ブラックロック幹部「ビットコインはリスクオフ資産」
2024/09/25・
Crypto Times 編集部
引用元: CryptoFX / Shutterstock.com
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世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産責任者、ロビー・ミッチニック氏は、ブルームバーグのインタビューに応じ、ビットコインはリスクオフ資産とみなされるべきだと主張しました。
ミッチニック氏は、ビットコインは国特有のリスクや従来のカウンターパーティリスクを持たない、希少でグローバルかつ分散型の非主権的な資産であると指摘。これらの特性は、通貨の印刷や通貨切り下げリスク、政治・財政・持続可能性の課題に対する懸念が高まっている世界において、投資家にとって魅力的であると説明しています。
ミッチニック氏は、ビットコインが株式などの他のリスク資産と同様に取引されるという見方には疑問を呈しました。ビットコインのファンダメンタルバリューに影響を与える出来事は、1年に2、3回程度しか起こらず、株式市場の動向とは根本的に異なる要因で動いていると述べています。
さらにミッチニック氏は、米国で暗号資産に対する明確な規制の枠組みが整備されることに期待を示しました。超党派でデジタル資産の重要性が認識されつつあり、米国がこの技術をリードしていく上で、建設的な枠組みが実現すると楽観視しています。
ビットコインETFについては、iShares Bitcoin Trust のオプション上場が承認されたことを歓迎しつつも、イーサリアムETFと比較して機関投資家にとっての投資の意義がまだ明確に伝わっていないとの見方を示しました。今後、デジタルゴールドとしてのビットコインの投資ケースがより理解されることで、機関投資家の資金流入が加速する可能性があると期待されています。
記事ソース:Bloomberg