「法定通貨でNFTを」タイ大手銀行がNFTマーケットプレイスを発表
Crypto Times 編集部
タイのKasikorn(カシコン)銀行がNFTマーケットプレイス「Coral」を今年末までにローンチ予定であると発表しました。
Ethereum上に構築されるCoralでは、タイバーツや米ドルなどの法定通貨でNFTアート作品の購入が可能となります。
現在、9人のタイ人アーティストがCoralのプラットフォームでアートワークを発表しています。
国内支店数885店、ATM台数9720台、従業員約20,000人を抱えるカシコン銀行は、タイの4大銀行(バンコク銀行、クルンタイ銀行、サイアム銀行、カシコン銀行)の1つとしてタイ国民に認知されています。
カシコン銀行の子会社KBTGは、2020年初頭に分散型金融(DeFi)分野での技術系新興企業向けのベンチャービルダー「KASIKORN X(KX)」を立ち上げました。
2021年3月にKXからタイのSECルールに準拠したセキュリティートークンプラットフォームを手掛ける子会社「KUBIX」が排出されています。
KXのベンチャー構築責任者であるThanaarmates Arriyavat氏は「DeFiが1%の人々にしかサービスを提供していないのに対し、KXはそれをマスユーザーの利益につなげることを目指している」とコメントを残しており、さらに、
「他のプラットフォームでは、アート作品を購入する前に法定通貨を暗号通貨に変換しなければならず不便ですが、Coralでは、タイバーツや米ドルなどの法定通貨でNFTアート作品を購入できます – 引用元:Bangkok Post 」
とCoralの利便性についてアピールしています。
Coralはタイの大手モール運営会社Siam Piwat社と協力し「NFT Innovation Digital Walls」と呼ばれるNFTアート作品のコレクターズアイテムの展示イベントも開催予定です。