ビットコイン、先週一時6万ドル割れも「健全な再編成」との見方

ビットコイン、先週一時6万ドル割れも「健全な再編成」との見方

先週、中東情勢の緊迫化を受けてかビットコイン(BTC)の価格は10%近く下落し、一時6万ドルを割り込みました。仮想通貨取引所Bitfinexはこの下落を「健全な再編成」であるとの見解を示しています。

ビットコインは9月27日に66,587ドルの直近高値を記録した後、急落しました。特に重要なサポートラインと見られていた65,200ドルを割り込んだ後は、ロングポジションの投げ売りが連鎖的に発生し、6万ドルまで値を下げました。

この下落は、中東エリアの地政学的緊張の高まりによってさらに加速したとするBitfinex。緊張の高まりはリスク回避の動きを強め、10月1日には4億5000万ドルに達するロングポジションの清算に繋がったと同社は結論付けています。

米国で発表された雇用統計が市場予想を上回ったことが影響してか、その後、ビットコインは10月4日に62,500ドルまで回復しその後も上昇を続けました。

Bitfinexのレポートでは、今回の調整は過熱感のあった市場にとって健全なものであり、今後の市場の方向性については、今週の米国市場の動向が注目されると述べています。

10月は好調なパフォーマンスとなることが多いとされる仮想通貨市場ですが、中東エリアの緊張や米大統領選米政府が保有する大量のビットコインの行方などの動向に引き続き注目が必要です。

記事ソース:Bitfinex

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