DeBankとは?DeFiのウォレットを一括ポートフォリオ管理ができる便利ツールの使い方を解説
Crypto Times 編集部
DeBankは、DeFiを利用しているウォレットを一括管理できるポートフォリオ機能や1番安い価格でSwapできるTokenSwapの機能を備えているツールです。
DeFiユーザーには欠かせないツールとなっています。基本的な機能の使い方を解説していきますので、この記事で使い方を学習してください。
目次
DeBankとは
DeBankはDeFiを利用するユーザー向けに提供されている、DeFiのウォレットを一括管理できるポートフォリオアプリとなっています。
DeFiを利用しているウォレットをDeBankと接続することで、ユーザーは現在のウォレットの資金やポートフォリオ一覧の確認、利用中のDeFiの状況の把握、そして最適なレートでのトークンのスワップなどがDeBank上でできます。
また、現在対応しているチェーンも7種類のチェーンに対応しており、以下のチェーンに対応しています。
- Ethereum
- Binance Smart Chain
- Polygon
- xDai
- Fantom
- OKExChain
- HECO
DeBankの使い方を解説
DeBankの基本的な使い方は、以下になります。
- ポートフォリオ管理
- トランザクション履歴の閲覧
- Approve履歴のDecline
- Token Swap
- DeFi統計データ閲覧
- アドレスフォロー機能
自分のウォレット接続をするだけで、これらの機能が使えます。複数のDeFiを使っているユーザーは、一括でポートフォリオ、履歴などを把握できます。
ウォレット接続
DeBankのURLにアクセスをして「Conect MetaMask」をクリックしてください。
「Conect Wallet」をクリックして、MetaMaskが起動したら接続をしてください。
アドレスが表示されれば、ウォレット接続は完了です。
ポートフォリオ管理
- Profileをクリック
- Portfolioをクリック
ウォレットのポートフォリオを確認できます。チェーン選択で7つのチェーンの切り替えも可能になっています。初期は「All Chains」で設定されています。
下へスクロールするとWallet内のトークンやプロジェクト単位でポートフォリオを確認することができます。
トランザクション履歴の確認
利用したDeFiのトランザクション履歴を一括で確認することができます。複雑なDeFiのトランザクションもDeBankで確認することで、見やすくなっているので重宝する機能です。
「History」をクリックすると直近30日間のトランザクション履歴の確認ができます。画像はBSCのチェーンを選択した履歴になっています。
フィルター機能も付いていますので、トランザクションの種類別に履歴を確認することができます。複数プロジェクトを一気に確認できるので、DeFiユーザーにはとても重宝する機能です。ただ、直近30日の履歴しか見れませんので、気をつけてください。
Approve履歴のDecline
こちらの機能で、過去にApproveしたものを解除することができます。
- Approvalをクリック
- Declineをクリック
これで過去にApproveした履歴を解除することができます。定期的に確認をして、怪しいものがあったら解除しておくことをオススメします。悪意のあるコントラクトがあった場合、資産が危険な状態に晒されることもあります。
解除したいコントラクトのDeclineをクリックすると、MetaMaskが起動しますので、トランザクションを発生させればApproveを解除することができます。
Token Swap
Token Swapは名前の通り、持っている暗号通貨を他の通貨に交換することができます。DeBankは7つチェーンに対応しているので、幅広いDeFiサービスの中から、その瞬間ベストな交換レートのものを推奨してくれます。
- Token Swapをクリック
- チェーンを選択(ウォレット切り替え必須)
- 交換元通貨と数量を入力
- 交換先通貨と数量を入力
- SwapするDeFiサービスを選択
この5ステップでトークンを交換することができます。DeBankの特性として、複数のDeFiサービスからガス代込みで、その時に1番安価で交換できるサービスを表示してくれます。上記の画像だと「1inch」がBESTのバッジが付いていますので、こちらが推奨になっています。
- BESTのUnlockをクリック
- unlock 10 USDCをクリック
MetaMaskが起動しますので、トランザクションを発行します。
ボタンが「Swap」に切り替わりますので、クリックしてください。
その後ウィンドウが表示されますので、「Trade」をクリックしてMetaMaskでトランザクションを完了させたら通貨の交換が終了します。
DeFi統計データ閲覧
DeFiの統計データは、DeBankが対応しているものであれば様々なデータを閲覧することができます。どこに投資をするのか?いつまでファーミングするのか?などの判断基準にもなりますので、定期的にチェックすることをオススメします。
「DeFi Market」をクリックすると、DeFiトークンのデータが閲覧できます。もちろんチェーンごとにソートもできますので、ご自身が見やすい状態でデータを確認してください。
「DeFi List」をクリックすると、DeBankが対応しているDeFiサービスのデータが見れます。ユーザーデポジット数なども確認できますので重要なデータとなっています。
「Ranking」ではGross Value Lockedを確認することができます。
Gross Value Lockedは、対応するスマートコントラクトにロックされているすべてのETHおよびその他のERC-20トークンの合計値(USD)を計算することにより、DeFiプロジェクトの採用規模を評価するための最も重要な指標となっています。
これらのデータを幅広く閲覧できますので、今後のDiFi活動に活かしてください。
アドレスフォロー機能
上部の検索窓にウォレットアドレスを入力すると、そのアドレスのポートフォリオを確認することができます。
気になるウォレットアドレスをフォローボタンでフォローしてください。
- Profileをクリック
- Followingをクリック
- 対象アドレスをクリック
これでいつでも追いたいアドレスを見ることができます。鯨などのウォレットアドレスをフォローしておくと市場の流れを掴みやすくなるかもしれません。
まとめ
DeBankの基本的な使い方の解説でした。
DeBankはDeFi的なサービスは、Token Swapのみになりますが、複数チェーンの対応や幅広いデータ取得をすることができますので、便利なツールです。
UIもとてもシンプルなものになっていますので、日本語対応はしていませんが、日本人でも使いやすいツールとなっています。データを見ているだけでも市場の勉強になるので、DeFiを使っていない方もDeBankを覗いてみてください。
免責事項
本記事はあくまでDeBankの使い方を解説している記事です。投資を推奨しているものではありません。万が一、損失や損害が出た場合、当メディアでは一切の責任を追いかねます。