分散型取引所IDEXがニューヨーク在住のユーザーのアクセスをシャットダウン
Crypto Times 編集部
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分散型取引所(DEX)であるIDEXは公式発表を行い、今月25日からニューヨーク在住の利用者からのアクセスを遮断する事を発表しました。CCNが報じたところによると、同取引所は今後ニューヨーク州のIPアドレスからのアクセスを受け付けないとされています。
***Notice: #IDEX will begin blocking new orders from users with New York State IP addresses on Thursday, October 25th (6pm UTC). Cancels and withdrawals will remain active.
— Aurora (IDEX) *Not Giving Away ETH* (@Aurora_dao) 2018年10月24日
ニューヨーク州は米国の中でも特に厳しい仮想通貨規制が敷かれており、IDEXを利用した場合もその規制の対象になり得る恐れがあるとされています。
IDEXは以前にもワシントン州と北朝鮮からのアクセスを遮断しており、今回のケースはIDEXにとっては初ではありません。
IDEXの新たな利用規約は以下のように更新されています。
「前述の管轄区域からサービスにアクセスしたとみられるユーザーはアカウントへのアクセスを失います。資産はダイレクト出金機能が有効化されるまで凍結され、その後資産の出金が可能になります。」
今回の発表に関してTwitterなどのSNS上では「Decentralized(分散化)」の定義に関して疑問の声が多く上がっているようです。この件に関してIDEXは以下のように説明しています。
As our CEO Alex discussed in the DEX Debate, “Decentralized” is not a single definition. There are multiple facets to it. Nearly all DEX’s have centralized aspects.
— Aurora (IDEX) *Not Giving Away ETH* (@Aurora_dao) 2018年10月24日
CEOのAlexがDEXディベートの中で説明したように、Decentralized(分散化)の定義は一つではありません。そこには様々な面があり、ほぼ全てのDEXが中央集権的な側面を持っています。