ビットコイン、下降トレンド打破なるか|中国経済悪化による資金シフトの可能性も
Crypto Times 編集部
仮想通貨市場では短期的な懸念材料がある一方で、より大きなトレンドがそれらを凌駕する可能性が指摘されています。
過去6か月間市場の様々な調整局面を正確に予測してきたとする仮想通貨分析会社10x Researchは、ビットコイン価格は依然として下降トレンドを抜け出せていないとするものの、トレンド転換は時間の問題と分析しています。
Are #Bitcoin Traders’ Short-Term Concerns Justified? Yes but…
Analyzing the Key Factors That Could Significantly Impact Bitcoin’s Price in the Coming Weeks.
👇1-10) The crypto market is undergoing some significant shifts. While short-term concerns have been evident, larger… pic.twitter.com/TzkoLDFTrk
— 10x Research (@10x_Research) October 1, 2024
9月末に観測された軽微な仮想通貨市場の調整は、中国経済の減速懸念が原因として考えられると同社は指摘。中国国家統計局が9月30日に発表した同月の製造業購買担当者景気指数 (PMI)は、景況判断の分かれ目となる50を5か月連続で下回り、サービス部門PMIも50を割り込みました。
中国人民銀行と金融規制当局は、銀行に対して既存住宅ローン金利の引き下げを求めるなどの措置を発表する他、コロナ禍以降最も積極的な景気刺激策も発表しています。
10x Researchはこれらの状況を受け、機会を狙うトレーダーはより高いリターンを求めてビットコインから中国株に資金をシフトさせた可能性があると指摘しています。
仮想通貨業界への積極的な姿勢を示すトランプ前大統領が出馬している米大統領選も迫ってきており、引き続き複数の市場動向に注目が集まります。
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記事ソース:10x Research、Reuters