地方創生
2024/12/19【地方創生】大阪府羽曳野市にて「デジタル住民票NFT」が実施
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 それは一般企業だけにとどまらず、各自治体においても同様であり、Web3プロジェクトが活発化してきています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では、羽曳野市が実施した「デジタル住民票NFT」について紹介していきます。 羽曳野市とは [caption id="attachment_126635" align="aligncenter" width="1000"] 羽曳野市|Map-It[/caption] 羽曳野市は、大阪府南河内地域に位置する市であり、ぶどうとイチジクの栽培が盛んなことで知られており、ワインの生産も行われています。 また、羽曳野市は、太古からの歴史を有しており、「羽曳野」という名称は、ヤマトタケルに関連する「白鳥伝説」に由来しています。白鳥陵古墳や応神天皇陵古墳をはじめ、大小合わせて多くの古墳があり、堺市・藤井寺市と合わせて49基が「百舌鳥・古市古墳群」として、令和初の世界遺産に登録されています。 羽曳野市が実施する「デジタル住民票NFT」 [caption id="attachment_126636" align="aligncenter" width="972"] 大阪府羽曳野市デジタル住民票 NFT|HEXA[/caption] 大阪府羽曳野市は、2024年10月18日からデジタル住民票NFTを販売開始しました。これは近畿圏では、初の試みとなります。 デジタル住民票NFTはいわば「ファンクラブの会員証」のようなものであり、該当自治体に住んでいなくてもその自治体のデジタル住民になれる仕組みとなっています。(法律上の住民になれる訳ではありません) 羽曳野市の「お肉」の魅力を発信 今回の住民票NFTデザインイラストには、「とりあえずカルビちゃん」というIPが使用されています。 [caption id="attachment_126638" align="aligncenter" width="1950"] 画像引用:PR Times[/caption] 羽曳野市は今年6月、食のIP開発プロジェクト「とりあえずカルビちゃん」の企画・運営を行う株式会社WPSと連携協定を結びました。 とりあえずカルビちゃんプロジェクトとは、お肉の部位や銘柄、その料理をそれぞれキャラクター化し、お肉関連の風土や食文化、技術などを発信することで、業界を盛り上げることを目的とするプロジェクトです。 羽曳野市は、ぶどうや古墳で知られていますが、「焼き肉の街」として食肉加工業が盛んな都市でもあります。「とりあえずカルビちゃん」のIP使用は、羽曳野市の「お肉」という新たな魅力発信につなげる試みがあると見られます。 NFT保有者は各種割引を利用可能 羽曳野市デジタルNFT保有者は、一部焼肉店から一品無料サービスなどを受けることが出来ます。他にも、埴輪づくり体験をした方限定でオリジナルマグカップのプレゼントが受けられます。 これら特典はさらなるアップデートや追加が予定されているとのことであり、NFT購入金額(1000円)を上回るメリットが期待されています。 加えて、羽曳野市のオンラインコミュニティに参加することもでき、地域の最新情報やイベント、特典情報などを盛り込んだニュースレターの配信がされています。 二次販売(セカンダリー)が実施中 [caption id="attachment_126637" align="aligncenter" width="1920"] 画像引用元:羽曳野市[/caption] 羽曳野市デジタル住民票の申込期間は、10月末日までとなっており現在は終了しています。しかしながら、二次販売が実施されているため、どなたでもNFTを手に入れることが可能となっています。 二次販売はこちら:https://nft.hexanft.com/nftmaticmulti/114 おわりに 今回の「地方創生」記事では、大阪府羽曳野市が行った「デジタル住民票NFT」を紹介しました。 「デジタル住民票NFT」は現在各自治体で注目を集めているNFT活用事例ですが、羽曳野市のデジタル住民票NFTは近畿圏で初となる事例であり、注目を集めています。また、「お肉」という新たな羽曳野市の魅力発信にも寄与しています。 NFTはブロックチェーン技術という最新技術が活用されていますが、ヤマトタケルの伝承から続く歴史ある羽曳野市でこの試みが行われたことは、深い歴史を有しながらも技術の最先端を取り込もうとする羽曳野市の姿勢が如実に現れたものと言えるでしょう。 羽曳野市の今後の取り組みに注目が集まります。 羽曳野市ホームページ:https://www.city.habikino.lg.jp/index.html
地方創生
2024/12/07【地方創生】愛媛県宇和島市にて2つのWeb3プロジェクトが実施|甲冑体験も可能
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 それは一般企業だけにとどまらず、各自治体においても同様であり、Web3プロジェクトが活発化してきています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では、宇和島市が実施した「宇和島市×MetaSamurai」と「特別体験NFT」について紹介していきます。 宇和島市とは [caption id="attachment_125990" align="aligncenter" width="888"] 引用:うわじま観光ガイド[/caption] 宇和島市は、愛媛県松山市から高速道路で南へ1時間半ほどの場所に位置しています。 温暖な気候を活かしたみかん栽培が盛んであり、真珠や真鯛の養殖も行われています。また、闘牛の観戦を楽しめることも特徴の一つとなっています。 また、歴史的には独眼竜・伊達政宗の長男、秀宗が宇和島藩初代藩主の城下町として知られており、城下町であることを活かした様々な取り組みが盛んとなっています。 宇和島市が取り組む2つのWeb3プロジェクト 宇和島市は全国的にも珍しいWeb3を活用した実証実験を行いました。 宇和島市は現存12天守の一つ宇和島城を擁する城下町であり、また宇和島藩初代藩主が伊達政宗の長男であることから、城や侍と非常に関係が深い歴史を有しています。 こうした歴史を背景として、宇和島市実施のWeb3プロジェクトは、城や侍に絡めたものが多数提供されています。 以下、2つのプロジェクトを紹介します。(※実証実験期間を終了しており、現在は行われておりません) 人気NFTコレクション「MetaSamurai」とのコラボレーション [caption id="attachment_125991" align="aligncenter" width="1920"] 引用:PR TImes[/caption] 宇和島市は、人気NFTコレクション「MetaSamurai」とのコラボレーションを実施しました。 コラボNFT保有者は、城下町の観光名所と連携したNFTの保有認証や、AR体験、デジタルスタンプラリーといった特別な体験をすることが可能となっています。 また、NFTの購入には暗号資産が必要ですが、暗号資産に馴染みがない人用にECサイトでの販売も実施されました。 NFT「宇和島市×MetaSamurai」の詳細は以下となっています。 ECサイトの場合:販売数〜50点、価格30,000円(税込) ミンティングサイトの場合:販売数〜147点、価格0.05 ETH 宇和島城&城下町を活用した「特別体験NFT」 [caption id="attachment_125992" align="aligncenter" width="1920"] 宇和島城:αU market[/caption] 宇和島市は、KDDIが運営するNFTマーケットプレイス「αU market」で、お城にまつわる特別体験NFTを提供しました。 舞台となる宇和島城は、藤堂高虎により築かれた城であり、その後、伊達家9代の居城となった経緯を持ちます。今回のプロジェクトは、NFT購入者をお城への実際の来訪へつなげることをテーマとしたほか、お城にまつわる特別体験を通じ、関係人口化のきっかけとしたい狙いのもと行われました。 [caption id="attachment_125993" align="aligncenter" width="2560"] 宇和島城 特別体験NFT|aUmarket[/caption] この「特別体験NFT」は6種類が提供されており、それぞれ違った特色を有しています。 特に一番グレードが高い10万円のNFTでは、豊臣秀吉モデルもしくは、伊達政宗モデルの特別甲冑を着て「お城まつり」に参加することが可能であるだけでなく、宇和島城の夜間開城&茶会やホテル宿泊券まで付いてくる非常に豪華なものでした。 まとめ 今回の「地方創生」記事では、愛媛県宇和島市が実証実験を行った2つのWeb3プロジェクトを紹介しました。 宇和島市実施のWeb3プロジェクトは、宇和島城と城下町という歴史を活用していることが特徴です。地域資源を活用したプロジェクトは多数存在しますが、NFTといったWe3技術を活用したものは数が少ないのが現状であり、ユースケースが不足しています。そうした中で、宇和島市の取り組みは、多くの自治体の先陣を切っていると言えるでしょう。 宇和島市の今後の取り組みに注目が集まります。 宇和島市ホームページ:https://www.city.uwajima.ehime.jp/ 宇和島市 X(旧Twitter):https://x.com/Uwajima_city
地方創生
2024/12/04【地方創生】京都府亀岡市にて「あゆまもプロジェクト」が実施
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 それは一般企業だけにとどまらず、各自治体においても同様であり、Web3プロジェクトが活発化してきています。また、Web3技術以外でも、メタバースなど最新技術を活用した取り組みが行われています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体主導プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では、京都府亀岡市が実施した「あゆまもプロジェクト」について紹介していきます。 亀岡市とは [caption id="attachment_125829" align="aligncenter" width="1000"] 引用:Map-It[/caption] 亀岡市は、京都市の西となりに位置しており、京都市とはJR山陰本線・国道9号・京都縦貫自動車道などで結ばれ、また大阪府とも隣接するなど、暮らしや経済はもちろん、観光にも便利なまちです。 令和2年には、まちづくりの拠点として「サンガスタジアム by KYOCERA(府立京都スタジアム)」が竣工しており、このスタジアムを核としたまちづくりが進められています。 また、平成30年には”かめおかプラスチックごみゼロ宣言”、令和元年には「KAMEOKA FLY BAG Project」を実施、令和2年には「亀岡市ポイ捨て禁止条例」や全国初の「亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止に関する条例」を制定するなど、全国に先駆けた環境先進都市となっています。 ふるさと納税型クラウドファンディングにNFTを活用 先述した通り、亀岡市は環境保全に向けた取り組みを数多く実施しています。中でも、ふるさと納税型クラウドファンディングにNFTを活用していることは、他自治体と比較しても特徴的な試みとなっています。 「あゆまもプロジェクト」として、絶滅危惧種アユモドキ保護活動を実施 [caption id="attachment_125834" align="aligncenter" width="1950"] 引用:PR Times[/caption] 亀岡市は、合同会社Pens and Needlesと協力し、日本では亀岡市と岡山県の一部にしか生息していない絶滅危惧種で天然記念物のアユモドキを保護するふるさと納税型クラウドファンディングを実施しました。 同プロジェクトは「あゆまもプロジェクト」と名付けられ、寄附金は、アユモドキの調査・保全活動、産卵場の維持管理、体験学習の実施、環境拠点施設の運営などに活用されます。 [caption id="attachment_125839" align="aligncenter" width="680"] 引用:ふるさとチョイスGCF[/caption] 参加者にはアユモドキをテーマにしたオリジナルカードゲーム「あゆまもカードゲーム」や、NFTアートと環境保全の応援コミュニティへの招待が配布されます。 あゆまもカードゲームは、アユモドキが亀岡市の川を旅して母を探す、川を探索しながら成長していくカードゲームとなっており、、亀岡市の環境問題や環境保護への取り組みを地域の小・中学生から観光客に至るまで広げることが目的となっています。 イラストはキモトユウコ氏が担当 [caption id="attachment_125840" align="aligncenter" width="483"] キモトユウコ氏|PR Times[/caption] 「あゆまもプロジェクト」のイラストは、アーティスト・キモトユウコ氏が担当しました。キモトユウコ氏はロンドン芸術大を卒業後、ロンドン・パリを中心にファッション・テキスタイルデザイナーとして経験を積み、独立後は拠点を京都に移し、絵やデジタルアートの展覧会や、ワークショップの開催など、アート活動に取り組んでいます。 同氏は亀岡で、NFTとカードゲームを組みわせた環境やSDGs学習のプロジェクトや、かめおか霧の芸術祭「開かれたアトリエ」ディレクターとして、さまざまなアート企画を運営しています。 京都を中心に活動するPens and Needles [caption id="attachment_125835" align="aligncenter" width="754"] 引用:Pens and Needles[/caption] 「あゆまもプロジェクト」は、合同会社Pens and Needlesとの協力によって実施されています。Pens and Needlesは、課題解決に導くための人材紹介・次のアクションにつながるチームづくりと、組織及びプロジェクトの成長のために議論をリード・モチベーションアップに寄与する制度設計を考案していることで知られています。 同社は京都府を中心に様々な取り組みを実施しており、京都先端科学大・株式会社キャステムと連携し、竹のアップサイクル製品の開発を行う「ケケプロジェクト」や、亀岡市立図書館中央館のリニューアル記念絵本「いいものってなあに?」の制作などを実施しています。 おわりに 今回の「地方創生」記事では、京都府亀岡市が実施した「あゆまもプロジェクト」を紹介しました。 NFTを活用したふるさと納税は数多くありますが、クラウドファウンディング型で且つ環境保全に活用されている例は他に類を見ないものとなっています。亀岡市は以前より環境保全に力を入れており、そうした流れを組んだその延長線上にWeb3という最新技術を採用していることは、全国に先駆けた先進的なものと言えるでしょう。 亀岡市の今後の取り組みに注目が集まります。 亀岡市公式サイト:https://www.city.kameoka.kyoto.jp/
地方創生
2024/11/30【地方創生】奈良県奈良市にて「奈良市 x 万博コラボNFT」が実施
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 それは一般企業だけにとどまらず、各自治体においても同様であり、Web3プロジェクトが活発化してきています。また、Web3技術以外でも、メタバースなど最新技術を活用した取り組みが行われています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体主導プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では、奈良県奈良市が実施した「奈良市 x 万博コラボNFT」やメタバースNFT美術館「MANA Nara City Museum of Photography」について紹介していきます。 奈良市とは [caption id="attachment_125613" align="aligncenter" width="1000"] 引用:Map-It[/caption] 奈良市は、奈良県の北部に位置しており、県庁所在地および中核市に指定されています。 かつて奈良時代には平城京が置かれ、古代日本の政治・文化の中心地として繁栄を極めました。東大寺や興福寺といった多くの寺社仏閣、国宝級の文化遺産を有しており、国際的な観光都市として知られています。気候は盆地に位置しているため、朝晩の寒暖の差が激しいのが特徴です。 観光業だけでなく農業もさかんであり、南部や東部の山間部では傾斜地を利用した水田、茶畑が多く、「大和茶」が特に広く知られています。 奈良市はNFTに関連した取り組みを多数実施 奈良市は、かつては平城京として日本の首都として機能しており、古代からの多くの遺産を有していますが、一方で、多くの最先端の取り組みを行っている自治体でもあります。 今回は、「奈良市 x 万博コラボNFT」とメタバースNFT美術館「MANA Nara City Museum of Photography」を取り上げます。 奈良県奈良市観光センターNARANICLE(ナラニクル)で「奈良市 x 万博コラボNFT」を配布 [caption id="attachment_125620" align="aligncenter" width="1920"] 引用:PR Times[/caption] 奈良市は、2023年11月23日~12月3日の期間限定で、「奈良市×万博コラボNFT」を配布しました。 このコラボNFTは、2025年大阪・関西万博公式のウォレットアプリ「EXPO 2025 デジタルウォレット」の「つながる機能」を活用し、奈良市観光センター「NARANICLE(ナラニクル)」に設置する専用の二次元コードを読み取ることで獲得可能となっていました。 2025年の万博開催に向けて、万博会場内外の連携イベントや観光地など様々な場所でコラボNFTが配布される予定となっていますが、今回の奈良市におけるコラボNFTは大阪府外では初の実施となりました。 NFT獲得による特典などはないものの、奈良市内においても万博開催に向けて関心を増す取り組みとなりました。 メタバースNFT美術館「MANA Nara City Museum of Photography」 [caption id="attachment_125622" align="aligncenter" width="1600"] 引用:PR Times[/caption] 奈良県奈良市は、入江泰吉奈良市写真美術館と共同でメタバースNFT美術館「MANA Nara City Museum of Photography」を実証実験として取り組んでいます。 入江泰吉は、日本を代表する写真家の1人であり、故郷の奈良大和路の風景、仏像、行事など約半世紀にわたって撮影しました。入江泰吉奈良市写真美術館は、入江の作品約8万点を収蔵し、デジタルアーカイブとしての作品保存を進めています。 今回のメタバースNFT美術館は、仮想空間メタバース上のブロックチェーンプロジェクトDecentraland上で開設されており、入江の作品から厳選した20数点を写真展「古都奈良―春夏秋冬」として、2022年11月30日から2023年1月9日の間、展示しました。 まとめ 今回の「地方創生」記事では、奈良県奈良市が実施した「奈良市 x 万博コラボNFT」とメタバースNFT美術館を紹介しました。 奈良市はその古い歴史を有しながら、最先端の技術を活用したプロジェクトを行っていることが特徴です。また、今回はEXPO 2025 大阪・関西万博に向けた取り組みということもあり、日本全国だけでなく全世界に対する発信が期待されています。この他にもメタバースにも注力していることから、常に最新技術の活用に余念のない自治体と言えるでしょう。 奈良市の今後の取り組みに注目が集まります。 奈良市公式サイト:https://www.city.nara.lg.jp/
地方創生
2024/11/28【地方創生】岩手県紫波町にて「Web3タウン表明」が実施
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 それは一般企業だけにとどまらず、各自治体においても同様であり、Web3プロジェクトが活発化してきています。また、Web3技術以外でも、メタバースなど最新技術を活用した取り組みが行われています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体主導プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では、岩手県紫波町が実施した「Web3タウン表明」について紹介していきます。 紫波町とは [caption id="attachment_125476" align="aligncenter" width="1000"] 引用:Map-It[/caption] 紫波町は、岩手県のほぼ中央、盛岡市と花巻市の中間に位置しています。 町は、大きく分けて中央部、東部、西部の各地域に区分されており、中央部では農地が広がっており農業が盛んとなっています。そばの生産量は県内1位となっており、そのほかもち米や麦の栽培も盛んとなっています。東部や西部では、リンゴやぶどう、梨といった果樹の栽培が行われています。 古い歴史を有しており、遡れば9 世紀前半から坂上田村麻呂を中心とする軍隊により、斯波郡(紫波郡)として治められるようになりました。その後、鎌倉時代には高水寺城が建築されたりや、杜氏の集団が誕生するなど、文化的にも豊かな土地となっています。 「Web3タウン」を表明し、多数のNFTやDAOプロジェクトを実施 紫波町は、「Web3タウン表明」を行い、国内外どこからでもまちづくりに参加できる「DAO」と呼ばれる分散型自立組織を設立するなど、多様な取り組みを行う旨を発表しました。 今回の記事では、「Web3タウン表明」および実際の取り組みについて特集していきます。 「Web3タウン表明」によりWeb3へ注力する方針を内外にアピール [caption id="attachment_125480" align="aligncenter" width="2160"] 引用:紫波町資料[/caption] 紫波町は、地域の活性化に欠かせない要素として、多様な人材の確保を挙げます。その上で、国内だけでなく海外も含めた多様な人材にまちづくりへの参加を促す方法として、Web3に注目し、「DAO」を設立する旨を発表しました。 また、DAOを通して地域資源の活用やまちづくりの活性化を実現していくとして、Web3を積極的に取り入れる「Web3タウン表明」が行われました。 Web3タウンで目指す例として、以下の4点が挙げられています。 地域課題の解決を目指すDAOを設立 Web3 技術を活用した新型地域通貨の発行に向けた活動 ふるさと納税の返礼としたデジタルアートのNFT化 Web3 技術の推進に取り組む企業の誘致 この発表がされたのは2022年ですが、その翌年にはふるさと返礼品にNFTを採用した取り組みがされています。 ふるさと納税返礼品として、「くりぷ豚レーシングフレンズ」で使用できるNFTを提供 [caption id="attachment_125477" align="aligncenter" width="700"] 引用:Newscast[/caption] 紫波町は、Web3タウン事業の第一弾として、ブロックチェーンプロジェクトを手掛ける株式会社グッドラックスリーが提供する「くりぷ豚(トン)レーシングフレンズ」で使用できるNFTを、ふるさと納税の返礼品として提供しました。 NFTだけでなく、紫波町の特産品であるしわ黒豚などとのセットでの返礼品となっており、限定50枚(黒色10枚、紫色40枚)で販売されました。 Furusato DAOのロゴNFTを配布 [caption id="attachment_125482" align="aligncenter" width="760"] 引用:ふるさとチョイス[/caption] また、Web3タウン事業の第二弾として、「FurusatoDAO ロゴ NFT」を返礼品として採用しています。 ロゴデザインは、小田中染工房の3代目を務める小田中耕一氏が行っており、「地域を超えて多様な人材との結びつきを創り出す」という FurusatoDAO のコンセプトから連想された、黄色や明るい茶色をベースにした色合いで、温かみを感じるデザインとなっています。 おわりに 今回の「地方創生」記事では、岩手県紫波町が実施した「Web3タウン表明」を紹介しました。 NFTやDAOを活用したプロジェクトは様々ありますが、単発で終わっているものの少なくはありません。そうした中で、紫波町は2022年からWeb3分野に焦点を当て、継続的な取り組みを行っていることも、大きな差別化を図れていると言えるでしょう。 紫波町の今後の取り組みに注目が集まります。 紫波町公式サイト:https://www.town.shiwa.iwate.jp/
地方創生
2024/11/27【地方創生】岡山県岡山市にて「ご当地アトムNFT」が実施
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 それは一般企業だけにとどまらず、各自治体においても同様であり、Web3プロジェクトが活発化してきています。また、Web3技術以外でも、メタバースなど最新技術を活用した取り組みが行われています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体主導プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では、岡山県岡山市が実施した「ご当地アトムNFT」について紹介していきます。 岡山市とは [caption id="attachment_125428" align="aligncenter" width="1000"] 引用:Map-It[/caption] 岡山市は、岡山県の南東部に位置しており、人口は70万人を超る政令指定都市です。 瀬戸内の温暖な気候を活用した果樹栽培が盛んとなっており、マスカット・オブ・アレキサンドリア、シャインマスカット、白桃、愛宕梨といった高級フルーツの産地として有名です。 また、中心部には岡山城や、日本三名園の一つである後楽園を擁しており、文化的にも深い歴史を有しています。 「ご当地アトムNFT」のコラボ第二弾に岡山市が選出 [caption id="attachment_125430" align="aligncenter" width="1920"] 引用:PR Times[/caption] 岡山県岡山市は、NFTゲーム「NFTDUEL」において使用できる「ご当地アトムNFT」でコラボを実施しました。 ご当地アトムNFTプロジェクトは、手塚プロと、J&J事業創造、NOBORDER.zの3つの事業体が共同で行うプロジェクトです。 「XANA」 & 「NFTDUEL」とは? [caption id="attachment_125429" align="aligncenter" width="1920"] 引用:XANA[/caption] XANAは、独自のカスタムレイヤー2XANAブロックチェーン上で稼働しているメタバースです。XANAブロックチェーンは、BSC、Polygonなど、主要なブロックチェーンとブリッジされています。 XANAメタバースでは、ユーザーは3Dヒューマノイドアバターで表されます。これらのアバターは、服、靴、アクセサリーなど、さまざまなウェアラブルでカスタマイズ可能となっています。また、XANAでは、アニメ、マンガ、衣料品ブランドとコラボレーションし、豊富なウェアラブルオプションが提供されています。 そして、「NFTDUEL」は、メタバース「XANA」上のNFTトレーディングカードゲームです。NFTDUELでは、ユーザーは有名IPのカードを集めデッキを構築し、対戦を行うことが可能です。 今回特集する「ご当地アトムNFT」は、このNFTDUELで使用可能なNFTカードとなっています。 岡山市の名物を特集したカードデザインが採用 [caption id="attachment_125431" align="aligncenter" width="2560"] 引用:Astroboy Okayama[/caption] 「ご当地アトムNFT」は、日本全国の自治体とコラボを行っています。第一弾は鳥取市と行われ、第二弾は岡山市と行われました。 岡山市とのコラボNFTカードは30種類が発行され、イラストは岡山市の名物にちなんだものが採用されました。 ご当地アトムNFTは積極的な活動が行われているプロジェクトであり、第三弾では長野県と、第四弾では愛媛県とコラボしています。 まとめ 今回の「地方創生」記事では、岡山県岡山市が実施した「ご当地アトムNFT」を紹介しました。 NFTやDAOを採用したプロジェクトは多数ありますが、ご当地アトムNFTはメタバースとNFTの融合という点で他プロジェクトと差別化を図れていると言えます。 ご当地アトムNFTは現在も多くのコラボが続けられているプロジェクトですが、岡山市はその第二弾に登場しており、先進的な取り組みを行った自治体と言えるでしょう。 岡山市の今後の取り組みに注目が集まります。 岡山市公式サイト:https://www.city.okayama.jp/
地方創生
2024/11/25【地方創生】鹿児島県日置市にて「ネオ日置計画」が実施
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 それは一般企業だけにとどまらず、各自治体においても同様であり、Web3プロジェクトが活発化してきています。また、Web3技術以外でも、メタバースなど最新技術を活用した取り組みが行われています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体主導プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では、鹿児島県日置市が実施した「ネオ日置計画」について紹介していきます。 日置市とは [caption id="attachment_125372" align="aligncenter" width="1000"] 引用:ひおき武将隊[/caption] 日置市は、鹿児島県の中央部(薩摩半島)に位置しています。 日置市では、妙円寺詣りや流鏑馬いった伝統行事だけでなく、陶磁器「薩摩焼」でも広く知られています。現在でも美山地区では窯元が開かれています。 この他にも、鹿児島県の温暖な気候を活用して、いちごやオリーブの栽培が盛んに行われています。 日置市が取り組む「ネオ日置計画」とは? [caption id="attachment_125373" align="aligncenter" width="660"] 引用:日置市[/caption] 日置市は2022年8月、メタバース上に「もう一つの日置」を想像するプロジェクト「ネオ日置計画」が立ち上げました。ネオ日置は誰でも無料で楽しむことができ、地元の人と交流することが可能となっています。 ネオ日置公式サイト:https://neohioki.hiokito.jp/ コロナ禍においても日置市の関係人口を創出へ [caption id="attachment_125375" align="aligncenter" width="918"] 引用:関係人口ポータルサイト[/caption] ネオ日置事業が立ち上げられた背景として、コロナ禍が挙げられます。 コロナ禍で日置市に行きたいけれど行けない人への要望に応えるため「ひおきとプロジェクト」が開始されました。ブログやファンクラブ、オンライン交流会、メルマガ配信が行われたものの限界があり、新たな方法として仮想空間「メタバース」で交流や共感を深める取り組みが模索されました。 この結果生まれたメタバース建設事業が「ネオ日置計画」です。 ネオ日置は3つの空間によって構成 [caption id="attachment_125374" align="aligncenter" width="1152"] 引用:ネオ日置[/caption] ネオ日置は大きく3つの空間から構成されています。 1つ目はネオ日置の玄関口「地図空間」。2つ目は日置市内の名所をリアルに再現した「名所空間」。3つ目は古の町をイメージした「城下町空間」や「祭空間」などのその他空間となっています。 新たな交流の形を実現へ ネオ日置はメタバースであることを活用し、遠隔地との交流や新たな経済循環を創出することで、新たな交流の形を実現しようとしています。 仮想空間であるため高齢者でも手軽に参加でき、足腰の不自由な方でも社会参加を促進することが可能です。若者にとっても、自身の故郷を振り返るきっかけとなります。 まとめ 今回の「地方創生」記事では、鹿児島県日置市が実施したメタバース「ネオ日置計画」を紹介しました。 ネオ日置では仮想空間であることを活かした取り組みがされていることが特徴といえます。多くのプロジェクトがNFTやDAOに注目する中で、メタバースに重点を置いたことは独自のアプローチと言えるでしょう。 また、高齢化が進む日本において疎外されがちな高齢者の社会参加を促進し、若者との交流の場となっていることも、この取り組みの特徴といえるでしょう。 日置市の今後の取り組みに注目が集まります。 日置市公式サイト:https://www.city.hioki.kagoshima.jp/ ネオ日置公式サイト:https://neohioki.hiokito.jp/
地方創生
2024/11/24【地方創生】山口県美祢市が取り組むWeb3プロジェクト特集
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。 それは一般企業だけにとどまらず、各自治体においても同様であり、Web3プロジェクトが活発化してきています。 Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。 今回の記事では、山口県美祢市が実施した「デジタル住民票NFT」と「ふるさと納税の返礼品NFTアート」、「美祢メタバース」について紹介していきます。 美祢市とは [caption id="attachment_125327" align="aligncenter" width="736"] 引用:美祢市 移住・定住支援サイト[/caption] 美祢市は、山口県西部のほぼ中央に位置している自然豊かな自治体です。 美祢市の魅力として、日本最大級のカルスト台地「秋吉台」、日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」をはじめ、天然記念物の「景清洞」「大正洞」などが挙げられ、その雄大な自然が多くの人々を惹きつけています。 観光業だけでなく、梨やゴボウ・ホウレンソウを特産とした農業も盛んとなっています。 美祢市が取り組むWeb3プロジェクト 美祢市は全国自治体の中でも、Web3技術を活用した取り組みを積極的に行なっている自治体です。 NFTを中心としたものが多く、さらにはメタバース分野にも進出するなど、最新技術を活用しています。 この記事では、3つのプロジェクトを取り上げます。 デジタル住民票NFT [caption id="attachment_125328" align="aligncenter" width="1200"] 引用:HEXA[/caption] 美祢市は、2023年7月にデジタル住民票NFTの販売を行なっていました。これは全国で2例目となります。 デジタル住民票は、実際にその地域に住んでいない人でも発行できる住民票であり、誰であっても美祢市のデジタル市民になることが可能です。 美祢市のデジタル住民票NFTを有する市民は、オンラインコミュニティへの参加資格だけでなく、温水プールの利用料や化石館の入場料無料といった特典を利用することが可能となります。 同NFTは、NFTマーケットプレイス「HEXA」で販売され、1枚あたり1000円、限定2000枚で販売されました。 NFT特典の1つである「美祢市養鱒場釣り堀」では、300円の釣竿料金と1000円相当の鱒2匹がプレゼントされるため、この特典だけでもNFT代金を上回るお得な特典となっていました。 ふるさと納税返礼品にNFTアートを採用 [caption id="attachment_125330" align="aligncenter" width="613"] 引用:ふるさと納税バイブル[/caption] 美祢市は、ふるさと納税の返礼品としてNFTアートを採用しています。 NFTアートは、オオカミとオオツノジカをモチーフとしたものが2種類提供され、それぞれ(朝日)、(青空)、(夜)のパターンが用意されています。 美祢市は、東部に日本最大級のカルスト台地を有していますが、これまで洞窟や石灰岩の割れ目から多種多様な動物の化石が発見されてきました。今回のNFTアートは、そうした美祢市の自然を題材としています。 メタバース企業「STARTLAND Inc.」と提携 [caption id="attachment_125331" align="aligncenter" width="840"] 引用:Press[/caption] 美祢市は、STARTLANDと提携しメタバースを活用した取り組みを進めていく方針を発表しています。 STARTLANDは、フィリピンに本社を置くWeb3関連企業です。今回の提携をきっかけとして、STARTLANDメタバース内に「美祢メタバース」を構築し、梨や栗、ゴボウといった特産品の販売促進や観光誘客を目指すとしています。 美祢メタバースは、2025年中の開始を予定しており、美祢市の関係人口の増加に期待がされています。 まとめ 今回の「地方創生」記事では、山口県美祢市が実施したWeb3プロジェクトを紹介しました。 美祢市は、その雄大な自然とNFTを組み合わせた取り組みを行なっています。また、NFTにとどまらずメタバース分野にも進出するなど、積極的に最新技術を活用していることが特徴と言えるでしょう。 美祢市の今後の取り組みに注目が集まります。 美祢市公式サイト:https://www2.city.mine.lg.jp/index.html
地方創生
2023/12/22CT Analysis 「NFTと地方創生 調査レポート」を公開
CRYPTO TIMESが提供するリサーチレポートコンテンツ『NFTと地方創生 調査レポート』を公開しました。 今回のマンリーレポート及び過去配信の140本以上のレポートは、CT Analysisのホームページ(https://ct-analysis.io/)よりご覧いただけます。 会員登録することでいつでも、過去のレポートを読むことができるので下記のウェブサイトよりアクセスください。2023年4月よりCT Analysisのレポートはサブスクリプションプランになりました。 CT Analysis 地方創生レポート 『CT Analysis』が提供する『NFTと地方創生レポート』に関して 本レポートは、日本国内における地方創生に関連する取り組みについて、NFTやWeb3の技術を利用する事例の調査を行います。 この調査では、地方創生の概要と業界における取り組みを分析し、Web3における地方創生のアプローチの解像度を高めることを目指します。 こちらのレポートを読了いただくことで、日本国内におけるWeb3と地方創生の取り組みの現状や課題、将来的なアプローチについてを知ることができます。 地方創生について 地方創生とは、2014年にアベノミクスの第四の矢として導入されたタームであり、人口の減少や超高齢化、都市への人口集中等の社会課題に対応するための対策を指します。 レポートの序盤では、地方創生の既存のアプローチについて、Web3の関連技術を導入する際の前提となる事項を確認します。 地方創生におけるNFTの活用 その後、既存のアプローチにどのようにWeb3の関連技術が利用され得るポイントを、ケーススタディを中心に調査し、どのようなプロジェクトが興味深い結果を残しているのかを分析します。 また、このようなプロジェクトが地方創生の取り組みの目的達成にどんな役割を果たしているかを明らかにします。 技術活用における課題 成功例を取り上げた上で、今後地方創生の推進におけるテクノロジー活用の課題等についても考察します。特に高齢化が進む地方においては、デジタルの導入やコミュニケーション、意思決定、利害の相反など、様々な課題があると考えられます。 また、その上でWeb3関連技術で地方創生を実現していくために、どのようなポイント技術が適用されるべきかについても考察します。 レポートの完全版は22Pのボリュームとなります。下記のリンクよりCT Analysisにご登録いただくことで完全版のレポートをご覧いただけます。 CT Analysis 地方創生レポート CT Analysisについて 2020年2月12日より暗号通貨/ブロックチェーン専門メディアCRYPTO TIMES ( https://crypto-times.jp )が提供開始した、暗号通貨/ブロックチェーンの分野に特化したリサーチレポートコンテンツです。 今後、暗号通貨/ブロックチェーン分野は更に注目が集まることが予想されるものの、技術者から投資・事業家まで様々な参加者がおり、各々の求める情報は見つけづらく、また議論は英語で行われることが多いため、リサーチコストが高くなる傾向があります。 CT Analysisでは、5年間業界に携わりながら運営してきた知見やデータを活用して一般ユーザーから事業者まで、幅広いデータ・分析需要に応えることを目標として、専門性とわかりやすさを追求したリサーチ・レポートを提供していきます。 また、パートナー企業の強みを生かしたリサーチレポートも提供しており、オンチェーンデータやオフチェーンデータ、クリプト市場に関するセンチメントデータ、ユーザーの予測を機械学習で最適化したデータなどの情報を使ったレポートの配信も予定しています。また、これらは日本だけでなく、世界各国の情報も取り入れたコンテンツの配信を予定しています。 CT Analysis Website
地方創生
2023/09/05「自然災害復興支援NFTプロジェクト」立ち上げと「秋田県災害復興支援NFT」販売開始のお知らせ
2023年7月に発生した秋田県内の豪雨被害は、各地に大きな爪痕を残しました。この度、株式会社ロクブンノニ ( 代表・新井 進悟 )、合同会社Encrypto ( 代表・本多 弘政 ) 、A LOVE MOVEMENT ( 代表・大久保 鉄三 ) の3社は、災害復興支援を目的としたNFTを販売致します。 NFT概要 「自然災害復興支援NFTプロジェクト」では、ロサンゼルスの現代アーティスト、大久保 鉄三氏とコラボレートし、2023年7月の秋田県豪雨災害の復興を支援するNFTを販売致します。 ♢プロジェクト公式サイト(日本語版)♢ https://nft4recovery.my.canva.site/jp-001-akita ♢プロジェクト公式サイト(英語版) ♢ https://nft4recovery.my.canva.site/eng-001-akita [caption id="attachment_97674" align="aligncenter" width="265"] NFTのデザイン[/caption] 今回のデザインでは、背景色を秋田県のシンボルカラーに近づけ、A Love Movementでも初期の頃から長く多くのお客様に愛されている「スマイルくん」を採用。秋田美人のようなキレイな「まつ毛」を従来のデザインに組み込みました。 ♢NFT 購入ページ♢ https://app.manifold.xyz/c/nft4recovery-001-akita 秋田県の皆様に一日でも笑顔を取り戻してほしいという思いが込められたデザインになっています。 販売期間 - 2023年9月5日 〜 2023年9月30 販売価格 - $10 対応チェーン - Ethereum 発行数量 - Open Edition 発行形式 - ERC1155 Contract Name - Recoveryfor001 SYMBOL - NFT For Recovery NFTの売上とその寄付先について NFTの売上金は、被害を受けた地域の意向を反映して「秋田県大雨災害義援金」へと寄付されます。 NFTに災害復興支援プロジェクトの実施背景 2022年12月に実施された秋田県庁とのオンラインミートアップより、株式会社ロクブンノニと合同会社Encryptoでは、ブロックチェーン技術を用いたNFTの活用による地方への貢献活動に向けて動いておりました。2023年4月には株式会社ロクブンノ二が秋田県庁とパートナーシップを締結。左記の流れを受けて、この度、秋田県における災害復興に向けた活動を行うことになりました。 ■秋田県災害復興支援NFTの思い 本プロジェクトでは、従来の寄付とは異なり、NFTの活用により、持続的な支援の流れを作ることを目指しています。 今回、販売されるNFTは、ロサンゼルスを拠点に活動をしているリサイクルブランド 「A LOVE MOVEMENT」の代表・大久保 鉄三氏が手がけたデザインとなっております。デザインのスマイリーマークには、被害にあった皆様に1日でも早く笑顔を取り戻して欲しいという思いが詰まっています。 この活動は、災害復興を最優先とし、共感を持ってくださる企業や個人との連携を深めて、秋田県の1日も早い復興を目指して進めて参ります。 皆様の温かい支援と共感を心よりお待ち申し上げております。 関係各社コメント 【株式会社ロクブンノニ 代表 新井 進悟】 弊社、そして私たちのチームにとって、秋田県との縁は深いものがあります。今回、秋田県での大雨災害を受け、どのように支援できるか模索していた際、NFTを活用した持続性のある支援活動のアイディアが社内から提案され、この発表へと繋がりました。この取り組みは第一弾として秋田県を対象としておりますが、今後はNFTやWeb3.0技術を活用し、日本国内外での新たな支援の形を展開していく予定です。 【合同会社Encrypto 代表 本多 弘政】 私たちはブロックチェーン技術とNFTの可能性を信じ、これまでの伝統的な方法では成し遂げられなかった社会貢献の形を模索しています。18年前、ロサンゼルスでファッションとアートの世界に足を踏み入れた際、出会ったアーティストたちを従来の「ファッション」という枠から解き放ち、国境や活動領域を超えて新しい世界へ導くのは、私が実現したい夢の一つでした。持続可能で意義ある取り組みを通して、私たちは世界と共に助け合い、共生する未来を築きたいと考えています。被災された方々と、支援者の皆様と共に、秋田の未来のために歩んでいくことが私たちの願いです。 【A Love Movement 大久保 鉄三氏】 私は、ファッションを通じてさまざまなメッセージや価値観を伝える活動を長年続けてきました。しかし、現代において、NFTという新しいアートフォームが、物理的な枠を超えて多くの人々に影響を与えることができる力を持っていることを強く感じています。この度、災害復興を支援するためのNFTプロジェクトに携わらせていただくことになり、非常に光栄に思っております。災害は私たちの日常を一瞬で奪ってしまいます。しかし、その後の復興・再建のプロセスで最も大切なのは、失われたものをただ戻すだけでなく、新しい価値やビジョンを持って前に進むことだと思います。このNFTプロジェクトを通じて、被災者の方々や関わるすべての人々に希望や勇気を提供できれば幸いです。私のデザインが、災害復興の一助となることを心より願っています。 公式ご協力者様 【KIZUNA ファウンダー 藤本真衣 様】 2011年よりビットコイン・ブロックチェーンの普及に努めており、「MissBitcoin」として知られています。日本初の暗号通貨寄付サイト「KIZUNA」やブロックチェーン関連企業を複数設立しており、SDGsにBlockchainを活用することに注力しています。Famiee ProjectやBINANCE Charity Foundationの大使として活動していました。2018年からはNFT特化のイベントを主催し、多くのNFTプロジェクトのアドバイザーとしても務めています。2020年以降は、NFT関連ゲームの開発企業への投資も行っています。現在は、Intmaxのコファウンダーとして世界中での活動をしています。 https://kizuna.institute/ 【株式会社あるやうむ 様】 株式会社あるやうむは、「NFTによる地方創生」を推進するため、全国の自治体向けにふるさと納税NFT/観光NFTソリューションを提供する札幌発のスタートアップ企業です。地域の魅力をのせたNFTをふるさと納税の返礼品とすることで、新たな財源を創出すると共に、シティプロモーションや関係人口の創出に繋げています。社名「あるやうむ」はアラビア語で今日を意味する言葉です。今日、いますぐチャレンジをしたい自治体・地域の皆様にNFTという先端技術を提供し、応援され続ける地域づくりを支援しています。 https://alyawmu.com/ 【DeSpread 様】 DeSpreadは、2019年に設立され、韓国・ソウルに本社を構えるブロックチェーン専門のコンサルティングファームです。DeSpreadは独自の市場知識と経験を活用し、国内外のプロジェクトに対して、市場進出戦略、ブランディング、認知度向上等の多岐にわたるソリューションを提供しています。DeSpreadの専門領域はDeFi、NFT、メタバース、ゲーム等、Web3の全域に及びます。そのコンサルティングサービスは特定の要求に応じて最適化・パーソナライズされて提供されます。 https://despread.io/ 各社概要 【 株式会社ロクブンノニ 】 株式会社ロクブンノニは2018年に代表の新井進悟が立ち上げたブロックチェーンと暗号通貨の総合メディアを運営する企業です。「Crypto Times」と「CT Analysis」のメディア運営を中心に、設立より国内外のブロックチェーンプロジェクトをサポートしてきました。そして、2022年末からは国内大手コミュニティ「boarding bridge」を取得。2023年より、コンサルティング事業部を設立。チームメンバー全員が国内外のWeb3領域に精通した専門家集団で構成された企業です。 【 合同会社Encrypto 】 合同会社Encryptoは、2023年に代表の本多弘政が立ち上げたブロックチェーンのリサーチやコンサルティング業務を中心とした会社です。リサーチ事業では、主にドイツと日本におけるブロックチェーンに関するリサーチを中心に行なっております。コンサルティング事業では、株式会社ロクブンノニと共に、日本国内でブロックチェーンの技術を用いたNFTなどを利用した事業の拡充などを目指している事業会社様へのコンサルティングサービスを実施しております。 【 A LOVE MOVEMENT 】 「A LOVE MOVEMENT PROJECT」は、「Happy, Enjoy, Sustainable」をキーワードに、2002年にロサンゼルスで大久保 鉄三氏が立ち上げたリサイクルブランドです。80年代後半から国内大手ブランドでデザイナーとして活躍し、90年代半ばに渡米した大久保氏は、ロサンゼルスにて「momo」というヴィンテージショップを開業。日本とロサンゼルスのファッション文化の橋渡しとして、ヴィンテージアイテムや新しいデザイナーズブランドを日本に紹介してきました。 2002年には、バイヤーとデザイナーとしての経験を活かして当該ブランドを立ち上げ。初期のリメイクカシミアジャージやパーカは、その斬新なデザインコンセプトから業界内で注目を集め、東京・表参道のLOUIS VUITTON会員制サロンでの取り扱いも実現しました 。ロサンゼルスでは、大久保鉄三氏が経営するショップ「momo」以外にも、多くのセレブやアーティストを顧客とする「マックスフィールド」にて20年近くも取り扱っている定番品として認知されています。リメイクカシミア製品は当該ブランドの主力商品として知られていますが、それだけではなく、様々なアーティストとのコラボレーションも実施。現代アーティストのHAROSHIを初め、READYMADEの細川 雄太、Dr.Romanell、AMIRI、ダミアン・ハーストとともに、アートと洋服を融合させた作品を制作してきました。 LINK 寄付先情報 NFT購入ページ プロジェクト公式サイト (日本語版) プロジェクト公式サイト(英語版) 「秋田県災害復興支援NFT」NFT販売に関して | 利用規約 Encrypto A Love Movement 公式オンラインストア A Love Movement 公式インスタグラム