new era of consumer crypto at https://t.co/48gTviHsmX pic.twitter.com/yZPY1nxl2g — Abstract (@AbstractChain) January 27, 2025 Abstractのメインネットは1月28日にローンチしました。zkSyncのZKスタックとEigenDAが活用されており、Paymastersを使用することでガスレス決済が可能となっています。 Abstractはイーサリアムレイヤー2ですが、Pudgy Penguinsの独自トークン$PENGUはソラナ上で発行されています。 チェーンは異なっているものの$PENGUはマルチチェーン展開が行われており、後述するようにAbstractで行われる配信に対する投げ銭として$PENGUを使用することが可能となっています。(勿論、$PENGUのトレードも可能です) これにより$PENGUのユーティリティが拡大し、$PENGUの価格上昇および Pudgy Penguinsエコシステムも盛り上がる相乗効果が期待されています。 Abstract Chainの特徴 急速に暗号資産市場が拡大を続ける中、Web2からWeb3へのユーザー移行は依然として難航しています。特にガス代やシードフレーズの管理は一般ユーザーにとって敷居が高い要素です。そうした中、Abstractでは最新技術を用いることで、従来のオンボーディングの課題を解決しようとしています。 Abstractには検閲耐性やスケーラビリティの実現といったレイヤー2に求められる要素が当然備わっていますが、他のレイヤー2と比べて際立たせている特徴が「Abstract Global Wallet(AGW)」と「Panoramic Governance」です。 この章では上記2点について詳しく紹介していきます。 Abstract Global Wallet(AGW) Abstractでは、「チェーンアブストラクション」と呼ばれる試みが実践されています。これはネットワークの切り替えやガス料金・ガストークンの計算、複数のウォレット管理を不要にする新しいコアコンセプトです。 そうしたチェーンアブストラクションを実現するために、Abstractでは「Abstract Global Wallet(AGW)」と呼ばれるウォレットが採用されています。 AGWは、シードフレーズ不要のウォレット管理を可能にするシステムであり、以下を特徴としています。 パスキー、メールID、ソーシャルログインをログイン認証に使用。 秘密鍵を3つのシャードに分割(デバイス保存用、暗号化サーバー保存用、クラウドバックアップ用) Claveスマートコントラクトを活用したスマートウォレットを自動生成 この設計により、安全性と利便性を両立したウォレット管理を可能としています。 Panoramic Governance 従来のL2チェーンでは、アプリ開発者がユーザーを引き寄せる一方で、収益はチェーン運営側に偏るという問題がありました。Abstractは「Panoramic Governance」を導入し、以下のような仕組みでインセンティブのバランスを調整します。 アプリ開発者:チェーン収益の一部が、活動と価値に比例して還元。 ユーザー:ガス代の軽減や報酬システムからのインセンティブを獲得可能。 加えて、「Active Participation Threshold(APT) 」と呼ばれる仕組みが採用されています。 APTは、トランザクション数やガス使用量などの要素に基づいて、ユーザーまたはプロトコルが「アクティブ」であるかどうかを判断する指標です。これらの基準を満たす参加者のみが報酬を受け取ることが可能となっているため、受動的ではなく積極的な活動が促進されます。 Abstractエコシステムへの参入方法 この章では、Abstractでのウォレット作成およびポイントシステムを紹介していきます。 Abstractでのウォレット(AGW)を準備する AbstractではウォレットとしてAGWを用いるため、MetamaskやPhantomといったウォレットとは別のウォレットを用意することとなります。 AGWは、EmailやGoogleアカウントからそのまま作成することが可能です。勿論、既存のウォレットからも作成することが可能です。 AGWへ資産をブリッジする 次に既存ウォレットから新しく作成したAGWウォレットへ資産をブリッジします。自身のホーム画面の「Wallet」欄の“Fund”から(上記画像左上)ブリッジ作業へ進むことが可能です。 JumperなどのdAppsに、送金元(MetamaskやPhantomなど)のウォレットおよびAGWのウォレットを接続し、資産をブリッジします。ブリッジした資産でトークンの売買やゲームプレイ、ストリーマーへの投げ銭などを行うことが可能となります。 Abstractではコンテンツ作成が盛ん|配信も可能 Abstractは消費者中心のチェーンを志向しています。開発元もPudgy Penguinsの親会社であるIglooということもあり、コンテンツ作成の活動が重視されています。 また、ゲームやトレードだけでなく、「配信」(Stream)も人気コンテンツの1つとなっています。 Abstractでは後述するようにポイント(XP)システムが採用されていますが、配信をすればするほどXPを稼ぐことが出来、コメント欄から$PENGUによる投げ銭も可能です。 配信をするには事前登録が必要となっていますが、記事執筆時現在、2000人以上のユーザーがストリーマーとして登録されており、Abstract配信の活況さが窺えます。 活動に応じてポイント(XP)が週次配布|ウォレットに資産を入れておくだけでも問題なし Abstractでは、チェーン上の活動に応じてポイント(XP)が週次で配布されるようになっています。 XP配布基準は、Abstractでの取引、アプリの使用、配信、バッジの収集など多岐にわたっているため、ユーザーの好みに合った戦略をとることが出来ます。 仮に積極的な活動を行わなかった場合でも、ウォレットに資産を入れておくだけでXPを獲得することが可能です。 まとめ 今回の記事ではAbstract Chainの紹介をしてきましたが、如何だったでしょうか? Abstract Chainは開発元がPudgy Penguinsの親会社であるIgloo Inc.ということもあり、エンターテイメントに比重を置いた消費者中心のエコシステムの構築を目指していることが特徴です。 XPの配布も初回が終わったばかりとなっており、未だアーリーの状態といえます。今回を機にAbstractエコシステムに参入してみてはいかがでしょうか? Abstract Chain各種infomarion X:https://x.com/AbstractChain 公式サイト:https://www.abs.xyz/
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2025/01/30BybitでMT5を用いた仮想通貨取引を!|1600万円相当のビットコインが貰える豪華キャンペーンも実施中
Bybit(バイビット)は、仮想通貨取引所として世界的に知られるプラットフォームであり、幅広い取引オプションを提供しています。 しかしながら、Bybitが、外国為替、株、先物取引で頻繁に使用されるプラットフォーム「MetaTrader 5」(MT5)にも対応していることはあまり知られていません。 MT5の導入により、Bybitユーザーは高度なチャート分析や柔軟な取引ツールを活用できるようになりました。また、スプレッド0pipsという有利な条件の下、低コストで透明性の高い取引が実現されています。 この記事では、MT5の簡単な説明からBybitのMT5口座の特徴、現在実施中のお得なキャンペーンまでを紹介していきます。 MetaTrader 5とは? [caption id="attachment_128457" align="aligncenter" width="812"] MetaTrader 5[/caption] MetaTrader 5(MT5)は、MetaQuotes Softwareが開発した多機能取引プラットフォームです。以前のバージョンであるMT4と比較して、MT5は高度なチャート分析やポジションの一括決済機能が追加され、取引体験が大幅に向上しました。 MT5はその性質から、プロトレーダーを中心に取引をする際の必須ソフトとして広く使用されています。 Bybitは初めてMT5に対応した海外取引所 MT5は、外国為替、株、先物を専門とするトレーダーにとって必須といえる取引プラットフォームですが、MT5に対応していない仮想通貨取引所も多く、プロトレーダーが仮想通貨取引に参入する際の障壁として長らく課題となっていました。 そうした中、BybitはMT5を採用することで、ユーザーにより先進的な取引環境を提供し、仮想通貨以外の金融商品も取り扱うことで取引機会を拡大しています。 これにより、プロトレーダーから初心者まで、すべてのユーザーが効率的かつ戦略的な取引を行うことが可能であり、新規ユーザーの参入が期待されています。 BybitではMT5を用いて快適な取引が可能 仮想通貨だけでなくFXや貴金属といった幅広い資産が取引対象 Bybit MT5は、幅広い取引ペアに対応しています。仮想通貨だけでなく、為替、貴金属、エネルギーなど多様な資産クラスを取引でき、これによりユーザーは市場の変化に応じた柔軟な戦略を展開することが可能です。 取引手数料の低さ、高効率なレバレッジを採用 Bybit MT5は、取引の効率化だけでなく、取引手数料の低さも特徴です。 外国為替の手数料は1ロットあたり6ドル、コモディティやオイルの手数料は1ロットあたり3ドルに設定されています。 特に、USDT無期限の手数料は「0.055%」と低く設定されています。加えて、BybitではVIPレベルごとに優遇手数料が設定されており、高ランクVIPの手数料は「0.03%」となっています。このため、積極的に取引を行うトレーダーであればあるほど、優遇手数料の恩恵を受けやすくなっています。 さらに、仮想通貨には最大200倍のレバレッジが適用可能となっており、NDD(No Dealing Desk)方式を採用することで透明性の高い取引環境を提供。スプレッドにおいてもフローティングスプレッドが採用され、最小0pipsで取引を行うことが可能です。 MT5の口座開設は簡単 BybitでMT5を利用するには、MT5口座の開設を行う必要がありますが、その手順は簡単です。 Bybitの公式サイトでアカウントを作成し、その後にMT5専用口座を開設するだけで完了です。必要な資金をBybit口座からMT5口座に振替えることで、取引を始めることができます。 Bybitの口座開設はこちらから Bybit MT5の注意点 優れたサービスを提供するBybitのMT5口座ですが、いくつかの注意点があります。 仮想通貨の取引ペアは通常のBybitプラットフォームと比べて限られています。また、レバレッジ条件は資産クラスごとに固定されているため、柔軟に設定することが出来ません。 加えて、証拠金として利用できる通貨はUSDT(ドルに対応した仮想通貨)のみという制限があるため、資金の確保をする際には注意が必要です。 現在、「Crypto Dawn」キャンペーンが実施中 現在、Bybitでは「Crypto Dawn」キャンペーンが実施されています。 1 BTC(1600万円相当)やTesla Model 3といった豪華特典 Crypto Dawnキャンペーンでは、入金や取引高に応じて「チケット」を入手することで、1 BTCやTesla Model 3、ロレックス、デイリーのUSDT報酬といった豪華特典を獲得することが可能です。 取引を積極的に行えば行うほど、チケットを多く入手できるようになっているため、積極的に取引を行うトレーダーにとって特に有利になっています。 Crypto Dawnキャンペーンへの参加はこちらから 多種多様な特典獲得方法 チケットの入手方法として、主に「入金」、「取引」の2種類が用意されています。 入金(新規限定):100ドルを入金することで先着順で配布される報酬の対象となり、チケットを1枚入手できます。 取引:取引活動により、参加者はさまざまな仮想通貨を表すカードを獲得できます。カードを6枚以上集めるとチケットを発行することができ、豪華特典獲得のチャンスが生まれます。取引が増えるほど、より多くのカードやチケットを獲得可能です。 この他にも、紹介(リファラル)によってもチケットは獲得可能であり、トレードが苦手な人でも自身の好みにあった方法で戦略的にキャンペーンに参加することが可能です。 特に2月7日は、ビットコインブロックハッシュがキャンペーンの大賞当選者を決定する日となります。抽選チケット番号がブロックハッシュに最も近い参加者に、1BTCが与えられます。 カードを入手してチケットへ交換 [caption id="attachment_128636" align="aligncenter" width="2134"] 筆者が実際にキャンペーンに参加した際の画像[/caption] チケット入手方法で「取引」を選んだ場合を紹介します。上画像は、筆者が実際に取引を行い獲得したカード画面となります。入手できるカードはランダムであり、同種のカードを重複して入手することもあります。 チケットを入手するには異なった種類のカードを組み合わせる必要があるため、必ずしも6枚分のカードのみで1枚のチケットを発行できる訳ではないことには注意が必要です。 また、カードの種類として「BTC」や「ETH」といった名称が用いられていますが、これは取引をした銘柄とは全く関係ありません。BTC/USDTの取引でカード獲得要件を満たした場合であっても、「ENA」や「TON」といった「BTC」以外のカードを入手することもあります。 Crypto Dawnキャンペーンへの参加はこちらから まとめ ここまでBybit MT5プラットフォームについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか? Bybit MT5は、仮想通貨取引の可能性を広げる強力なツールです。仮想通貨だけでなく為替やコモディティ市場へのアクセスも可能となり、仮想通貨市場に参入していない従来のプロトレーダーを惹きつけることが期待されています。 また現在、「Crypto Dawn」キャンペーンが実施されていることも、Bybitを利用した仮想通貨取引の新規参入にとって良い機会であると言えるでしょう。今回を機に、Bybit MT5およびCrypto Dawnから仮想通貨市場に参入してみては如何でしょうか? Bybit各種information Bybit公式サイト:https://www.bybit.com/ja-JP/ Bybitの口座開設はこちらから Crypto Dawnキャンペーンへの参加はこちらから Sponsored Article by Bybit ※本記事はBybit様よりいただいた情報をもとに作成した有料記事となります。プロジェクト/サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。
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2024/12/13ミームコイン分析&取引プラットフォーム「GMGN」の使い方を徹底解説!
ビットコインETFやビットコイン戦略準備金の提案、ステーキング付きイーサリアムETF承認の可能性など、仮想通貨に対する関心は日に日に高まっています。 強気相場へ移行するとされる中で、とある分野が大きな盛り上がりを見せています。それが「ミームコイン」です。 ミームコインは、超ハイリスク超ハイリターンな分野として知られているものの、その収益性の高さや参入のしやすさから、多くの資金が集まっています。しかしながら、いざ興味を持って取引を開始しようにも、どこで正確な情報を得られるのか、どこで取引できるのかといった方法は初心者には分かりにくいものとなっています。 そうした中、それら課題を解決するプラットフォームとして「GMGN」が大きな注目を集めています。トークン分析プラットフォームとしては、既にDEX Screenerという大手が存在しますが、GMGNはミームコインに特化していることが特徴です。 既にCrypto Timesでは、YoutubeにてGMGNの使い方を解説しています。今回の記事だけでなく動画も是非ご覧になってみてください。 今回の記事では、GMGNでのトークン選定・分析方法から、実際の取引方法までを解説してきます。 GMGNでのトークン選定 ミームコイン取引は、超ハイリスク超ハイリターンとして知られています。 その要因として、ミームコインがその性質上大きなボラティリティを有することが挙げられますが、他にも正確な情報獲得の難しさや、スキャム(詐欺)が多いこともその原因です。 GMGNプラットフォームでは、それらミームコインを取引する際の課題に対処した機能が各種取り揃えられています。 フィルター機能で条件に合うトークンの絞り込みが可能 ミームコインはその数も膨大であり、全てを参照する時間を捻出することが極めて難しい分野です。まずは、サイト上部の①「トレンド」欄から、今注目のトークンを見てみましょう。 GMGNでは多種多様なフィルター機能(画像内、②)が実装されており、例えば以下の要素でトークンを選定することが可能です。 作成されてからどれだけの時間が経過しているか(例:12時間以上) 流動性(例:1万ドル以上) 時価総額(例:10万ドル以上) 保有者数(例:500人以上) 24時間取引数(例:500TXs以上) 24時間取引高(例:10万ドル以上) 危険性の高いトークンの除外も可能 ミームコインにはスキャムが数多く存在しますが、「セキュリティ監査」フィルターを持ちいることで、それらトークンに遭遇する危険性を減らすことが出来ます(完全には危険を除去できないことには注意が必要です)。例として以下の2つが挙げられます。 ミント可能:無限に発行可能なトークンを除外 ブラックリスト:ブラックリスト入りしているトークンを除外 また、一番右側「DEV」フィルターから、開発者がトークンを売却済みかどうかなども確認することが可能です。 GMGNの公式サイトはこちら GMGNでのトークン分析 上述した方法でトークンを選定した後は、そのトークンの詳細な分析を行う必要があります。 GMGNでは以下の機能を活用することで、トークン保有者を中心としたオンチェーン情報を参照することが可能です。 タブから各種情報を確認 トークン画面を下にスクロールすると、アクティビティやTOPトレーダー情報を参照することが可能です。 特に「保有者」タブからそのトークンに関連するウォレットやホルダーの動向を調べることが可能であり、「Smart/KOL/VC/Whale/Freshers/Insiders/Bot/Degen」を選ぶことで、各属性のトークン保有状況を調べることが可能となります。 例えば、SmartとKOL/VCの保有が多い場合は、急激な価格変動が起きる可能性が高いため注意が必要とされています。 怪しいウォレットの感知機能も この他にもGMGNには、怪しいウォレットを感知する機能が備わっています。 上記画像のような、赤色のウォレットアドレスは、内部関係者(インサイダー)の可能性があるウォレットとなっています。 また、複数ホルダーが同時刻・同一ソースからトークン送受信するなど価格操作の可能性がある場合には、ウォレットアドレスの隣に赤色の「!」がつけられており、フィッシングウォレットの疑いがあるものには、赤色の魚マークがつけられています。 これら情報を参照することで、危険性が高いトークンかどうかを判断しやすくなっています。 バブルマップでウォレット接続状況を確認可能 GMGNでは、ウォレット分析が充実しており、バブルマップを活用することで、怪しいウォレットの接続の有無を調べることが可能です。 トークン画面の右側の「Bubble」から、バブルマップ画面を開けます。 既に多くの取引がされているトークンではあまり使う機会がないかもしれませんが、ローンチしたばかりや背景が不明なトークンの場合、特定のウォレットに独占されていないかや、フィッシングの疑いのあるウォレットと繋がりがないかど、取引の安全性を高めることに活用できます。 好成績を残しているウォレット検索も容易|コピートレードも可能 GMGNのウォレット探索機能は、スキャム防止だけでなく、さらなる利益追求の手段としても使えます。 画面上部の「CopyTrade」欄からは直近で好成績を収めているウォレットを参照し、その詳細な取引内容を見ることが可能です。 また、テレグラムウォレットと接続することでコピートレード機能を利用できます。 GMGNの公式サイトはこちら 何故、Pump.funではなくGMGNなのか ソラナミームコインはPump.funで発行されており、Pump.fun上でもトークン分析・取引をすることは可能です。では何故、プラットフォームとしてGMGNが多くのユーザーに選択されているのでしょうか? GMGNの優れた機能として、UI&UXの高さが挙げられます。この章では、Pump.funとの比較およびエアドロへの活用について紹介していきます。 フィルター機能が優秀 [caption id="attachment_126390" align="aligncenter" width="1464"] Pump.funのフィルター機能(赤枠部分)[/caption] Pump.funでもフィルター機能によって、トークン検索をすることは可能ですが、そのフィルター機能はトレーダーにとっては物足りないものとなっています。 GMGNでは、Devが既にトークンを売却しているかの調査や、初期購入者がトークンをどれだけ売却しているかなどの分析が可能であり、ダンプ(価格の急激な下落)の潜在的な危険性があるトークンを避けることが可能です。 これらフィルター機能が充実していることから、利便性や勝率向上の点でGMGNが選ばれています。 ナラティブ調査が容易 昨今のミームコインは、実世界での特定の出来事をナラティブとしたものが多く存在しています。しかしながら、その数は膨大であり、それを一つ一つ調べることは非常に多くの労力を伴います。 GMGNでは、トークンのアイコン(左側画像赤枠)をクリックすることで、即座にGoogle Lensで検索することが可能であり、その検索結果からそのアイコン(トークン)に関連する出来事を参照することが出来ます。 Pump.funのエアドロが狙える|勝率向上にも寄与 Pump.funはソラナ上で最も活発なミームコインローンチパッドであり、且つ、将来的なトークン発行を計画していることが、X(旧Twitter)のスペースで発表されました。 関連記事:Pump.Fun、将来的なトークン発行計画を発表 そのため、ミームコイン取引だけでなくエアドロによる利益も狙えますが、ミームコインにはスキャムが多く存在しており、また価格変動も極めて大きいため、超ハイリスクな分野でもあります。 そうした中、GMGNの優れたフィルター機能や取引機能は、怪しいトークンに遭遇する危険性を下げ、勝率を向上させることが期待されており、加えて、GMGNの取引自体はPump.fun上で行われるため、Pump.funからのエアドロを狙うことも可能となっています。 これらの理由から、GMGNは多くのミームコイントレーダーに選ばれているプラットフォームとなっています。 GMGNの公式サイトはこちら GMGNでの取引方法 GMGNは、ソラナ、Tron、Base、Ethereum、Blast のミームコインをサポートしています。 今回の例では、ミームコイン取引の場として活況となっているソラナチェーンで取引をしています。 ウォレットを接続する 画面右上の「接続」から、ウォレットを接続します。 テレグラムウォレットとの接続が強調されて表示されますが、その下の「またはウォレットプラグインでログイン」から、PhantomやSolflareといった主要ウォレットと接続することが可能です。 数量を決めて購入(売却)|ウォッチリストから各トークンの状況把握も 取引は右画面の①の欄から行うことが可能です。簡素で分かりやすいUI&UXとなっており、取引は即座に行われます。 また、ウォレットと接続することで、画面左側の②の欄に自身でウォッチリスト登録をしたトークンを参照できます。また、トークンだけでなく、自身の取引ポジションやウォレット動向も参照することが可能です。 テレグラムウォレットによって取引の全機能を利用可能に 今回の取引は、PCからウォレットを接続して繋いだ状態で行いましたが、GMGNの取引機能を全て活用するにはテレグラムウォレットを使う必要があります。 テレグラムと接続することで、自動取引やコピートレードの機能を利用することが可能となり、売買においても利食いや損切りの設定も行うことが出来るようになります。 テレグラムウォレットに資金を移さなくても全機能は利用可能 指値注文といった全機能を使うにはテレグラムウォレットを使う必要がありますが、PhantomやSolflareの秘密鍵をインポートすることで、従来使用のウォレットのまま全機能を使用することが可能です。 これにより、テレグラムウォレットに資金を移す必要がなくなるため、ウォレット管理を複雑にすることなくGMGNを利用することが可能です。 GMGNの公式サイトはこちら おわりに 今回の記事では、ミームコイン分析・取引プラットフォーム「GMGN」を紹介しましたが、如何だったでしょうか? ミームコインは数日間で数百倍といった大きな収益が期待出来る超ハイリターンな分野ということもあり、日に日に注目が増していっています。しかしながら、ミームコイン取引は超ハイリスクなことでも知られており、スキャムも多いことから正確な情報の入手が最優先事項でした。しかしながら、情報精査の難しさが以前から指摘されていました。 GMGNでは、使いやすいUI&UXでミームコイン分析に必須な情報が網羅されているプラットフォームであり、取引も可能なことから、ミームコイン分析・取引の主要な場として成長することが期待されています。 ミームコイン分析・取引に興味ある方がいれば、今回の記事を機にGMGNを利用してみてはいかがでしょうか? GMGNの公式サイトはこちら 情報ソース:GMGN、Youtube 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2024/12/03世界初の指輪型ハードウェアウォレット「Tangem」とは?|VISAと提携し優れた決済体験も実現
暗号資産がより一層注目を浴び、技術環境が整っていく中で、ウォレットサービスにも多くのプロダクトが誕生し関心を集めています。 そうした中で、ハードウェアウォレット「Tangem」に多くの注目が集まっています。 Tangemは2018年のサービス開始以来、200万枚以上のカード型ハードウォレットを提供しており、これまで一度もハッキングの被害に遭ったことがありません。最近ではVISAとの提携を通じて、決済サービスへの取り組みも強化しています。 この記事では、Tangemウォレットの概要から世界初となる指輪型ハードウェアウォレット、VISAとの提携によるTangem Payまで特集していきます。 Tangemウォレットとは? ここではTangemウォレットの概要を解説します。 3分でのセットアップが完了|PC不要 Tangemは、カード型ハードウェアウォレットを提供しており、普段使いのクレジットカードと同様に管理・扱いが容易です。また、3分で初期設定を全て完了することが可能です。 スマートフォンだけの利用も可能であり、外出先でPCがない環境であっても、ウォレットからの送金やアップデート作業を行うことが出来ます。PCと接続しないことによって、ハッキング被害に遭う機会も減らせます。 スマートフォンとの連携も容易|ステーキングも可能 Tangemウォレットは、App StoreやGoogle Playからのダウンロードでも利用可能です。 また、手持ちのTangemウォレットカードをアプリをダウンロードしたスマートフォンにタッチするだけで連携することが出来ます。 アプリでは暗号資産の管理や購入、売却、ステーキングなどの機能が提供されています。ステーキングでは、ソラナ(SOL)やTRON(TRX)といった銘柄に対応しています。 高いセキュリティ性能を実現|ハッキング事件は一件もなし Tangemウォレットは、サムスンセミコンダクターと共同で設計されたセキュアエレメントによって、悪意ある攻撃者からユーザー資産を保護しています。 ウォレット管理には秘密鍵の秘匿が最優先となりますが、Tangemウォレットではカードに内蔵されたチップによりランダムな秘密鍵が生成される仕組みとなっているため、機密性が保たれています。 また、EAL6+CC認定のセキュリティとなっています。EALのセキュリティ評価は7段階用意されていますが、Tangemウォレットは6段階目の高い評価を受けています。EAL6はリスクの高い状況で使用する場合に適用される水準となっているため、ハッキング被害に晒されがちな暗号資産を守る用途に適したものとなっています。 事実、Tangemウォレットは2018年以来。200万枚のウォレットを提供していますが、一度もハッキングされたことがありません。 シードフレーズの管理が不要 ウォレット管理において最も重要で最も大変なのは、シードフレーズの管理ではないでしょうか。Tangemウォレットでは、カード内部で秘密鍵がランダム生成されるため、ユーザーがシードフレーズを管理する必要がありません。 しかしながら、カードそれ自体を紛失してしまうと、ウォレットを復元する方法がなくなってしまうため、カードの紛失には細心の注意を払うともに、出来るだけ3枚セットで購入し万が一の紛失に備える必要があります。 Tangemの購入はこちらから 世界初の指輪型ハードウェアウォレットTangem Ring Tangemウォレットは主にカードで提供されていますが、世界初の指輪型ハードウェアウォレットも開発されています。 Tangem Ringとカード2枚のセットが販売中 Tangem Ringは、160ドル(約2万4000円)で販売されています。一見すると高いようにも思えますが、ハードウェアウォレット大手のLedgerでは、Ledger FlexやStaxといったシリーズは4万円以上からの取引となっており、廉価版のLedger Nano Xでも2万5000円の価格となっているため、相場的には妥当と言えます。 また、指輪型で常に装着することで無くしにくく、カードが2枚ついてくるという特典もあり、他類似製品に対して差別化を図れていると言えます。 当然、リングとカードの相互連携もスムーズであり、アクティベーション中に、リングの内蔵チップがランダムな秘密鍵を生成するだけでなく、秘密鍵は2枚のTangemカードにも保存され、すぐに使用することが可能です。 高い耐久性|「IP68」という高い防塵・防水性能 Tangem Ringは指輪型のため、日常的に着用して利用することが可能です。そうした場合、心配になるのは耐久性ですが、Tangem Ringは「IP68」という高い性能を有しています。 IP68は、防塵性能と防水性能を表す数値です。左側が防塵、右側が防水を表しており、それぞれ7等級と9等級に分かれています。IP68は、一切粉塵が入らず一時的に水没しても浸水しない性能であることを保証しています。 またTangem Ringは、防塵・防水以外にも傷や極端な温度(-25° ~ 50°C)にも強い耐性を有しており、日常的な着用にも適した物理的耐久性を備えています。 ケーブル、バッテリー、充電器なしで外出先で自由に暗号資産にアクセスできるのも、他製品にはない差別化と言えます。 デザインも黒を基調としたシックなものとなっているため、どのようなファッションにも合わせやすいものとなっています。 Tangemの購入はこちらから Tangem Payによって決済体験を改善 [caption id="attachment_125648" align="aligncenter" width="1000"] 引用:Tangem Pay[/caption] Tangemはウォレットソリューションですが、決済に関しても積極的な開発を行なっており、「Tangem Pay」を提供しています。 これはVISAと連動しており、従来の決済体験を損なわない新しいソリューションとなっています。 従来のTangemウォレット製品とは独立した新製品 Tangem Payは、Visaアプレットと連動したマイクロチップ上に構築されています。 マイクロチップ内のVisaアプリケーションとTangemウォレットが連動し、決済端末で暗号資産データを利用可能になり、モバイルアプリとNFC技術を介してチップにアクセスし、簡単かつ安全に取引が実行されます。 Visaの決済システム認証に合格していることも、ユーザーにとっては安心材料です。 従来のVISAカードのように使用可能 Tangem Payは、既存のTangemユーザー以外も、様々な種類のウォレットと組み合わせて利用可能です。 複数通貨(Fiat、ステーブルコイン、暗号資産)に対応し、国境を越えた取引が実行され、事前チャージ不要の即時決済が行われます。また、VISAとの提携により、Visa加盟店である世界200カ国以上、数百万の店舗で利用可能です。 他決済サービスとの差別化 既に多くの決済サービスが出てくる中で、TangemはセルフカストディとVisa決済ネットワークの利便性を組み合わせた、初めての製品であることが特徴と言えるでしょう。 200万枚以上のウォレットカード発行実績を有し、信頼性と市場での幅広い受け入れが実証済みであることから、決済体験のより良い向上が期待されています。 Tangemの購入はこちらから おわりに 多くのハードウェアウォレットが出ている中で、Tangemの指輪型という独自のデザインが目を惹きます。 Tangemでは、ウォレットに留まらないさらなる利便性も追求されており、Tangem Payという形でVISAと連動することによる決済サービスの提供も、Tangemユーザーのあらゆる体験の向上につながっています。 一般の店舗でも決済方法として徐々に暗号資産が受け入れられていることもあり、デジタルウォレットだけでなく現実世界のウォレットおよび実店舗決済の需要が増していっています。そうした中でブロックチェーン技術と既存決済の融合はさらに進んでいくことが考えられますが、Tangemはそうした戦略の先陣を切っていると言えるでしょう。 Tangemではセールが頻繁に実施され、多くのTangem製品がお求めやすい価格で提供されています。これを機にTangemウォレットを触ってみては如何でしょうか? Tangem各種information 公式サイト:https://tangem.com/ja/ X:https://x.com/tangem ショップ:https://tangem.com/ja/pricing/ App Store:https://apps.apple.com/us/app/tangem-crypto-wallet/id1354868448 Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tangem.wallet&hl=en&gl=US Telegram:https://t.me/tangem Sponsored Article by Tangem ※本記事はTangem様よりいただいた情報をもとに作成した有料記事となります。プロジェクト/サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。
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2024/11/28Japan Open Chainとは?|IEOを実施中の日本発ブロックチェーンを徹底解説
ブロックチェーン技術が発展し、全世界で開発が進められている中、注目を集めている日本発のブロックチェーンプロジェクトがあります。それが日本発イーサリアム互換レイヤー1「Japan Open Chain」(以下、JOC)です。 JOCは、ブロックチェーン・インフラをつくるプロジェクトであり、電通やドコモなどの主要企業をバリデーターに加えながら、そのエコシステムを拡大してきています。 また、11月20日には、「Japan Open Chainトークン」($JOC)のIEOの募集が開始されました。 今回の記事では、JOCの概要やユースケースの紹介、IEOの特集までを深く掘り下げていきます。 JOCとは? イーサリアム互換のレイヤー1ブロックチェーン [caption id="attachment_125006" align="aligncenter" width="2362"] JOC Developer[/caption] JOCは、日本の法律の下で運用される、オープンで運営が明確なブロックチェーン・インフラをつくるプロジェクトであり、世界中の誰もがブロックチェーン技術を安心・安全かつ実用的に利用できるようにすることをミッションとしています。 イーサリアム互換のレイヤー1ブロックチェーンとなっていますが、イーサリアムメインネットの取引速度が15TPSである一方で、JOCでは2000TPSでの取引が可能であり、高速なサービスが提供されています。 また、JOCはエンドポイントをオープンにしており、Web3サービス開発者たちに対して様々な開発リソースが提供されています。 多くの大手企業がバリデータ一として参画 [caption id="attachment_124994" align="aligncenter" width="1500"] JOC公式X[/caption] ブロックチェーンの分散的な運用には、バリデーターが必須です。バリデーターが相互に検証することでブロックチェーンデータの信頼性が担保されるためです。 JOCは「Proof of Authority(PoA)」コンセンサスアルゴリズムを採用し、信頼できるバリデータによって運営されることで、優れた信頼性とスケーラビリティを実現しています。 JOCでは、電通、ピクシブ、ドコモといった信頼性の高い大手企業がバリデーターとして参画しており、その安全性が高く維持されています。また、テレビ朝日やKudasaiJP、京都芸術大学といった企業・団体も参加しており、様々な分野に幅広くそのエコシステムを拡大しています。 また、バリデーターを日本企業で構成することで、日本法・コンプライアンスに準拠しているため、ハッキングやフォークなどのリスクを低く抑えており、より優れた安全性を実現しています。 JOCブロックチェーンは活発に稼働中|現在は「フェーズ3」の段階 [caption id="attachment_124995" align="aligncenter" width="2488"] JOC Explorer[/caption] JOCネットワークは活発に活動しており、現在のデイリートランザクションは約2万弱を記録しています。 JOCのロードマップは、フェーズごとに管理されており、以下のように公開されています。 フェーズ0-2(立ち上げ):ネットワーク開発、テストネット運用、メインネット立ち上げを実施。※現在は終了済み。 フェーズ3(一般開放):ノードプロバイダの拡大、エコシステムの拡大、手数料トークンの流動化によって、一般利用者がチェーンを利用しやすい環境を整備。 フェーズ4以降:世界中のWeb3アプリケーション提供業者との提携、ユーザビリティ向上のためのツール開発などを行うことで、エコシステムの規模や分散性を拡大へ。 現在は、フェーズ3の段階となっています。また、手数料トークンとして$JOCトークンの発行がIEOにて行われています。(IEOについては詳しく後述) JOCダッシュボードでは容易にトークンやNFTの管理が可能 [caption id="attachment_124996" align="aligncenter" width="2560"] JOC ダッシュボード[/caption] JOCではダッシュボードが提供されており、ユーザーは$JOCトークンの残高確認や、dAppsやNFTの開発を支援するサービスを一覧できるポータルサイトとなっています。 また、ダッシュボードからJapan Open Chainコミュニティに登録することで、実証実験などの最新情報を得ることが可能です。 JOCのユースケース JOCは既に様々な分野で活用されており、豊富なユースケースを有しています。 今回の記事では3点紹介します。 金融機関発のステーブルコインを開発|決済需要の拡大へ [caption id="attachment_125015" align="aligncenter" width="1822"] JOC ステーブルコイン[/caption] JOCは、あおぞら銀行、きらぼし銀行、みんなの銀行、四国銀行といった金融機関と協力し、JOCのバリデータであるG.U.Technologies社が開発する法的要件を満たしたシステムを利用しながら、JOC上でのステーブルコインの発行に向けた取り組みを行っています。 現在、本番発行に向けた実証実験が進められている最中です。 [caption id="attachment_125022" align="aligncenter" width="2240"] JOC公式X[/caption] ステーブルコインはUSDTやUSDCといった米ドルに関連したものが多く取引されていますが、その市場規模は1000億ドルを超えています。ステーブルコイン市場は今後も拡大していくと見られており、改正資金決済法の施行に伴い、法準拠の日本円ステーブルコインの市場も潜在的に大きいものと言えるでしょう。 ステーブルコインが普及することで、個人間や企業間の取引が活性化され多くの決済需要が発生することが予測されます。そうした市場にJOCは先駆けて参入しているため、JOCのさらなる発展が期待されています。 加賀市と協力し「e-加賀市民証」を発行 [caption id="attachment_124998" align="aligncenter" width="2560"] e-加賀市民[/caption] JOC上では、「e-加賀市民証NFT」が提供されています。 e-加賀市民証は、石川県加賀市を訪れる関係人口を増やすことを目的としたe-加賀市民制度で提供されるNFTであり、マイナンバーカードを用いた公的個人認証によるWeb3ウォレット管理機能を付帯したものとなっています。 加賀市は平成26年には日本創生会議によって消滅可能性都市として指摘されましたが、e-加賀市民証といった試みはそこからの脱却を図るための取り組みの1つとなっています。 [caption id="attachment_125000" align="aligncenter" width="2412"] e-加賀市民 NFT販売サイト[/caption] e-加賀市民証で販売されているNFTは様々あり、現在では体験型NFTとして「山代温泉 みやびの宿・加賀百万石」での宿泊サービスが付随したビジネスパーソン向けのワーケーションサービスが販売されています。 1泊~3泊から日数を選べ、代金は1泊あたり5000円となっています。 これらNFTサービスはJOC上で発行されており、JOCのサービスは地方自治体からも支持を得ていることが分かります。 日本郵便と連携しコラボレーションNFTアートを販売 [caption id="attachment_125002" align="aligncenter" width="2340"] 日本郵便NFTマーケットプレイス[/caption] JOCでは4月、日本郵便と山形県山辺町とのコラボレーションNFTアートが販売されました。 日本郵政グループは現在、現実世界とデジタルを掛け合わせた「みらいの郵便局」を実現する試みを進めています。これは、その一環として行われたプロジェクトとなっています。 NFTアートとして、山辺町の特産品であるかき氷・すだまり氷のキャラクター「すだまりんちゃん」と、同じく特産品であるニットをモチーフとした町制施行70周年記念の2種類のデザインが提供されました。 各500枚限定で1枚500円で販売され、好評を博し両方とも完売しました。 $JOCトークンのIEOは12月17日まで実施 多くのユースケースを誇るJOCですが、今後のさらなる拡大に向けて$JOCトークンの発行がIEOにて行われています 。 国内暗号資産取引所ビットトレードにてIEOを実施 \
IEO実施決定/#JapnOpenChain のネイティブトークン $JOC トークンのIEO実施日程が決定しました!
2024年11月20日(水)午前11時よりIEO実施開始
IEO後は国内初となる海外取引所同時上場
IEO参加するにビットトレードの口座開設が必要https://t.co/RWg3zJ8TXq#暗号資産 #JOC
— Japan Open Chain_JP (@JapanOpenChain) November 11, 2024 $JOCトークンのIEOは、ビットトレード(Bittrade)にて、11月20日から12月17日まで実施されています。また、12月23日には日本および世界中の取引所にて取引可能となります。 JOCの購入申し込みには、ビットトレードでの口座解説が必要であることには注意が必要です。 JOC IEO詳細 以下、JOCのIEO詳細となります。 販売総数:5000万枚(総発行枚数の 5.0%) 販売価格:30 円/JOC 販売期間:先行優先販売「11月20日〜12月3日」、一般販売「12月4日〜12月17日」 1口の枚数:先行優先販売「166,668 JOC(約500万円)」、一般販売「200JOC(6000円)」 JOCのホワイトペーパーは、こちらをご覧ください。 $JOCトークンはガス代として活用予定 $JOCトークンは、トークンやステーブルコインの送金、NFTの発行、スマートコントラクトの実行など、Japan Open Chain上の様々なトランザクションにおける手数料(ガス代)トークンとして活用されます。 JOCのエコシステムが拡大し、手数料として使用される$JOCトークンの需要が増すほど、価格が上昇するものと見られています。 おわりに ここまでJOCの概要やユースケース、IEOまで紹介してきましたが、如何でしたでしょうか? ブロックチェーンは目覚ましい発展を続けているものの、未だメジャーであるとは言えません。しかしながら、JOCは日本の法律の下で運用される、日本発のブロックチェーンプロジェクトとしてそのユースケースを拡大しており、地方自治体や日本郵便とも共同で事業を行っています。加えて、目下行われているステーブルコイン開発も、JOCに対する信頼性や将来性の高さを反映しているものと言えます。 大きな期待が集まるJOCですが、今実施されているIEOはJOCエコシステムに参加するまたとない機会と言えるでしょう。 IEOは、ビットトレードで誰でも6000円から参加することが可能です。是非、これを機にJOCエコシステムに参加してみてはいかがでしょうか。 Japan Open Chain各種information X:https://x.com/JapanOpenChain 公式サイト:https://www.japanopenchain.org/ Discord:https://discord.com/invite/5ugv7Zufde Github:https://github.com/japan-open-chain Sponsored Article by Japan Open Chain ※本記事はJapan Open Chain様よりいただいた情報をもとに作成した有料記事となります。プロジェクト/サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。
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2024/11/13Sunriseが新たにテストネットv2を開始|Proof of Liquidityに特化したデータ可用性チェーン
レイヤー1ブロックチェーン「Sunrise」を開発するCauchye Asia PTE. LTD.は、2024年11月9日よりインセンティブ付きテストネットの第2弾を開始しました。 . The birb has landed. RISE up: https://t.co/3vHEDBDcMx pic.twitter.com/CdU9144bUo — Sunrise (@SunriseLayer) November 8, 2024 今回のSunrise Testnet v2では、ガバナンス関連の新機能やゲーム性が追加され、カスタマイズ可能なSunriseマスコットのHARUも登場しています。 また、テストネットに参加したユーザーは$RISEトークンのエアドロップ対象になるとの発表もされています。 Sunriseとは? [caption id="attachment_124591" align="aligncenter" width="1024"] 画像引用元:https://sunriselayer.io/[/caption] Sunriseは、Proof of LiquidityとFee Abstractionに特化したデータ可用性 (DA) レイヤーのプロジェクトです。 セキュリティと流動性を持つロールアップやアプリを開発者が構築できるようにすることで、モジュラーパラダイムをサポートします。 初回のテストネットv1公開後は、わずか3週間で10万人、6週間で20万人のアクティブユーザーを達成するなど、日本発のプロジェクトながらグローバルな成長を遂げています。 Proof of Liquidityの仕組み Proof of Liquidity (PoL) の仕組みは、流動性を提供することによってネットワークのセキュリティを確保するという、新しいコンセプトです。 SunriseはBerachainのProof of Liquidityを拡張し、独自のガバナンスを実現しています。Sunriseに存在するプールのLPトークンを保有することで$vRISEを受け取ることができ、Sunriseのガバナンスに使用可能です。 また、SunriseはProof of LiquidityメカニズムをSovereign Rollupとネイティブに連携するように拡張することで、流動性と安全性の相互向上を実現します。これはSovereign Proof of Liquidityと呼ばれています。 データ可用性 (Data Availability) の仕組み データ可用性 (Data Availability) とは、ブロックチェーン上のトランザクションが正しく公開されているかどうかを確認し保証するための仕組みです。 データ可用性レイヤーを提供するプロジェクトには、Celestia、Avail、Near、EigenDAなどがあります。 Sunriseは、データ可用性の面ではCelestiaやAvailに似ていますが、仕組みとしてはProof of Liquidityを使っている点でBerachainに近いプロジェクトです。ただし、EVM採用のBerachainと異なり、Sunriseは独自のブロックチェーンを採用しています。 Sunrise DAについて [caption id="attachment_124803" align="aligncenter" width="1024"] Sunrise's Features[/caption] Sunrise DAは、Proof of LiquidityとオフチェーンBlobに対応した世界唯一のData Availability Layer(データ可用性レイヤー)です。 モジュラーブロックチェーンのスケーラビリティとアクセシビリティを飛躍的に向上させる次世代インフラとして注目を集めています。 また、Sunrise DAを活用した独自チェーン構築・運用を支援するサービスを提供しています。 Sunriseテストネットv2 Sunriseは以前からインセンティブ付きのテストネットを実施していましたが、今回は新たな機能が追加されたSunrise Testnet v2をリリースしました。 本日、Sunriseテストネットv2が開始されました! Sunrise Testnet v2:https://t.co/tWfiOQHuoP 今回は新たにシマエナガをモデルにしたマスコットキャラクター、Haruが登場します pic.twitter.com/LV3Jeml7le — Sunrise Japan (@SunriseLayerJP) November 9, 2024 日本発のプロジェクトということもあり、日本の鳥であるシマエナガをモチーフとした公式キャラクターも登場しています。 テストネットへの参加方法 Sunriseテストネットv2に参加するには、EVMウォレット(Metamaskなど)およびCosmosウォレット(Keplr、Leapなど)の2つの別々のウォレットを接続する必要があります。 シビル抑止力としてはGitcoin Passportを使用しており、リンクされているEVMウォレットのGitcoinパスポートスコアが16以上必要です。 詳しい参加方法と必要なアクティビティについては「Sunriseテストネットv2ガイド」をご覧ください。 公式キャラクターのHARU 今回のテストネットv2より、北海道の野鳥であるシマエナガをモチーフにした「HARU」がSunriseエコシステムの案内役として登場します。 日本の著名なNFTクリエイターである城島ジョージ氏をチームに招き、Dev/Bizチーム一丸となって作成した、Sunrise初の公式IPです。 テストネットv2では、HARUを通して、ユーザーは下記のような特典を享受できます。 Haru Yenを獲得してアイテムを購入 HARUの着せ替えでカスタマイズ 将来的にNFTとしてミント可能 リワードと実施期間 テストネットユーザー向けのリワードとしては、 $RISEトークンエアドロップWave 4の対象になると発表されています。 また、テストネットv1で獲得したポイントについては保存されており、v1とv2でそれぞれエアドロップリワードの配分があります。その他の詳しいエアドロップの情報については「Sunriseエアドロップガイド」をご覧ください。 テストネットv2の実施期間についてはまだ発表されていませんが、Sunriseチームが正式リリースに向けて取り組んでいるため、v2の期間はv1よりも短くなる予定とされています。 まとめ 今回発表されたテストネットv2はゲーム性やキャラクターも追加され、ユーザーが親しみやすい仕様となっています。まだテストネットに触れていない方はぜひこの機会に触れてみてはいかがでしょうか。 Sunriseは日本発のプロジェクトであり、Proof of Liquidityに特化したプロジェクトとしても期待が寄せられています。プロジェクトチームや技術面について詳しくは、以前実施されたAMAのまとめである「インセンティブテストネット実施中のPoL特化型DAレイヤー『Sunrise』 AMAレポート」の記事も併せてご覧ください。 Sunrise基本情報 テストネット公開日:2024年7月1日 本社所在地:Singapore 代表者:木村優 Investors:Gumi, Gumi Cryptos, Coincheck, Hyperithm, MZ Web3 Fund, Arriba Studio etc. (2024年11月時点) 事業内容:L1チェーン「Sunrise」の開発・運営を行っています。および、Sunrise DAを活用した独自チェーン構築・運用の導入支援サービス「MyLayer」を提供しています。 Sunriseチームへのお問い合わせ Sunriseへの協業や出資、取材などご希望の企業さまは、下記よりお問い合わせください。 お問い合わせフォーム:https://forms.gle/V5LniyGBDorRQcNb6 また、Sunriseは独自チェーン構築に関心をお持ちの企業様に対して、企画から開発、運用、エコシステム創出まで幅広く支援するパッケージを提供しています。 特にチェーン間相互運用性(インターオペラビリティ)の分野において豊富な研究開発実績を有しており、CEO&CTOの木村優やSolution Architectの伊藤匡平はじめ、複数のWeb3企業で技術顧問を歴任してきた専門家が在籍しています。まずはお気軽にご相談ください。 Sunrise関連リンク 公式サイト:https://sunriselayer.io/ X (JP):https://x.com/SunriseLayerJP X (Global): https://x.com/SunriseLayer medium (JP):https://medium.com/@sunrise-jp Discord:https://discord.gg/sunrise Docs:https://sunriselayer.io/ Sponsored Article by Sunrise ※本記事は有料記事となります。プロジェクト/サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。
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2024/10/23Not a Hotel体験レポート|ブロックチェーン活用の最新別荘サービスとは?
現在、ブロックチェーン技術を活用したプロジェクトとして「Not a Hotel」が注目されています。 Not a Hotelとは、休眠状態にある別荘を効果的に活用するソリューションを提供しているプロジェクトです。別荘の管理にブロックチェーンが使われており、Web3技術のマスアダプションの一例として多くの注目を浴びています。 しかしながら、その具体的な内容をご存知ない方も多いのではないでしょうか? 今回の記事は、Not a Hotelの概要紹介から、筆者が実際に福岡のNot a Hotelを利用してみた体験レポートとなっています。 Not a Hotelとは?|新時代の別荘サービス Not a Hotelはブロックチェーンを活用した別荘サービスを提供しています。利用日数の権利売買の仕組みを導入することで、別荘管理に柔軟性を持たせていることが特徴です。 以下、詳しくNot a Hotelの仕組みを紹介していきます。 休眠状態になりがちな別荘を「日割り」で活用 別荘は1年間通して利用されている訳ではありません。別荘保有オーナーの平均別荘滞在日数は20日程度であり、約11ヶ月ほどの時間を活用できていません。また、管理の手間などかかるため、これらが別荘の保有・活用の大きな問題として挙げられていました。 そこで、Not a Hotelでは、「年間の利用日数を売買」するという形で、無駄なく別荘を活用できるソリューションを提供しています。 いわば、一つの別荘を複数人のオーナーでシェア購入をするという形となっており、通常の不動産同様に減価償却・売却・相続が可能となっています。 この「利用日数の売買」という部分に、ブロックチェーン技術が活用されています。 別荘利用権利はNFTとして自由に売買可能 [caption id="attachment_123787" align="aligncenter" width="1855"] Not a Hotel|Opensea[/caption] Not a Hotelでは、「鍵」という形で、別荘利用の権利が扱われています。 この鍵はNFTとなっており、OpenSeaで自由に取引することが可能です。 例えば、別荘オーナーとして年間で30日間の利用権利を持っているオーナーが、自身が利用しない日の鍵を他人に売却することで、休眠状態にある別荘を無駄なく有効活用することが出来ます。 Not a Hotelの人気は凄まじく、現在(記事執筆時)、客間として利用できる鍵には、10万円以上からの取引となっています。 今後、日本全国に幅広い展開を予定 Not a Hotelは2024年7月時点で、那須(栃木県)、みなかみ(群馬県)、北軽井沢(群馬県)、広尾(東京都)、浅草(東京都)、瀬戸内(広島県)、福岡(福岡県)、青島(宮崎県)、石垣(沖縄県)の9拠点の展開を行なっています。 [caption id="attachment_123798" align="aligncenter" width="2024"] Next Not a Hotel[/caption] 将来的な拡大として新たに6拠点が計画・発表されており、各拠点の販売が順次予定されています。 都心から95分。〈NOT A HOTEL KITAKARUIZAWA〉に、インテリアデザイナー、片山正通氏率いるWonderwall®︎が手掛けた新ハウス「MASU」が誕生します。 本日10月17日(木)から販売を開始。開業は2026年秋を予定しています。 コンセプトは「数寄に住む - As you like it. -」。… pic.twitter.com/SOJGHWGjPm — NOT A HOTEL inc. (@notahotel_inc) October 17, 2024 既に販売が開始されている「MASU」(北軽井沢)は、毎年10泊で2940万円(税込)で取引されています。(10泊、20泊、30泊の3つのオプションが用意されています) 非常に盛況となっており、Not a Hotelへのさらなる期待が反映されていると言えるでしょう。 実際にNot a Hotelに行ってみた [caption id="attachment_123809" align="aligncenter" width="2560"] Not a Hotel Fukuoka[/caption] 今回、筆者は福岡のNot a Hotelを利用しました。閑静な住宅地の中にあるのですが、特徴的な見た目をしており一気に日常から離れられる雰囲気となっています。 部屋ごとにテーマが設定|今回はオフィステーマの部屋を利用 [caption id="attachment_123810" align="aligncenter" width="2560"] +Desk内観[/caption] Not a Hotelの客室は全てが同じ部屋ではありません。部屋ごとにテーマが設定されており、それに沿った設計がされています。 筆者が体験した部屋は「.Desk」と名付けられたオフィス利用をテーマとした部屋となっています。 部屋はかなり広く、8人ほどが集まって仕事ができるくらいの広さがありました。 キッチンが非常に広い作りとなっており、カトラリーも充実しているため、複数人で料理をしパーティーを開催するのも不便しません。 キッチン奥の壁は扉となっているのですが、開放することで隣の寝室と繋げることも出来、広い空間を作り出せました。 ルームサービスや空調・照明などは全てタブレットで一元管理 部屋に備え付けられているタブレットから、ルームサービスの注文、空調やライトの調整などを全て行えます。 Not a Hotelの部屋は非常に広くゆったりとしていますが、明かりを消すためにわざわざ移動する手間なく、全てを手元で完了させることが可能となっています。 不明事項あればコンシェルジュにすぐに質問 筆者がスピーカーで音楽を流そうとした際、Bluetoothを接続する方法がわかりませんでした。 そこでコンシェルジュに聞いたところ、すぐに返答がありました。丁寧な対応がされており、不明点などあれば気軽に問い合わせることが可能です。 あくまでもNot a Hotelは別荘プロジェクトであるものの、通常のホテルのように利用することが可能です。 リラクゼーションにも特化した家具とデザイン [caption id="attachment_123816" align="aligncenter" width="2560"] カーペットが敷かれているため裸足で楽に過ごすことが可能[/caption] オフィステーマの部屋ということもあり、様々な働き方が可能な設計となっていました。 大机で複数人が集まって仕事や会議を行うことも可能であるだけでなく、個室で外の景色を眺めながら一人仕事に集中することも出来ます。 上記画像の部屋では、カーペットが敷かれており、裸足のままリラックした状態で仕事をすることが可能です。 仕事をきちんとするためにも休息は必要です。当然、Not a Hotelはリラクゼーションにも力を入れているため、ハイグレードなベッドやソファで体を休めることが出来ます。 仕事への集中と、そこからの解放の両方が実現できる空間となっています。 サウナも完備 [caption id="attachment_123817" align="aligncenter" width="2560"] 浴室奥にサウナ室が併設[/caption] 通常の設備は勿論、サウナ室も完備されているなど、リラクゼーション施設も充実しています。 サウナ室の特徴と実際に使ってみた感想は以下となります。 最大100度まで調整可能 目の前にある浴槽に水を溜めることで水風呂を用意し、「サウナ→水風呂」(いわゆる"整う”)も可能。 桶にアロマ水を入れることで本格的なロウリュも実現。 本格的なサウナ施設を普段利用している人も、満足がいく"整い”をすることが可能。 現在、ビジネスマンの間ではサウナが流行っていますが、そうした需要にも対応可能となっています。 一日中仕事詰めで疲れた体をサウナで整えて、広いリビングやベッドでゆったりと過ごすことで、充実した時間を過ごすことが出来ました。 まとめ [caption id="attachment_123818" align="aligncenter" width="2560"] Not a Hotel Fukuoka 待合室[/caption] ここまでNot a Hotelを紹介してきましたがいかがでしょうか? ブロックチェーン技術を現実世界のサービスとリンクさせたサービスは数多く誕生してきており、様々な形でマスアダプションが実現され始めています。Not a Hotelはそうした事例の最先端を走っていると言えるでしょう。 筆者が体験した限りでは、通常のホテル利用と遜色ないだけでなく、利用権利の獲得にブロックチェーンという形で柔軟性(売買の自由さ)と透明性(ダブルブッキングが存在しないという確実性)が担保されているのが良いと思いました。 今回特集したのは福岡のNot a Hotelですが、Not a Hotelは全国9箇所に展開しており、それぞれ違った特色を有しているため、コンプリートするのも新たな楽しみになるかもしれません。 今回の記事をきっかけとして、まずは旅行の宿泊先としての利用からNot a Hotelデビューをしてみてはいかがでしょうか? Not a Hotel各種information 公式サイト:https://notahotel.com/ X:https://x.com/notahotel_inc Youtube:https://www.youtube.com/@NOTAHOTEL 情報ソース:Not a Hotel
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2024/10/21Movement Battle of Olympusハッカソン特集|選りすぐりの10プロジェクトを紹介
10月10日、Movementは6月から開催されていた「Battle of Olympusハッカソン」の選出プロジェクトを発表しました。 Our Battle of Olympus has been decided! Let's revisit the field:
2,100 project submissions
85 finalists
10 winners Announcing the winners, by category
https://t.co/WXkfoukukr pic.twitter.com/Dxa5Ou7x7b — Movement (@movementlabsxyz) October 10, 2024 ハッカソンには数百のチームが参加し、Movementのテストネットが構築されました。分野はDeFiやNFTやゲームだけでなくAI分野にもまたがり、広範なものとなりました。2,100件の応募の中から、85件のファイナリストが選出されていましたが、今回10プロジェクトが選出されました。 今回の記事では、Movementの簡単な説明から、選出された10プロジェクトを簡単な概要とともに全て紹介していきます。 Movementとは? Moveベースのモジュラーブロックチェーン [caption id="attachment_123627" align="alignleft" width="1440"] MoveVMの構造|X[/caption] Movementは、Move言語ベースのインフラ、アプリケーション、ブロックチェーンを展開するためのモジュール式フレームワークを構築しています。 Movementは、DA用のセレスティア(TIA)を搭載したイーサリアムで初のMoveVMレイヤー2であることが特徴です。AptosとSuiを導入することで、14万TPSを実現し、速度とセキュリティを実現しようとしています。 主力製品として「M1」と「M2」を展開|同一言語でレイヤー1と2を完結 Movement Labsの主力製品として、「M1」と「M2」が挙げられます。M1はレイヤー1技術であり、M2はレイヤー2技術となっています。同じ言語でレイヤー1と2が完結していることが、大きな特徴といえます。 Move言語は、Rust言語をベースとして、Facebook(現Meta社)によって開発された言語です。2019年にLibra(後に「Diem」と改名)という暗号資産が発表され、それに使用される予定の言語でした。 最終的にLibra計画は破棄されましたが、当時の開発者が独立して設立したのがMove言語をベースとしているAptosとSuiであるため、Movementはその両者を積極的に活用できる環境にあります。 合計で4140万ドルの資金調達を完了 gmove world. Today we are thrilled to announce our $38M Series A led by @polychain pic.twitter.com/ZNe5XiMxAn — Movement (@movementlabsxyz) April 25, 2024 Movementは、今年4月26日、Polychainが主導するシリーズAラウンドで3800万ドルを資金調達しました。 昨年9月にはプレシードラウンドとして、340万ドルの資金調達をしており、その際には「Movement SDK 」を発表していました。そこからおよそ7か月後に、大型の資金調達を行った形となります。 Movement Public Testnet is live
pic.twitter.com/NRtbY7ygcj — Movement (@movementlabsxyz) July 30, 2024 今年の夏にはテストネットが公開され、Movement上の様々なdAppsに触れるためのキャンペーンが実施されました。このようにMovementは、VCだけでなく一般ユーザーからも多くの注目を浴びているプロジェクトとなっています。 Battle of Olympus選出プロジェクト ここからは、10つのコンペ選出プロジェクトを紹介していきます。カテゴリーは以下の6つとなっています。 Titan (既存プロジェクト) DeFi AI SocialFi NFTs/GameFi インフラ 全てのプロジェクトが、詳細なプロジェクト内容やドキュメントの公開、サービスの開始をしている訳ではないので、プロジェクトごとに現時点で手に入れることの出来る情報量が異なることには注意が必要です。 Movement Labsは各種サポートを提供予定 選出プロジェクトは、以下のサポートをMovement Labsから受けられます。 財団から最大10万ドルの助成金 Move Collective(Movementアクセラレーター)への独占アクセス MovementのVC企業ネットワークの紹介 継続的な技術サポート、リソース、専門家のメンターシップ MoveDropプログラムの適格 タイで開催されるDevcon 2024へのスポンサー旅行 準選出プログラムも、MoveDropプログラムへの適格、最大2.5万ドルの助成金、Movementからの支援を受けられることが発表されています。 StakedMove ※Thunderhead(既存プロジェクト) StakedMoveは、リキッドステーキングを提供しており、ネットワークセキュリティとユーザー利回りの機会を強化します。 開発者側は、堅牢なLSTエコシステムを2週間以内にデプロイし、ユーザーのためのステーキングUXを作成することが可能となっています。ユーザー側は、ネイティブアセットでのプロトコル報酬が可能となっています。 公式サイト(Thunderhead):https://thunderhead.xyz/ X(Thunderhead):https://x.com/thunderheadlabs Gasyard(DeFi) Gasyardは、クロスネットワークガス最適化プロトコルです。DeFiトランザクションを合理化し、ユーザー体験の向上に努めています。 ブリッジ所要時間が15秒以下であり、MultiVMにも対応、将来的にはビットコインチェーンへの対応も示唆されています。 公式サイト:https://movement.gasyard.fi/ X:https://x.com/gasyardfi PicWe(DeFi) PicWeは、オムニチェーンの流動性インフラを提供しており、Movementエコシステム全体でのシームレスな資産移動を促進しています。 B2B2Cインフラとなっており、完全なブリッジレス、トラストレス、分散型初の抽象化取引モデルを提供しています。また、Movement上のUSDTを使用して、ビットコインブロックチェーン上のBTCを含む他のチェーン上の任意のトークンを購入することも可能です。 上記に加え、流動性プロバイダー(LP)収益の改善にも努めています。通常、LP収益は1つの特定のプールからしか報酬を獲得できませんが、PicWeのユーザーがMovementにUSDTを入金すると、すべてのチェーン上のすべてのトークンから流動性の利益を得ることができると発表されています。 公式サイト:https://picwe.org/ X:https://x.com/PicWeGlobal RNDM (AI) RNDMは、AI主導のモジュール式流動性ソリューションによって、DeFiの自動マーケットメイキングに寄与しています。 RNDMのキュレーションエンジンは、すべての主要な取引所でのオーダーフローパターンでトレーニングされた独自のAIモデルの上に構築されています。RNDMエージェントは、AtlasとGaneshで実行されており、将来的には、ユーザー設定可能なエージェントを有効にし、スポット予測市場全体でさらにスケーリングする予定とのことです。 また、RNDMネットワークトークンも発表されており、これはネットワーク運用の中心として機能しています。エージェントはネットワークを検証して電力を供給するためにトークンをステークする必要があり、不正行為をしたエージェントには報酬が削減されます。 公式サイト:https://www.rndm.io/ X:https://x.com/rndm_IO Podium(SocialFi) Podiumは、ソーシャルメディアとブロックチェーンを橋渡しするWeb3ソーシャルオーディオプラットフォームです。 ユーザーが積極的にディスカッションを形成し、有意義な参加に報いることができるようにしていることが特徴です。 X:https://x.com/web3podium Movewiffrens(SocialFi) Movewiffrensは、ブロックチェーン技術に基づいて構築されたソーシャルメディアプラットフォームであり、ユーザーが分散型で安全な環境で接続し対話することを可能にします。TumiLabsによって開発されています。 Movewiffrensでは、アカウントの作成とXアカウントとの同期が簡素化されています。また、投稿、エンゲージメント、通知といった基本的なソーシャルメディア機能だけでなく、投稿の可視性をコントロールし、グローバルオーディエンスと特定のオーディエンスへと向けた発信をそれぞれコントロールできるようになっています。 加えて、Movewiffrensやその他のプラットフォームでタスクを完了することで、Frenspointsを獲得することも可能です。 Movewiffrensは、ソーシャルメディア愛好家、ブロックチェーン支持者、コンテンツクリエーター、インフルエンサー向けに設計されており、彼らを主なターゲットとしています。ユーザーは、Frenspassを使用して、インフルエンサーと交流し、専用のチャットルームにアクセスすることが出来るなど、SNS上での特別な体験に焦点を当てているプロジェクトとなっています。 公式サイト:https://www.movewiffrens.xyz/ X:https://x.com/movewiffrens Seekers Alliance(NFTs/GameFi) Seekers Allianceは、NFTメカニズムを備えたトレーディングカードゲームであり、Movementのスマートコントラクト機能を導入しています。 Seekers Allianceは、『HUNTER×HUNTER』の「グリードアイランド」をモデルにしたゲームコンセプトであると公式Xで述べられており、プレイヤーは島を探索し、PvPカードバトルを通じてカードを収集していく仕組みとなっています。シーズン中のバウンティカードを最初に100枚すべて集めたプレイヤーは、シーズンチャンピオンシップを獲得することが可能です。 また、カード取得の際の乱数問題(いわゆるガチャにおけるレアリティ排出の確率のブレ)に対しては、Chainlinkなどのプロバイダーが提供する検証可能なランダム関数(VRF)を採用し、ブロックチェーン技術を活用することで、その改善に努めています。 公式サイト:https://seekers.cards/ X:https://x.com/SeekersAlliance Simemes(NFTs/GameFi) Simemesは、インターネット文化とブロックチェーンゲームを融合させた、ミームを利用したソーシャルゲームプラットフォームです。 まだ、詳細なサービス内容は明らかになっていませんが、Xアカウントと連携し、早期参加することが可能となっています。 公式サイト:https://simemes.xyz/ X:https://x.com/simemesxyz/ Movide ※Solide(インフラ) Movideは、Move用の高度なオンラインIDEで、Movementネットワークの開発加速に寄与しています。 あらゆるスマートコントラクトと統合出来ることが特徴であり、Solide IDEは、スマートコントラクトと分散型アプリケーションのコーディング、デプロイ、テストのためのユーザーフレンドリーなツールでブロックチェーン開発を簡素化しています。 公式サイト(Solide):https://dapp.solide0x.tech/ X(Solide):https://x.com/SolideProject Scaffold Move(インフラ) Scaffold Moveは、DAppsを構築するための包括的なツールキットであり、Movementエコシステムへの開発者の参入障壁の緩和に寄与しています。(詳細は未だ不明となっています) Github:https://github.com/arjanjohan/scaffold-move おわりに ここまで、Battle of Olympusハッカソン選出プロジェクトを紹介してきましたが、如何でしたか? Movementは今年4月の3800万ドルの資金調達に代表されるように非常に大きな注目を集めており、今夏にはテストネットが公開されました。 これからのメインネット公開に向けて、エアドロップ施策の可能性などの指摘がされており、Movementエコシステムの盛り上がりに大きな期待が集まっています。 今回は、10のプロジェクトを紹介してきましたが、選出されたからといって必ずしも安全なプロジェクトではないということには注意が必要です。他チェーンで既に実績を有しているプロジェクトもありますが、資産を守るためにもDYORを忘れないようにしてください。 情報ソース:Movement