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グレースケールがDeFiファンドの構成を発表|Uniswapが割合の58%に

グレースケールがDeFiファンドの構成を発表|Uniswapが割合の58%に

デジタル資産運用会社グレースケールは、DeFiファンド (DEFG) の最新構成情報を公式Xで発表しました。

最新情報によると、同ファンドはUniswap(UNI)、Aave(AAVE)、Maker(MKR)、Lido(LDO)、Synthetix(SNX)の5つのトークンで構成されており、特にUniswap(UNI)は全体の58.07%を占め、最大の構成比率となっています。

Aave(AAVE)は18.65%で2番目に大きな割合を占めています。残りのMaker(MKR)は9.31%、Lido(LDO)が9.18%、Synthetix(SNX)は4.79%となっています。

グレースケールは、今回の発表においてトークンの追加や削除を行わず、現状のポートフォリオを維持する方針を示しました。

グレースケールのDeFiファンドはDeFi市場へのアクセス手段として投資家に提供されています。特にファンド内で大きな割合を占めるUniswapのような主要DeFiプロジェクトへの投資を通じて、分散型金融の可能性を最大限に引き出すことを目指しています。

$UNIトークンは過去1年間で160%の価格上昇を見せ、堅調な値動きを見せています。

今年10月、Uniswap LabsはEthereumのレイヤー2「Unichain」を発表しました。

UnichainはSuperchain内外との相互運用性の向上を目指しており、メインネットのローンチ後は通常のUniswapアプリケーション (DEX)とUniswapウォレットにてクロスチェーンスワップを導入予定。Superchain外のチェーンに関してはクロスチェーンインテント(あるブロックチェーン上でユーザーがアクションを起こした結果、別のブロックチェーン上で結果が得られること)をベースとするERC-7683規格の採用で対応するとしています。

Superchainとは
Superchainは、OP Stack上で開発されるブロックチェーン同士をシームレスに接続し、資産やデータの共有を可能にすることを目的とした構想。現在、OPメインネット、Zora、Base、Soneiumなど、複数のプロジェクトがOP Stackを用いてブロックチェーンを構築している。

Uniswapが独自チェーンに軸足を移行することで、Ethereumのバリデーターは推定年間4億ドルから5億ドルを失う可能性があるとの指摘がなされています。さらに、UniswapはEthereumのガス料金の14%近くを占めており16億ドル相当の$ETHがバーンされる状況の中、UniswapのUnichainへの移行は$ETHのデフレメカニズムに大きな影響を与える可能性が一部で懸念されています。

サイバー・キャピタルの創設者兼CIOであるジャスティン・ボンズ氏はEthereumからL2へとユーザーやプロダクトが移行する流れは、Ethereumに深刻な問題をもたらすとしL2構想を批判しています。

直近では歴史的なエアドロップを実施したDEXのHyperliquidなど、新興のDeFiプロジェクトも注目を集めており、今後の強気相場においても重要な領域となることが予想されます。

記事ソース:GrayscaleForbes

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