『GameFi』の概要や特徴、AMAの内容をQ&A形式で解説!
ユッシ
本記事では、GameFiについて、先日開催されたAMAイベントを元にQ&A形式で解説していきます。
Axie Infinityの流行をきっかけに注目を集めているP2E分野ですが、操作や初期費用の面での課題もあります。
今回紹介する「GameFi」は上記のような課題に切り込んでいくプロジェクトです。
本稿では主に下記の流れで説明していきます。
- ・GameFiとはどんなプロジェクトなのか
・どんな問題を解決できるのか
・競合と比較した時の強みはなにか
・トークンの使い道はなにか
・その他細かい部分に関する内容
「GameFiについて知りたい」
「P2E分野で面白そうなプロジェクトを教えてほしい」
といった方は是非最後まで読んでみてください。
目次
- 1 GameFiの概要
- 2 GameFiのAMA
- 2.1 Q1. あなた自身とGameFiで働くチームのバックグラウンドを教えて下さい
- 2.2 Q2. GameFiに関して教えて下さい、最もメジャーなポイントは何でしょうか?
- 2.3 Q3. GameFiはどのような問題を解決しうるのでしょうか?
- 2.4 Q4. 他の競合と比べたときの強みは何でしょうか?
- 2.5 Q5.GameFiが発行するトークンのユーティリティはなんですか?
- 2.6 Q6. ロードマップにはオークションハウスというのが書かれていますが、これは具体的には何でしょうか?
- 2.7 Q7. AnimocaBrandがインベスターやパートナーにいますが、将来どのようなコラボを考えてますか?
- 2.8 Q8. 未来のゲームには相互運用性が必要だと思いますが、これはPolkadot、Terra、Solanaなどのエコシステムの拡大が非常に速いためです。GameFiは今後、より多くのマルチチェーンに対応できるようになるのでしょうか?
- 2.9 Q9. 今後、P2EやGameFiの分野はどのようになっていくとお考えですか?
- 3 コミュニティからの質問
- 4 まとめ
GameFiの概要
GameFiの概要
ティッカー/通貨名 | $GAFI/GameFi Token |
---|---|
主な提携先 | Gate.io、DODO、PancakeSwap |
時価総額 | 14億円(9/26時点) |
Coingeckoページ | $GAFI/GameFi |
特徴 | ゲームスタジオ、ゲーマー、トレーダー、投資家にオープンで多様的かつ包括的なエコシステムを提供。スカラーシップ、トークンIDO、NFTボックス販売、マーケットプレイス、NFTレンタルなどのゲームファイナンスに対応。 |
公式リンク | Webサイト |
Telegram channel | |
Telegram group | |
Medium |
GameFiのAMA
AMAにはGameFiのCOOであるLexia氏が参加してくれています。
Q1. あなた自身とGameFiで働くチームのバックグラウンドを教えて下さい
私はGameFiのCOO(最高執行責任者)、つまりGameFiのオペレーション全体を統括しています。
財務会計、人事管理、企業文化、マーケティング・コミュニケーション、ビジネス法からデザイン、プロジェクト管理、開発まで、さまざまな分野で10年近く働いてきました。GameFiの前は、いくつかのブロックチェーンプロジェクトのPMを担当していました。
Q2. GameFiに関して教えて下さい、最もメジャーなポイントは何でしょうか?
GameFiの目標と使命は、ブロックチェーンゲーム業界全体をたった一か所で提供することができる包括的なハブになることです。そのため、ゲームスタジオ、ゲーマー、トレーダー、投資家にオープンで多様なエコシステムを提供しています。
私たちが注力しているのは、
- スカラーシップ
- トークンIDO
- NFTボックス販売
- マーケットプレイス
- NFTレンタル
などのようなゲームファイナンス活動です。
GameFiのエコシステムには、Yield Guilds、Launchpad、Aggregator、Marketplace、Acceleratorがあります。
GameFiは、BSCとPolygonネットワークで開発された有望なブロックチェーンゲームの取り組みをゲームコミュニティに提供し、これらのネットワークでは、ほとんどトップレートのPlay-to-Earnタイトルがホストされています。
Q3. GameFiはどのような問題を解決しうるのでしょうか?
皆さんもご存知のように、ブロックチェーンを利用したPlay to Earnのゲーミングは、現在、ブームとして現れています。しかし、ブロックチェーンを利用したゲーム内エコシステム全体は、まだ初期のフェーズです。
私たちがGameFiを作り始めた時点では、
- ブロックチェーンゲーム専用のローンチパッドは存在せず、興味のある人は適格のあるゲームに早期にアクセスすることができる
- 優れたブロックチェーンゲームのプロジェクトや貴重なゲーム内アイテムを探せるゲームハブがない
- プレイヤーが簡単に収益を追跡したり、ゲーム内アイテムを管理したりできる中央レポジトリがない
- 取引、資金調達、スカラーシップの機会など、包括的なゲームファイナンスツールを提供するプラットフォームがない
- ゲームアイテムの所有者が、ゲームをプレイしていない時に、所有物の価値を最大化できるモデルがない
また、ブロックチェーンを導入しようとするゲームスタジオの多くは、必要である技術的専門知識や、ゲームプレイヤーやトークン保有者にアプローチするための効果的なプラットフォームを持っていませんでした。
そこで、これらの課題を解決するためにGameFiを立ち上げました。
Q4. 他の競合と比べたときの強みは何でしょうか?
GameFiの他にもいくつかのイールドギルドやゲーム専用のローンチパッドを持ったプレイヤーが市場に存在します。
しかし、GameFiは収益を追求し、優れたゲームを発見するためのアグリゲータ、ゲームのためのローンチパッド、イールドギルド、マーケットプレイス、アクセラレータなど、オールインワンのソリューションを提供しているのが特徴です。
また、Icetea Labs、DAO Maker、Animoca Brands、Morningstar Venturesなどの信頼できるパートナーと緊密に連携し、ゲームプロジェクトの大規模なネットワークを含むGameFiゲームコミュニティの成長と多様化を図っています。 さらに、IGO活動、ゲーム内アイテムのマーケットプレイス、生産ギルドの成長にも貢献しています。
-日本ではまだ法律が難しい部分もありますが、日本発のブロックチェーンゲームはたくさんあるので、それらの企業との今後のコラボレーションが実現することを期待しています
我々には評判の良い法律家がいるので、可能な方法を考えられると思います。
Q5.GameFiが発行するトークンのユーティリティはなんですか?
現時点で、GameFiが発行する$GAFIには以下のようなユーティリティがあります。
- トークンセールやNFTセールに参加するためのティアを獲得するためにステーク
- ファーミングやNFTのレンタルでより良い利益を得るためにステーク
- マーケットプレイスの利用費の割引を受けるためのステーク
- マーケットプレイスでの広告枠の購入するため
- 超高額商品のオークションに参加するためのチケット購入のため
- ミニゲームやキャンペーン、新作ゲームのアーリーアクセスなどに参加するためにステーク
- DAOのガバナンスに参加して報酬を得ることができる
Q6. ロードマップにはオークションハウスというのが書かれていますが、これは具体的には何でしょうか?
オークションハウスとは、ゲーム内で希少価値のあるアイテムを持っている人が、そのアイテムをオークションに出すことができる場所です。
通常のオークションハウスの仕組みと同様です。ただし、ここで競売にかけられるのは、ゲームスタジオやパブリッシャーが市場に出したいと考えているNFTやゲーム内資産、限定版などです。
– ユーザーはアイテムをオークションハウスで売れるのでしょうか?
10月にリリースされるGameFi Marketplaceという機能があります。GameFi Marketplaceがリリースされた時点では、まずパートナーのショップ用にオープンします。P2Pの売買については、後ほどアップデートする予定です。
オークションハウスの仕組みについては、2022年第1四半期のサービス開始時に発表します。
Q7. AnimocaBrandがインベスターやパートナーにいますが、将来どのようなコラボを考えてますか?
Animoca Brandsは、デジタルエンターテインメント、ブロックチェーン技術、ゲーム分野の世界的なイノベーターであり、多様なNFTやゲームプロジェクトを作成・公開している会社です。
Animoca Brandsは、当社のプロダクトや機能を開発するための資金を提供することで、GameFiのエコシステムをサポートしています。
Animoca Brandsは、GameFiのローンチパッドでホストされ推進されている、ゲームプロジェクトやメタバースを含む他のすべてのプロジェクトや、GameFi自体の全面的なサポートをします。また、GameFiは今回の提携により、最先端のゲームプロジェクトへの幅広いアプローチが可能です。
– 因みにブロックチェーンゲームはP2Eの要素でより魅力的になっていくと思いますが、GameFiがLaunchpadでサポートするゲームは何が最も重要ですか?
GameFi Launchpadは、ゲームに特化したローンチパッドです。
ゲームトークンのIDOを行うだけでなく、ゲームプロジェクトがNFTやゲーム内アイテム、さらにはゲームのミニバージョンを初めて一般に公開することも支援します。これこそが、IGO(Initial Game Offering)と呼ばれる所以です。
– 以前、KabyArenaがIGOを行っていましたし、ゲーム内のTicketなどもIGOをしていますね。今後も多くIGOは行われますか?
もちろんです。
長く待たせることはありません。GameFi正式サービス開始後の第1回目のIGOは、近日中に行われる予定です。
Q8. 未来のゲームには相互運用性が必要だと思いますが、これはPolkadot、Terra、Solanaなどのエコシステムの拡大が非常に速いためです。GameFiは今後、より多くのマルチチェーンに対応できるようになるのでしょうか?
GameFiは、BSC、Polygon、Ethereumなどのマルチチェーンに対応していますが、近い将来、SolanaやAvalancheにも対応するかもしれません。Polkadotについては、メインネットが立ち上がるのを待っています。
Solana , Avalancheあたりの名前が出てきているので、色々とマルチチェーンも考えられてるようですね。
Q9. 今後、P2EやGameFiの分野はどのようになっていくとお考えですか?
GameFiにはまだまだ成長と発展の可能性があります。
GameFiの未来は、ブロックチェーンゲームだけでなく、従来のゲームにおいても、より多くのP2Eの形態が導入されることでしょう。それに伴い、P2Eの形態もより多様で魅力的なものになっていきます。また、そこからメタバースの世界が形成され、発展していくでしょう。s
コミュニティからの質問
AMA参加者から寄せられた質問とそれに対する回答を紹介していきます。
Q. IGOでLaunchpadの割り当てを取得するために必要なGAFIトークンの枚数はどのくらいでしょうか?
GameFi Tier Policyについては、今週水曜日にGamefi公式チャンネルにて発表いたします。どうぞご期待ください。
Q. プロジェクトについて読んでいると、「プレイせずに稼ぐ」がGameFiの最大の資産の1つであることに気づきました。プラットフォームでプレイしなくても、どのようにして収入を得ることができるのでしょうか?
ゲームを楽しむだけでなく、収益性の高い投資に興味がある方や、受動的な収入源を探している方にも配慮しています。だからこそ、「遊ばずに稼ぐ」ことがGameFiの最大の資産なのです。
話題のゲームプロジェクトのトークンやゲームアイテムにいち早くアクセスしたり、ゲームアイテムを他のプレイヤーに貸して収入を得たり、他のプレイヤーのゲームアイテムにトークンを賭けて収入を得たり、利回りの高いギルドに参加して受動的に収入を得たりなど、様々な方法があります。
Q. 今後ゲーム関係のローンチパッドが数多く乱立すると考えられますがあなたのプロジェクトの強みはなんですか?
おかげさまで、現在、DeRace、DinoX、Step Hero、Kryptomon、Bunicorn、Kaby Arenaなどのゲームプロジェクトと、Aggregator、Marketplace、Yield Guildで提携しています。
GameFiと提携したゲームプロジェクトは、GameFi Aggregatorで紹介され、GameFi MarketplaceでNFTやゲーム内アイテムを販売するための独自のページを持ち、ゲームのためのスカラシップの仕組みを研究・協力していくことになります。
また、GameFiのミニゲームもリリースしますが、これはユーザーにGameFiのコンセプトを理解してもらうためのシンプルな2Dゲームです。現在のところ、ゲームの開発計画はありません。私たちには、興味深く有望なプロジェクトを持つゲームスタジオとの大きなネットワークがありますので、彼らの成長とブランドの露出をサポートすることに重点を置いています。
最後に
私が日本市場を特に気に入っているのは、日本市場がブロックチェーン技術やブロックチェーンゲーム全般に興味を示しているからだけではなく、私が日本文化に興味を持っているからです。
私の好きなゲームの多くは、日本のゲームスタジオから生まれています。中でも、私が特に好きなゲームデザイナーは、宮崎英高さんと小島秀夫さんです。
まとめ
いかがでしたか?
今後はVR、ブロックチェーン、NFT等の技術や環境、法律周りが発展していけば、ゲームで稼ぐことが当たり前になるかもしれません。
今後もGameFiのようなプロジェクトには注目ですね。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。