イーサリアムクラシック(ETC)の開発チームであるETCDEVが、下落市場や投資・寄付金不足の影響を受け活動を停止したことがわかりました。

ETCチェーン上での分散型コンピューティングの開発に力を入れていた同チームは、11月から続く下落市場で資金ひっ迫に陥り、コミュニティに寄付や投資を呼びかけたものの効果はなかったといいます。

ETCDEVが3日に公開した公式声明 | ETCDEVツイッターより

ETCの開発に携わる団体はETCDEV以外にも複数存在するため、同団体の解散がETC全体の開発停止に直接繋がるということではありません。

しかし同団体は、ETCチェーンとInterPlanetary File System(IPFS)の統合や、IoT(モノのインターネット)・スマートフォン向けライトノードの開発など有望なアップデートを予定していました。

イーサリアムクラシック(ETC)とイーサリアム(ETH)は元々同じチェーンでしたが、2016年6月に起こった大型ハッキング「The DAO事件」を受け同年7月に分裂しました。

DAO事件を受け、ETHはハッキングに関与したブロックをチェーンから取り除き、被害者を補償することを取り決めました。

このETHの方針を「不可変であるはずのブロックを取り除くのはブロックチェーンの本来の目的に反する」と批判し、大元のチェーンを維持したのがETCです。

ETCはETHのアップデートを利用できないため開発を独自で行わなければなりませんが、ユーザーや資産の大半はETHに移り、現在ETHの時価総額はETCの28倍程度にまでのぼっています。