Chainlink、相互運用性プロトコルを公開|クロスチェーンNFT・ゲームなどが実現可能に

Chainlink、相互運用性プロトコルを公開|クロスチェーンNFT・ゲームなどが実現可能に

分散型オラクルサービスを提供するChainlinkが手がける相互運用性プロトコル「Cross-Chain Interoperability Protocol(以下:CCIP)」が、メインネットで正式に公開されました。CCIPはAvalanche、Ethereum、Optimism、Polygonのメインネットで早期アクセスが可能となります。

CCIPを活用すると、ユーザーは別のブロックチェーン上へ任意データ、トークンの転送が可能に。単一のトランザクション内で任意データとトークンの同時転送も行え、ユーザーはトークンを転送しそのトークンで何をするかの指示を送ることができます。

公式では、想定されるユースケースとして下記の例が挙げられています。

  • クロスチェーンのトークン化された資産
  • クロスチェーン担保
  • クロスチェーンのリキッドステーキングトークン
  • クロスチェーンNFT
  • クロスチェーンアカウントの抽象化
  • クロスチェーンゲーム
  • クロスチェーンのデータストレージと計算

現在、レンディングプロトコルAaveのマルチチェーンガバナンスで、合成資産プロトコルSynthetixが新機能Synth TeleporterでCCIPを活用開始、または活用が決定されています。

AaveとSynthetixでのCCIP活用イメージ

Synthetix 創設者 Kain Warwick氏

“「オンチェーン資産を扱う場合、セキュリティは非常に重要です。そのため、クロスチェーンSynth Teleporterに Chainlink CCIP を活用しています。

Chainlink Data Feed の最初のユーザーの 1 人として、私たちは CCIP と、それによって Synthetix 向けにロックが解除されるすべての機能に初めてアクセスできることに興奮しています。」”

7月20日よりCCIP は5つのテストネット(Arbitrum Goerli、Avalanche Fuji、Ethereum Sepolia、Optimism Goerli、Polygon Mumbai) のすべてで利用可能となる予定。

CCIP メインネットの一般提供に向けて、以下のようなイベントやワークショップもオフライン/オンラインで開催される予定です。

記事ソース:Chainlink BlogDocument

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