マウントゴックス共同創設者「ほとんどの金融機関はビットコインを使うことはない」
2019/01/05・
Yuya

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マウントゴックスやRipple(リップル)、Stellar(ステラー)などといった有名企業の共同創設者であるジェド・マクカレブ氏は先月31日、ヤフー・ファイナンスのインタビューに応じ、近頃の金融機関向けブロックチェーン事情について意見を述べました。
2018年に入り多くの金融機関がプライベートまたはコンソーシアムチェーンの構築・採用に力を入れてきたことに対し、マクカレブ氏はパブリックチェーンの重要性を訴えています。
「ほとんどの金融機関がビットコインを使うことはない、というのは本当だと思う」とする同氏は、金融機関がプライベートチェーンを利用することは「的外れ」であるといいます。
「ブロックチェーンというのは、誰もが閲覧可能で、かつ内容を変更することができない記録システムで、この透明性・不可変性が存在するためお互いを知らない人々が取引を行うことができます」
「ビットコインでなければならないというわけではないですが、パブリックチェーンを使わないのなら、そもそも(金融機関でブロックチェーンを採用するというのは)的外れなのです」
また同氏は、様々なブロックチェーンプラットフォームが一括りにされてしまっていることが多くの誤解を生み出しているといいます。
同氏は、暗号通貨であればビットコイン、DAppsプラットフォームであればイーサリアム、国際送金であればステラーなどといったように、それぞれのプラットフォームには特徴があり、逆に万能なものは存在しないと主張しています。
記事ソース: ヤフー・ファイナンス (英語)