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2024/03/01仮想通貨は副業になる?正社員、公務員、アルバイトなどケース別に解説
結論をいうと、仮想通貨は副業にはなりません。 本記事では「なぜ仮想通貨は副業にならないのか」という部分について詳しく解説していきます。 この記事のポイント 仮想通貨投資は資産運用の一種と考えられるため、副業にはならない 正社員の場合は年間20万円以上の利益が出た場合は確定申告が必要 公務員の場合は副業が法律で禁止されているため、職場で相談したほうが良い パートの場合は扶養から外れてしまう可能性があることに留意 「仮想通貨投資始めたいけど、上司に聞くのもなんだかな…」 「公務員やパートの場合はどうなの?」 といった方は是非最後まで読んでみてください。 「仮想通貨投資」は副業にはならない理由 仮想通貨投資が副業にならない理由は、仮想通貨投資が資産運用の一種で、企業に不利益を与える可能性が低いからです。 そもそも企業側が副業を禁止するのは主に以下の3つの理由があります。 ・本業の業務に支障が生じる可能性がある ・企業に損害を与える可能性がある ・企業の信用を落とす可能性がある 企業側としては、社員が怪しい副業を行うことで自社イメージが下がることなどは防ぎたいですよね。なので企業は自分たちに不利益になるかもしれない副業を禁止するわけです。 その点、「資産運用」は会社に不利益を与える可能性が低いものなので仮想通貨投資が禁止される可能性は低いと言えます。 ただし「副業禁止」というのは就業規則(=企業が決めるルール)なので、もし心配ならば職場の方に直接聞いてみましょう。 仮想通貨投資をこれから始める人の3パターン これから仮想通貨投資を始めたいと考えている方に向けて、以下の3つの勤務形態のパターンに分けて、それぞれの注意事項などを説明していきます。 1. 正社員 2. 公務員 3. パート・アルバイト ケース1:正社員 先ほど説明した通り、副業禁止の会社で働いている方であっても、仮想通貨投資を始めるのは特に問題ないでしょう。 ただし、1つ注意すべき点があります。それは「税金」についてです。 正社員の方は、仮想通貨投資での利益が「年間20万円」を超えると確定申告を行う必要があり、所得によっては税金を払う義務が生じます。 仮想通貨の利益は雑所得として扱われるため「普段の給料+仮想通貨投資の利益」に対して以下のように税金がかかってくるので注意しましょう。 *さらにここに住民税(所得×10%)もかかってくるということも忘れてはいけません。 課税される所得金額 税率 控除額 195万円以下 5% 0円 195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円 330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円 695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円 900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円 1,800万円を超え4,000万円以下 40% 2,796,000円 4,000万円超 45% 4,796,000円 出典:No.2260 所得税の税率|国税庁 「仮想通貨投資でお小遣いを増やしたいな」ぐらいに思っている方は、年間の利益が20万円を越えないように注意しましょう。 ケース2:公務員 公務員の方は仮想通貨投資を始める際に1つだけ注意しておくことがあります。 それは「公務員は副業が法律で禁止されている」ということです。 会社の副業禁止というのは単なる就業規則ですが、公務員の副業は国家公務員法という法律によって禁止されています。 先ほどから説明している通り仮想通貨投資は資産運用の一種で副業には含まれません。 しかし、勤務時間中に公的なパソコンを利用してトレードを行ったりすると処分が下され場合によっては免職になってしまう可能性があります。 公務員の方でこれから仮想通貨投資を始めようと思っている方は、職場の上司などに細かい部分を確認してから始めましょう。 *公務員の方も仮想通貨投資による利益が20万円以上の場合は確定申告が必要になります。 ケース3:アルバイト・パート アルバイトやパートをしている方で仮想通貨投資を行う予定の方は以下の2点に注意しましょう。 ・仮想通貨の利益が年間20万円を超えたら確定申告が必須 ・扶養から外れる可能性がある アルバイトやパートであっても仮想通貨の利益が年間20万円を超えた場合は確定申告をする必要があります。 また、扶養に入っている方の場合は親や夫(妻)の扶養から外れ、生命保険料などを自分で払う必要がでてきます。 *「いくら仮想通貨で稼いだら扶養から外れるのか」に関しては、条件によって確定申告の際の控除条件が変わるため、ここでは詳述はしません。国税庁の無料電話相談などでお問い合わせください。 学生や主婦の方でアルバイトやパートをしている方は、給料と仮想通貨投資の利益を日々チェックしておきましょう。 よくある2つの質問 1. そもそも儲けられるのか 2. リスクはあるのか 1. そもそも儲けられるのか 仮想通貨の特徴としてボラティリティ(=価格変動性)が高いということが挙げられます。 仮想通貨は株や為替取引と比べて値動きが激しいです。時期にもよりますが、数時間で10%〜50%程値段が動く時もあります。 値動きが激しいということは、高いリスクを取る代わりに高いリターンを期待できるとも言えるでしょう。 2. リスクはあるのか 仮想通貨投資のリスクは以下の2つです。 ・ハッキングリスク ・セルフGOXリスク 仮想通貨は取引所と呼ばれる場所で売買をしますがハッキングのリスクがあります。 ただ、Coincheckのハッキング事件後、金融庁のセキュリティ基準は厳格化され、国内取引所に対して業務改善命令も出されたため取引所のセキュリティは以前より向上したと言えるでしょう。 また、仮想通貨には自分の入力ミスなどで仮想通貨を流出してしまう(=セルフGOX)可能性があります。 仮想通貨では「1Fj72AFd0a41A28Ca0fa17d7B79f61hhab04F3」のような長い文字列のアドレスを入力して送金を行います。そのため、送金を行う際は以下の2点に気をつけましょう。 ・手入力せずにコピー&ペーストかQRコードで入力する ・送る前にアドレスを確認する まとめ ・仮想通貨投資は資産運用の一種なので副業にはならない ・正社員は仮想通貨投資の利益が年間「20万円」を越えたら確定申告をする ・公務員は法律で副業が禁止されているので、始める時は職場に相談する ・アルバイトやパートは年間「38万円」以上になると確定申告を行う必要がある 仮想通貨やブロックチェーン技術はAIなどと並ぶような発明だと言われることもあります。 そんな期待を反映してか、バブル崩壊や冬の時代を経て、2017年と2021年、そして2024年に入ってからも定期的に仮想通貨市場は高騰を見せています。 市場の高騰とともに、仮想通貨投資は副業のひとつとしてさらに人気の選択肢となることも考えられます。 以下の記事では仮想通貨の現在の市場や今後の将来性などについて詳しく解説しています。仮想通貨投資を考えてる方はぜひご覧ください。 【初心者向け】参入はまだ遅くない?仮想通貨の将来性を徹底解説
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2024/02/29仮想通貨ウォレットの活用術、ビジネスから日常生活まで|Intmaxの利用事例も紹介
– 著者:Henry(@HenryWells1837) 以前の記事では、コンサルティングの視点から「給与管理」に焦点を当て、SablierとHedgeyを紹介しました。今回の焦点は、「ウォレット」に移ります。デジタル経済が急速に進化する中、ビジネス決済と資金の流動性を簡単かつ安全に管理する方法がより一層重要になっています。 本稿では、筆者が個人的に利用し、ビジネスの決済や資金の現金化において、その簡便性と安全性から信頼を置いているウォレットサービスをご紹介したいと思います。ブロックチェーン技術を基盤とした最新のウォレットソリューション、Intmax Walletを例に、ビジネスプロセスの効率化と運用コストの削減だけでなく、私たちの日常生活における新たな便利さと可能性をどのように実現できるのかを探ります。 関連記事:給与支払いの新時代|ブロックチェーン活用でプロセスを最適化 前提知識 コールドウォレット ( ハードウェアウォレット ):例. Ledger ホットウォレット : 例. Metamask等で生成されるウォレット シードフレーズ:12、18、あるいは24個の単語からなる一連の単語でウォレットを作成する度に生成されます。 秘密鍵:暗号資産の所有権とその資産を移動する権利を証明するためのものです。 生体認証:生体認証とは指紋や顔などのデータを使って認証を行うことを指します。Intmax Walletでは、ログインや取引の際の認証に使うことで、より高いセキュリティが保ちます。 MPC:MPCとは、Multi Party Computationの略です。複数の計算機が協力して、互いに信頼しなくても共通の結果を導き出せる暗号技術です。この技術は、最近の進歩により実用化が進み、INTMAXのWalletless Walletに応用されています。これにより、アプリやブラウザ拡張機能をインストールすることなく、簡単にセットアップできます。 リンク送金:リンク送金機能はIntmax Walletが提供する機能で、ウォレットアドレスを使わずにリンクを通じて暗号通貨を送金できます。この機能では、SNSアカウント名を指定してトークンを送ることが可能で、トークンの引き出しにはワンタイムキーとSNS認証の二重認証が必要です。これにより、スマートコントラクトが認証を検証し、リンクとSNSを介した送金の安全性を確保します。 ウォレットの基本 ウォレットは、ソフトウェアウォレットとハードウェアウォレットの2種類に大別されます。これらの違いは、秘密鍵の生成と保管方法にあります。 ホットウォレット: 秘密鍵の生成と保存がオンラインで行われます。 コールドウォレット: 両方ともオフラインで行われます。 下記が、両ウォレットの特性を比較した図になります。 特性 ホットウォレット コールドウォレット 秘密鍵の生成 オンライン オフライン 秘密鍵の保存先 オンライン オフライン 利便性 高い 中~高 安全性 中 高 使いやすさ 日常的な使用に便利 高いセキュリティが求められる取引に適している モバイルアクセス 可能 制限あり 上記の図のとおり日常的に資産の紛失リスクを回避または低減するには、両タイプのウォレットを適切に使い分けることが必要不可欠です。 例えば、Delegate ( https://twitter.com/delegatedotxyz )といったサービスを用いて、ハードウェアウォレットに保管されたNFT(例:BAYC)をホットウォレットに紐づけ、トランザクションの承認や実行を簡易化するユーザーもいます。 特にマーケット相場が良好な時期には、NFTが不正に引き出される事象も頻繁に発生するため、ウォレットの使い分けが非常に重要となります。 ビジネス上でのモバイル端末を用いたウォレット利用シナリオ ハードウェアウォレットとホットウォレットを連携させても、モバイル端末にウォレットを保有することは、ビジネス運営における利便性を高める一方で、資産紛失のリスクが存在します。 特に、請求費用の受取、小口現金決済、経費精算など、ビジネスでのウォレット使用には、高い安全性と同時に利便性も求められます。 ここでは、モバイルウォレットをビジネス上で活用する主なシナリオを紹介します。 売上の受取と管理 売上請求プロセス:売上の受領から取引所への送金、そして現金化までの一連の流れをモバイル端末で完結させることができます。これにより、ビジネスの現金流管理を迅速に行えます。 売上請求 → 売上をホットウォレットで受取 → 取引所へ送金 → 現金 経費の即時処理 経費管理プロセス:コールドウォレットからホットウォレットへと経費用の金額を移動し、社員の経費請求に即座に応えることが可能になります。このプロセスの効率化は、経理作業の時間短縮と社員満足度の向上をもたらします。 経費用の一定金額をコールドウォレットから送る → 経費をホットウォレットで受取 → 各社員より請求があれば送る 給与の受取と即時運用 給与管理プロセス:給与の受取からその一部を投資や運用に回すまでの操作をモバイル端末上で行うことが可能です。これにより、従業員はより柔軟に自身の資金を管理できるようになります。 給与をホットウォレットで受取 →ホットウォレットで給与の一部を運用 ハードウェアウォレットと同等の安全性を持ちつつ、ホットウォレットの利便性に匹敵するウォレットは、フリーランサーや法人の経理担当者にとって理想的です。 ビジネス用途に最適な「Intmax Wallet」とは Intmax Walletは、生体認証と最新の暗号技術、MPCを駆使したウォレットであり、シードフレーズの必要がなく、生体認証だけでトランザクションの承認が可能です。 現在こちらのウォレットは、Ethereum、Arbitrum、Optimism、Polygonに対応しており、ビジネス用途に最適です。 設定と使い方 事前準備 Google アカウント Intmax Walletでは、ウォレット生成時に発行されるバックアップキーがGoogle Driveに保存さます。 初めてウォレットアドレスを作成する際は、Googleアカウントを使用しましょう。 1Password ( 強く推奨 )パスワードの使い回しを防ぐためにGoogleアカウントなどのパスワード管理には1Passwordを利用しましょう。 14日間無料体験可能です。https://1password.com/ *URLをコピーをし直接ブラウザにペーストしてください 設定方法 公式マニュアルをご確認ください。 上記の、画像の様にステップバイステップで設定方法が解説されています。 Intmax Walletを活用したビジネスプロセスの最適化 | 活用シナリオ Intmax Walletの柔軟性とセキュリティは、ビジネスや個人の金融活動における多様なニーズに対応します。以下は、特にIntmax Walletの活躍が想定されるシナリオです。 「報酬の受取から取引所への現金化」 コミュニティのモデレーターがUSDCで報酬を受け取る際、Intmax Walletを使用することで、PCやハードウェアウォレット不要で、モバイル端末から直接取引所に送金し、円や他の通貨への換金をシームレスに行えます。この流れは、特にリモートワークやフリーランスの業務において、報酬の受取と利用の手間を大幅に削減します。 「経費や小口決済処理の効率化」 Intmax Walletには、あらかじめ取引所から経費用のUSDCを送金しておくことができます。社員からの経費精算申請があった際に、従来の翌月払いシステムとは異なり、リアルタイムでの送金が可能です。これにより、経費管理がより柔軟かつ迅速になり、働きやすい環境づくりに貢献します。 「報酬の受取と運用」 例えば、Arbitrumを通じて毎月3,000USDCの報酬をIntmax Walletで受け取る場合、この報酬から、1,500USDCを現金化し、残りの1,500USDCを以下のようにウォレット上で運用する事が可能です: 500USDCをウォレット内のスワップ機能を利用してBTCに変換。 同じく500USDCをETHに変換。 300USDCをAAVEなどのプロトコルに預け、手数料収入を得る。 200USDCをエアドロップを狙い、ガバナンストークンが未発行のプロジェクトへの投資に使用。 これらの操作をハードウェアウォレットなしで、かつシームレスに実行できることが、Intmax Walletの大きな魅力となっています。 リンク送金機能の紹介 最後に、Intmax Walletの「リンク送金機能」についてご紹介します。 これは、従来のウォレットアドレスではなく、SNSのアカウントを通じて暗号資産を送受信できる機能です。 この機能ではSNSアカウント名を指定してトークンを送ることが可能で、トークンの引き出しにはワンタイムキーとSNS認証の二重認証が必要です。これにより、スマートコントラクトが認証を検証し、リンクとSNSを介した送金の安全性を確保します。 コミュニティ内でのリワード配布やgiveawayの際に、簡単かつ便利に活用いただけます。また、ウォレットアドレスを管理する手間を省き、ブロックチェーン技術に不慣れな人でも簡単に暗号資産の送受信を体験できるようになります。 日本では暗号資産が日常生活に完全には浸透していませんが、Intmaxのチームが活動しているナイジェリアのような国では海外からの仕事でUSDCを受け取り、それを現地通貨に換えるというケースが増えてきています。特にナイジェリアでは、外国為替の変動が激しくP2P決済を利用することでより良いレートで換金できる場合が多いです。このような環境ではウォレットと取引所が生活に密接に関わるようになり、リンク送金機能のような簡便でシームレスな利用が特に重要になります。 今後の期待 本稿を通じて「ブロックチェーンの技術で開発されたサービスの企業導入」が従来のコスト削減や経営効率化に貢献するか、というコンサルティングの視点から、その触りとしてIntmax Walletの利用法とその利点について述べてきました。 このような機能拡張によってウォレットの使用範囲が広がり、ビジネスだけでなく個人の日常生活においてもより多くの便利さと機会を提供することが期待されます。是非、これらの機能を活用して新しいデジタル経済の可能性を探ってみてください。 公式LINK INTMAX Website:https://intmax.io/ Discord: https://discord.gg/aPb3DE6K Twitter:https://twitter.com/intmaxIO Medium:https://medium.com/@intmax LinkedIn: https://www.linkedin.com/company/intmax/ Github:https://github.com/InternetMaximalism INTMAX Walletless Wallet :https://wallet.intmax.io/ ※INTMAX Walletless Walletへアクセスする際は必ずURLをコピーをし直接ブラウザにペーストしてください。
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2024/02/22GasHero ゲームシステム解説|文明の再起動ボタンとは
- 著者:全財産ネンマツイッセンマン (@KisameYama) GasHeroは他Web2ゲームでも見られるようにシーズン制が導入されています。 シーズンが切り替わるには”文明の再起動ボタン”が押される必要があり、GasHero独特のシステムとして、シーズン切り替えの時期はユーザーに一任されています。 シーズン切り替えの際にはアセットの殆ど全てが無価値になってしまうため、ガスヒーローは危険なゲームというイメージがありますが、この記事では文明の再起動ボタンについて詳しく解説していきます。 "文明の再起動ボタン"が押される条件とは "文明の再起動ボタン"を押す権利を持つのは、全ユーザーの中で7人しか存在しないワールドエルダーのみです。 また、ワールドエルダーといえどもいつでも気軽にボタンを押せるわけではありません。 この項目では、ユーザーが文明の再起動ボタンを押すための条件をまとめていきます。 ボタンを押せるのはワールドエルダーのみ ゲームには様々な範囲でのリーダーが存在しています。 クランチーフ :クラン内ユーザーから1名 ギルドマスター :ギルド内クランチーフから1名 地区代表 :地区内ギルドマスターから1名 市長 :地区内地区代表から1名 ワールドエルダー :世界中の市長から7名 文明の再起動ボタンを押せるワールドエルダーを目指すには、クランチーフから始めて順に選出されていく必要があります。 それぞれのリーダーになるための条件は様々で、ワールドエルダーになるまでの途中経過である市長になるには、実際の選挙同様に投票で決められるなどパーティーの強さ(≒投じたGMT量)のみではワールドエルダーを目指せないゲームとしてGas Heroはデザインされています。 また、前ワールドエルダーの決定から次回ワールドエルダーが選出されるまでは32日間が必要となり、ホワイトペーパーではこの期間ひとつをサイクルという単位で表記されています。 ボタンを押せる時期 ワールドエルダーになれたとしても、文明の再起動ボタンをすぐに押すことはできません。 文明の再起動ボタンを押せるのはゲーム開始直後を1サイクルととして、6サイクル目以降のワールドエルダーのみです。 また、シーズンの切り替えには7名のワールドエルダーのうち4名以上の同意が必要となり、承認がされた後には30日の猶予期間が与えられた後にシーズンが切り替えられます。 文明の再起動ボタンが最短で押されるには、ゲーム開始から32日×5サイクル=160日が必要となります。 シーズン切り替え時、これまでの育成が無駄になってしまうのか 回答は一部のプレイヤーにとってはNO、多くのプレイヤーにとってはYESです。 この項目ではシーズンが切り替わった後にも保存されるもののまとめと、その条件を解説していきます。 無条件で次シーズンに持ち越せるもの 無条件で次シーズンに持ち越せるものは2つあります。 1.ジェネシスヒーロー ヒーローのレアリティや育成具合を問わず、次のシーズンでも同じコードネームのヒーローを使用することができます。 レベル、スキルツリー、装備している武器とペットはリセットされます。 また、レアリティは再抽選が行われるため、あなたのもっているアンコモンジェネシスヒーローがコモンやレアになるかもしれません。 2.ガスヒーローバッジ エネルギー回復量を永続的に増やすガスヒーローバッジは、文明が再起動されても影響を受けずそのまま持ち越すことができます。 また、次シーズン開始時にバッジ所持数1枚につき、下記のアセットがエアドロップされます。 BCV×1個 DNAフラグメント×300個 武器フラグメント×100個 ペットフラグメント×100個 ※それぞれのレアリティは現時点では公開されていません。 上記の2つは所持していることのみが条件となるため、現シーズンで手に入れることができれば恩恵を受けながら、次シーズン開始直後からリードができると言えそうです。 条件付きで次シーズンに持ち越せるもの 条件付きで次シーズンに持ち越せるものは2つありますが、共通する条件は”アークチケット”を所持していることです。 アークチケットは、シーズンの切り替えが承認された後に訪れる30日の猶予期間にオークションで販売されます。 アークチケットの所持数1枚につき、下記のアセットがエアドロップされます。 BCV×1個 DNAフラグメント×300個 武器フラグメント×100個 ペットフラグメント×100個 ※それぞれのレアリティは現時点では公開されていません。 上記のほか、アークチケットを持っていることで次シーズンに持ち越せるものを紹介します。 1.ベースレベル レベルが5マイナスされますが次シーズンに持ち越すことができます。 例えば現シーズンでベースレベルが8だった場合、次シーズンではベースレベル3からスタートします。 2.スキルツリー 現在取得しているスキルがすべてスキルポイントに再変換され、25%減少したうえで次シーズンに持ち越されます。 例えば現シーズンで40スキルポイント分のスキルを取得していた場合、次シーズンでは30スキルポイントを所持した状態からスタートします。 文明が再起動するまでの最短残り日数 最後に、文明が再起動するまで現シーズンは何日残されているかを計算します。 基準日は記事作成日の2/19とし、6サイクル目のワールドエルダーがすぐに文明の再起動ボタンを押したと想定します。 サイクル2(現サイクル)の残り日数=16日 サイクル3の日数=32日 サイクル4の日数=32日 サイクル5の日数=32日 シーズン切り替えが承認された後に訪れる猶予期間=30日 A+B+C+D+E=142日 想像と比べて長かったでしょうか?短かったでしょうか? まとめ この記事ではGasHeroのシーズン制について解説しました。 シーズンの切り替えが起こる際、アセットやGMTがどのような値動きをするのかは誰にもわかりません。 プレイヤーの方も未プレイヤーの方も是非シーズンの切り替え時期にはGasHeroに注目してみてください。 また、GasHeroの詳しいゲームシステムやデータについては、以下のCT Analysisのレポートでも詳しく解説しています。 CT Analysis 「Gas HERO」徹底解説レポート
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2024/02/19給与支払いの新時代|より広範なチェーンサポートを持つ「Hedgey」の概要と使い方
– 著者:Henry(@HenryWells1837) 以前の記事では、新しい給与の支払い方法として分散型資産ストリーミングプロトコルのSablier Financeをご紹介しました。今回は、その競合である「Hedgey」に焦点を当てます。 Hedgeyは、従来の総務や経理部門で発生していた人的コストを大幅に削減するポテンシャルを持っているプロジェクトです。 実際の導入事例や使い方と共にHedgeyついて紹介していきます。 Hedgeyとは? Hedgeyは、Sablier Financeと同様にトークンの配布を自動化できる分散型プロトコルです。 このプラットフォームは、Celo、Gitcoin、Gnosis、Shapeshift、Index Coop、Collablandなどの著名なチームと協力して開発を進めており、トークンの配布を効果的かつ柔軟にすることが可能です。 主なオンチェーン機能 Token Vesting Investor Lockups Automated Token Grant Payouts Token Streams Community Token Drops Periodic Token Distributions General Token Time - Locks これらの機能は完全にオンチェーンベースで行われ、発行から管理までのプロセスをシンプル化します。 また、Hedgeyの対応チェーン数は26となっており、Sablierの対応チェーン10と比較して2倍以上多いことも注目すべき点です。テストネットに関しても、Hedgeyは3チェーン、Sablierは1チェーンと非常に柔軟に対応しています。 トークンの給与払いについて Sablierと同様にHedgeyでも日時なども含めた様々な詳細設定を決めた上で配布が可能で、最大で50,000人に配布をすることができます。 トークンのべスティングについて Hedgeyによるベスティングプランは、従来のベスティング方式を踏襲しており、クリフ、*遡及的開始日、柔軟なベスティングスケジュールを含むオンチェーン上での運用となります。Sablierと同様に、発行者や管理者による取り消しも可能です。 さらに、線形や周期的なアンロック戦略、オプションでのオンチェーンガバナンス投票や委任権などの機能も備えており、無料で利用することが可能です。 *遡及的開始日について:Web3プロジェクトで働く場合、プロジェクトに貢献を開始した日付よりも後にトークン配布のベスティング計画が作成されるケースが多々存在します。その際、ベスティングの開始日をプロジェクトへの貢献開始日(遡及的開始日)に前倒しにする方式が取られることがあります。 トークングラントの特徴 グラント機能では、ベスティング機能と同様に、線形や周期的な配布、取り消し可能または不可能なオプション、転送可能性の設定など、高度にカスタマイズ可能です。 Hedgeyの実際の導入事例 Celo財団への導入 「Hedgeyの最大の魅力は、人事部門が以前は財務部門が行っていた多くの作業を自分たちで処理できるようになる点です。直感的なUIとSafeとの緊密な統合により、私たちのチームはより少ない労力で、より多くのことを、より良く、より速く行うことができます。」 - Thomas Kwon:Celo Foundation Celo財団では、以前はオフチェーンでのベスティングを行っていましたが、効率化を図るためにオンチェーンのベスティングに移行し、その際Hedgeyを採用しました。Celo財団の前CFOであるThomas Kwan氏は、従来の財務担当者が行っていた作業を大幅に削減できたと述べています。 $PLUGのエアドロップ Genesis airdrop allocates 33% to the community, including: • 15% to Honeycomb holders • 2.5% to Ooga Booga Ticket holders • 6.6% to @ApiologyDAO seat holders from @mijanidao acquisition • and other criteria Check your wallet and claim here: https://t.co/CREjKaM9CU — the honey jar 🍯 (@0xhoneyjar) February 14, 2024 Bera Chain上でのローンチを予定しているBera Plugからの$PLUG配布は、対象ユーザーがHedgey経由でトークンをクレームできるように行われました。 Nile Exchange への導入 Welcoming @NileExchange to Hedgey! Nile is building the native liquidity layer on @LineaBuild and uses Hedgey for their team token vesting. Great to have you on board🐊 pic.twitter.com/WJRWyAIh0Q — Hedgey 🦔 (@hedgeyfinance) January 26, 2024 Nile Exchangeでは、チームメンバーへのトークンのベスティングにHedgeyを導入しました。 Hedgeyの使い方 それでは、実際にHedgeyを使ってみましょう。 【ケーススタディ】 株式会社Xは、新規プロジェクトを立ち上げることになり、本日付で海外で活動しているフリーランスのコンサルタントBobさんと3ヶ月間の戦略アドバイザー契約を結びました。 報酬条件は、以下の通りです。 ♢契約条件 3ヶ月間の合計報酬額は300 $LION (テストネットトークン)。 支払いスパンは1ヶ月に1回。 契約日にトークンによる報酬のトランザクション履歴を送付する必要がある。 今回の記事ではSepoliaテストネットを利用していますが、こちらのテストネットではSepolia ethを配布することが出来ません。 もし実際に使用する場合は、OptimismやAbitrumなどのガス代が安価なメインネットチェーンを活用ください。 Hedgeyへアクセスします ( https://app.hedgey.finance/vesting )。 実際に使用する「ネットワーク」を選択してください。 次に、画面左上に対象ネットワークのトークンが表示されていることを確認してください。 Token - 配布するトークンを選択します。今回は、専用のテストネットトークンの$LIONを使用します。 Unlock frequency - 今回は、定期的に配布するので "Periodic" を選択します。 Unlock Period Schedule - 毎月配布するので、"Monthly" を選択します。 Vesting Term - 3ヶ月にかけて配布するので、"3"と入力します。 Cliff - こちらは0になります。 *ここまでの選択と入力が終わったら画面下へスクロールすると下記のPlan Summaryが表示されるので、配布スケジュールを確認しましょう。 6. 上記の選択と入力が終わったら、"Next : Administration"をクリックします。 Administrationの設定を行います。今回は、テストネットトーンのため、"Allow on-chain governance"が選択できませんが、ガバナンスを実施しているトークンの場合、こちらを選択することで配布期間中もガバナンスに参加することができます。 また "Vesting admin Address"では、アドミンのウォレットアドレスを決めることで、そのアドレスがトランザクションを途中で中止することなどもできます。Sablierよりも、より詳細に設定することができます。 これらの設定が完了したら、"Next : Details"をクリックします。 Recipient Address - 受取人のウォレットアドレスを入力します。 Amount of tokens - 配布するトークンの合計数量を入力します。 Vesting Start date - 配布開始日を選択します。 Plan Summaryを確認します。 今回の配布スケジュールでは、2024年5月18日に配布が完了します。 内容を確認して、チェックボックスにチェックマークを入れてConfirmします。 配布トークンのApproveを実行します。 Approveが完了したら、Distributeをクリックしトランザクションを実行します。 トランザクションが完了したら上記の画面になります。こちらで完了です。 トランザクションが無事完了した後、Etherscanなどのリンクを受取人に共有しても良いかもしれません。 上記は、受取人のウォレットアドレスでHedgeyにアクセスした際の画面です。Received Vesting Plansに、配布したトークンについて反映されています。 HedgeyとSablier、どちらを選ぶべきか? HedgeyとSablierのどちらを選ぶかは、プロジェクトのニーズによって異なります。 5人のような少数人へトークン配布を行う場合、どちらを使用しても大きな差はありません。 より多くのチェーンをサポートする必要がある場合は、Hedgeyが良いかと思います。 もし利用したいチェーンがどちらでも対応している場合はまずはテストネットで両方試していただき、「操作性」や「UI」などから各自にとって使いやすいものを選んでいただくのが良いのではないでしょうか。 まとめ:Hedgeyの導入による最先端の給与支払い 本記事では、Hedgeyの概要及び使い方について説明しました。HedgeyやSablierの出現により、従来の総務や経理部門で発生していた人的コストを大幅に削減することが可能になりました。 削減されたコストは、新たな事業への投資や従業員の福利厚生の向上など、さまざまな形で再投資することができ、新しい組織構造の創出へもつながるのではないでしょうか。 新しい技術ツールの導入により、従業員との関係性の再定義や組織内の再構築が期待されます。 Hedgey 公式リンク HP:https://app.hedgey.finance/ X(旧Twitter):https://twitter.com/hedgeyfinance Discord:https://discord.com/invite/TtGMrSybNe Doc:https://hedgey.gitbook.io/hedgey-community-docs/
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2024/02/13Celestia/$TIAのステーキング、購入方法を解説|次なるエアドロップ獲得目指す
– 著者:Henry(@HenryWells1837) 2024年2月時点で時価総額4,800億円以上となるモジュラー型ブロックチェーンプロジェクトCelestiaでは、$TIAトークンのステーキングが行えます。 先日、エアドロップが実施されたDymensionでは、$TIAのステーカーを対象に記事執筆時215億円分の$DYMトークンが割り当てられました。 本記事では$TIAをステーキングしてエアドロップを獲得したい初心者向けに、$TIAの入手方法からステーキングまでのプロセスを紹介します。 Celestiaの概要 [caption id="attachment_106533" align="aligncenter" width="641"] Celestia[/caption] Celestiaは、モジュラー型のコンセンサスとデータネットワークを備え、最小限のオーバーヘッドで独自のブロックチェーンを容易にデプロイできる設計が施されたプロジェクトです。 ステーキングに基づくこのネットワークでは、ユーザーはバリデーターに委任することでネットワークを保護し、報酬の一部を受け取ることができます。 $TIAのステーキング基本情報 最小ステーキング額は1 TIA、ウォームアップ期間はありません。アンボンディング期間(ステーキングが解除できるまでの期間)は21日間です。 エアドロップの獲得を目指したい場合は、目安として最低25$TIAをステーキングしてみましょう。確実に獲得したい場合は、50$TIAを推奨いたします。 $TIAのステーキング方法 [caption id="attachment_106538" align="aligncenter" width="646"] 出典元: CryptoFX / Shutterstock.com[/caption] $TIAを入手する 現在、$TIAは国内取引所では入手できません。そのため、国内取引所で$ATOMを入手し、IBC Transferを利用してCelestiaに送信します。$ATOMの購入は、GMOコインで可能です。 *上記以外の方法として国内取引所で$ETHなどを購入後、$TIAを取り扱っている海外取引所に送金して購入する方法もありますがここでは省略します。 ウォレットをインストール $ATOMを取引所で入手したら、次に「Leap Wallet」のインストールを行います。*今回はGoogle Chromeからのインストール方法を紹介 Chromeのウェブストアへアクセスして「Leap Cosmos Wallet」と検索してください。表示された画面で「Chromeに追加」を選択し、インストールを完了させます。 追加が完了したら、「Create New Wallet」を選択してください。 3. 12語のシードフレーズが表示されます。こちらをメモ用紙に控えておき、その後、確認の入力作業を行った上でウォレットのパスワードを決めてください。 4. パスワードの設定が完了したら、ウォレットの作成は完了です。完了後は、下記の画面に移動します。 $ATOMを送信する 取引所で購入した$ATOMを送信します。受け取りアドレスは上記のLeapウォレット作成後に表示された画面の「Receive Assets」をクリックしてください。下記のように、ウォレットアドレス及びQRコードが表示されます。 取引所より上記のアドレスを入力して送信します。送信が完了したらLeap ウォレットに送信した$ATOMが反映されていることを確認してください。 $TIAへSwap(交換)する $ATOMの受け取りが確認できたら、次に$TIAへSwapを行います。画面左下の「Swap」を選択してください。 「Swap」をクリックしたら、下記の画面に変更されます。 こちらは「IBC Swaps」と言い、Swapに加えて他チェーンへトークンを移動させる機能を併せ持っています。 送り元 : Cosmos Hub 送信先 : Celestia 上記の選択が終了したら、$TIAにSwapする枚数を入力します。送り元のCosmos Hubにある全ての$ATOMを$TIAにSwapしないように注意ください。 「Review」ボタンを押したら、画面が切り替わります。数量に間違いがなければ「Proceed」をクリックしてください。時間帯にもよりますが、5分以内には完了します。 $TIAをステーキングする Swapが完了したら、次はSwapした$TIAのステーキングです。下記画面の、赤枠部分を選択ください。こちらの「Stake」という部分をクリックします。 クリックしたら、下記の画面に切り替わります。下記の画面のように、ネットワークの選択 ⇒ バリデータの選択 ⇒ ステーキングする枚数を入力してトランザクションを実行してください。これで、ステーキングが完了です。 まとめ 以上が、Celestiaの$TIAトークンをステーキングするための基本的なガイドでした。 紹介したプロセスを通じて$TIAの購入からステーキングに至るまでの一連の流れを体験し、エアドロップ獲得を目指してみてはいかがでしょうか。 $TIAのステーカーは今後も複数のプロジェクトのエアドロップの対象となる可能性があります。下記の記事も是非参考にしてみてください。 仮想通貨$TIAでエアドロップ獲得を狙う|期待プロジェクトを紹介 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2024/02/09給与支払いの新時代|分散型資産ストリーミングプロトコル「Sablier」の使い方
– 著者:Henry(@HenryWells1837) ブロックチェーン技術や関連技術は日々進歩しており「給与支払い」に関しても新たなソリューションが誕生しています。 前回の記事では、昨今のワークスタイルの変化やグローバルで比較した際の日本の給与支払いに関する課題、そのソリューションとして分散型資産ストリーミングプロトコル「Sablier」の概要を解説しました。 本記事では、実際のSablierの使い方について紹介していきます。 Sablierの概要 [caption id="attachment_106391" align="aligncenter" width="687"] 画像引用元:https://sablier.com/[/caption] Sablierは、Ethereumベースの分散型資産ストリーミングプロトコルです。Sablierを活用することで、企業は給与のリアルタイム支払いを実現できます。 現在、SablierはEthereumをはじめ、Abitrum、Avalanche、Base、Binance Smart Chain、Gnosis、Optimism、Polygon、Scrollなど、多様なチェーンに対応。約2年前にはEthereumメインネットのみの対応でガス代が約$100になるなどの状況が発生していましたが、現在は複数チェーンへの対応により、より多くの企業がSablierを導入しやすくなっています。 今回は練習を兼ねて、テストネット(Sepolia)でのStream機能の使用方法をご紹介します。 Sablierの使い方 【ケーススタディ】 株式会社Xは、海外で活動しているフリーランスのコンサルタントBobさんと3ヶ月間の戦略アドバイザー契約を結びました。 報酬条件は、以下の通りです。 ♢契約条件 初日に500 $DAIの契約金が発生する。 月々の契約料は3,500 $DAIで、毎月月末に支払う。 契約金と初月の報酬振込みが確認でき次第、契約が開始する。 初月に取り組みが難しいと判断された場合、またはアドバイザー側に何らかの不備や不正が発生した場合、Xは直ちに契約を終了できる。 事前準備 Sepolia ETH Sepolia DAI テストネットを利用するためには、事前にテストネットトークンを確保する必要があります。効率的な入手方法については、別のブログ記事を参照してください。無料のFaucet機能を利用してテストネットトークンを入手する方法もありますが、一度に入手できる数量は限られています。 また、Sepolia DAIは、直接Explorerからmintしましょう。 Sepolia $DAIのMint方法 Sepolia Etherscan にアクセスします。 「Contract」⇒「Write Contract」⇒「Coneect to Web3」⇒ 「6.mint」と選択します。 to ( address )に自信のアドレスを入力。amount ( uint256 )にミントしたい数量を入力します。 最後に「Write」でコントラクトを実行します。*ミントする際の数量は、uint256で入力するという点にご注意ください。 SablierでのStreamの作成 Sablierの公式サイトにアクセスし、ウォレットを接続した状態で「Create Streams」をクリックします。 「Group」(複数のアドレスに送信する場合)または「Single」(単一のアドレスに送信する場合)を選択します。今回は「Single」を選択しましょう。 次に必要な情報を入力します。それぞれの項目の内容は以下です: Token - 配布したいトークンを選択(今回はDAI) Cancelable - トランザクション実行後のキャンセル可否 Transferable - 受信者がストリームを譲渡できるかどうか Amount - 配布数量 Recipient - 受取人アドレス Duration - 配布期間 ケーススタディに沿った実施例 Token: DAI Cancelable: 可能 Transferable: 可能 Amount: 3,500 と 500 Recipient: 指定アドレス Duration: 30日間と1日 今回の契約条件には「初月に取り組みが難しいと判断された場合、またはアドバイザー側に何らかの不備や不正が発生した場合、Xは直ちに契約を終了することができる。」と盛り込まれているので、Cancelable可能にしました。これで、株式会社Xは「支払い損」が発生するリスクを回避できます。 また、TransferableはBob側の方で管理がしやすいように譲渡可能としました。 トランザクションを実行後、管理画面からストリーミングによる配布進捗を確認できます。 このトランザクションのURLを送付すれば、支払い完了となります。 受取人のBobは、トランザクションが実行された直後から、ストリーミングが反映され、Withdrawを通じて配布されたDAIを受け取ることができます。 まとめ ブロックチェーン技術を用いたSablierを使った給与支払いは、企業が「リアルタイム」で「透明」かつ効率的に報酬を配布する新しい方法を提供します。 今回は給与支払いに焦点を当てましたが、USDCなどでの決済が日本でも日常化すれば、政治献金や寄付金、その他公的資金の使い方を透明化する上で、このサービスが役立つ可能性があります。 テストネットでの実践を通じてその便利さと効果を体験してみてはいかがでしょうか? Sablier 公式リンク HP:https://sablier.com/ X(旧Twitter):https://twitter.com/Sablier Discord:https://discord.gg/bSwRCwWRsT Medium:https://medium.com/sablier Github:https://github.com/sablier-labs Doc:https://docs.sablier.com/
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2024/02/08Dymension、約624億円規模のエアドロップを実施|ブリッジ方法や運用戦略を紹介
[no_toc] – 著者:Henry(@HenryWells1837) 2024年2月7日に、Dymensionのメインネットが正式にローンチされました。 Dymension mainnet is live!https://t.co/8y3pJ0ohCK pic.twitter.com/DOVcuj1yXf — Dymension (@dymension) February 6, 2024 この重要なマイルストーンに伴い、以前の記事でご紹介した$DYMの対象ユーザーへのエアドロップも実行されました。 本記事では、Dymensionのエアドロップ概要と$DYMを最大限活用する戦略について紹介します。 エアドロップ概要 今回のエアドロップでは、Tech、Culture、Moneyの3つのキーワードテーマに基づいて実施され、総供給量の7%にあたる合計*7,000万$DYM(記事執筆時約624億円)が配布されました 対象者には、Celestiaで$TIAをステーキングしていたユーザー、Ethereum L2の利用者、CosmosやSolanaのネットワークユーザー、特定のNFTを保有するユーザーが含まれます。 *70,000,000 × $6 × ¥148.57 = ¥62,399,400,000 ( 執筆時のレート ) $DYMの配布数量 Tech Celestia、Arbitrum、Optimism、Cosmos、Solanaなどのモジュラーエコシステムの発展に貢献した技術を利用していたユーザに対して、以下の内訳で$DYMが配布されました。 カテゴリ 条件 配布数量 割合 Celestia 2023年12月19日までに最低1$TIAをステーキング。*上限は、5,000$TIA 20,000,000 2.00% Ethereum L2 Arbitrum や OptimismなどのL2利用者。 10,000,000 1.00% Cosmos $ATOM及び$stATOMのいずれかを最低1ステーキングしていたユーザー。もしくは、$OSMOを最低10ステーキングしていたユーザー。 17,500,000 1.75% Solana 最低1$SOLをウォレットに保有し、かつWormholeなどのプロトコルを利用したことがあるユーザー。 10,000,000 1.00% Total 57,500,000 5.75% Culture 特定のNFTコレクションを持つコミュニティに総供給量の1.25%に相当する12,500,000$DYMが配布されました。 プロジェクト 条件 配布数量 割合 Pudgy Penguins 12月19日時点で当該NFTの保有者である。 5,000,000 0.5% Mad Labs 12月19日時点で当該NFTの保有者である。 2,500,000 0.25% Tensorians 12月18日時点で当該NFTの保有者である。 2,500,000 0.25% Bad Kids 12月19日時点で当該NFTの保有者である。 2,500,000 0.25% Total 12,500,000 1.25% Money メインネットのローンチ後には、特定のトークンをDymensionのポータルにブリッジするユーザーを対象としたインセンティブプログラムが導入されます。 対象トークン $DYM インセンティブ USDC 750,000 TIA 625,000 USDT 375,000 ATOM 250,000 ETH 250,000 SOL 250,000 Total 2,500,000 $DYMの確認方法 $DYMの受領を確認するためには、https://chainlist.org/ にアクセスして「Dymension」と検索し、Dymensionネットワークを追加してください。その後、Metamaskに配布された$DYMが反映されていることが確認できます。 Metamaskで確認した$DYMをOsmosisへ移行する方法 Metamaskに反映された$DYMは、IBC Transfer機能を利用してOsmosisへ移行し、売却することが可能です。 このプロセスには、Keplrウォレットが必要です。 利用しているブラウザで拡張機能を追加する際には、「Keplr」と入力し、ウォレットをインストールしてください。 インストール後は、Metamaskを使用しているユーザーは、秘密鍵をMetamaskからコピーしてKeplrにインポートしてください。 *ただしソフトウェアウォレットを使用している方に限ります。もし、ハードウェアウォレット + Metamaskの組み合わせで$DYMを受け取った場合は、Metamask上で新たにソフトウェアウォレットを作成し、そのアドレスへ送付。その後、当該ウォレットに紐づいた秘密鍵をKeplrに入力してインストールを実行してください。 その後、Dymensionチェーンがウォレットに反映され、残高を確認できます。 [caption id="attachment_106226" align="aligncenter" width="727"] Osmosisでのスワップの様子|画像引用元:osmosis.zone[/caption] その後は、IBC Transferを使って$DYMをブリッジし、Osmosisで希望のトークンと交換(Swap)ができます。 $DYMの上場後の動向 Dymensionのメインネットローンチ後、複数の中央集権型取引所(CEX)で上場が開始され、現在は約$6前後で価格が推移しています。 ある程度の価格の方向性を想定したうえで、次章で紹介する$DYMの活用方法を確認すると良いかもしれません。 エアドロップで受け取った$DYMを最大限活用する戦略 Dymensionプラットフォームのローンチに伴い、多くのユーザーが$DYMのエアドロップを受け取りました。 ここでは、受け取った$DYMに対して適用可能な戦略について、表でまとめました。 戦略 方法 メリット 注意点 ステーキング https://portal.dymension.xyz/dymension/staking にアクセスして、Validatorを選択してステーキングを実行します。 ステーキングにより、将来的なエアドロップ獲得の機会があります。 ステーキングには21日間の拘束期間があり、この期間中は$DYMを自由に売却することができません。 流動性供給 OSMOSIS等のDEXへの流動性供給。 スワップ手数料を受け取ることができます。 インパーマネントロス(価格変動による損失)のリスクがあります。 即売却 DEXもしくはCEXでの売却。 トークン価格の急落リスクから身を守ることができます。 価格が上昇した場合、早期売却による利益の機会損失があります。 上記3種類の戦略のいずれにもメリットと注意点があるため、ご自身が考える$DYMの価格の方向性やプロジェクト自体のポテンシャル、資産状況などを元に戦略を選択しましょう。 ステーキング時の注意点 ステーキング先を選ぶ際は、ネットワーク分散化への貢献の観点から、Validator順位の20位より下位である場合はエアドロップのさらなる見込みが期待できたりする場合もあります。 また、Comission率は悪質なところなどは100%に設定してある場合もあるので、目安として5%の所にするのが無難です。 まとめ Dymensionのエアドロップ概要と$DYMを最大限活用する戦略についてのご紹介でした。 エアドロップされた$DYMは、ステーキング、流動性供給、即売却と様々な選択肢があります。 各戦略のメリットと注意点を理解し、自分の目標とリスク許容度に合わせて適切な選択をして、慎重に進めることが重要です。 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2024/02/05給与支払いの新時代|ブロックチェーン活用でプロセスを最適化
– 著者:Henry(@HenryWells1837) 本記事では、ブロックチェーン技術の発展によって登場した多様な分散型アプリケーションを活用し、企業の効率化を目指す一環として「給与管理システム」の革新に焦点を当てます。 株式会社ロクブンノニ(当メディア運営会社)コンサルティング事業部では、先端技術のリサーチを通じて企業が直面する課題の解決策を提案し、実装を支援しています。 今回はブロックチェーン技術を活用した分散型アプリケーション「Sablier」の導入で給与支払いの効率化と従業員の満足度向上を実現する方法を探ります。 関連記事:株式会社ロクブンノニ、Web3事業コンサルティング部門を設立 急速に変化するワークスタイル 直近の10年間で私たちのワークスタイルは劇的に変化しました。かつては終身雇用制が一般的であり、ほとんどの人にとって副業は遠い存在でした。しかし、ブログ、YouTube、Instagramなどの様々なWeb2.0サービスの普及により、働き方が大きく変わり、多くの人が本業の傍ら副業で収入を得るスタイルが一般化しました。加えて、2020年には新型コロナウイルス感染症の拡大が働き方に革命をもたらしリモートワークが多くの人々に受け入れられました。 技術やサービスの普及や勤務地に対する考え方の変化などの背景から、これからの日本では一人が複数の仕事に従事することがより一般的になると予想されます。そんな中、Web3.0の時代到来と共に企業の組織構造や雇用形態にも大きな変革が求められつつあります。 給与スタイルの比較とグローバル時代の課題 Web2.0の時代における平日の本業と週末や夜間の副業が一般的な働き方から、Web3.0によってもたらされる新しい労働スタイルへの変革が起こりつつあります。この変革は、終身雇用の終焉とフルタイム正社員の減少を意味し、プロジェクト単位の業務や業務委託が主流になることを示唆しています。言語等に関して問題がない場合、企業は従来以上にボーダーレスな人材雇用が可能となっています。 しかし、この新しいグローバルな労働形態では、特に給与支払いにおいて、多様な文化や慣習を持つ各地の従業員にとって課題が生じる可能性があります。 日本の伝統的な月末締めによる翌月中旬や月末の給与支払いシステムは、従業員にとって不利なものであり、一方でアメリカを含む多くの国では月に2回の給与支払いや当月締めの当月締め払いが一般的であり、またフリーランスや契約ベースの仕事では作業完了後に直ちに報酬を受け取ることが期待されています。 ボーダーレスで新しい労働形態を望む場合、グローバルスタンダードに適応した柔軟な支払いシステムへの移行が必要となります。これは、従業員が自分の働きに対して公正な対価をリアルタイムで受け取れるようになるための手段であり、これがグローバル規模を優秀な人材を引きつけ、維持する鍵となりえるのです。 ブロックチェーン技術の活用は、給与支払いにおけるイノベーションを促進し、国籍に関わらず従業員が公平かつタイムリーに報酬を受け取れるシステムの構築に貢献できます。これは従業員の満足度とモチベーションを向上させるだけでなく、企業文化のグローバル化における重要なステップとなり得ます。 日本企業がグローバルな人材を活用しつつ競争力を維持するためには、「日本の文化」としての給与支払い慣習を超え、従業員がどの国籍であってもその働きに応じて公平かつタイムリーに報酬を受け取れるような給与支払いシステムへの移行が不可欠です。 「Sablier」の導入とその意義 「Sablier」は、Ethereumブロックチェーンを基盤とする分散型の資産ストリーミングプロトコルです。 Sablierは"リアルタイムファイナンス"を実現し、従来の一括または周期的な給与支払い方法とは大きなユーザー体験をもたらします。 ERC-20トークンを用いた秒単位の支払いが可能になり、給与支払いにおける「透明性」、「セキュリティ」、「効率性」の向上が見込めます。 Sablierの主な用途 Sablierの主な用途は以下の通りです: 受給権の付与 給与の支払い エアドロップの配布 補助金や助成金の付与 Sablierは、スマートコントラクトを活用して給与をリアルタイムでストリーミングします。 企業はスマートコントラクトにトークンを預け、受取人、ストリームの期間、送信量を設定することで、指定されたトークンが設定期間にわたって従業員に配布されます。 従来の給与支払い方法では、労働に対する対価の受け取りが後ろ倒しにされがちであり、これが従業員の満足度に影響を及ぼしていました。Sablierを活用した場合の支払いプロセスは効率性と透明性を大幅に向上させ、従業員は自分の給与をリアルタイムで受け取ることが可能になります。 また、通常の給与の支払いだけでなく、補助金や助成金の付与なども容易に行うことが可能です。 まとめ ブロックチェーン技術の導入は、企業の給与支払いプロセスを効率化するだけでなく、従業員との信頼関係を深める機会も提供する可能性を秘めています。 今回紹介したSablierプロトコルは、企業の支払いに関して透明性、セキュリティ、効率性を向上させるツールであり、サービスを導入することで運営コストの削減と従業員満足度の向上が可能になります。 株式会社ロクブンノニのコンサルティング事業部は、先端技術のリサーチと実装支援を通じ、企業の持続可能な成長をサポートしていきます。次回はSablierの具体的な使い方について詳しくご紹介します。
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2024/01/30仮想通貨$TIAでエアドロップ獲得を狙う|期待プロジェクトを紹介
– 著者:Henry(@HenryWells1837) 先日、大型エアドロップが実施されたことでも話題のCelestia/$TIAは、記事執筆時の時価総額で29億ドル(約4,270億円)を記録する注目プロジェクトです。 本記事では、$TIAをステーキングすることで新たにトークンが得られた、または今後得られる可能性のあるプロジェクトを紹介します。 関連記事:【約1287億円規模】仮想通貨Celestiaのエアドロップを振り返る|今後の獲得戦略も解説 トークン配布が決定したプロジェクト プロジェクト Twitter ティッカー 配布条件 Dymension https://twitter.com/dymension $DYM 2023年12月19日時点 (ブロック高360,000)に最低1$TIAをステーキングしていたウォレットアドレスが対象。 Doki https://twitter.com/doki_coin $DOKI 最低9.9$TIAをステーキングしているウォレットが対象。 Registration 期間は既に終了しているため、手続きを行った方は https://dokicoin.io/dashboard より枚数の確認が可能。 Saga https://twitter.com/Sagaxyz__ $SAGA 2023年11月7日から12月1日までに最低25$TIAをステーキングしていたウォレットアドレスが対象。参照 U Protocol https://twitter.com/u_protocol $YOU 配布条件不明。参照 Alt Layer https://twitter.com/alt_layer $ALT $TIAステーカーに対する配布は確定しているが、配布数量及び条件不明。参照 上記が$TIAのステーキングユーザーを対象にエアドロップの配布が決定した、またはされる可能性のある8つのプロジェクトです。 Alt Layerの$ALTトークンはすでに配布と上場が実施されており($TIAステーキングユーザーへの配布は未実施)、記事執筆時の価格は0.42ドルを記録しています。今回のエアドロップでは、総供給量の3%にあたる3億枚の$ALTが割り当てられており、これは現在価格換算で1.26億ドル(約185億円)となります。 $TIAのステーカー(+その他)にはエアドロップ配布分の9.92%の$ALTトークンが割り当てられており、これを上記価格で換算すると1250万ドル(約18.4億円)に。$TIAに関連するエアドロップの規模の大きさが窺えます。 注目プロジェクト「Dymension」 今回は8つのプロジェクトの中から、エアドロップで獲得するトークンとしてさらなる有用性を期待できるトークンを発行するDymensionを紹介します。 Dymensionは、PoSを採用した分散型のレイヤー1ブロックチェーンです。 RollApps(フロントエンド)はセキュリティ、相互運用性、流動性を提供し、様々なアプリケーションの開発に対応し、 Dymension Hub(バックエンド)はネットワークを整理し、RollAppsからのリクエストを処理して通信を促進します。 データ可用性ネットワークはCelestiaやAvailから選択可能で、分散化されたデータベースを提供します。 $DYMトークン概要 $DYMの10億供給量は「バーン」、「取引手数料」、「トークンロック」の3つの分野での需要に対応。 スワップ時の手数料に加え、RollAppのシーケンサーは$DYMを債権としてステーキングする必要があります。 $DYMトークンアロケーション カテゴリ 割り当て 公開割当 8% エコシステムおよび研究開発 (R&D) 20% インセンティブマネージャー - オンチェーンDAO 33% コミュニティプール - オンチェーンDAO 5% バッカーズ 14% コア貢献チーム 20% $DYMアンロックスケジュール カテゴリー アンロックスケジュール ジェネシス・ロールドロップ ジェネシス時に全てアンロック インセンティブ付きテストネット* ジェネシス時に全てアンロック インセンティブマネージャー - オンチェーンDAO ジェネシス時にガバナンス利用可能(非流通) コミュニティプール - オンチェーンDAO ジェネシス時にガバナンス利用可能(非流通) バッカーズ 12ヶ月のロックアップ後、24ヶ月にわたるリニアベスティング エコシステムと研究開発 33%が直ちに利用可能、残りは3年間でリニアにベスト コア貢献チーム 12ヶ月のロックアップ後、24ヶ月にわたるリニアベスティング $DYMエアドロップ詳細 Redistribution is complete. Your DYM is set! Genesis Soon.https://t.co/UhGe9EjM4i — Dymension (@dymension) January 29, 2024 2023年1月30日に最終配布数量が確定した$DYMを実際にClaimしたウォレットアドレスは、528,523アドレスでした。 また、一人あたりに配布される$DYMの枚数は、Claim手続き当初よりも増えています。 *エアドロップ対象の方は、https://genesis.dymension.xyz/ より確認できます。 注意 公式ツイートの下に、不正リンクへ誘導する偽物アカウントのツイートが頻出していますのでお間違えの内容にしてください。以下は、ハッキングなどを目的にした偽物のアカウントです。赤枠で囲ってある所は、スペリングを巧妙に前後ずらしてユーザーを困惑させるようになっています。また、それに対しての意図的な「いいね」と本物の公式アカウントと間違ったユーザーによって、数千の「いいね」がついています。 $TIAステーキングで今後エアドロップ獲得が期待できるプロジェクト 今後、$TIAをステーキングすることでエアドロップの対象となる可能性があるプロジェクトの一覧です。 プロジェクト名 公式Twitter ティッカー Movement https://twitter.com/movementlabsxyz $MOV EigenLayer https://twitter.com/eigenlayer $EIGEN Aevo https://twitter.com/aevoxyz $AEVO Berachain https://twitter.com/berachain $BERA MilkyWay https://twitter.com/milky_way_zone $MILK Caldera https://twitter.com/Calderaxyz 不明 Monad https://twitter.com/monad_xyz 不明 Fluent https://twitter.com/fluentxyz 不明 Radius https://twitter.com/radius_xyz 不明 Unicorn https://twitter.com/unicornandmemes $UNICORN Light Link https://twitter.com/LightLinkChain $LL Eclipse https://twitter.com/EclipseFND 不明 Fuel https://twitter.com/fuel_network $FUEL Hyper Network https://twitter.com/hypr_network $HYPR 上記には、数十億円規模の資金調達を実施しているプロジェクト等も含まれているため、規模の大きいエアドロップが実施される可能性もあります。 注目プロジェクト3選 今回は前述の12つのプロジェクトの中から、気になるプロジェクトを3つご紹介します。 Movement Movementは、分散型ネットワークのセキュリティと効率を向上させるためのツールとインフラを開発しています。 スマートコントラクトの安全性とブロックチェーンのスケーラビリティに重点を置き、分散型経済における新しいアプリケーションの開発を先駆けています。 Moveプログラミング言語のセキュリティとパフォーマンスを活用することで、Movementは開発者とユーザーの双方を強化するオープンプロトコルを設計しており、より安全でアクセスしやすいブロックチェーンエコシステムの育成を目指しています。 Aevo Aevoは、プロのオプショントレーダーに必要な全ての機能を備えた、注文簿ベースの高性能な「分散型取引所」です。 これには、ポートフォリオマージンを含む堅牢なマージンシステムや、日次/週次/月次/四半期オプションを含む数百の取引可能な金融商品が含まれます。 これらはすべて、スケールのために設計されたカスタムEVMロールアップ上に構築されており、セキュリティのためにイーサリアムにロールアップされます。 Caldera Calderaは、Arbitrum NitroおよびOptimism Bedrockフレームワークを使用して、高性能でカスタマイズ可能なアプリケーション固有のロールアップを立ち上げることができる「ロールアップデプロイメントプラットフォーム」です。 Calderaのロールアップには、高性能RPCノード、ブロックエクスプローラー、データインデクサー、および決済チェーンへのブリッジインターフェースが付属しています。 また、Calderaのロールアップは、40以上のトップWeb3インフラストラクチャプロバイダーとの統合からも恩恵を受けています。 まとめ $TIAをステーキングすることでエアドロップを獲得できる/期待されるプロジェクトの一覧を紹介してきました。 これらのプロジェクトは、エコシステム内でのさまざまな活動を通じて、ユーザーに新しい機会と利益を提供することを目指しています。今後も$TIAステーキングのメリットを最大限に活用していきましょう。 仮想通貨エアドロップ戦略|$TIAを活用した2つの戦略を紹介 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2024/01/25AltLayerのエアドロップが開始|プロジェクト概要と配布条件を紹介
– 著者:Henry(@HenryWells1837) AltLayerのトークンに関するエアドロップが公式より発表されました。 📢Update: $ALT Airdrop Claims have now opened as of 9:00 AM UTC. https://t.co/LpfHsHu4Gk Those eligible for AltLayer Airdrop Season One - please visit the official airdrop website to claim your $ALT! Rest assured you will have one month to claim your $ALT tokens. https://t.co/zSYJw8gGt4 — AltLayer (@alt_layer) January 25, 2024 本記事では、AltLayerの概要、特徴、トークンの機能性、そしてシーズン1のエアドロップについてご紹介します。 AltLayerとは AltLayerは、アプリケーション開発者向けのプラットフォームで、ノーコードでロールアップを立ち上げることができるRollups as a Service ( RaaS) を提供する分散型プロトコルのプロジェクトです。シードラウンドでは、720万ドルを調達し、Polygon Capital、Breyer Capital、Jump Cryptoが出資に参加しています。 開発チームは、Dr. Yaoqi Jia(元Parity Asiaディレクターであり、Zilliqaの共同創設者兼CTO)によって率いられており、Parity、Zilliqa、Synthetixでの経験を持つ業界の専門家と受賞歴のある研究者で構成されています。 リステークロールアップ このプロジェクトの注目すべきポイントは「リステークロールアップ」です。 これは、OP Stack、Arbitrum Orbit、ZKStack、Polygon CDKなどのロールアップスタックから作成された既存のロールアップに、追加のセキュリティ、分散化、相互運用性、および暗号経済的に迅速な決済の特性を提供する新しいアイデアです。 リステークロールアップは、以下の点で特徴づけられます。 ロールアップスタックの利便性とEigenLayerのリステーキングメカニズムの組み合わせ ・OP Stack、Arbitrum Orbit、ZKStack(ZKSyncによる)、Polygon CDKなどのロールアップスタックを使用して簡単にロールアップを立ち上げることができます。 ・EigenLayerのリステーキングメカニズムを活用して、ネットワークのセキュリティを確立し、分散型ネットワークを構築します。 アクティブ検証サービス(AVS)の統合 ・リステークロールアップは、特定のロールアップのためにオンデマンドで作成される3つの垂直統合型AVSのセットです。 ・これらのAVSは、ロールアップの状態の正確性の検証、迅速な決済、および分散型シーケンシングといった重要なサービスを提供します。 モジュラーコンポーネントの活用 ・VITAL(ロールアップの状態の分散型検証のためのAVS)、MACH(迅速な決済のためのAVS)、SQUAD(分散型シーケンシングのためのAVS)といったモジュラーコンポーネントを通じて、上記のサービスが提供されます。 リステークロールアップの主な目的は、アプリケーション開発者が特定のニーズに合わせてカスタマイズされたロールアップを迅速かつ簡単に立ち上げることを可能にし、それによってブロックチェーンのセキュリティ、柔軟性、および効率性を高めることにあります。 これにより、AltLayerはブロックチェーン技術における革新と迅速な実験を促進することを目指しています。 $ALTトークンについて AltLayerがこれから発行するネイティブユーテリティトークンの$ALTは、以下の重要な機能を持っています: 経済的債権 $ALTは、再ステークされた資産と共に経済的なステーク(担保)として使用され、悪意のある行動が検出された場合には、減少されることがあります。 ガバナンス $ALT保有者は、ガバナンスへの投票権を獲得します。 プロトコルインセンティブ エコシステムのオペレーターは、各自のサービス提供に対して$ALTを報酬として獲得します。 プロトコル手数料 ネットワーク参加者は、$ALTをAltネットワークのサービス利用料として利用します。 シーズン1のエアドロップの対象者と資格基準 今回発表されたエアドロップ(シーズン1)では、以下の条件に該当するユーザーが配布対象でした。 資格基準 割合 NFT保有者 35.47% Altitudeキャンペーン参加者 37.07% EigenLayerリステーカー 13.05% EigenLayer エコシステムパートナーズ 4.49% $TIAステーカー 9.92% NFT保有者: NFT 数量 The OG Badge NFT 389 Oh Ottie ! 1,768 Altitude キャンペーン参加者: フェイズ 対象アドレス Phase 1 - テストネットブリッジ 104,472 Phase 2 - beacon / ロールアップステーキング 83,418 Phase 3 - リステーキング / フラッシュレイヤー 150,674 Phase 4 - FOCG 130,623 *上記は、プロジェクトGalaxeで開催されたイベントになります。 * 対象になるためには、ブロック16107850 から 18769911の間にEthereum メインネットで最低1回のトランザクション実績があることが条件でした。 *複アカ対策として、特定のウォレットと紐づいているウォレットは対象外となりました。 EigenLayerリステーカー: Tier ( Restaked ポイント保有者 ) 対象アドレス 720 〜 72,00 22,401 7,200 ~ 15,000 2,464$TIAステーカー 15,000 ~ 25,000 1,113 25,000 ~ 50,000 1,129 50,000 ~ 1,612 EigenLayer エコシステムパートナーズ: EigenLayer チームとエコシステム・パートナーの計39のチーム。 $TIAステーカー: 公式からの詳細は後日発表されます。 今回のエアドロップのクレーム期間は、2024年1月25日から2月25日までです。対象の方々は、クレームを忘れないようにしましょう。 The official claim site for AltLayer Airdrop Season One is now live: https://t.co/AzjAWSaidx Starting now, you can check your eligibility. ⚠️Note that you cannot claim your ALT tokens yet. The “Claim” button will be enabled at 9:00 UTC on Jan 25. pic.twitter.com/CYyW06b4ai — AltLayer (@alt_layer) January 25, 2024 また、スキャムサイトへの誘導などにも気をつけましょう。 $ALTトークンを活用した戦略 エアドロップされた$ALTトークンの取り扱いには、以下の3つの選択肢があります: ・売却:CEXやDEXでの売却。 ・運用:貸付、流動性の供給、ステーキングなど。 ・保有:ウォレットへの保有継続。 各ユーザーの戦略は異なるため、正解はありません。例えば、売却を選択した場合、得た利益を$TIAの購入資金にしてステーキングや運用に利用できます。 関連記事:仮想通貨エアドロップ戦略|$TIAを活用した2つの戦略を紹介 現時点では$ALTの貸付先プロジェクトは未定ですが、過去の大型エアドロップで配布された$OP、$ARB、$TIAなどは流動性の供給や貸付担保の資産として利用されていました。 運用先での紛失リスクを回避したい場合は、ハードウェアウォレットに保有することも一つの選択肢です。複数の選択肢を組み合わせることも戦略として有効です。 まとめ AltLayerのエアドロップは、今回のシーズン1に続いてシーズン2が計画されています。 エアドロップを逃した方は、シーズン2で$ALTトークンを獲得するチャンスをぜひ活用してください。 【約1287億円規模】仮想通貨Celestiaのエアドロップを振り返る|今後の獲得戦略も解説 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)