「仮想通貨産業が繁栄するよう尽力する」米大統領候補者がフォーラムで発言
Crypto Times 編集部

共和党の米大統領候補者エイサ・ハッチンソン氏が仮想通貨に対してポジティブな見解を示す発言を行いました。
米アーカンソー州知事を務めていたハッチンソン氏は「私の政権下では、仮想通貨、仮想通貨産業が繁栄するよう尽力することを保証する」と述べ、米国が同分野を主導することを望んでいると明かしました。
同氏は、米国で仮想通貨産業が発展するために必要なこととして下記4つの項目を指摘。
- 明確なルール
- 消費者の信頼の継続
- 労働者や個人、リーダーとの協調する能力の獲得
- 手頃な価格のエネルギー
明確なルールに関しては、議会が行動し指針を示すことが第一条件であるとし、加えてCFTCとSECが米国内の仮想通貨の規制の権限に関する争いを認識しているとしたうえで、これ以上新たな機関を作らないようにすべきだと主張しました。
ニューハンプシャー州のスヌヌ知事の元で仮想通貨に関する調査委員会が設置され、仮想通貨のマイニング事業が同州のエネルギーコストを下げると結論付けたことに関して、ハッチンソン氏は高く評価しているとコメント。これらのような仮想通貨に関連する情報をいかに多くの国民に理解してもらえるかが重要になるとしました。
ステーブルコイン$USDCを手がける米企業Circle社のジェレミー・アレールCEOは以前、米国下院の公聴会に登壇した際に下記のコメントを残しています。
- “「1990年代には、米国とそれ以外の国との間に大きな技術力格差がありました。しかし、現在では、中国をはじめとする他の国々が、その差をなくすまではいかないまでも、かなり縮めてきています。
ドルは岐路に立たされています。そして通貨競争は、今やインターネット上の技術競争です。国会議員である皆さんには、この瞬間を考え、どのような価値観を法律に明記し、米国主導の技術革新の創造力を安全かつ意図的に解き放ちたいのか、問うていただきたいと思います。- 引用元:Circle社」”
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同国最大の仮想通貨取引所であるCoinbaseが不明瞭な規制を理由に海外へ移転することを示唆するなどの状況が続く米国において、2024年に実施予定の大統領選の動向に今後も注目が集まります。
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