ALEXハッキング事件、北朝鮮ハッカー集団の関与が判明
Crypto Troll
5月に発生したビットコインの分散型金融「ALEX Lab」のハッキング事件に、北朝鮮ハッカー集団「ラザルス(Lazarus)」が関与していることが、判明しました。
Update on the ALEX Incident Investigation
Dear ALEX Community,
We wish to share an important update on the ALEX incident investigation from last month, which resulted in unauthorized access and the loss of funds. We understand the severity of this issue and are committed to full…— ᛤ ALEX 🟧 THE Finance Layer on Bitcoin ᛤᛤᛤ (@ALEXLabBTC) June 25, 2024
ALEXの発表によると、攻撃者の特定はブロックチェーンアナリストZachXBT氏(@zachxbt)の支援を得ながらの調査によって実現したとのことであり、今後は国際法執行機関やサイバーセキュリティの専門家と積極的に協力し、失われた資産を取り戻していくとしています。
暗躍を続けるラザルス|Axie Infinityの事件にも関与
今回のALEXハッキング事件に関与した「ラザルス」は、北朝鮮当局の下部組織とされており、以前より多くのハッキング事件に関与しています。
ラザルスの名前が広く知れ渡るきっかけになったのは、2014年末に発生したソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)への攻撃でした。攻撃理由として、北朝鮮の最高指導者の暗殺をテーマにしたコメディー映画を製作していたことが挙げられています。
この他にも、バングラデシュの中央銀行をハッキングし、8100万ドルを不正送金した事件にも関与しています。
クリプト領域においては2022年3月、「Axie Infinity」のサイドチェーン「Ronin」から6億2000万ドル相当の資金が流出したハッキング事件に関与していたことが、米連邦捜査局(FBI)によって特定されています。
#FBI Statement on Attribution of Malicious #Cyber Activity Posed by the Democratic People’s Republic of Korea https://t.co/emvecZqRhl pic.twitter.com/ayPSySkNCU
— FBI (@FBI) April 14, 2022