「検閲耐性」vs「スパム対策」ビットコインに分裂の危機?
Crypto Troll

引用元: Hansel Gonzalez / Shutterstock.com
ビットコインの取引データに関する上限の撤廃を巡り、コア開発者とコミュニティの間で意見が対立しています。開発者側は「検閲耐性」の維持を理由に上限撤廃を擁護する一方、コミュニティの一部はスパム取引の増加を懸念し議論が白熱しています。
議論の発端は、開発者らが取引データを中継する際のデータ上限を撤廃する方針を示したことです。開発者らはこの上限はすでに様々な方法で回避され形骸化していると指摘。ビットコインの基本理念である検閲耐性を守るためには、手数料を支払う意思のある取引を制限すべきではないと主張しています。
これに対し、コミュニティからは強い反発の声が上がっています。ビットコイン・コア開発者の一人であるルーク・ダッシュジュニア氏は「スパムの伝播を助ける有害な行為だ」と厳しく批判しました。他のメンバーからもこの変更がビットコインを本来の目的から逸脱させ、ネットワークに不要なデータを増やすだけだという懸念が示されています。
NACK
The goals of transaction relay listed are basically all wrong. Predicting what will be mined is a centralizing goal. Expecting spam to be mined is defeatism. Helping spam propagate is harmful.
This OPED contradicts itself, presenting out of band relay as both negative and…
— Luke Dashjr (@LukeDashjr) June 7, 2025
開発者側は今回の変更がビットコインの長期的な利益に繋がると信じていますがコミュニティとの意見の隔たりは大きく、合意形成には至っていません。この方針がビットコインの将来にどう影響するか、その動向が注目されます。
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情報ソース:Bitcoincore