EigenLayer、EIGENエアドロップ後に資金流出相次ぐ|TVLには大きな影響を与えず
Crypto Troll
引用元: Media Kit
イーサリアムリステーキングプラットフォームであるEigenLayerから、EIGENトークンのエアドロップ後、資金の流出が続いていることを、The Blockが報告しました。
報告によると、エアドロップのスナップショット後、プラットフォームからの引き出しが急増し、5月6日以降、1日の純流出額が4500万ドルを超える日が4日間あったとのことです。
Eigenからの資金引き出しには、7日間かかるため、実際の資金流出は1週間遅れで観測されます。4月29日にEIGENのトークノミクスが発表されたため、スナップショット後の実際の資金流出は5月6日以降から観測できる形となります。
しかしながら、尚も、EigenLayerのTVL(Total Value Locked)は約150億ドルとなっており、流出は軽微なものと言えます。また、流入超過の日も発生しており、TVL全体に大きな変化はありません。
エアドロップの不満を掬い上げたEigen Foundation
エアドロップ発表時には、VPNの制限やトークンに課された譲渡不可の初期期間、EIGENトークンの枚数など、多くのユーザーから様々な不満が発生したものの、その後Eigen Foundationは、トークンのアンロックと今後の譲渡可否に関するタイミングを明確にし、エアドロップの割り当てを拡大するなど積極的な対応をしました。
また、メインネットを立ち上げたことにより、EigenLayerは追加利回りをユーザーに還元できるようになりました。リステーキングプラットフォームとして最大の規模を誇っていることからも、サービス誘致をするにあたり有利な立場にいます。
ユーザーからの不満緩和や、業界の主導的な地位を確保していることが、TVL保持の要因と言えるでしょう。
情報ソース:The Block